カードファイト!!ヴァンガードG 再結成!世界に挑戦する3人   作:リー・D

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次々と行われるファイト。
その中で、ついに出会うべき者たちが出会ってしまった。
2人は、何を思い、口にしあうのだろう。



今回からソウルカウンター、バインドカウンターに引き続き、ドロップカウンターとデッキの枚数の表示を追加します。
文字数は増えますが、前よりも見やすくなったと思います。


第10ターン:夫婦喧嘩!? シオンVSアム

VF世界大会日本本予選ファーストステージクレイスクランブル。

参加者の1人であるクロノは、また勝利を重ね、次なるファイトを行うために走っていた。

 

クロノ「さっきの奴も、勝利ポイントが増加したようには見えなかった。つまり、相性は普通か悪いかの2択。これじゃああんまりポイントが増えないなぁ」

 

クロノは走りながら、大きなため息をつく。

 

クロノ「でも、勝つしかない。俺たちはチャレンジャーなんだから」

 

顔を上げて、クロノは足を速める。

そんな時、クロノの耳に声が聞こえてきた。

 

トコハ「クロノ~!」

 

クロノ「おお~。トコハ~」

 

その声の主は、チームメイトであり、恋人であるトコハだった。

とても嬉しそうに笑い、手を振りながら、トコハはものすごい勢いでクロノに向かって走っていた。

そして、あと数歩でクロノに追いつくところまで走ると、クロノに飛びついた。

 

トコハ「ク~ロ~ノ♡!」

 

クロノ「うおっと!」

 

トコハ「クロノ♡ クロノ♡ ク~ロ~ノッ♡!」

 

そのまま数秒足を浮かせていると、クロノがすとんとトコハを下ろした。

満足したのか、トコハは満開の笑顔をクロノに向けた後。

 

トコハ「また後でね~!」

 

と、言いながら去って行った。

そんな彼女を見送るクロノの顔は真っ赤になっていた。

 

クロノ「/// たっく///」

 

心なしどころか、完全に嬉しそうにクロノも走るのを再開したのだった。

しかし2人は知らなかった。

この1連の光景を見てる者が大勢居たことを。

 

ミヤ『』

 

カズミ『……凄いもの見てしまいましたね』

 

ミヤ『……あの2人つきあっているといううわさはほんとうなんですね』

 

カズミ『ミヤさん。しっかりしてください』

 

それは実況席の2人と観客席のみなさんだった。

あまりの衝撃に、会場中が静まり返っている。

正気なのはカズミだけだ。

 

ミヤ『……仲良いですね』

 

カズミ『はい。正直羨ましいです』

 

ミヤ『あの2人ってよく言い争いをする仲だと思っていたのですが』

 

カズミ『いえ、今でもよく喧嘩しているそうですよ。しかし、新導君は見事でしたね』

 

ミヤ『ええ。飛びつく安城トコハを受けとめ、そのまま数回回転しながら体勢を整え、安全に地面に降ろしましたからね。なんと言いますか……手慣れている感じが凄いですね』

 

カズミ『普段から互いに本音をぶつけ合っていますからこそ、簡単に素直な行動も取れるのでしょうし、相手の考えも理解できるのでしょう。逆に基本喧嘩しない男女は、本音を言えず不満が溜まってしまう危険性がありますから注意が必要ですね』

 

ミヤ『そう言う意味では、とても安心して見れる2人だということですね』

 

カズミ『はい。そして、今まさに、不満が溜まりに溜まりまくった1組の男女がいますね』

 

ミヤ『えっ?』

 

カズミが笑顔でモニターを切り替えると、そこにはファイトを始めたばかりのシオンとアムの姿が映し出されていた。

 

2人「「スタンドアップ!」」

 

シオン「THE!」

 

2人「「ヴァンガード!!」」

 

シオン「《瞬きの騎士 ミーリウス》!」

 

アム「《死せざる死者 グルナッシュ》!」

 

2人のファイトの舞台は何時もの幽霊船だ。

白い騎士と黒い幽霊の対峙は、もはや必然と言っていいだろう。

 

シオン「ライド! 《月牙の騎士 フェレックス》!」

 

シオン手札:5→6→5枚

シオンデッキ:44→43枚

フェレックスソウル:0

〈 〉〈フ〉〈 〉

〈 〉〈ミ〉〈 〉

 

アム「ライド! 《粉骨の呪術師 ネグロボーン》! グルナッシュはそのままよ! アタック!」

 

アム手札:5→6→5枚

アムデッキ:44→43枚

ネグロボーンパワー:7000

 

シオン「ノーガード!」

 

アム「ドライブチェック!」

 

お化けのちゃっぴー(なし)

アムデッキ:43→42枚

アム手札:5→6枚

 

シオン「ダメージチェック」

 

さるーがる(醒)

シオンデッキ:43→42枚

シオンダメージ:0→1

 

シオン「スタンドトリガーだけど。意味ないね」

 

アム「あら、残念ね~。ま~たトリガー運が無いのかしら~」

 

ここでアムは、昔のファイトを題材にシオンを挑発する。

その顔はなにやら怒っているように見える。

 

シオン「ほぅ。君だって、彼氏に連絡しない日々が続いたよね。1人で何でも抱え込む昔の君が戻って来たのかな?」

 

そんなアムの挑発に対して、シオンは笑顔で不満を返した。

完全に喧嘩を売る体制だ。

アムはジト目になってシオンを睨みつける。

 

アム「……アンタのターンよ。早くしたら?」

 

シオンダメージ:1

シオン手札:5枚

シオンデッキ:42枚

 

アムダメージ:0

アム手札:6枚

アムデッキ:42枚

ネグロボーンソウル:1

〈 〉〈ネ〉〈 〉

〈 〉〈 〉〈 〉

 

シオン「では、お言葉に甘えて。僕のターン。ライド、《せぷとがる》。スキル発動。手札の《神明の騎士 アルトマイル》を公開してSB1。山札から、パワー7000の勇敢を持つカードをコールする。《ぎゅーんみー》をコール。さらに《絶世の騎士 リヴァーロ》をコールだ」

 

シオン手札:5→6→5→4枚

シオンデッキ:42→41→40枚

せぷとがるソウル:1→0

シオンドロップ:0→1

 

アム「さっそくロイパラお得意の展開で攻めてくるのね。我慢弱いのは、貴方の弱点の1つじゃないかしら?」

 

このアムの言葉にシオンはムッときたのか、そのまませぷとがるで攻撃宣言を行うことになった。

 

せぷとがる+ミーリウスパワー:14000

 

アム「(まあ、ミーリウスは放置で良いかな)ノーガードよ」

 

シオン「ドライブチェック」

 

要撃の騎士 レドン(なし)

シオンデッキ:40→39枚

シオン手札:4→5枚

 

アム「ダメージチェック」

 

お化けのとみー兄弟(なし)

アムデッキ:42→41枚

アムダメージ:0→1

 

シオン「アタックがヒットしたため、ミーリウスのスキル発動! このユニットをソウルに送り、山札の上10枚を確認。その中のアルトマイルを2枚まで公開して、1枚を手札に加え、もう1枚はソウルに送る。神明の騎士2枚を公開」

 

せぷとがるソウル:0→1→2

シオンデッキ:39→37枚

シオン手札:5→6枚

 

シオン「ぎゅーんみーでブースト、リヴァーロでアタック!」

 

リヴァーロ+ぎゅーんみーパワー:17000

 

アム「《お化けのちゃっぴー》でガードよ。スキル発動。山札からグランブルーを1枚ドロップに送るわ。私は《キング・サーペント》を選択!」

 

ネグロボーン+ちゃっぴーシールド:17000

アム手札:6→5枚

アムデッキ:41→40枚

アムドロップ:0→1

 

アム「さらに《スケルトンの砲撃手》でガードよ!」

 

ネグロボーン+ちゃっぴー+砲撃手シールド:22000

アム手札:5→4枚

アムドロップ:1→3

 

シオン「おや、良いのかい? いきなりそんなにも手札を使って」

 

アム「ふん。良いのよ。落としたいカードを落としたんだから」

 

シオンの挑発に、アムは少し悔しそうにしながらも、強がって返した。

そんなアムを見て、意地汚く笑いながら、シオンはエンド宣言を行うのだった。

 

アムダメージ:1

アム手札:4枚

アムデッキ:40枚

アムドロップ:3

 

シオンダメージ:1

シオン手札:6枚

せぷとがるソウル:2

シオンデッキ:37枚

シオンドロップ:1

〈 〉〈せ〉〈リ〉

〈 〉〈 〉〈ぎ〉

 

アム「スタンド&ドロー! ライド! 《倦怠の呪術師 ネグロレイジー》!」

 

アム手札:4→5→4枚

アムデッキ:40→39枚

 

アム「(あのカードは残すと面倒ね)ネグロレイジーでリヴァーロにアタック!」

 

ネグロレイジーパワー:9000

 

シオン「ふっ。ノーガードだよ。さあ、トリガーを引いてみなよ」

 

ネグロレイジーのパワーが9000なのに対し、リヴァーロはパワー10000。

このままでは攻撃は通らない。

シオンは挑発を込めてその事実を言い放った。

それに対してアムも怒りを抑えきれない。

もはや2人して普段のキャラからは考えられない空気を放っているほどだ。

 

アム「……」

 

シオン「……」

 

アム「……ドライブチェック」

 

お化けのでゅーい(治)

アムデッキ:39→38枚

アム手札:4→5枚

 

アム「ヒールトリガーゲットよ! パワーはネグロレイジー! 1枚回復! どうよ!」

 

ネグロレイジーパワー:9000→14000

アムダメージ:1→0

アムドロップ:3→4

 

シオン「……リヴァーロは退却だよ」

 

シオンドロップ:1→2

 

アム「はん。ターンエンドよ」

 

シオンダメージ:1

シオン手札:6枚

シオンデッキ:37枚

シオンドロップ:2

〈 〉〈せ〉〈 〉

〈 〉〈 〉〈ぎ〉

 

アムダメージ:0

アム手札:5枚

アムデッキ:38枚

アムドロップ:4

ネグロレイジーソウル:2

〈 〉〈ネ〉〈 〉

〈 〉〈 〉〈 〉

 

アム「所詮アンタは、私に勝てないのよ! ファイトでも人生でも!」

 

シオン「……」

 

溜まっていた不満を吐き出すように、アムは罵倒を始める。

それをシオンは、顔を伏せながら聞いていた。

 

アム「私の考えていることなんて何にも分かってないくせに、何でも分かってるような顔して!」

 

シオン「……うるさい……」

 

アム「連絡頂戴!? 私のLINE無視してるのは何処の誰!? 勝手なこと言うな!」

 

シオン「うるさいっ」

 

アム「アンタってやつは!」

 

シオン「うるさーーーい!!」

 

アムの言葉を遮ってシオンは叫ぶ。

先ほどまでの雰囲気に呑まれ、実況席で黙ってみていた2人も驚いた。

 

シオン「スタンド&ドロー! ライド! 《神明の騎士 アルトマイル》! さっきから黙って聞いていれば! 好き勝手言ってくれるね! スキル発動! 勇敢持ちをSB1! 山札から勇敢持ちをコール! 来い、ぎゅーんみー!」

 

シオン手札:6→7→6枚

シオンデッキ:37→36→35枚

アルトマイルソウル:3→2

シオンドロップ:2→3

 

シオン「君だって! 僕がどれだけ大変なのか、知らないだろ! 君が有名になればなるほど、僕がどれほど世間の目を気にしなければならないのか、本当に分かっているのか!」

 

シオンの怒りの瞳に思わずアムも驚いてしまう。

 

シオン「せっかく君と話し合うと同時にファイトできると思ってウキウキとしていたら! 君は怒っているし、長々と説教されるし! フェレックス、《要撃の騎士 レドン》をコール! 君こそ! 勝手なことを言うな! 馬鹿なのか! 君は!」

 

シオン手札:6→4枚

フェレックスパワー:7000→8000

 

アム「なっ、なんですってぇー!」

 

アムも負けずと言い返す。

 

アム「馬鹿はアンタでしょうが!」

 

シオン「誰が馬鹿だ! レドンでアタック!」

 

レドン+ぎゅーんみーパワー:16000

 

アム「ノーガード! ダメージチェックよ!」

 

荒海のバンシー(☆)

アムデッキ:38→37枚

アムダメージ:0→1

 

アム「そんな、ヘナチョコパンチ効かないわよ! クリティカルトリガーでネグロレイジーにパワーを与えるわ!」

 

ネグロレイジーパワー:9000→14000/☆2

 

シオン「ちっ! なら! アルトマイルでアタック!」

 

アルトマイルパワー:11000

 

アム「ノーガード!」

 

シオン「ツインドライブ!」

 

夢の運び手 ベレヌス(☆)

 

シオン「ゲット! クリティカルトリガー! 効果は全てアルトマイルに!」

 

アルトマイルパワー:11000→16000/☆2

レメディ・エンジェル(治)

シオンデッキ:35→33枚

シオン手札:4→6枚

 

シオン「ゲット! ヒールトリガー! パワーはフェレックス! ダメージ1回復!」

 

シオンダメージ:1→0

シオンドロップ:3→4

フェレックスパワー:8000→13000

 

アム「最初とは逆に運が良いわね! ダメージチェック!」

 

防潮のバンシー(なし)

お化けのみっく一家(醒)

アムデッキ:37→35枚

アムダメージ:1→3

 

アム「こっちもスタンドトリガーゲットよ! 当然パワーはネグロレイジー!」

 

ネグロレイジーパワー:14000→19000/☆2

 

シオン「フェレックスでアタック!」

 

フェレックス+ぎゅーんみーパワー:20000

 

アム「効かないって言ってるでしょ! 《腐海の呪術師 ネグロルーク》でガードよ!」

 

ネグロレイジー+ネグロルークシールド:24000

アム手札:5→4枚

アムドロップ:4→5

 

アム「バーカ、バーカ。ヘナチョコパンチ」

 

シオン「ぐぬぬぬ、ターンエンド」

 

アムダメージ:3

アム手札:4枚

アムデッキ:35枚

アムドロップ:5

 

シオンダメージ:0

シオン手札:6枚

アルトマイルソウル:2

シオンデッキ:33枚

シオンドロップ:4

〈レ〉〈ア〉〈フ〉

〈ぎ〉〈 〉〈ぎ〉

 

言い争いが続いているが、お互いに幼稚な言葉を言っているそのさまは。

 

ミヤ『えーっと。これは、何と言いますか……』

 

カズミ『まるで痴話喧嘩ですね』

 

アム「シオンのお馬鹿!」

 

シオン「アムの頭でっかち!」

 

見ている人全員を呆れさせている。

特にアイドル蝶野アムのファンは、何時も見ている姿とはまるで違う彼女の姿に、目を丸くしているほどだ。

 

アム「もう、許さない! 私のターン! スタンド&ドロー! ライド! 《星影の吸血姫 ナイトローゼ》! 《海淵のゾンビホエール》をコストに、ストライドジェネレーション! 《嵐を呼ぶ海賊王 ガッシュ》!」

 

アム手札:4→5→4→3枚

アムデッキ:35→34枚

アムドロップ:5→6

 

シオン「ふ~ん。今日は星影の方なんだ」

 

アム「アンタを倒すためよ。超越スキル! CB1! 山札の上3枚をドロップへ。ドロップゾーンから1枚選び、コール! キング・サーペントよ!」

 

アムダメージ:3(裏0→1)

アムデッキ:34→31枚

アムドロップ:6→9→8

 

アム「キング・サーペントのスキル。SC1! CC1!」

 

ガッシュソウル:3→4

アムデッキ:31→30枚

アムダメージ:3(裏1→0)

 

アム「さらに、ガッシュのスキル! CB1! SB1! ガッシュのソウルを任意の枚数ドロップへ送るわ。その枚数と同じだけドロップからコール! 私は2枚ドロップに送るわ! そして、ドロップからネグロレイジー、ネグロボーンをコール!ガッシュのスキルでパワー+1000!」

 

アムダメージ:3(裏0→1)

ガッシュソウル:4→3→1

アムドロップ:8→9→11→9

ネグロレイジーパワー:9000→10000

ネグロボーンパワー:7000→8000

 

ミヤ『出ました! グランブルーのドロップゾーンからのスペリオルコール! まさしく圧巻です!』

 

アム「ネグロレイジーとグルナッシュを亡霊に! さらにネグロレイジーのスキル! CB1とSB1で、ドロップゾーンのG2以下をコール! グルナッシュをコール! 亡霊! さらにネグロレイジーにパワー+2000! そして、ランペイジ・シェイドをコール!」

 

アムダメージ:3(裏1→2)

ガッシュソウル:1→0

アムドロップ:9→10→9

ネグロレイジーパワー:10000→12000

アム手札:3→2枚

〈ネ〉〈ナ〉〈キ〉

〈ラ〉〈グ〉〈ネ〉

 

カズミ『ガッシュのスキルでドロップに送られていたカードですね』

 

超越コストともう1枚以外、手札を使わないで全てのリアガードを展開した。

この脅威の展開力こそがグランブルーの特徴だ。

シオンの操るロイヤルパラディンとは全く異なるベクトルの展開力。

それには何時も苦戦させられる、シンプル故に強い能力なのだ。

 

アム「グランブルーは何度でも蘇る! 蘇る度に強くなるのよ! アンタを負かして頭下げらせるまで、私は絶対に諦めないわ! ネグロレイジーでフェレックスにアタック!」

 

ネグロレイジー+ランペイジパワー:16000

 

シオン「《夢の運び手 ベレヌス》でガード!」

 

フェレックス+ベレヌスシールド:18000

シオン手札:6→5枚

シオンドロップ:4→5

 

アム「ネグロボーンでブースト、キング・サーペントでアタック!」

 

サーペント+ネグロボーンパワー:17000

 

シオン「ガード! せぷとがる! レドンでインターセプト!」

 

アルトマイル+せぷとがる+レドンシールド:21000

シオン手札:5→4枚

シオンドロップ:5→7

 

アム「ネグロボーンのスキル! CB1! キング・サーペントを退却して、ドロップからネグロルークをコール! 亡霊!」

 

アムダメージ:3(裏2→3)

アムドロップ:9→10→9

 

アム「ガッシュでヴァンガードにアタック! ランペイジ・シェイドのスキル発動! このユニットをソウルに送り、1枚ドロー。パワー+5000!」

 

ガッシュソウル:0→1

ガッシュパワー:26000→31000

アムデッキ:30→29枚

アム手札:2→3枚

ガッシュ+グルナッシュパワー:36000

 

シオン「ノーガード」

 

アム「トリプルドライブ」

 

夜霧の吸血姫 ナイトローゼ(なし)

防潮のバンシー(なし)

ランペイジ・シェイド(☆)

アムデッキ:29→26枚

アム手札:3→6枚

 

アム「ゲット! クリティカルトリガー! パワーはネグロルーク! クリティカルはヴァンガード!」

 

ガッシュ:☆2

ネグロルークパワー:9000→14000

 

シオン「ダメージチェック!」

 

厳戒の騎士 レギウス(なし)

ダマスカスの支援術士(なし)

シオンデッキ:33→31枚

シオンダメージ:0→2

 

アム「よし! ネグロルークでアタック! スキルでパワー+2000! さらに! 亡霊状態なため、パワー+5000!」

 

ネグロルークパワー:14000→16000→21000

 

シオン「ガード。リルディス、《反攻の騎士 スレイマン》」

 

アルトマイル+リルディス+スレイマンシールド:26000

シオン手札:4→2枚

シオンドロップ:7→9

 

アム「(ガード2枚。流石にわざとよね)ターンエンド。亡霊状態のユニット3体はドロップへ。グルナッシュのスキル。CC2。ネグロボーンのスキル。CC1、SC1」

 

アムドロップ:9→12

アムダメージ:3(裏3→1→0)

ナイトローゼソウル:1→2

アムデッキ:26→25枚

 

フィールドに残らず、再び墓地で力を溜めるユニットたち。

そんなユニットたちに、アムの心情の1部を見たシオンは笑った。

 

アム「何笑ってるのよ!」

 

シオン「あははは。いや、ごめん。君の攻撃を受けて、少し頭が冷えてね。伊吹さんの言葉を思い出したんだ」

 

アム「伊吹本部長の言葉?」

 

これにはアムだけでなく、ミヤやカズミも首をかしげる。

 

シオン「『ファイトには、その人間の全てが現れる』クロノを通して、その言葉の意味を何度も見てきたけど、僕もこのファイトを通じて、君の気持ちが見えてきた気がするよ」

 

アム「私の……気持ち」

 

シオン「だから、アム。君も、僕のファイトを見てくれ。僕の全てを!」

 

シオンダメージ:2

シオン手札:2枚

シオンデッキ:31枚

シオンドロップ:9

〈 〉〈ア〉〈フ〉

〈ぎ〉〈 〉〈ぎ〉

 

アムダメージ:3

アム手札:6枚

アムデッキ:27枚

ナイトローゼソウル:2

アムドロップ:12

〈 〉〈ナ〉〈 〉

〈 〉〈 〉〈ネ〉

 

カズミ『綺場君は、本音を言ったおかげか。冷静な自分を取り戻すことができたみたいですね』

 

ミヤ『次は綺場シオンのターン! ここからどんな展開を見せてくれるのか!』

 

シオン「僕のターン! スタンド&ドロー! アルトマイルを捨てて、ストライドTHEジェネレーション! 《不滅の聖剣 フィデス》! 超越スキル! SB1! 山札からスレイマンをコール!」

 

シオン手札:2→3→2枚

シオンデッキ:31→30→29枚

フィデスソウル:2→1

シオンドロップ:9→10→11

 

シオン「さらに! 《ダマスカスの支援術士》をコール!」

 

シオン手札:2→1枚

〈ス〉〈フ〉〈フ〉

〈ぎ〉〈ダ〉〈ぎ〉

 

シオン「フィデスのスキル! CB1で、勇敢持ちのアタックはパワーに関係なくヒットできる!」

 

シオンダメージ:2(裏0→1)

 

ミヤ『出ました! フィデスのガード制限スキル! これで蝶野アムは、守護者以外のガードが難しくなりにゃした!』

 

シオン「スレイマンとフェレックスの勇敢!」

 

スレイマンパワー:9000→12000→14000

フィデスパワー:26000→28000

フェレックスパワー:7000→8000→10000

 

シオン「フェレックスでアタック!」

 

フェレックス+ぎゅーんみーパワー:17000

 

アム「《マルトリート・シェイド》とネグロレイジーでガードよ!」

 

ナイトローゼ+ネグロレイジー+マルトリートシールド:21000

アム手札:6→4枚

アムドロップ:12→14

 

シオン「それなら、フィデスでアタック!」

 

フィデス+ダマスカスパワー:35000

 

アム「《防潮のバンシー》で完全ガード!」

 

アム手札:4→2枚

アムドロップ:14→16

 

シオン「トリプルドライブ!」

 

せぷとがる(なし)

厳戒の騎士 レギウス(なし)

夢の運び手 ベレヌス(☆)

シオンデッキ:29→26枚

シオン手札:1→4枚

 

シオン「ゲット! クリティカルトリガー! 効果は全てスレイマンへ!」

 

スレイマンパワー:14000→19000/☆2

 

アム「シオンお得意の連続攻撃。……辛いわね。でも、デッキは大丈夫なの? 欲しいユニットがなくなったら次の攻め手がなくなるんじゃない?」

 

シオン「よく言ってるじゃないか。僕は全てを手に入れる。そのために、あらゆる手を使うと。やり方なんて、幾らでもあるさ! スレイマンでアタック! スキル発動! CB1と手札1枚をコストに、山札からリヴァーロをコール! パワー+2000!」

 

シオンダメージ:2(裏1→2)

シオン手札:4→3枚

シオンドロップ:11→12→13

シオンデッキ:26→25枚

リヴァーロパワー:10000→12000

スレイマンパワー:19000→17000/☆2

スレイマン++ぎゅーんみーパワー:24000/☆2

 

アム「Gガード! 《招来の幻妖術師 ネグロノーラ》! SB1! ドロップゾーンから2枚選択して、ガーディアンとしてコール! 私は、お化けのちゃっぴーとキング・サーペントをコールするわ。ちゃっぴーのスキルで、山札から《お化けのべいる》をドロップへ!」

 

アム手札:2→1枚

ナイトローゼソウル:2→1

ナイトローゼ+ネグロノーラ+ちゃっぴー+サーペントシールド:41000

アムドロップ:16→17→15→16→18

アムデッキ:27→26枚

 

シオン「流石に硬いね。リヴァーロでアタック!」

 

リヴァーロパワー:12000

 

アム「ノーガード」

 

スケルトンの砲撃手(なし)

アムデッキ:26→25枚

アムダメージ:3→4

 

シオン「ダマスカスの支援術士の勇敢。このユニットを退却させて、CC2と1枚ドロー」

 

シオンドロップ:13→14

シオンダメージ:2(裏2→0)

シオン手札:3→4枚

シオンデッキ:26→25枚

 

シオン「ターンエンド」

 

アムダメージ:4

アム手札:1枚

アムデッキ:25枚

ナイトローゼソウル:1

アムドロップ:18

 

シオンダメージ:2

シオン手札:4枚

シオンデッキ:25枚

アルトマイルソウル:1

シオンドロップ:14

〈ス〉〈ア〉〈リ〉

〈ぎ〉〈 〉〈ぎ〉

 

アム「はあ。やっぱりアンタムカつくぐらい強いわ」

 

シオン「お褒めに預かり光栄です」

 

溜め息をつきながら皮肉った言葉に、シオンは素直に頭を下げた。

そんなシオンをアムはジト目で睨みつけるのだった。

 

アム「スタンド&ドロー。ライド、《夜霧の吸血姫 ナイトローゼ》! さらに夜霧の吸血姫 ナイトローゼをコストに、Gゾーン解放。行くわよ、シオン。絶望を乗り越え、立ち上がれ! 我が未来はここにある! ストライドジェネレーション! 《夜薔薇の海賊王 ナイトローゼ》!」

 

アム手札:1→2→1→0枚

アムデッキ:25→24枚

アムドロップ:18→19

 

ミヤ『蝶野アム! ここで超越したのは! ナイトローゼの新たなる姿!夜薔薇の海賊王 ナイトローゼだ!』

 

カズミ『しかも夜霧ナイトローゼにライドし直しています。次のターンの守りも万全ですね』

 

アム「超越スキル。CB1して、ドロップゾーンからスケルトンの砲撃手をコールよ。パワー+2000! スケルトンの砲撃手のスキル。CB1して、相手のユニットを退却!右のぎゅーんみーを退却させて、1枚ドロー!」

 

アムダメージ:4(裏0→1→2)

アムドロップ:19→18

砲撃手パワー:9000→11000

アム手札:0→1枚

アムデッキ:24→23枚

シオンドロップ:14→15

 

アム「夜薔薇の海賊王 ナイトローゼのスキル。CB1。ドロップゾーンからGBと同じ枚数まで亡霊状態でコールするわ。私は、ランペイジ・シェイド、グルナッシュ、お化けのべいるをコール。3枚以上コールしたため、このユニットのクリティカル+1。さらにべいるは自身のスキルで、パワー+2000」

 

アムダメージ:4(裏2→3)

アムドロップ:18→15

ナイトローゼ:☆2

べいるパワー:7000→9000

〈ス〉〈ナ〉〈べ〉

〈ラ〉〈グ〉〈ネ〉

 

アム「はあぁ、ホント私たちって不器用よね。もっと素直に気持ちを言い合えれば良いのに」

 

シオン「クロノとトコハみたいに、日頃から喧嘩して仲直りすることができれば良いんだけどね。いや、あの2人は参考にならないか」

 

2人の瞼の裏には中学の時から続く喧嘩と仲直りを繰り返すクロトコメモリーが映し出される。

確かにあのケンカップル兼バカップルのように行くことは難しいだろう。

 

シオン「でも、僕たちは僕たちのペースで進んでいけばいいんだよ」

 

アム「そうね。まずは、ごめんなさい。シオン。最近忙しくて、貴方のお誘いを断り続けちゃって」

 

アムは素直に、申し訳なさそうに頭を下げた。

 

シオン「僕のほうこそ、時間がかみ合わないと思って、あまり連絡しなくてごめん」

 

シオンも同じように謝った。

謝る姿が全く同じだったため、2人は急に笑い出した。

 

アム「あははは。あ~可笑しい。結局私たちって、似たもの同士ってことね」

 

シオン「同じような人間が同じように意地張って、同じように嫉妬し合ったんだ。拗れるのもしかたがないね」

 

アム「もう少し頻繁に会いましょう。我慢のしすぎは体に良くないわ」

 

シオン「そうだね。さて、時間云々は後で話そう。今は、このファイトに集中だ」

 

アム「ええ。負けないわよ。バトル! ナイトローゼのスキル! ドロップのナイトローゼの数だけユニットを選択、パワー+5000! 今私のドロップには、ナイトローゼが2枚あるわ。私はお化けのべいるとスケルトンの砲撃手を選択!」

 

砲撃手パワー:11000→16000

べいるパワー:9000→14000

 

ミヤ『ナイトローゼが自身のスキルで展開したカードにさらにパワァーを与えたぞ!』

 

アム「ランペイジ・シェイドのブースト、砲撃手でヴァンガードにアタック!」

 

砲撃手+ランペイジパワー:20000

 

シオン「ベレヌスでガード!」

 

アルトマイル+ベレヌスシールド:21000

シオン手札:4→3枚

シオンドロップ:15→16

 

アム「まだまだ行くわよ! ネグロボーンのブースト、べいるで、ヴァンガードにアタック!」

 

べいる+ネグロボーンパワー:21000

 

シオン「ノーガード! ダメージチェック!」

 

天命の騎士 アルトマイル(なし)

シオンデッキ:25→24枚

シオンダメージ:2→3

 

アム「ネグロボーンのスキルで、べいるを退却! ネグロレイジーをコール! 亡霊! さらにべいるは、バトルフェイズ中に退却した場合、自身を山札の1番下に戻すことで、CC1!」

 

アムダメージ:4(裏3→4→3)

アムドロップ:15→16→15→14

アムデッキ:23→24枚

 

アム「蘇ったネグロレイジーのスキルで、ネグロルークを呼び戻す!」

 

アムダメージ:4(裏3→4)

ナイトローゼソウル:2→1

アムドロップ:14→13→14

ネグロレイジーパワー:9000→11000

 

アム「ナイトローゼでアタック!」

 

ナイトローゼソウル:1→2

ナイトローゼパワー:26000→31000/☆2

アム手札:1→2枚

アムデッキ:24→23枚

ナイトローゼ+グルナッシュパワー:36000/☆2

 

シオン「Gガード! 《神聖竜 ディフェンドホールド・ドラゴン》! 勇敢で、完全ガードになる!」

 

シオン手札:3→2枚

シオンドロップ:16→17

 

アム「出たわね。それなら、トリプルドライブ!」

 

防潮のバンシー(なし)

お化けのでゅーい(治)

 

アム「ヒールトリガー! ダメージ1回復、パワーはネグロルークへ!」

 

アムダメージ:4→3(裏4→3)

アムドロップ:14→15

ネグロルークパワー:9000→14000

荒海のバンシー(☆)

アムデッキ:23→20枚

アム手札:2→5枚

 

アム「ゲット! クリティカルトリガー! 効果は全て、ネグロルークへ!」

 

ネグロルークパワー:14000→19000/☆2

 

カズミ『ダブルトリガー。流石ですね』

 

アム「これならどう? ネグロルークでアタック! 亡霊状態なため、スキル発動!」

 

ネグロルークパワー:19000→21000→26000/☆2

 

シオン「(ここだ!)ノーガード!」

 

ミヤ『おーっと!綺場シオンはここでノーガードだ!』

 

シオン「ダメージチェック」

 

ぎゅーんみー(なし)

要撃の騎士 レドン(なし)

シオンデッキ:24→22枚

シオンダメージ:3→5

 

カズミ『残りの攻撃は1回。確実にガードできるからこそのノーガード宣言ですね』

 

アム「なら、ネグロレイジーでアタックよ!」

 

ネグロレイジーパワー:11000

 

シオン「《厳戒の騎士 レギウス》! 勇敢! SC1! 手札が1枚以下なため、ノーコストで完全ガード!」

 

シオン手札:2→1枚

アルトマイルソウル:1→2

シオンデッキ:22→21枚

シオンドロップ:17→18

 

カズミ『前のターンの最後にドローしたカードは分からないままでしたか』

 

ミヤ『前のターンのトリプルドライブで手札に入ったカードが見えていた以上、このターンで決めきれないことは、蝶野アムにも分かっていたのでは? だからこそ、連続攻撃よりも手札を増やすことに集中したわけですし』

 

カズミ『それでも、情報が見えているのかいないのかは大きく違います。少しでも多くの手札を見たいために、この攻撃を仕掛けたのでしょう』

 

アム「エンドフェイズに、亡霊状態のユニットは退却するわ。まずは、グルナッシュよ。スキルでCC2。ここで、夜霧の吸血姫 ナイトローゼのGB2発動。Rがドロップゾーンに置かれたため、山札の上3枚をドロップゾーンに送り、ドロップゾーンのユニットをコールするわ。私は、スケルトンの砲撃手をコール。亡霊にして、スキル発動。私は、左のぎゅーんみーを選択。さらに1枚ドロー」

 

アムドロップ:15→16→19→18

アムデッキ:20→17→16枚

アムダメージ:3(裏3→1→2)

アム手札:5→6枚

シオンドロップ:18→19

 

アム「残りのユニットは同時に退却するわ」

 

アムダメージ:3(裏2→1)

ナイトローゼソウル:2→3

アムデッキ:16→15枚

アムドロップ:18→21

 

ミヤ『蝶野アムは、これで完全ガードが手札に1枚入っています。大丈夫か?』

 

シオンダメージ:5

シオン手札:1枚

シオンデッキ:21枚

アルトマイルソウル:2

シオンドロップ:19

〈ス〉〈ア〉〈リ〉

〈 〉〈 〉〈 〉

 

アムダメージ:3(裏1)

アム手札:6枚

アムデッキ:15枚

ナイトローゼソウル:3

アムドロップ:21

〈 〉〈ナ〉〈 〉

〈 〉〈 〉〈ネ〉

 

シオン「(手札は6枚。なら、いける)ファイナルターン!」

 

シオンのファイナルターン宣言を聞いていた全員が息を呑む。

 

シオン「超越コストは《天命の騎士 アルトマイル》! ストライドTHEジェネレーション! 《不滅の聖剣 フィデス》!」

 

シオン手札:1→2→1枚

シオンデッキ:21→20枚

シオンドロップ:19→20

 

シオン「超越スキル! フェレックスをコール!」

 

フィデスソウル:2→1

シオンドロップ:20→21

シオンデッキ:20→19枚

 

シオン「フェレックスの勇敢! 前列全てにパワー+2000と抵抗を与える!」

 

スレイマンパワー:9000→12000→14000

フィデスパワー:26000→28000

フェレックスパワー:7000→8000

リヴァーロパワー:10000→12000

 

シオン「フィデスのスキル!」

 

シオンダメージ:5(裏0→1)

 

アム「前列全てに抵抗があるから、砲撃手で除去するができない。しかも、連続攻撃の準備が整った!」

 

カズミ『綺場君のユニットはほぼ全て勇敢持ち。蝶野さんのダメージは3。ダメージトリガーに全てがかかっていますね』

 

シオン「いくよ、まずはスレイマンでアタック! スキルは使わないよ」

 

スレイマンパワー:14000

 

アム「ノーガードよ。ダメージチェック」

 

お化けのとみー兄弟(なし)

アムデッキ:15→14枚

アムダメージ:3→4(裏1)

 

ミヤ『1枚目はノートリガーだ!』

 

シオン「続いて、リヴァーロでアタック! スキルで、3枚目のスレイマンをコール!」

 

リヴァーロパワー:12000

シオンダメージ:5(裏1→2)

シオンデッキ:20→19枚

スレイマンパワー:9000→12000→14000

シオンドロップ:20→21

 

アム「もう1度よ。ノーガード! ダメージチェック!」

 

お化けのとみー兄弟(なし)

アムデッキ:14→13枚

アムダメージ:4→5(裏1)

 

アム「くっ!」

 

ミヤ『2回連続、ノートリガー!』

 

カズミ『これで彼女は、もう攻撃を通すことができなくなりました』

 

シオン「スレイマンでアタック! リヴァーロをコール!」

 

スレイマンパワー:14000

シオンダメージ:5(裏2→3)

シオン手札:1→0枚

シオンドロップ:21→22→23

シオンデッキ:19→18枚

リヴァーロパワー:10000→12000→14000

 

アム「リヴァーロもスレイマンも3枚ずつ。ネグロルークとキング・サーペントでガードよ」

 

ナイトローゼ+ネグロルーク+サーペントシールド:21000

アム手札:6→4枚

アムドロップ:21→23

 

シオン「リヴァーロでアタック! 来い! 《逆風の騎士 セリム》!」

 

リヴァーロパワー:14000

シオンダメージ:5(裏3→4)

シオンデッキ:18→17枚

セリムパワー:7000→10000

 

カズミ『セリムは山札でG2として扱うスキルを持っていますから、リヴァーロでリクルートが可能です』

 

アム「……(フィデスの攻撃を含めて、最低後3回は攻撃ができる。防ぎきるには……)賭けるしかない! ノーガード!」

 

ミヤ『ここでノーガード宣言!?』

 

カズミ『連続攻撃が続く以上、勝つためにはここしかないでしょう』

 

アム「ダメージ……チェック(お願い!)」

 

アムは目をつむって祈るように山札をめくる。

しかし、めくられたカードは、夜霧の吸血姫 ナイトローゼだった。

 

夜霧の吸血姫 ナイトローゼ(なし)

アムダメージ:5→6

シオンWIN

 

無情にも彼女の相棒は、彼女の敗北の決定打となってしまった。

アムはそのカードを見て、ダメージゾーンに置いた。

 

アム「あ~あ。負けちゃったか。残念」

 

シオン「セ・フィ二。ありがとう。良いファイトだったよ」

 

2人はカードを片付け、握手を交わした。

そして、ポイントが勝者に渡される。

 

シオン「これは……多いね。アム、君何点ぐらい取っていたんだい?」

 

アム「えっ? 私は――」

 

アムが話した点数を聞いたシオンは、笑い出した。

 

アム「え!? なんで!? 何が可笑しいの?」

 

シオン「いや、ごめん。どうやら、このシステム上の僕たちの相性は良いみたいでね。それが嬉しくて、つい」

 

アム「えっ!?///」

 

相性システムのことを思い出し、アムは頬を染めた。

当然だろう。

目的が違うと言っても、恋人同士の相性が良いと言われれば嬉しいが道理だからだ。

ここでアムがドロップゾーンに送られ始める。

 

アム「あっ、シオン!」

 

慌ててアムが大きな声でシオンに呼びかける。

 

アム「今日は、難しいかもしれないけど。明日!」

 

アムが言わんとしていることに気づき、シオンはアムが降りていく穴に近づく。

 

アム「明日。会いましょう」

 

少し寂しそうだが、確信に満ちた目を向けて言葉を紡いだところで、アムの姿が見えなくなった。

その言葉を聞いたシオンも少し寂しそうに顔を伏せたが、すぐに顔を上げた。

 

シオン「もちろんだよ。アム」

 

会う約束。

それを交わすことができたシオンは、笑って歩み出した。

すれ違っていた想いが、繋がり合ったことが今は何よりも嬉しいから。

 

続く

 

ピンポンパンポ~ン

 

ミヤ『えーっ。皆様、そろそろお昼の時間が近づいてまいりました。お食事は、バインドゾーンにて行ってください』

 

カズミ『あそこ美味しいですよね。俺も食べたかった』

 

ミヤ『こんなことも有ろうかと、1部をここに』

 

実況席でも、美味しそうな食事フェイズが開始されるのだった。




次回予告

「しまった! お昼の時間なのにドロップに落ちるなんて! ファイト時間短くなるじゃない!」

「えっ!? そっち!?」

「よく考えなさい。私のチームメイトは……ルーナとサーヤよ」

「あぁ(察し)」

「ああぁ。2人が心配だわ。特にルーナ」

次回、第11ターン:過去と未来

「まあまあ、彼女たちも18歳になってるんだから、信じてあげようよ」

「はぁ。変な所で時間潰してないと良いんだけど」
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