年末になるまでお待たせしました!!
なんとか新年になる前に投稿できました。
色々と話の整合性とか考えたり、ダンまちのアニメで萎えたりとしてて遅れてしまいました。
誠にすいません。
あと、お知らせなのですがシャラス入団の時の話でうちの小説だと自力取得の魔法は制限なしと感想欄でほざきましたが、普通に外伝でステイタス魔法以外使えなくなると書いてあったので、今作でもその方式をとらせていただきます。
色々と意見をくれた方々も有り難うございました。
では、本編をどうぞ。
※今回は長めです。
目の前から迫りくる炎を前に、反応速度を全開にしてヴァンは回避した。
「ーーッ」
「グゥアアアアアーーーーー!!!!」
全身を覆う漆黒の装備をわずかに焦がしながらも、何とか回避したヴァンだったがその
思考がやや現実逃避気味にそれているものの、普段と変わらずに体を動かし続けるヴァン。
ここ数分間、ずっと目の前をウロチョロするヴァンに業を煮やした小竜は
十一階層の霧をもってしても、その存在を隠すことができない程、強大な威圧感。
上層のカーストトップに君臨するモンスター、インファント・ドラゴンは無謀にも自身に挑む羽虫を叩き潰さんとその巨体を動かし始めた。
◆◇
遡ること十分程前、ヴァン達は普段通り三人で十一階層の探索をしていた。
シャラスが入団してからパーティーのバランスが安定してきたヴァン達は、突然大量のモンスターが壁から現れたり、他のパーティーからモンスターを擦りつけられたりと危うい状況に追い込まれはしたが、特に大きなケガをすることもなく、切り抜けていた。
魔法が使えて多数の敵を引き付けても安定して戦線を維持できる前衛に、大概の武器は使える上に弓の腕はエルフ並みの中衛、そして、パーティーの雑用と並行して魔法による援護も行うことができる後衛。
魔法が使える人間が二人もいるパーティーが弱いはずなく、地上でもだんだん名が知れ始めているくらいにはヴァン達は有望株のパーティーになっていた。
これまで辿って来た過程はどうであれ、順風満帆な道を進むヴァン達。
しかし、彼らの前にそれは唐突に現れた。
前兆と呼べるものはなかった訳ではないが、それに唯一気が付いていたヴァンは戦闘中で意識を割くことができなかったのが不運の始まりだったのだろう。
まあ、そうは言っても彼の運が良い方に進んだことは殆どないので平常運転と言ってもいい。
閑話休題。
何はともあれ、余りに周囲の音が静かすぎるという前兆に気が付いていたヴァンだったが、ソロでの活動とは違い仲間との情報共有ができないと勝手に逃げ出すことも出来ない。
ゆえに、ヴァンは戦闘が終わったらすぐに異変について言及するつもりだった。
だが、そうする前にそれはヴァン達の前に現れてしまったのである。
のそり、のそりと重い足音を立てながら近づいてきたそれを視界に入れると一同は沈黙した。
四足を這わせてこちらに近づくそのモンスターは硬質な鱗で覆われた強靭な肉体を有し、オークやシルバーバックなど目でない程の潜在能力がその巨体にあることは目の疑いようがない。
その背に羽はなくとも、モンスターの中でも最強とも言われる竜。
階層主のいない上層での事実上の階層主とも言われるレアモンスター。
小竜、インファント・ドラゴンが、ヴァン達の前に現れた。
インファント・ドラゴンはヴァン達を視界に入れると一目散に突進を仕掛けてきた。
インファント・ドラゴンの存在に気が付いたヴァンとジュリは小竜の突進を避けようと行動を開始するも、ここで想定外の事態が発生した。
それはシャラスの戦意喪失だった。
彼女は高い戦闘能力を有するにもかかわらず、過去のトラウマからモンスターと直接相対することができなくなってしまい、後方からの支援くらいしか対モンスター戦では発揮できなくなっている。
ただ、今までの彼女はモンスターとの位置取りや、戦況の把握に優れていたため特に問題なくパーティー内で機能していたし、一度だけジュリがうち漏らしたインプと対峙したときに、型が崩れていても交戦自体はちゃんとしていたので、ヴァンは彼女が言う程そこまで彼女のトラウマは重くないと判断していた。
しかし、それはヴァンが彼女が真に恐怖するモンスターと出会っていなかっただけのことだったのだ。
インファント・ドラゴンを視界を入れたシャラスは瞬きを忘れ、「なんで、インファント・ドラゴンが」「十一階層でも出現」「そんなこと分かってたのに」「今までこんなことなかったのに」と、断片的に言葉を発し、思考を停止していた。
ここに来てシャラスのトラウマの重大さを知ったヴァンは迫りくる巨体を避けようとシャラスを小脇に抱え、ジュリと二手に分かれるようにして回避する。
小竜の突進を避けたヴァンだったが、小竜から見て右側に避けたはずのジュリの姿が風を切る音と共に掻き消えるを目にした。
そして、すぐに自分たちがいる方とは逆の方向からドゴンッ、と何かが壁にぶつかった音を耳にする。
音の発信源に視線を向けると、霧の所為でよく見えないが何やら黒い何かがうずくまっているのが見えた。
視線を戻すと、そこには尻尾を右に振り切ったインファント・ドラゴンの姿があった。
「……尻尾の一撃で、あれか。」
ヴァンは
ジュリが吹き飛ばされた場所はインファント・ドラゴンから大体二十メートル程離れている。
突進のついでに繰り出された尻尾の一撃としては余りにも強力で、気を失っているのかジュリが動き出す気配もない。
ジュリが狙われたのはシャラスという重りを持ったヴァンよりも敏捷が劣っていたからだ。
その所為で尻尾の射程から逃れられず、戦闘不能に追い込まれてしまったのだ。
ヴァンは人生で初めて見る竜の馬鹿げたステイタスを目の当たりにし、逃走が可能か脳内で計算に入る。
今からジュリと、この
しかし、ここは十一階層。
いくらマップを頭の中に叩き込んでいるヴァンだとしても一人でこの階層を動き回るのはかなりのリスクが付き纏うことになる。
それによしんば助かったとして、武器の製作をしてくれていた職人とファミリアの会計や雑事を多くこなしていた者が消えるのはヴァンとしては非常によろしくない事だ。
別にヴァンは彼らが死ぬことに心を痛めているわけでは無い。
端的に言ってしまえば、そう、面倒。その一言に尽きる。
また、ゼロからジュリのように自分の事情に深く踏み込まず、それなりの腕が確証された職人を探すこと。
シャラスのようにヴァンの代わりに後進育成に使えそうな人材を探さなければならないこと。
それらは非常に面倒なことで、ヴァンとしては彼らを失うことはなるべく避けたいと考えた。
ヴァンはこのメンバーでこの急場を乗り切ることに思考をシフトする。
現状の戦力でインファント・ドラゴンを倒しきれるか?
———自分のステイタスでは力不足かもしれないが、シャラスの協力があれば可能性はある。
他のモンスターがやってくる可能性は?
―――すでに大量のモンスターと戦闘を行った後だし、あまり時間を掛けなければ横やりを入れられる可能性は低いはず。
インファント・ドラゴンを自分に引き付けられるか?
―――敏捷を最大限発揮すれば立ち回り次第でどうにかなる。
肝心のシャラスの混乱を解くには?
―――……やりたくはないが、一応方法はある。
最低限必要な情報を数秒と掛けずに脳裏に引き出したヴァンは、インファント・ドラゴンと十分な距離まで離れたと判断すると一度足を止め、腕に抱えているシャラスを自身に対面するように抱きなおすと、未だに瞳から生気を失い、ブツブツと要領の得ない言葉を吐き続けるシャラスの口を塞ぐ。
……己の口をかぶせるように。
「ーーーッ!?ッ----ーー。」
舌を絡ませるように行われた唐突な接吻にシャラスはなすすべもなく口の中を蹂躙される。
ニ、三秒程で終えられたそれはとても濃密で、混乱していたシャラスの頭を一度リセットするくらいの衝撃を与えた。
口を離した二人の間に透明な糸が垂れるも、それを気にする間もなくヴァンは下ろしていたマスクを戻し、シャラスに指令を出す。
「動けるか?」
「え、は、はい!」
「なら、一人でジュリのところまで走れ。あいつが動けそうになかったら俺に付与魔法を付けろ。それまで時間は稼ぐ。」
ヴァンは返事を聞かずにシャラスが立てるようにしてから彼女を突き飛ばすようにして離すと、こちらへ再び突進を仕掛けようとしている小竜に一直線に向かう。
シャラスも若干困惑しているものの、戦意を完全に喪失していた先程よりはマシな状態になり、ヴァンのことを心配そうに見つめながらも命令通りに動き始める。
ヴァンが即興で組み立てた作戦が機能するには何をどうするにも、インファント・ドラゴンの注意をヴァンが引き受けなければならない。
ジュリが狙われた場合はともかくシャラスが追い回されることになれば、勝機はほぼなくなる。
故にヴァンは全力で目立つために動き出した。
「【伝染せよ、怠惰の
魔法によって生み出された黒い霧はヴァンの体全体を覆いつくすと、そこから溢れるように膨張し、その存在感を露わにする。
黒い霧を背に迫りくるヴァンを視界に入れたインファント・ドラゴンはその只ならぬ空気を醸し出す""黒霧""を警戒してか、ジュリの下に駆けるシャラスを無視し、標的をヴァンに絞った。
ここまでは狙い通り。
しかし、ここでヴァンは自分が相対しているのが竜であることを思い知らされることとなる。
インファント・ドラゴンは突進の構えを解き、首を持ち上げて何かを吐き出そうとする動作に入った。
その様子を見て、インファント・ドラゴンの生態を思い出したヴァンは前進を止め、翻すようにジュリ達とは反対方向に向けて方向転換する。
次の瞬間、開かれた小竜の口が橙色に染まり、熱波を伴ってヴァンへと迫った。
発射された吐息が着弾する前に前方に飛び込むように回避するヴァン。
ヴァンに追随するように展開された""黒霧""はその衝撃で霧散し、直撃を避けたヴァンも背中に熱を宿し、体勢を崩しながらも再び走り出した。
竜の代名詞たる
それは竜種の中でも位の低いインファント・ドラゴンとて例外ではない。
その
インファント・ドラゴンからの洗礼を受けたヴァンだったが、常人であれば恐怖で足をすくませるような状況下にあっても足を止めることなく、臆せず接近を試みる。
ヴァンはやると決めたことに関してはなるべくやり切る質であるため、完全に""詰み""になるまではシャラスのために時間稼ぎをするつもりだ。
インファント・ドラゴンのポテンシャルに驚きはしたが、相手が強大であることは端から承知のこと。
であれば、全力で囮を演じるのみ。
ヴァンは
あわよくば自分の魔法で無抵抗の所を切り刻む算段を立てていたヴァンだったが、
インファント・ドラゴンはそれなりに速く動くことができる上に、巨体であるため【レイズィペスト】の効果が発揮するまで大分時間がかかる。
それに近づけばその巨体に跳ね飛ばされるため、遠距離から放つにしても、あの強力な
【レイズィペスト】は「感情を伝染させる」という攻撃力のない魔法であるにもかかわらず、超人の域に達している怠け者のヴァンが使うことでとんでもない効果を発揮している。
しかし、この魔法にも欠点はある。
第一に強風などであおられると比較的簡単に吹き飛んでしまうこと。
霧という性質上仕方ないことではあるが、こちらの方は術者の操作性でどうにかなる問題ではある。
それよりも重大で、最大の欠点。
それは魔法の継ぎ足しができないということだ。
【レイズィペスト】は発動後、大気中に出現する黒い魔力を操り、感情を伝染させる。
そして、その魔力は途中まで感染させる対象に付与されていても、術者が魔法を解除した時点で対象の中にとどまらずに消えてしまう。
つまり、一度の魔法発動で感情を感染させなければ効果が発揮しないのだ。
ヴァンは巨体であるシルバーバックに魔法を使ったことがあり、それよりも大きな体と能力を有するインファント・ドラゴンを鑑みて、一度の魔法の使用では大分厳しいと判断し、魔法の使用を控えることにした。
念のため、魔力暴発も攻撃手段の一つとして考えているヴァンはここで無駄に魔力を使うのは得策ではないと考えたのだ。
とは言っても、魔力暴発は使ったら滅茶苦茶痛いわ、少し動けなくなるわ、腕一本使えなくなるわ、でコスパがよろしくないため、ヴァン的には最終手段である。
ヴァンは魔法が使えずとも持ち得る手段を総動員して、インファント・ドラゴンの注意を集めた。
チマチマと投擲用のナイフを用いて執拗に目を狙い、
しかし、小竜とヴァンではステイタスに差がありすぎた。
小竜が存分に力を発揮できないよう、絶え間なく相手の周囲を動き続けるヴァンだが、彼の攻撃では小竜の自然の鎧である鱗を突破することができず、逆にヴァンは一撃でも喰らえばダンジョンの染みの一つに早変わり。
それほどまでにインファント・ドラゴンは強く、今のヴァンでは到底敵わぬ怪物だ。
だからこそ、ヴァンは待った。
勝利を運ぶ、彼女の
「ーーー【英雄よ、力を示せ】」
そして、それは来た。
「【我は血滾る決闘を望む者、我は未だ見ぬ冒険を望む者】」
それは英雄を望む
「【我は観戦者、我は対価を払う者なり】!」
その歌声に釣られた小竜の視線の先には、ナイフで自分の片手に傷を付けている褐色の少女がいた。
「【我が血に濡れた英雄よ。その力を魅せよ】!」
一瞬生まれた小竜のスキに対し、ヴァンは投擲による目潰しを敢行し、ナイフは弾かれるものの小竜の左目に浅くない傷を負わせる。
「【ブラッド・クロス】!!」
目の痛みで錯乱する小竜の攻撃を避けながらシャラスとインファント・ドラゴンの丁度間に移動したヴァンの下に、鮮血が浴びせられた。
その血は意思があるようにヴァンの体を撫でまわすように広がり、その体に燐光を放つ鮮血の文様を描く。
「グオオオオオオオオォォォォォォ!!!」
かすり傷と言えど己に傷を付けられたインファント・ドラゴンは怒り狂い、ヴァンを食い殺さんと左目から血の涙を流しながら襲い掛かる。
それに対し、ヴァンは非常に冷静に背中に背負っていた剣を抜き放ち、体を前傾に倒すと駆け抜けた。
その敏捷は先程までのヴァンよりも数段速く、一瞬だけインファント・ドラゴンはヴァンを見失ってしまう。
「ーーーっふ!」
「!?」
己の左前脚に走った明確な痛み。
それを感じ取ったインファント・ドラゴンは瞬時に首を動かす。
その視線の先には足の付け根を綺麗に鱗と鱗の間を縫って切られた己の左前足があり、それを仕出かした仕立て人の姿はすでに消えていた。
「グァ!?グ、グァァァァアアアア!!!???」
その後も忙しなくインファント・ドラゴンは首を動かし続けるも視界に入るのは傷つき続ける自分の体のみで、一向にヴァンの姿を捉えられない。
ヴァンのステイタスはシャラスの魔法で全てのアビリティが二段階上昇している。
Aまで上がった敏捷に加えて、Sまで到達した器用のステイタスのおかげで元々切れのいい動きをするヴァンの動きはより最適化され、小竜の片目が機能していないこともあり、実際の敏捷よりも早く動いている様に錯覚されていた。
ヴァンの巧みな動きに翻弄されるインファント・ドラゴン。
次第に増える傷から血は流れ、健を切られた四肢は動かなくなり、インファント・ドラゴンの機動力は完全に削がれていた。
こうなれば自分の体ごと奴を燃やすしかないと、覚悟を決めたインファント・ドラゴンはヴァンの影を見た瞬間に
そして、それはインファント・ドラゴンの頭上に現れた。
曲芸師のようにインファント・ドラゴンの体を踏み台にして宙に躍り出たヴァン。
飛んで火にいる夏の虫が如く、インファント・ドラゴンはヴァンを丸焼きにせんと首を持ち上げ
しかし、その大きく開けられた口の中にヴァンは何やら懐から取り出した赤く明滅するモノを投げ込むと腕をクロスさせ、防御態勢に入る。
今更毒だろうと何だろうと入れられようが構い無しと言わんばかりに、インファント・ドラゴンは溜めに溜めた
----爆発した。
インファント・ドラゴンはその事実を確認する前に頭部が弾け飛び、絶命。
爆破源のすぐ近くにいたヴァンは綺麗な放物線を描きながら吹き飛び、何度かバウンスしてからようやく地面に着地する。
その後、数秒間を取って生まれたての小鹿よりはしっかりとした足取りでヴァンは立ち上がった。
全身を使って衝撃を分散していたおかげか、それともシャラスがかけた強化魔法のおかげか、ヴァンはそこまで大きなケガはしていないようだ。
しかし、先程の衝撃によって全身に痛みが発生していることに変わりはなく、多少骨に罅は入ってるなぁー、とヴァンは自分の体の状態を確認した。
腰のポーチに入れたポーションを出そうとしたヴァンだったが、その中には割れて中身がこぼれ出たポーションしか入っておらず、無事なモノは投擲用のナイフに無駄に頑丈な閃光弾くらいだ。
移動するのもまあまあ苦しいがここはダンジョン。
呑気に休憩などとほざけば牙をむく魔境だ。
若干足を引きずりながら、荷物の管理をしていたシャラスの下へと移動したヴァンは残っていたハイポーションを三本ほど受け取り、ある程度の回復を終えた。
「あの、団長。先程は一体、何をインファント・ドラゴンに投げたのですか?」
シャラスは未だに意識の戻らないジュリの治療を続けながら、ヴァンに疑問を投げかける。
どうにも心ここにあらずな雰囲気を醸し出すシャラスに若干の違和感を感じながらもヴァンは律儀に答えた。
「……火炎石。」
「か、火炎石!?どうしてそんなものを!?」
火炎石とはフレイムロックというダンジョンの深層に生息しているモンスターのドロップアイテムである。
その爆発性はすさまじく、鍛冶師御用足しの火炎石の発火剤などは余りにも危険なので非売品になっているほどの危険物である。
そんなものを一介の冒険者であるヴァンが所有することを許されるわけがなく、そもそもそんなものを今まで懐に入れていたこの男のアホさ加減も言わずもがなである。
「まあ、……ダンジョンで拾った。」
「団長……。」
決してヴァンは嘘は付いてはいない。
詳細を省いている分、怪しさ満点であるが事実である。
呆れ果てているのか、一周回って尊敬しているような感情をシャラスは瞳に浮かべた。
しかし、次第に落ち着いた所為か自分がどんな状況下にいたのか認識すると、シャラスは唐突に涙を浮かべ始める。
「わ、わたし、団長が死ん、じゃうんじゃ、ないかって、また、私の前で死んじゃうんじゃ、ないかって、思って、こわくて、あたまがまっしろになって、それで、それで……。」
ポロポロと泣き始めるシャラスを前にしたヴァンは、このままだとそろそろモンスターが来そうだな、と冷静に状況把握に入り、取り敢えずそれっぽいことを言って、さっさとシャラスを移動できるようにすることにした。
「俺はそうやすやすと死なん。それに、俺が弱くてもお前が強くしてくれるんだろ?なら、これからも俺の傍にいろ。そして、俺をもっと強くしてみろ。」
「ーーー団長ぅぅぅうう!!」
ヴァンの胸の中に飛び込んだシャラス。
あー、そこまだ骨ヤバい、と苦痛に苦しみながら取り敢えずシャラスを落ち着かせるために、ヴァンは頭を撫で続けた。
Q.火炎石はどこで手にいれたの?
ヒント:マンハント
すまねえ。
ボス戦前に話を入れようと思ったけど筆が乗らず、ある程度書いた話、消すの決意するのにメッチャ時間かかりました。
本当にすまねぇ、、
次回は、……なるべく速く書きたいです(願望