とある少女の支配領域   作:ADONIS+

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そして、二十年後の未来へ

 ベヅァー戦争の余波で発生したBETA大戦によって、『とある魔術の禁書目録』の世界を楽しもうという私の計画は破綻した。結果としてイベントが尽く潰れてしまったので、計画を破棄して、そこそこな生活を送ることにした。

 

 問題なく大学を卒業して、卒業と同時に転生した下位世界から離れた。今の私は外見年齢が14歳で固定されているので、もう限界だったのだ。大学時代もいろいろと不審がられていたからね。やれやれです。

 他も奴らはどうしたかですか? そうですね。一応話しておきましょう。

 上条当麻は、意外にも普通に大学を卒業してサラリーマンになった。まあ例の不幸属性のおかげで毎日毎日様々な不幸にあっているそうです。

 一方通行は、しばらくして学園都市を抜けて姿を消したようです。まあ、あいつの能力が強すぎるから平穏な暮らしはできないので人目がない場所でひっそり暮らしているのでしょう。

 アレイスターは、プランが修正範囲を逸脱したことから、新しい計画を立案中のようだ。飽きもせず、ご苦労様です。

 駒場、浜面、半蔵の三人は他の道使い(タオつかい)たちと同じく学園都市を卒業した後で各勢力に付け狙われて最終的にはモルモットとなり死亡。予想していましたが、悲惨な最期でした。(南無)

 妹の涙子は、大学卒業後に普通に会社員となって結婚。今では二児の母をやっているそうです。いや、幸せそうでなりより。

 

 

 そして私達監察軍はトレーズ・クシュリナーダが中心となって再建に乗り出した。いろいろ大変なようだが、まあ私があの世界を離れるときには再建は完了していた。

 

 監察軍の再建する場所の決定やコロニーの建造などいろいろやることが多かったけど、ブリタニア帝国の技術力と生産力をもってすればそう時間はかからなかった。というかマジでチートです。スペースコロニーが自動車の様にバンバン製造されていくのは圧巻です。

 

 進みすぎた科学は魔法と変わらないという言葉がありますが、極度に進化した魔法と科学の両方を使うと凄いですね。

 ちなみに監察軍本部の再建場所は、ブリタニア本国かそれとも余所の下位世界にするかで多少揉めたそうです。

 

 再度のベヅァー進撃が予想されるため、本国に危険が及ばないように『魔法少女リリカルなのは』以外の下位世界にするべきかとも検討されたが、監察軍に対する影響力の減少を考慮すると目の届く範囲でないといけいない。勝手に独立なんかされたら目も当てられないからね。だから、またブリタニア帝国の無人星系を与えられ、そこで監察軍本部を再建した。

 こうして入れ物は何とかなったが、むしろ問題なのは激減したトリッパーをどう補充するかだった。その辺りで、死神たちや姫神みこはかなり無茶をしている。特にみこのやり方はいろいろと問題になっている。

 

 いくらなんでもアレは酷い。恨まれると思うのだけど。

 それはともかく私は今では監察軍の科学者をやっている。忘れている人もいると思いますが、私はファティマのスペックをもっていて、更に全知ともいえるアカシックレコードをも保有している。それを使えばどんな技術革新もやれるので、ガンガン活躍していますよ。




後書き

 この『とある少女の支配領域』もこれで終わりです。元々は、思いつきで書いた作品でしたが、『超戦士伝説』を補完するために、ベヅァー戦争の影響を受けた発生したBETA大戦を書いてみました。まあ、おかげで原作が滅茶苦茶になり物語が破綻してしまいました。(笑)これで佐天令子の物語は終わりですが、別の作品でゲスト出演も計画しています。でも、それは後の話ですが。(笑)

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