やはり俺の進撃ラブコメはまちがっている。   作:Seli

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何とか間に合った!

今回からオリジナルの展開が大きく入ってきます。ご都合主義なのでご理解をm(__)m



39話

〈八幡 Side〉

 

俺達は、フリーダとグリシャさんの戦闘に介入しフリーダを守った。フリーダの脊髄液を回収し、グリシャさんを無効化させ、話しかけた。

 

 

「グリシャさん、貴方は『始祖の巨人』の力が欲しいんですよね?

脊髄を捕食せず、力を継承させる方法があるとしたらどうしますか? それでも、あそこにいるフリーダを殺すというなら、私は貴方を殺します。私に貴方を殺させるような選択をしないでください。」

 

 

俺がそう言うと、グリシャさんは巨人化を解除した。

 

 

グリシャ「君は…………もしかして、ハチマンくんかい? 人違いだったらすまない。私の知り合いに似ていたものだから。」

 

 

やれやれグリシャさんの勘は恐ろしいな。

 

 

「やっぱり、グリシャさんの目は誤魔化せませんか。ハチマンで合ってますよ。」

 

 

グリシャ「…………そうか。 巨人の性質を知っているということは、君も壁の外から来たのかい?

そういえば君と初めて会ったのは、壁の外だったね。怪我をして倒れてたよね。」

 

 

「そうです。俺も壁の外の人間です。巨人にはなれないですけどね。あれは、此方側に来る時に巨人と一悶着あって怪我をしました。

それと、グリシャさんに伝えたいことがあります。

ダイナさんが貴方の家を襲撃しました。」

 

 

グリシャ「なっ!? それは本当なのか!? カルラや、エレン達は無事なのか!?」

 

 

「落ち着いてください、グリシャさん。カルラさんやエレン達も無事です。カルラさんは、ダイナさんに捕食されそうになっていましたが、間一髪の所で助けることが出来ました。その後、避難船近くまで運び、イルゼとペトラに、カルラさん達を託したので安全でしょう。」

 

 

グリシャ「そうか………。ありがとう、ハチマンくん。そう言えば、君はどうしてダイナのことを知っているんだい?」

 

 

「ダイナさんは、俺の叔母になります。母とダイナさんが姉妹だったのですが、母と叔母は周囲に姉妹ということを隠していたそうです。姉妹で殺しあう未来を避けるために……………。

まあ、私も父が死ぬ間際に書いていた手紙で知ったんですけどね。」

 

 

グリシャ「どういう意味なんだい? 姉妹で殺しあうというのは? 」

 

 

「それは、後で話しましょう。彼女に聞かれるのは不味いです。少し待っていてください。」

 

 

俺はグリシャさんにそう言い、フリーダの方へと向かい、俺は家から持ってきた太刀を取り出し話しかけた。

 

 

「大丈夫ですか? 命に別状は無いようですね………………………。

それと、すみません。助けるのが遅れてしまい、貴女の大事な人達が亡くなってしまいました。

これは、主人達を守れなかった私の責任です。今日でレイス家の使用人を辞めさせていただきます。

それでは失礼します。………………すみませんでした。

聞こえてないかもしれませんが、貴女は生き続けてください。」

 

 

俺は彼女の心臓に刀を突き刺した。

その瞬間俺は、唐突に目眩に襲われた。

ちっ、もう刀の力の反動が出やがったか………。

俺は倒れこみそうになったが、踏ん張って刀を抜いて鞘に納めた。

すると、フリーダの体から煙が出始め人間の体へと戻った。

どうやら成功したみたいだな。息もあるし、大丈夫そうだ。

フリーダのことも含めて、グリシャさんに頼まないとな。

 

ってヤバイな。もう意識が失くなりそうになっている。グリシャさんに説明だけはしないと………。

俺はふらつきながらも、グリシャさんの所へ戻ろうとしたが石に躓きこけそうになった。

しかし、倒れることはなかった。

なぜなら、アニが巨人化をいつの間にか解除して俺の体を支えていたからだ。

 

 

アニ「大丈夫、ハチ兄?」

 

 

「いつの間に来たんだ? 何とか大丈夫だ。」

 

 

アニ「無茶しないでよ。その刀の力の反動はでかいんだよね? 確かお母さんが残してくれたノートに書いてあった気がする。」

 

 

「この刀の力のこと知っていたのか…………。そうか。あの人は、わざわざ記録していてくれたんだな………………。

後のことは頼むぞ、アニ。」

 

 

俺がアニにそう言うと、悲しそうな顔をしながら頷いた。

 

 

「そんな泣きそうな顔をするな。アニには心配かけてばかりで悪いな。」

 

 

アニ「そうだよ。ハチ兄がいなくなると、私は一人ぼっちなんだよ……………。」

 

 

「大丈夫だ。それにお前は一人ぼっちにならないよ。フリーダとお前と同い年の女の子2人を、俺が引き取って面倒を見ていくように手をうってあるからな。

ちなみに、女の子の名前は、ミカサとヒストリアって言うんだ。アニと仲良く出来ると思うぞ。4人で仲良くやっていてくれないか?」

 

 

アニ「嫌だ…………………………。

仲良くするならハチ兄も一緒だよ。

だから、ハチ兄は絶対に意識を取り戻して私たちの所へ帰ってくること。

お願いだから死なないで……………。」

 

 

アニは涙を流しながら俺に訴えてきた。

 

 

「……………………そうだな。約束だ。」

 

 

俺の返答を聞くと、彼女は少し笑った。

 

俺たちはようやくグリシャさんの近くに来ることが出来た。

 

 

グリシャ「大丈夫かい、ハチマンくん!? すごい汗だし、顔色が悪いよ!

それにその刀はいったい?」

 

 

「何とか大丈夫です。体調が悪いのはこの刀の力を使ったからです。この刀の力は『◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯』です。それだけ大きな力なので、反動が大きく最悪死に至ります。意識を失ったら、最低でも一年近くは意識が戻らないでしょう。」

 

 

グリシャ「そんな力があったのかい!? もしかして…………」

 

 

「ええ。巨人に対抗するための力と、力の継承を殺さずに行う為の力ですよ。この力は、俺の家系に代々伝わっているもので、ヒキガヤ一族しか使えません。うちの家系は、そういうものだそうです。俺も詳しくは知りませんが……」

 

 

グリシャ「それで、『始祖の巨人』の脊髄液を採取していたんだね。」

 

 

「はい。家に伝わる巨人の力の継承の条件は、脊髄液を採取し、この刀で巨人の心臓を刺し、その後、他の巨人に採取した脊髄液を注射することでした。過去にはこの実例もあったみたいなので、おそらく間違いないでしょう。

これが、『始祖の巨人』の脊髄液です。」

 

 

俺は液体が入っている注射器をグリシャさんに渡した。

そしてグリシャさんは、その脊髄液が入った注射器を自分の体に刺した。

 

 

グリシャ「ありがとう。微妙にだが『始祖の巨人』の力を感じる。ありがとう、ハチマンくん。カルラやエレン達も助けてもらい、何とお礼を言ったら良いか……………」

 

 

 

「グリシャさんが、エレンに力を継承する前にお願いしたいことがあります。ここにいるアニと、ミカサと、あそこに寝ているフリーダとフリーダの異母妹のヒストリアという少女のことなんですが……………」

 

 

俺はグリシャさんに考えていたことを説明し、お願いした。

 

 

 

グリシャ「…………! 気づいていたか。

分かった。約束しよう。

君とはこれっきりになるな………

さようならだ。

すまないが、私が居なくなったらカルラ達のことを頼むぞ、ハチマンくん。

私から最期のお願いだ。」

 

 

「ありがとうございます。その約束は絶対に守ります。」

 

 

俺はグリシャさんの返答に安心し、笑顔でお礼を言いながら意識を手放すのだった…………。

 

 

〈ハチマン Side out〉

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