あいつ何考えてあそこにいるんだろうか?   作:トマボ

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スモウです。オンスタです。

二人合わせてオン☆スモです

そんな友人のお話を聞いて吹き出した作者のただの妄想です。



ダクソR
吾輩の名はスモウ


 

 

 

 

吾輩の名はスモウ。

 

かつて暗雲刺す時代に終止符を打たんと黒龍に挑んだ偉大な大王グウィンに仕えていた者である。

 

 

四騎士にこそなれなかった吾輩ではあるが、処刑人スモウの後任は居ない。

それはつまり吾輩もなかなかに腕は経つということの証明に他ならない。

 

吾輩は只の脳筋ではないのだ。『ステ振り』なるものを失敗したそこら辺の不死では吾輩には到底及ばない。

吾輩の持ち物が、かつてのヤンチャであった吾輩を見かねたグウィンに渡された『補正の低い』『手加減専用の』この武器、スモウハンマーだけであろうとも。

 

ふむ…。

よくよく考えてみれば何故吾輩は吾輩を超えることを試練としているのにも関わらずこんな武器で不死の相手をしているのだろうか?

 

吾輩とて無闇に殺されたくは無いのだが……。

 

……まあ、だが、結局のところこんな武器でずっと此処を守っている吾輩が凄いということで間違いはないな!

 

……ふふふ。褒めても何もないぞ?

 

 

 

 

 

 

さて、グウィンが火となり、都を去ってからどれ程時間が経ったであろうか

 

ーー此処、アノール・ロンドもかつての繁栄は見る影もない。

 

主を無くした廃都に残るのは、物好きな騎士達と使命を果たさんとする不死を見定める役割の吾輩達。

 

勿論、主無き今も昔と変わらず此処でいつか朽ち果てるまで此処に残り、そして……。

結末は分からぬが、此処に残り闘い続ける義務は無い。

 

結局のところこんな廃れた場所に居るのは、銀騎士達のような物好きな連中だけなのかもしれぬ。

いつの世にも愚かな…否、憎めない真っ直ぐな馬鹿者どもはいるのであるなと思う。

 

む?ブーメラン?そのような武器もあるのか。

 

でも、吾輩が投げたブーメラン(言の葉)で受ける傷はそんなでもなかったりする。

 

 

何故ならば、吾輩を含めた居残り組の筆頭はもっともっと頭が硬いので、奴に比べれば吾輩はまだマシなのだと思っているからである。

 

 

四騎士の長…を任されていた、竜狩りの騎士オーンスタイン程ではない。

彼奴は近年…というかアノールロンドきっての稀に見る阿呆である。

 

 

忠誠心と言えば聞こえは良いのであろう。騎士の誉れであるな。

そして、そんなオーンスタインに対して、かつての吾輩ならば思うところがあったであろう。

 

…ふふふ。吾輩の苦い思い出も青春とでも名付けておけば悪くないのかもしれぬしな。

 

 

が、いくら不死とはいえども、エスト瓶すら持たずにほんの一度も休憩せずに番を貼り続けるあのアホ騎士の頭は割と心配になってくる。

 

不死のカウンセラーがいるのならば是非とも依頼をお願いしたいと思う現在の吾輩だったりする。

 

今でこそ彼奴のアホさを知り、最早何も言わぬ吾輩ではある。

 

が…同じ場所で闘っている仲間なのだからせめて会話ぐらいしてくれても良いのでは?と無視されて少しだけ傷ついたのもまたかつての吾輩である。

 

 

 

ちなみに、今吾輩達はグウィンの火を継ぐ、使命を果たし、英雄足らんとする不死の勇者を見定める為に王女の間を守っている。

 

上司は奥に控えているグウィンの娘グィネヴィア。同僚はオーンスタインと銀騎士達、そして暗月の者達である。

 

 

 

………話が少しだけ変わるのだが吾輩には美醜云々は分からぬ。

 

が、銀騎士達には陰ながら人気のあるグウィンドリンとグィネヴィアの姉妹は、ずっと引きこもっていて良いのだろうか?

 

不死に運動不足も何もあるのかは知らぬが、少なくとも吾輩はずっと引きこもっているのは気が滅入ると思う。

 

 

『プレイヤー』なる称号を持つ、かつて挑んできた不死達が、魔法の一種であろう『ボイスチャット』なるもので話していたのを聞いたことがある。

 

 

………まあ、なんだ…その、つまり………な?

 

 

一般的な感性としては女性であろうと引きこもりタイプはなんとなく微妙…であるらしい。

 

 

『丸々王女よりやっぱりクラーグたん一択でしょ』

 

 

…病弱属性とはなんなのだろうか?吾輩には分からぬものだ。

 

 

『グウィンドリンたんはかわええよなぁ。火防女たんとも百合百合だし。あ?引きこもり王女は知らね( ´Д`)y━・~~』

 

百合とはあの白い花のことであろうが…はて?

 

 

『馬鹿野郎!火防女ならやっぱりアンドレイだろうが!』

 

 

…巨人の鍛冶屋が言っていたのが正しいとするならばアンドレイという者は男だった気もするのだが。

うーむ……。不死ではあるが、人間の感性は分からぬなぁ…。

 

やはりそのような話題は吾輩には理解し難いところがある。

 

上司の人気が低いことには触れない賢い吾輩であった。

 

 

 

 

それはさておき、最近ここにたどり着いて吾輩とオーンスタインに挑んできている不死の勇者は見所がある。

 

基本的に不死同士では我慢比べなのではあるが、武器を変え、戦い方を変え、少しずつ吾輩とオーンスタインに迫りつつあるあの不死。

 

白霊も呼ばず、単身で向かってくる無謀な者ではあるが、それでこそ吾輩達に挑むに相応しい。

 

前回は割と危なかった。こちらがペアで無ければ終わっていたかもしれぬ。

 

もし…。もし…だ。

 

吾輩が倒されればオーンスタインが吾輩を潰し、吾輩の力を得る。

 

オーンスタインが倒されれば吾輩が彼奴を潰し、雷の力を得る。

 

 

何処からの記憶かは知らぬが、それは分かる。そして吾輩はそれで良いと思っている。

 

時間の流れも淀んだこの世界だ。

 

そんなこともあるのだろう。

 

吾輩が倒されることがもし、確定した未来であるとしても……。

 

それでも吾輩は不死を試さねばならぬ。

 

それでこそ、処刑人スモウ。

 

大王グウィンに仕えた、アノール・ロンドの守護者であるのだから。

 

 

ああ…もしや奴こそが火を継ぐ不死なのかもしれぬなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 






他の投稿はちょいとお休みかなぁ……。
時間あれば書くよ!(泣
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