やはり俺の進撃ラブコメはまちがっている。   作:Seli

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今回からようやく現在に話がもどります。
早くクリスタやアニ達を登場させたいが、いつになることやら…………



※今回の話は、残酷な描写があるので注意してください。


9話

〈ペトラ Side〉

 

私がハチマンさんとの出会いを思い返していると、後ろから話かけられた。

 

イルゼ「何ぼうっとしてるのよ、ペトラ?」

 

 

「イルゼ! ちょっと昔を思い出していたのよ。ハチマンさんとの出会いをね。」

 

 

イルゼ「あの時はホント面白かったよ。ペトラの抜けっぷりが目立っていたからね~。」

 

 

「そんなに抜けていなかったわよ! ただ、ハチマンさんのことを知らなかっただけじゃない!」

 

イルゼと言い合いをしていると、先輩の兵士達が私達に話しかけてきた。

 

 

先輩1「お前達、何をしている! 持ち場に着く時間だぞ!」

 

先輩に注意され私達は言い合いを辞めて、姿勢をすぐに正し答えた。

 

 

ペトラ&イルゼ「はっ! 失礼しました!」

 

 

先輩1「新たにハチマン隊に配属された、ペトラ・ラルとイルゼ・ラングナーで良かったか?」

 

 

「はっ、本日から調査兵団ハチマン隊に配属されたペトラ・ラルです!」

 

 

イルゼ「ペトラと同じく、本日より調査兵団ハチマン班に配属されたイルゼ・ラングナーです!」

 

 

先輩1「二人ともよろしく頼む。ペトラ・ラルは、俺の班に入りハチマン隊長が戻ってくるまで拠点の防衛だ!」

 

先輩2「二人ともよろしくね。イルゼさんは、第二旅団最左翼担当の私の班に入ってもらうわね。」

 

 

私とイルゼは、どうやら別の箇所を担当することになるみたい。あれ、でもハチマンさんの隊に所属しているのにそんなに別れても大丈夫なの?

 

イルゼ「すみません、1つ質問宜しいでしょうか?」

 

 

先輩たち「良いぞ、許可する。」

 

 

イルゼ「ハチマン隊をなん班にも分けて大丈夫なのでしょうか?人数が少なくなり戦力が減るのでは無いのでしょうか?」

 

 

先輩1「そうだな…………。その質問は、最もだが、生憎この班は人数が他の班に比べて多いから問題ない。」

 

 

先輩2「そうね。まあ人数が多いのはハチマンさんのおかげなんだけどね。あの人は、自分がどれだけ傷つきながらも部下だけは何があっても守ろうとするのよ。そのおかげで、他の隊や班に比べて生存率が高く、人が減ることが少ないのよ。まあ、ハチマンさんが頑張っても仲間が死ぬことは多々あるんだけどね…………。

それを見たあの人は、顔には出さないけど誰よりも悲しんでくれるのよ…………。

まあ、そんな隊長に憧れて人が集まってるって言うのも大きな理由なんだけどね。

さてと、質問の返答はこれで良かったかな?」

 

イルゼ「はっ! 質問に答えていただきありがとうございました! とても、参考になりました!」

 

 

先輩2「そう。それなら良かった。それじゃあ、行きましょうか、イルゼさん。

貴女たちも死なないでね。」

 

 

イルゼ「はっ! それじゃあ、ペトラも死なないでね。お互い初めての任務を頑張って、夜には語り合おうね!」

 

 

「イルゼこそ気をつけてよ! 私も頑張るから、貴女も頑張ってね! それじゃあ、また後で!」

 

 

私はイルゼ達と別れ、任務に集中するのだった。

そして、ハチマンさんが作戦会議に向かって30分ほどたった頃、先輩の達の顔が急に険しくなり周りを見渡し始めた。

 

 

先輩1「周囲を警戒しろ! それと、何人かは索敵行動に移れ! 新兵は、出来るだけ俺の近くから離れるな! 良いな!?」

 

 

「は、はい! 」

 

私は何が起こったのか分からず、先輩の指示に従うことにした。

何人かの先輩達は、索敵をするために立派起動装置で移動していった。

しかし、その直後先輩達が向かっていった方向から悲鳴が上がり始めた。

 

 

うそ…………何が起こっているの? たくさんの悲鳴があがっているんだけど、まさか巨人が近くに現れたの? いや、そんな訳は無いわ! この周辺の巨人は、ハチマン隊長とリヴァイ兵長等の先輩達が全部倒したはず………

きっと、何かの間違いよ!

私は怖くなり体が震えてきていた。

 

 

先輩1「おい、索敵どうした!? ちっ………

新兵しっかりしろ! 俺と一緒についてこい!」

 

 

私は先輩に渇を入れられ、立体起動装置を使い先輩と共に、移動を開始した。

他の先輩達が向かった箇所に着いてみると、そこは地獄絵図だった。4体の巨人がおり、先輩達が補食されて皆息絶えていた。

 

 

「ひっ!? 巨人が先輩達を!………………おえっ!」

 

 

私は恐怖心で体が震えしゃがみこみ、血を流し体がバラバラになって息絶えている先輩達を見て吐いてしまった。

 

 

先輩1「おい! 新兵しっかりしろ。いつの間に巨人が現れたんだ? しかも寄行種ばかりじゃないか。とにかく、ここにいては不味い。戦力差がありすぎる! 一旦戻って体制をたてなおすぞ! 新兵死にたくなかったら………………」

 

 

先輩が私に声をかけてくれていたが、声が途中で途切れた。私は不思議に思い、そちらを見てみると、頭を巨人に食べられた先輩がいた。

 

 

「ひっ!?」

 

私は腰を抜かしてその場に座りこみ、後ずさった。その直後グチャという音がし、上半身が無くなっていた先輩の脱け殻が私の目の前で血を流しながら倒れてきた。

 

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

誰か助けてぇぇぇぇぇ!」

 

 

私は恐怖で涙を流し、ズボンからも暖かい液体を垂れ流しながらパニックになっていた。

すると、その大声で巨人達が私の存在に気付き、その中の一体が私の体を掴み顔の前へと持ってきた。

 

 

「ひっ! 辞めてよ! 私はまだ死にたくないのよ! まだ、好きな人にも気持ち伝えてないのよ…………。お願いだから殺さないで………

嫌だよぉ、死にたくないよ。 誰か、助けて。」

 

 

私は必死に命乞いをしたが巨人には伝わらず、私を補食しようと口を開けた。

家族や私が初めて好きになった初恋の人の顔が走馬灯のように浮かび上がってきた。

私はここで巨人に補食され死ぬのだと、自分の運命を諦めて受け入れた。

 

 

すると立体起動装置の音がして、背後から声が聞こえ、頭が撫でられる感触があった。

 

 

ハチマン「おいおい。あれだけ俺の下で働きたいって言ってたんだから、ろくに働きもしないで諦めるんじゃねえよ。 それと、戦うことを最後まで諦めるな! 諦めて自分の意思を曲げてしまったら、最後だ。っても、新兵に成りたてだと難しいかもしれないがな。

さてと、おい巨人ども。そこにいる可愛い新兵を返してもらうぞ!

そして、俺の部下ども痛めつけた対価は払って貰うぞ!

それと、もう大丈夫だ、ペトラ。安心して待ってろ。すぐに片付ける!」

 

 

私の好きな人の声がした次の瞬間、周りの巨人達は血しぶきをあげ倒れこみ、最後に私を補食しようとしていた巨人も討伐された。

そして、その反動で私は空に投げ出され地面に落下すると思ったが、私を助けてくれたヒーローがお姫様抱っこのように抱き抱えて安全を確保してくれたのだった……………。

 

 

〈ペトラ Side out〉

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