やはり俺の進撃ラブコメはまちがっている。   作:Seli

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28話

〈フリーダ Side〉

 

私は現在、この状況をどう切り抜けようかと困っていた。先ほど、力を使いヒストリアの記憶を改竄したのは良かったけど、その後強盗達が現れ、私たちに襲いかかってきた。その時に、ヴァレイが駆けつけてくれて私達を強盗達から守ってくれた。

その姿を見て、ヴァレイのことをカッコいいなとか、この強さは一体どこで身につけたのか等気になることが、たくさん出てきてしまいヒストリアの記憶を改竄していたのを完全に忘れていたのだ………。強盗達を拘束したヴァレイと話し疑問に思ったことを聞いてみると、私の隠し事に気づいているみたいで、お互いに詮索しないようにしようと言われた。

んー、気になるのにな。教えてもらいたいけど、私の秘密を話すことになりそうだしそれだけは防がないといけないな。などと考え事をしているとヒストリアが爆弾を投下した。

 

ヒストリア「ヴァレイ! 何があったの?

それと、えっと…………このお姉ちゃんって誰なの?」

 

 

ヒストリアさん!? こんな時に喋らなくても良いでしょう! ってか、ヴァレイさんが凄く疑っているような視線を向けてくるんですけど!

どうやって誤魔化そうかしら?

誤魔化せないレベルのような気がするけど………

いったい、どうしましょうか?

ヒストリアと同じように力を使い記憶を改竄するのがベストかな?

 

いや、絶対に無理よ!

記憶改竄するには、おでことおでこを合わせないといけないのよ!?

そんなの無理に決まってるわ!

ヒストリアは可愛い妹だから出来たけど、ヴァレイにするのは絶対に無理よ!

男の人にそんなことするなんて、はしたないわ! だいたい、今まで生きてきた中で、歳の近い男性と話したことも無いのに、顔を近づけておでこを合わすなんて、巨人に素手で立ち向かうぐらい無理よ!

んー、なんか恥ずかしくなってきたわね。/// ヴァレイとおでこを合わすのは嫌じゃないんだけど、引かれたりしたら私は死ねる自信があるわよ…………。

 

 

でも、いつまでも黙っていると怪しまれるだろうし、さっきから変な汗が流れ出ているから早くこの状況を切り抜けないと、私の体が持たないわ!

 

 

ええいままよ!

 

 

「ヴァレイ? これから起こることは絶対忘れなさい!? 良いわね!? もし忘れてなかったら責任取ってもらうからね!」

 

 

あれ? 何か口走った気がするけど今は気にしている場合じゃないわ!

 

ヴァレイは私にそう言われ固まっていた。

今がチャンスよ!

 

 

私はヴァレイの頭を持ち、顔を近づけておでこを合わせようとした。しかし、ヴァレイがそれに驚き頭が少し動いてしまった。

そして、私とヴァレイの顔が近づいてしまい

 

「きゃっ! …………んっ!」

 

 

ヴァレイ「うぉっ! ………むぐっ!」

 

その瞬間、電撃がはしった。

 

 

へ? 嘘?今ヴァレイに当たったわよね?

力の発動を確認出来たから間違いないはず………。

 

私はすぐにヴァレイから距離をとり、当たった感触があった自分の唇を触っていた。

彼の方を見ていると、彼は冷や汗をかきながら私と同じように唇を触っていた………。

 

 

え…………? どうして彼は冷や汗をかいているの? 記憶は消したはずなのに…………。

まさか…………? 私の力が通用していない!?

嘘でしょう? ということは、記憶が残っている!?

そんなのってありなの!?

不味いわ…………! 彼も覚えているなんて、私は耐えられないわ!

だいたい、男の人とキ………キ…………キスなんて初めてなのよ? 何か顔が暑くなってきたわね………………って、キス!? もう、無理!

私はパニックになりすぎて、顔を真っ赤にしながら意識を失うのだった………。

 

 

〈フリーダ Side out〉

 

 

〈ハチマン Side〉

 

 

フリーダがヒストリアに何をしたのか問い詰めていると、フリーダは急に俺に対して頭を持ち顔を近づけてきた。

俺は、驚いてしまい動いてしまったんだが、そもそもの間違いだった…………。

その反動でフリーダとの距離が縮まり、唇がフリーダの体のどこかの部分に接触してしまった。

俺は自分の唇を触りながら彼女の方を確認してみると、俺と同じく唇を押さえていた。

……………マジかよ。

冷や汗を流していると彼女は俺を見て驚いて、顔を真っ赤にして気絶した。

「危ない!……………ふぅ。」

俺は彼女が怪我をしないように抱きとめた。大丈夫そうだな。それにしてもどうするかな。ベッドがある部屋に連れていった方が良いのか?

ちなみにやましい意味は無い。そんなことをしようものなら、ペトラ達がとんできて殺されそうな気がするしな。ペトラ神とか降臨したら、もうどうしようもないからな…………。

約束された死が決定してしまうから、ペトラ神は大変恐ろしい存在なのだ!

ってバカなことを言っている場合じゃないな。

早くフリーダを連れて行かないと。

 

 

俺は行動を開始しようとしたら、背後から服を引っ張られ声が聞こえた。

 

ヒストリア「ヴァレイ? いったい何をしているのかな~?」

 

ヤバイよ…………。もう一人いたの忘れてた。

俺はゆっくりとそちらを向くと、

目のハイライトが消えた笑顔で、俺に正座させるように促すヒストリアがいたのだった……。

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