やはり俺の進撃ラブコメはまちがっている。   作:Seli

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女神(クリスタ)無双です。


23話

〈ハチマン Side〉

 

俺はヒストリアが落ち着くまで、背中をポンボンと優しく叩いていた。

そうしているとヒストリアは落ち着き泣き止んできていた。

 

 

「大丈夫ですか、ヒストリア様?」

 

 

ヒストリア「は、はい。お見苦しい所を見せました。」

 

 

「いえいえ、大丈夫です。それより、私に対しては敬語など不要です。いつも通りのヒストリア様として接してくだされば大丈夫です。そのような仮面を被る必要は無いですよ。」

 

 

ヒストリア「…………………! わ、分かった! これから、よろしくね、ヴァレイさん!」

 

 

ヒストリアは仮面を外し、満面の笑顔で言った。その時俺の周りに暖かい風が吹いた気がした。

ここに天国はあったんだな…………。

女神級の笑顔だ。ヒストリアは、女神と名付けよう。

俺の中で、天使(ミカサ)女神(ヒストリア)は最強という方程式が成り立った。数学嫌いだけど、これだけは譲れない!

 

 

「こちらこそよろしくお願いいたします、ヒストリア様。すみませんが、私はこの牧場に来たばかりでどこに何が有るかが分かっていません。なので、案内してもらえないでしょうか?」

 

 

ヒストリア「うん、分かったよ! ほら、行くよ。ヴァレイさん!」

 

 

「うわっと。ヒストリア様! 分かりましたから、引っ張らないでくださいよ!」

 

ヒストリアは凄く嬉しそうにして、俺の腕を引っ張って牧場内を案内するのだった………。

 

 

その後、俺に牧場内をヒストリアは案内してくれた。そして、あっという間の時間がたち、夕飯の時間が近づいてきていた。

 

そろそろ飯作らないといけない時間だな。確か、ヒストリアと俺の飯を作れば良いって言っていたな、あのジジイ。

 

 

ヒストリア「あっ、もうこんな時間。今日は時間がたつのが凄く早かったな…………。これも、ヴァレイさんのおかげだね! ねぇ、ヴァレイさん! ヴァレイさんのことについて色々と教えてよ。私、本でしか外のこと知らないからどんな世界なのかすごく気になるんだ!」

 

 

ヒストリアは目をキラキラさせながら俺に聞いてきた。

 

何だと…………? この子はそこまで酷い扱いを受けていたのか…………。

 

 

俺はヒストリアに料理を一緒にしないかと提案した。

 

「ヒストリア様。そろそろ夕飯の時間でございます。よろしければ、一緒に料理しませんか?

私で教えてあげれることがあれば、教えますので。」

 

するとヒストリアは、ピョンピョンと嬉しそうに跳び跳ねながら言った。

 

 

ヒストリア「ホント!? 教えてよ、ヴァレイさん。私色々なことやってみたいから! 宜しくお願いします。」

 

 

 

「分かりました。それでは行きましょう。」

 

 

俺はヒストリアをキッチンに連れていき、料理を教えてあげるのだった。

 

 

そして、出来た料理をヒストリアの部屋と、俺が与えられた部屋の近くにある共同スペースのテーブルに持っていき、食べる準備をした。

 

 

ヒストリアは俺が準備をしている間首をかしげていた。

 

 

「一体どうしたのですか?」

 

 

ヒストリア「いや、ヴァレイさんは何をしているのかなと思って…………。」

 

 

「? ヒストリア様と作った料理を食べる準備でございますが、何かおかしかったですか?」

 

 

ヒストリア「いや、それは分かるんだけどどうして二人分なの?」

 

 

「私とヒストリア様の分ですよ。一緒に食べないのですか? 私は普通に一緒に食べるものかと思い準備をしていたのですが…………。」

 

 

俺の言葉を聞いたヒストリアは

 

 

ヒストリア「…………ひぐっ。ぐすっ、うわぁぁぁぁん!」

 

急に泣き始めた。

アイェェェェェェ!?

何でまた泣き始めたのヒストリアさん!?

俺はあたふたしながら、ヒストリアの側によった。

 

 

「ヒ、ヒストリア様!? いったいどうされたのですか!? もしかして、気づかぬうちに私が何かしてしまったでしょうか?」

 

 

ヒストリア「ひぐっ、ぐすっ。ううん、違うの。ヴァレイさんが、家族のように当たり前に私に接してくれたのが嬉しかったの! 今まで私と一緒にご飯食べてくれる人なんていなかったから………。」

 

 

 

「そうでございますか。何か私が粗相をしたのかと思いましたよ………。私がヒストリア様とご飯を食べようとするのは当然ですよ。私はこの場所に雇われて、ヒストリア様のお世話役をやらせていただくことになりましたが、家族のように対等に接すると決めていましたから。まあ、周りにバレるとすぐクビにされると思いますので、内緒でございますよ。」

 

 

俺はウインクしながら、ヒストリアにそう言った。

 

気持ち悪いかもしれないが我慢してくれよ。

 

 

ヒストリア「////。わ、分かったよ! ありがとう、ヴァレイさん。私、ヴァレイさんみたいな人と出会えて良かったよ! ご飯食べたら、ヴァレイさんのことも色々と教えてよね。早く準備をしてご飯食べようよ!」

 

 

「分かりました。あまり面白くないとは思いますが....。ヒストリア様のことも教えてくださいね。」

 

 

俺はヒストリアの言葉にそう返し、準備の続きをするのだった。

そして、準備を終え、ヒストリアと椅子に座り

 

「それでは食べましょうか。いただきます。」

 

 

ヒストリア「わー、美味しそう! いただきます!」

 

二人で作ったご飯を楽しく食べるのだった…………。

 

 

〈ハチマン Side out〉

 

 

〈ヒストリア Side〉

 

 

私は食事をしながら目の前の今日出会ったばかりの人物について考えていた。

名前は、ヴァレイ・ハタさんというらしい。

この人は変り者だと思う。

なぜなら、この場所で一番嫌われものである私に積極的に関わり、優しくしてくれるからだ。まあ、先ほど料理を教わっていた時に、少し危ないことをしていたら凄く怒られたんだけどね…………。

何にしても、私に感情を向けてくれて、人として接してくれたのは彼が初めてだ。

 

彼といると何故かは分からないが、心がすごくポカポカする気がする。

 

彼のことをもっと知りたいな。そして、ヒストリア・レイスという存在をもっと知ってもらいたいな。

よぉーし! ご飯食べ終わったら、ヴァレイさんとお話して、彼について色々聞いてみようっと!

 

 

私は今の時間を楽しみながらも、早く食べ終えて彼の話を聞きたいと思い、ワクワクするのだった…………。

 

 

〈ヒストリア Side out〉

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