次回の話では出すようにしますので、よろしくお願いいたします。
〈ハチマン Side〉
作戦会議がようやく始まった。
え、何の作戦会議かって?
『第34回壁外調査』の作戦会議だ。
俺が参加したことがある壁外調査は、第30回からだ。
おかげで調査兵団内では、
なぜ、ベテランかって?
それは調査兵団の死亡率が圧倒的に高いからだ。
一回の壁外調査の任務で、新兵も含めて五割の人間が亡くなるからだ。
俺は運が良く、また巨人を圧倒するほどの力を付けて強さを得たためここまで生き残ることができたが、そうで無い者達は命を散らしていった。
猛者共や運が良い者達が生き残るという訳だ。
まあ、俺は部下を死なせない為に頑張るがそれでも助けれないことが多々あった。
亡くなった者の死を無駄にしないためにも、俺はこの世界の平和を目指す。
壁の外や中など関係なくみんなが手を取り合って、平和で幸せに暮らせる世の中をな。
巨人の正体が何なのかも分かっているが、救う手だてが今のところ無い為、駆逐している。
その方が、供養になると信じてな………。
こう思っている俺は、悪魔か死神なんだろうな。
おっと考え事しすぎて作戦を聞いてなかったら、またどやされるな。
俺は作戦会議に集中するようにした。
作戦会議には、俺含めて6人の人物が参加していた。
第12代団長『キース・ジャーディス』
副団長『エルヴィン・スミス』
兵士長『リヴァイ・アッカーマン』
分隊長『ミケ・ザカリアス』
分隊長『ハンジ・ゾエ』
分隊長『ハチマン・ヒキガヤ』
の6人だ。
俺を含めたこの6人がいるからこそ、調査兵団は成り立っていると言えるだろう。
ちなみに俺は6人の中で一番年下であるが、巨人の討伐数は兵団No.1であり、『人類最強の兵士』と讃えられているリヴァイ兵士長以上の実力を持った人物と言われている。
二つ名は『人類の守護神』や巨人を殺しまくることから『破壊神』や『死神』とまで呼ばれるようになった。
何で俺のあだ名だけ、人間辞めてるの?
俺は人間にはふさわしくないってわけですか、そうですか。
あれ、おかしいな。目から汗が出てきたよ……
キース「前衛はハチマン、リヴァイの班でいく! 残りの班は、各自索敵をしながら、前衛の班を各自援護するように!
作戦は以上だ! 分かったか!?
各自検討を祈る!
心臓を捧げよ!」
ってヤベー。最後以外考え事してて話を聞いてなかった…………。
俺は慌てながらも
「はっ! 心臓を捧げよ!」
何とか敬礼を返すのだった。
作戦会議が終わり、解散となると俺の近くに
人が集まりだした。
エルヴィン「ハチマン、団長の話を聞いてなかっただろう。紙に纏めておいたから読んでおけ。」
リヴァイ「おい、ハチマン。てめえはまた寝てただろう。」
ハンジ「ハチマンは相変わらずだね~。ホント君を見ているとあきないね! 巨人と並ぶくらいに君のことを研究してみたいよ!」
ミケ「お前達、ハチマンをからかうのはやめてやれ。」
金髪の体格の良い男で、頭がキレ次期団長候補である副団長『エルヴィン』
ゴロツキ出身の男性で、目付きが悪く身長が低い人類最強の兵士『リヴァイ』
人類の寄行種と呼ばれる眼鏡をかけた性別不明の人物(おそらく女性だろう)『ハンジ』
金髪で髭を生やし、初対面で人の匂いを嗅ぎ鼻で笑い、巨人を匂いで識別できる男性『ミケ』
四人の大物達が俺に話しかけてきた。
「すんません、エルヴィンさん。ありがとうございます。非常に助かります。
リヴァイさん、作戦会議中には寝てないっすよ。
ハンジさん、それだけは勘弁してください。
ミケさん、助けていただきありがとうございます。」
俺は四人にそう返答をすると
ミケ「別に良い。お礼は、今度飯でもおごってくれ。それでは、私は持ち場に着く。」
ミケさんが俺にそう返答し、立体起動装置で持ち場に戻っていった。
ホントあの人イケメンすぎない?
性格とかかっこよすぎるでしょ!
匂いかぐ変態だけど………。
今度ご飯おごらないとマジで罰が当たるな。
ミケさん、マジ感謝です。
そんなミケさんを見送っていると、リヴァイさんに軽く蹴られた。
リヴァイ「バカ野郎。俺が言っているのは、ここに来る前の話だ。新兵が、ここにお前がいないのを知って、顔を青ざめてお前の代わりに頭を下げてから、わざわざ呼びに行ったんだぞ。新兵にちゃんと感謝しておけ。」
「痛!、何するんですか、リヴァイさん。ってマジですか? ペトラの奴そんなこと一言も言ってなかったんですが…………。
すみませんでした。後で、よく謝っておきます。」
リヴァイ「ちっ、分かれば良い。」
ハンジ「リヴァイは、ハチマンと接する時だけ態度が柔らかくなるよね~。
彼は面白いし良い子だから、気にいるのも分かるよ~。
ねぇ、エルヴィン?」
エルヴィン「ああ。ハチマンは、生活態度に問題があるが、戦闘能力や作戦を立てる知力は団内で一番の実力があるからな。それに面倒見も良いため、先輩や同僚、後輩に絶大な人気を誇ってるしな。
まあ、女性の気持ちに対して鈍感すぎるのはたまに傷だがな……………。」
リヴァイ「おい、クソメガネ。てめえの頭叩きわってやろうか?」
「エルヴィンさん、俺を過大評価しすぎですって。それに俺は、そこまでの人間じゃないですし、人の気持ちには誰よりも敏感ですよ?
そこだけは譲れませんね!
それと、リヴァイさん。ハンジさんが本気で怖がっているので辞めてあげてください。これ以上すると俺が巻き込まれるので、ホント勘弁してください。」
俺がドヤ顔で威張りながらそう返答すると、
エルヴィンさんとリヴァイさんには、呆れた目で見られため息をつかれ、ハンジさんには感謝の目で見られた。
……………解せぬ。
…………ん? この、遠くから聞こえる足音みたいなのは何だ?
方角的に言うと、ペトラ達がいる方か!?
周囲の奴は殲滅したのに、もう次が来やがったのか!?
クソッタレが!
「どうやら悠長に話してる時間は無さそうです。」
俺は真顔で、3人に話し
立体起動装置で、アンカーを射出しペトラ達がいる方向へと急いで向かった。
エルヴィン&リヴァイ&ハンジ「どうしたんだ、ハチマン!? …………まさか!?」
残された3人がハチマンが向かった方向を見ると、すぐに緑の信煙弾が空へと上がるのだった。
それを確認した瞬間三人は、表情を変え
自分の任務を果たすべく各自散開していくのだった……………。