やはり俺の進撃ラブコメはまちがっている。   作:Seli

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次回から、訓練兵団の話に入っていきます!


42話

〈八幡 Side〉

 

 

 

 

???「……………マン…………マン…………!?」

 

 

どこか遠くの方から俺を呼ぶ声がする。

 

 

???「ハチマンくん! 大丈夫かい!?」

 

 

んー、やっぱり俺を呼ぶ声が聞こえるな………。

俺はいったい何をしていたんだ。

って思い出した。

アニと話をしていたら、背後に3人がいてめちゃくちゃ説教されていたんだ。

怖すぎて完全に意識失ってましたよ………。

俺は意識を取り戻し目を開けてみると、目の前によく知っているキレイな顔があった。

ってカルラさんじゃないですかー

そんなに近づかれるとハチマン勘違いしちゃうよ?

ってんな訳あるか。グリシャさんに殺されるし、そんなことは先ずありえないな。

 

 

 

 

「カルラさん? いったいどうしてここに?」

 

 

 

カルラ「ミカサ達も今日から訓練兵団に入るだろう? だから、挨拶に来たんだけどハチマンくんが大変な状況になってたみたいだから助けたって言うわけさ。体の方は大丈夫かい?」

 

 

「はい、何とか大丈夫です。それよりミカサ達は……………?」

 

 

カルラさんにそう言いながら周りを確認してみると、ルフィアさん、ミカサ、クリスタの3人が正座して涙目になっていた。

いや、これってどういう状況なの?

 

 

俺が不思議そうにそちらをみていると、カルラさんが言った。

 

 

カルラ「ハチマンくんを苛めていたみたいだから怒ったの。まあ、後から彼女達が怒っていた理由を聞いてみたら納得したんだけどね」

 

 

そして、俺の両頬を引っ張ってきた。

 

 

「い、いひゃいです、カルラさん」

 

 

 

カルラ「当たり前だよ、痛くしてるんだから。ハチマンくんを好きになる人は、余程見る目が無いか、只のアホだぞ?って言ったんだって?

全く、ハチマンくんは自己評価が低すぎるし、もう少し周りの人の気持ちを感じとった方が良いよ。これじゃあ、ミカサ達が不憫だよ」

 

 

ミカサ「カルラさんだって私達と一緒でハチマンさんのこと……………痛い」

 

 

ミカサが反論して喋っていると、ミカサの頭の上に拳骨が落ちた。

 

 

カルラ「ミカサ…………? それ以上言ったら許さないよ?」

 

 

ミカサ「…………理不尽」

 

 

クリスタ「ミカサ!カルラさんの気持ちを皆が気づいてるからっと正直に言ったらダメだよ!

カルラさんは私達の中で一番つよいって………痛っ!」

 

 

ルフィア「ミカサ、クリスタも正直者すぎるよ! 気付いていても黙っていて、ここぞというときに突きつけて形勢逆転しないとダメでしょ? って痛い~」

 

 

ミカサに続きクリスタとルフィアも喋りだして、カルラさんに拳骨をくらっていた。

カルラさんは少し顔を赤くしながら言った。

 

 

カルラ「あ、あんた達は!売られたケンカなら買うわよ? 但し、後の保証はしないわよ。

まったく、ミカサとクリスタはこの賑やかさや落ち着きの無さで訓練兵団でやっていけるのかい? アニは心配ないだろうけど。

それにルフィアもいい年齢になってきたんだから落ち着きなさい。そんなんだと嫁の貰い手が無くなるよ」

 

 

ミカサ「大丈夫。私は冷静にできるから問題ない。クリスタがやっていけるかが心配」

 

 

クリスタ「ちょっと2人とも酷くないですか!? 私だってちゃんと出来るもん!」

 

 

ルフィア「クリスタはちょっと心配かな~

ってカルラさん! それは言わないでよ!

気にしてるんだから! それに、私はある人に貰ってもらうつもりだから大丈夫だもんね!」

 

 

アニ「私は、ミカサ達が他の訓練兵のメンバーと揉めないかが心配だね。私も言えた義理では無いけど、保護者のハチマンさんには流石に迷惑かけたく無いよ」

 

 

 

ミカサ「それは私も同じ気持ち。クリスタだって同じはず」

 

 

 

クリスタ「もちろんだよ! ハチマンさんには返しきれないほどの恩を受けているんだよ?

迷惑かけるわけにはいかないよ!」

 

 

ルフィア「貴方たちだけじゃなくて、私やカルラさん、エレン達だってそうだよ。ハチマンくんの周りの人はたくさんのものを貰っているんだからね! ハチマンくんはもう少し自己評価を高くしても良いと思うよ」

 

 

 

うわぁ、さっきからめちゃくちゃ恥ずかしいこと言われてるよ…………

なんかこの場所だけ暑く感じるな。

 

 

カルラ「だそうだよ。ハチマンくん。私もそう思うよ。ここにいる皆は少なくともハチマンくんに助けられて感謝してるんだよ。だから、自分をそんなに悪く言うのは禁止ね。それに私を助けた時や、その後みたいに無茶しないこと。あの人に続いてハチマンくんまで居なくなったりしたら…………」

 

 

 

カルラさんは悲しそうな顔をしながら言った。

やれやれ。俺はどうやら余程良い人達に囲まれていたみたいだな。

 

 

「大丈夫ですよ。居なくなることは無いですから心配しないでください、カルラさん。

ルフィア、クリスタ、ミカサ、アニもありがとな。俺もお前達には感謝しきれないほどの恩がある。これからも色々と間違える俺かもしれないけど、宜しく頼むな。

って似合わないこと言いすぎたな。

ご飯が冷めるので、早く食べよう」

 

 

みんな「ハチマンさん(くん)がデレた!

こちらこそよろしく(ね)!」

 

皆は笑顔になり、俺をからかいながら食事をするのだった。

 

食事が終わり、俺、ルフィア、カルラさんの3人は、家の前に出て見送りをしていた。

 

 

ルフィア「みんな、体には気をつけて頑張りなさいよ! 」

 

 

カルラ「訓練を終えたら、元気な姿を見せに帰ってきなさい………… 夢に向かって頑張りなさい」

 

 

「あー。みんな気をつけてな。俺も体力とかが戻ったら調査兵団に復帰するだろう。その、なんだ、怪我や体調には気をつけて、一緒に働けることを楽しみにしてるぞ。俺も頑張るから、お前たちも頑張れよ」

 

 

 

 

アニ「ハチ兄達も気をつけて。休みで帰れるときは帰るから」

 

 

クリスタ「うん! 頑張ってくるね! ハチマンさんやお姉ちゃん達も元気でね!」

 

 

ミカサ「調査兵団に入れるように頑張るから元気でね。」

 

 

エレン「おう! 頑張って、調査兵団に絶対入るから!」

 

 

アルミン「ありがとうございます、皆さん。頑張ってきます!」

 

 

3人「いってらっしゃい」

 

 

5人「行ってきます!」

 

 

俺たち3人がそう言うと、子供達は元気よく返事をして出発していった。

 

 

 

ルフィア「寂しくなるね、ハチマンくん、カルラさん」

 

 

カルラ「…………そうね。 毎日賑やかだっし、子供が巣立つのは寂しいわね」

 

 

「そうですね。けどアイツらの新しい門出なんで応援して見守ってあげましょう。あの子達が頑張って家に帰って来た時は、精一杯もてなしましょう! 俺もアイツらに負けないようにってのと、大事な人達の笑顔を守る為に頑張るつもりです。グリシャさんとの約束もありますしね」

 

 

俺は、アニ達が向かっていった方向を見ながら、彼女達が訓練兵を卒業できるように願うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3人で生活をしていくうちにあっという間に時間がたち、アニ達の出発を見送った日から一年の月日がたつのだった………………。

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