やはり俺の進撃ラブコメはまちがっている。   作:Seli

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ようやく本編にまでこれた(^_^;)
ここからの展開は、賛否両論あると思います。
明らかにご都合主義で原作崩壊しまくりなので、苦手な方はブラウザバックをお願いしますm(__)m


31話

〈フリーダ Side〉

 

 

私は現在、ヒストリア以外の家族とシガンシナ区の近くにあるレイス家所有の礼拝堂の地下にいた。本来ならウォール・シーナ内にある礼拝堂に行くのだが、今日は、ヴァレイがウォール・マリアにいる家族に会いに行ったあと来ることになっている為、私達はここに来ている。楽しみだなぁ。早く来てくれないかしら?

彼って私の家族に凄く気に入られてるよね~

お父さんもお母さんも息子にしたいって言っているし、弟や妹達も彼のことを凄く気に入っているのよね。

ヒストリアも彼のことは大好きみたいだし。

まあ、私もなんだけどね!

ただ、私と婚約者にならないか?ってお父さんが提案したみたいなんだけど断られたんだよね。その時は、ショックで泣いて寝込んだんだけどね……………。

まあ、それ以来彼からOKの返事をもらおうと日々頑張っていたら、一年の時があっという間にたったんだよね。

この一年間色々あったけど、ヴァレイのおかげで楽しい一年間だったな~。

彼は私の素を受け入れてくれるしね。

って余計なことを考えていたらダメだよね。

お祈りを捧げないと!

 

お祈りを捧げていると足音が聞こえた。ヴァレイが来たのかと思い、そちらを見ると私が待っていた人物ではなかったのだった…………。

 

そして、それと同時刻、地上では巨人が壁を壊し、侵略されて地獄になっており、この後救ってくれた彼から聞くまで私は知りもしなかったのだ…………。

 

 

 

〈フリーダ Side out〉

 

 

〈ハチマン Side〉

 

俺は現在礼拝堂へと向かっていた。

さっきから嫌な予感が全く無くならないんだが、何かあるのか?

この予感は当たって欲しくないんだが………。

………!? 何だ、この力は!?

まさか…………!

 

俺は強大な力を感じ、壁の方を見た。

するとそこには、壁の上からこちらを覗きこむ巨人がいた。その巨人に皮膚はなく、筋肉が剥き出しになっていた。いわゆる人体模型みたいな巨人だ。

 

 

嘘だろ………? あんな超大型巨人がいたのか?

それにここに来たということは…………不味い!

もう侵攻が始まったのか!

 

 

 

 

俺がそう思った瞬間、ドーンと大きな音と共に壁が破壊され、壁の破片が飛び衝撃がきて俺が立っている箇所も含めて巻き込み、俺はふっとばされるのだった…………。

 

 

 

「ぐはっ! 痛ぇな。クソが………。」

 

 

俺の体は飛んだが、怪我は無かった。持ち物の方も大丈夫だな…………。

周りはどうなったんだ?

 

俺は立ちあがり周辺を確認してみると地獄絵図だった…………。

建物は破壊され、あちこちから煙があがっており人々の悲鳴が響き渡っている。

 

ミカサは大丈夫なのか!? クソッ! カルラさん達も無事か確認しないと不味いな……。

立体起動装置や武器も欲しいものだが………あった!

これは、あそこで瓦礫に潰されて亡くなっている駐屯兵のものか…………。

すまないが、借りるぞ!

 

 

俺は長い箱に入っていた太刀を取り出し腰に付け、小さい箱に入っていた物を取り出し上着のポケットに入れたのを確認した後装備一式を付けて、急いでグリシャさん達の家へと向かうのだった…………。

 

 

〈ハチマン Side out〉

 

 

 

〈ミカサ Side〉

 

私は巨人が壁を壊した後、エレンと共に急いでカルラさんがいる家へと向かっていた。

家に着くと、家は壊されておりカルラさんが下敷きになっていた。

 

 

 

エレン「母さん………母さん!」

 

 

「カルラさん!」

 

 

カルラ「うっ………ううっ。エレン、ミカサ!」

 

 

エレン「ミカサ! そっちを持て! 柱をどかすぞ! んんっ!」

 

 

「分かった! んっ!」

 

 

私はエレンと共に、カルラさんの体の上に乗っている柱を持ち上げて動かそうとした。

 

 

すると大きな足音がして、そちらを見てみると金髪の歯が剥き出しになって笑っているように見える巨人が私達の方へと向かっていた。

 

不味い! 早く急がないと!

 

 

「エレン! 早くしよう! 巨人がこっちに向かってる!」

 

 

エレン「分かってるよ! ちくしょう! 動けよ!」

 

 

カルラ「……! 巨人が入ってきたんだろう? エレン! ミカサを早く連れて逃げなさい!

そして、ハチマンくんと合流するんだよ!

彼の近くなら絶対安全だよ!」

 

 

エレン「逃げたいよ、俺も! ただ、母さんを置いていけるわけないだろ! それにハチマンさんならこの状況でも絶対諦めない! 早く動けよ、この柱!」

 

 

「そう! ハチマンさんなら絶対諦めないし、目の前で助けれる命があったら見捨てない!

私はそんな凄い人に拾われた。だから、私も諦めないし、あの人に顔向けできない!」

 

 

私とエレンは諦めず瓦礫をどかそうと頑張っている。

 

 

カルラ「あなた達………。母さんの足は瓦礫に踏み潰されて、もしここを出れたとしても走れない……………。 分かるだろ?」

 

 

エレン「俺が担いで逃げるよ!」

 

エレンは涙を流しながら言った。

それに続き私も言った。

 

 

「私も一緒に担ぐ! みんな一緒に助からないとダメ!」

 

 

カルラ「…………! どうして母さんの言うことが聞けないの!? 最後ぐらい言うこと聞いてよ! お願いだから…………ミカサ…………。」

 

 

カルラさんの言葉に、私は涙が出てしまった。

納得できず否定の言葉を口にした。

 

「嫌だ……………嫌だ!」

 

 

カルラ「このままじゃあ三人とも…………。」

 

 

カルラさんがそう言うと立体起動装置の音がして、金髪のおじさんことハンネスさんが来た。

 

 

カルラ「ハンネス! 子供達を連れて逃げて!」

 

 

ハンネス「おいおい、見くびってもらっちゃ困るぜ、カルラ。ハチマン部隊長に比べりゃ頼りないかもしれんが、あそこの巨人をサクッと倒して三人とも助けてやるぜ!」

 

ハンネスさんは剣を取り出し巨人へと向かっていった。

 

 

カルラ「ダメよ! 待って!戦ってはダメ!」

 

ハンネスさんは勢いよく向かっていったが、巨人と向かいあった瞬間剣を納め、こちらに向かってきた。

そして、エレンと私を抱え巨人とは逆方向に向かって走り出した!

 

「ハンネスさん! カルラさんは!?」

 

エレン「おい! ハンネスさん! いったい何してるんだよ! 母さんが、まだ!」

 

私達はどんどんカルラさんから離れていった。

 

カルラ「ありがとう、ハンネス。 エレン! ミカサ! 生き延びるのよ!

……………! 行かないで…………。」

 

 

 

 

その後、巨人がカルラさんを持ち上げ口の前へと持っていった。

 

 

エレン「やめろぉぉぉぉぉぉ!」

 

 

「…………そんな! 私はまた、家族が死ぬのを黙って見ているしかないの………?

やめてよ、私から大切なものを奪わないで!」

 

 

 

そう言った瞬間、近くから立体起動装置の音がして、何かが巨人へと向かっていった。そして、巨人は口を閉じ、辺りにはたくさんの血が飛び散っていくのを私とエレンは、茫然として目に焼き付けるのだった……………。

 

 

〈ミカサ Side out〉

 




今回はここで区切らせてもらいます。
果たして、カルラの命運は?
ミカサが見た何かとは?
次の話で分かるので、楽しみに待っていてくださいm(__)m

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