カードファイト!!ヴァンガードG 再結成!世界に挑戦する3人   作:リー・D

12 / 23
多くのファイト。
入り乱れる人々の思い。
その中で、少女は1人の人間の悩みを聞くのだった。


第11ターン:過去と未来

VF世界大会日本本予選ファーストステージクレイスクランブル1日目も半日が経過した。

ファイターはそれぞれ、バインドゾーンにて食事を開始していた。

その中には、トライスリーの3人の姿もあった。

 

シオン「ふぅ。ここまでは全勝か」←焼き魚定食を食べている

 

トコハ「良い感じよね。3年前の大苦戦が懐かしいわ」←コロッケ定食now

 

クロノ「いや、そんなフラグ立てるようなこと言うなよ」←ハンバーガーバクバク

 

トコハ「フラグって何よ!」

 

クロノ「3年前に初日と2日目と連日で敗北したお前が言うと危険な気がするんだよ!」

 

トコハ「私だって負けたくて負けたわけじゃ無いわよ! そう言うクロノだって!」

 

シオン「2人ともストップ!」

 

何時もの通り喧嘩を始めようとした2人を、シオンが静止する。

なお、この場には他にも大勢の参加者が集まっていたので、当然この会話が聞こえていた。

なので、多くの人は聞き耳を立てていたのだった。

 

モブ共(((あの喧嘩を止めるなんて綺場シオン△(さんかっけー))))

 

彼らの思いは一致していた。

 

シオン「全く君たちは。ここが往来の場だってことを分かっているのかい?」

 

クロトコ「「うっ」」

 

モブ共(((いいぞ! もっと言え!)))

 

シオン「どうせ君たちのことだから、ある程度言い合ったらお互いの非を認め合って、仲直りするんだろ! 知ってるんだよ!」

 

モブ共(((えっ? そっち!?)))

 

シオン「そして、そのままイチャイチャ。状況によってはマウストゥマウスかい!? 家で2人だけの時にやりなよ!」

 

クロノ「うう/// 確かに///」

 

シオンの言葉をクロノは頬を赤めながら認め、顔を伏せた。

対して、トコハはジッとシオンを見つめていた。

 

トコハ「……シオン。何か良いことあった?」

 

シオン「えっ?」

 

何かを見据えた目を向けられて、シオンは冷や汗をかいてしまう。

 

トコハ「だって、シオン、テンション高いよ。こんな風にシオンがなるのって、何か良い事があった時か、これから良い事が起こるかのどっちかだよ」

 

クロノ「あ~、確かに。櫂さんとのファイトなんて滅茶苦茶嬉しそうでテンションMAXだったよな」

 

トコハの指摘に、クロノが納得してしまい、よりいっそシオンは大きく冷や汗をかいた。

 

トコハ「シオン。アンタ……アムとファイトしたわね」

 

シオン「ギクッ」

 

シオンは露骨に顔をそらした。

これを見て、トコハは自身の推測が確信に変わったことを自覚した。

 

クロノ「あ~。それで~」

 

クロノは納得した後、露骨に顔を歪ませてニヤける。

同じようにトコハも笑った。

 

シオン「ッ/// だっ、だからなんだ! 2人とも笑うな!」

 

シオンは羞恥心からか、顔をタコのように真っ赤にして怒鳴った。

 

クロトコ「「いや~青春だな~」」

 

シオン「2人とも。ちょっとそこに正座」

 

この後、シオンはチームメイトカップルを10分ぐらい説教し続けるのだった。

なお、周りの人々は、この光景を生暖かい目で見守っていたと後に語る。

 

その頃。

 

ルーナ「あれ~? 此処何所~?」

 

ラミーラビリンスの弓月ルーナは、迷っていた。

そんな彼女に近づく影があった。

 

江西「ルーナ?」

 

ルーナ「あれ? 江西さん? どうして此処に?」

 

それは、ダークゾーン支部支部長江西サトルだった。

何故か彼は、頭に三角巾を着け、エプロンを身に纏っていた。

 

江西「俺は食事スペースの手伝いだ。人手が足らないと言われてな。ルーナは、何故此処に?」

 

ルーナ「そうだったんですか。私は、お手洗いに来たんですけどぉ」

 

江西「……もしかして、迷ったか?」

 

江西の指摘にルーナは恥ずかしそうに赤くなった。

 

ルーナ「えへへへ///」

 

笑う姿から察するに、図星だったようだ。

 

江西「はぁ。気をつけろ。こっちだ」

 

江西は案内するために歩き出す。

ルーナも慌ててついていった。

 

ルーナ「すみません。お手を煩わせてしまって」

 

江西「気にするな。俺はスタッフで、お前は参加者だ。参加者が無事にイベントを行えるようにサポートするのが仕事だ」

 

話している間に、ルーナは江西の隣まで追いついた。

 

ルーナ「でも意外でした。江西さんって、そんな格好もするんですね」

 

江西「前に、ドラエン支部で働いていた時は、似たような姿だったぞ。特にヴァンガ朗君の中の人やった時とか」

 

ルーナ「そうなんですか~」

 

江西「それに、今回の仕事は俺が自分で志願したんだ。少しでも多くの人がファイトを楽しむ姿を見たかったからな。俺の行動1つで、1人でも多くの人が笑顔になれる。そんな現場を。それこそが、俺を救ってくれた、彼女の思いに応えることだから」

 

ルーナは黙って江西の話を聞いていた。

江西の少年の時の出来事を彼女も知っているから。

 

江西「とは言え、なかなか上手くいかないものだ。最初は、調理担当を志願したのだが、安城さんが即時却下してな。結局、掃除係に任命されてしまった」

 

ルーナ「え? マモルさんが?」

 

彼女にとっては意外なことを聞いて、驚いてしまったらしい。

ルーナにとって、安城マモルとは優しくて懐の広い人だった。

筆頭するのはサーヤのことだろう。

サーヤと良く仕事をする間柄故に、サーヤの無茶な要求にはルーナもアムも何時も苦悩し、フォローに回ることが多い。

サーヤも昔と比べて成長しているのか、最近は無茶振りが減ってきて、スタッフさんたちと相談した上で、自身の要求を述べるようになったので、サーヤのマネージャーもフォローに回ることが少なくなり、胃痛がなくなったと安堵しているらしい。

そんな中で、サーヤが遠慮なく自身が求めるステージを要求できる場所があるのだ。

ドラエン支部である。

お祭り大好きドラエン支部では、彼女の急なスケジュール変更すらも、イベントに変えてしまう。

支部長大山リュウタロウと安城マモルが、「彼女の好きなようにやって欲しい。フォローは自分たちの役目だ」とはっきり言った上で、それを実行してみせたのだ。

特にマモルの方は、サーヤが特に信頼している人物として、名が挙がるほどの信頼を得ている。

そんな人が志願をすぐさま却下するとは思えなかったのだ。

 

ルーナ「江西さん。マモルさんが調理係を却下した理由って分かりますか?」

 

アム曰くマモルでもよほどのことが有れば怒ることがある、と聞いていたルーナは今回のことは江西が原因ではないかと推測した。

江西もすぐさま考えるように顎に手を当てた。

 

江西「ふむ。そういえば、以前支部長クラスだけでお好み焼きパーティを行ったのだが、最年少と言うことで俺が最初焼いたのだが、焼き始めた段階で何故か俺の周りがいろいろと飛び散っていたな」

 

ルーナ「……それですね」

 

自覚がないのか、とても不思議そうな顔をしている江西をルーナは呆れたような目で見つめた。

 

江西「後、支部で俺が湯飲みを洗うと必ず割れてな。置くだけならなんともないのに何故なんだろうな?」

 

ルーナ「とりあえず江西さんは一生料理に関わらないほうが良いことが分かりました。マモルさんが正しいです」

 

ルーナにまではっきりと言われてしまった江西は、やはり納得しかねない顔をしたが、はっきりと言われてしまった以上仕方が無いので黙ってしまった。

そんな江西を見て、ルーナは笑う。

 

江西「……そんなに可笑しいか?」

 

ルーナ「ふふふ。ごめんなさい。江西さんって、天然で可愛い所が有るって、トコハやクミから聞いてましたけど、本当だったんですね」

 

江西は元チームメイトの2人を思い出して少し目を細めてしまう。

そんな江西を見て、ルーナは続けた。

 

ルーナ「でも、良いことだと思いますよ。初めて会った江西さんって、なんだか恐い人だと思いましたから。江西さんの素顔が分かれば、みんな江西さんのこと好きになってくれますから」

 

ルーナは満開の笑顔でそう言った。

 

江西「そう……か? お前も、そうなのか?」

 

ルーナ「えっ?」

 

江西「いや、何でも無い」

 

江西が少し頬を染めながらボソッと言った言葉は、ルーナには聞こえなかったので、江西は誤魔化した。

話している内に、人が大勢集まっている所に辿り着いた。

 

江西「もう、迷うなよ」

 

ルーナ「ありがとう、ございました。江西さん」

 

江西「サトルで良い」

 

そう言った江西の頬はやはり赤かった。

 

ルーナ「分かりました。サトルさん。お仕事頑張ってください」

 

江西「ああ。俺も、お前のファイト、できるだけ見よう」

 

ルーナ「はい。では、失礼します」

 

お辞儀をしたルーナは、そのまま走り去っていった。

その背中を江西は見えなくなるまで見続けた後、決意を新たに彼も歩み出した。

己の成すことを果たすために。

 

ルーナはその後、バインドゾーンから出て、ファイターを探していた。

 

ルーナ「サトルさんも見てるし、みんなの笑顔のため、頑張りますか」

 

そんな時、彼女のファイバがファイト申請を受け取った。

周りを見渡すと、同じマークが表示された人を見つけた。

 

ルーナ「君は、渕高サオリ君」

 

サオリ「あ、貴方は、ラミーラビリンスのルーナさん!?」

 

相手は、チームジャスティス・ヴィクトリーズの渕高サオリであった。

過去のU-20で何度か会ったことがある2人は、すぐにファイトの準備に取り掛かった。

 

ルーナ「よろしくお願いします」

 

サオリ「こちらこそ、お願いします」

 

お互いに笑いあい、2人はテーブルに置かれた1枚のカードに手を添えた。

 

2人「「スタンドアップ! ヴァンガード!」」

 

ルーナ「《ハピネス・コレクター》!」

 

サオリ「《リザードソルジャー コンロー》!」

 

ルーナはイメージする、この戦いを。

荒野に舞い降りるバニーと竜騎士。

一見すると、勝負にならないほど力関係がはっきりしているように見えるが、それは惑星クレイでは関係ない。

だからこそ、彼女は力強くカードを引いた。

 

ルーナ「ライド、《月光の旋律使い ベティ》。ハピネス・コレクターは先駆で移動」

 

ルーナ手札:5→6→5枚

ルーナデッキ:44→43枚

ベティソウル:0

〈 〉〈ベ〉〈 〉

〈 〉〈ハ〉〈 〉

 

次にルーナが憑依したのは空中を舞うハーピィだ。

凛とした顔で相手を見据える姿にサオリは思わず見惚れてしまう。

 

サオリ「ライド、《ドラゴンナイト ナーデル》。コンローは先駆で移動。アタック!」

 

サオリ手札:5→6→5枚

サオリデッキ:44→43枚

ナーデル+コンローパワー:12000

 

負けじとサオリは飛竜に乗った騎士に憑依した。

そしてもう1体の竜騎士の力を借りて、ルーナに切りかかった。

 

ルーナ「ノーガード」

 

サオリ「ドライブチェック」

 

ワイバーンストライク ジャーゴ(なし)

サオリデッキ:43→42枚

サオリ手札:5→6枚

 

残念ながらトリガーはなかったが、この攻撃による一閃はルーナにヒットし、ルーナを地面に叩き落した。

 

ルーナ「ダメージチェック」

 

月光の旋律使い ベティ(なし)

ルーナデッキ:43→42枚

ルーナダメージ:0→1

 

サオリ「よし、ターンエンド」

 

ルーナダメージ:1

ルーナ手札:5枚

ルーナデッキ:42枚

 

サオリダメージ:0

サオリ手札:6枚

ナーデルソウル:0

サオリデッキ:42枚

〈 〉〈ナ〉〈 〉

〈 〉〈コ〉〈 〉

 

ルーナ「私のターン、ドロー。ライド、《夜空の舞姫》。スキル発動。CB1。山札からG2以下のカードをソウルへ。私は《絵札の奇術師 ラッピン》を送るよ」

 

ルーナ手札:5→6→5枚

ルーナデッキ:42→41→40枚

ルーナダメージ:1(裏0→1)

舞姫ソウル:1→2

 

叩きつけられた痛みに耐えながら、次にルーナが憑依したのは、可愛らしい衣装を身に纏ったエルフだ。

その力によって、ルーナは自身の力を蓄える。

そして、ルーナは自分の手札を見て、少し考察した。

 

ルーナ「(うーん。展開してダメージを与え過ぎちゃうと、退却効果でこっちの被害の方が大きくなっちゃうかな)なら、ここは、ハピネス・コレクターのブースト、夜空の舞姫でヴァンガードにアタック!」

 

舞姫+ハピネスパワー:14000

 

サオリ「ここはノーガードです」

 

ルーナ「ドライブチェック」

 

キューティ・パラトルーパー(なし)

ルーナデッキ:40→39枚

ルーナ手札:5→6枚

 

舞姫の姿をしたルーナがサオリを蹴りつける。

これには、サオリも痛そうに顔を歪めた。

 

サオリ「うっ。ダメージチェック」

 

ドラゴンダンサー ニルダ(醒)

サオリデッキ:42→41枚

サオリダメージ:0→1

 

サオリ「スタンドトリガーですが、パワーを与える意味はありませんね」

 

ナーデルパワー:7000→12000

 

ルーナ「ターンエンド」

 

サオリダメージ:1

サオリ手札:6枚

サオリデッキ:41枚

 

ルーナダメージ:1(裏1)

ルーナ手札:6枚

舞姫ソウル:2

ルーナデッキ:39枚

〈 〉〈舞〉〈 〉

〈 〉〈ハ〉〈 〉

 

サオリ「スタンド&ドロー。ライド、《ドラゴンナイト シャクール》」

 

サオリ手札:6→7→6枚

サオリデッキ:41→40枚

 

今度は別の竜に乗り換えるように憑依する。

そして、サオリは自身のダメージゾーンに手を出した。

 

サオリ「僕はCB1を払い、コンローのスキルを発動します。このユニットを退却させて、山札からG1以下を手札に加えます。僕は、《ガトリングクロー・ドラゴン》を加えます」

 

サオリダメージ:1(裏0→1)

サオリドロップ:0→1

サオリデッキ:40→39枚

サオリ手札:6→7枚

 

サオリの後ろに居た竜騎士は、自信の身を犠牲に仲間を呼び寄せた。

 

サオリ「本当はガトリングクローのスキルを使いたいのですが、コストが足りませんね。ならば、バトルです。シャクールでアタック!」

 

シャクールパワー:9000

 

ルーナ「ノーガード」

 

サオリ「ドライブチェック」

 

ドラゴンナイト ジャンナット(☆)

サオリデッキ:39→38枚

サオリ手札:7→8枚

 

サオリ「ゲット、クリティカルトリガー! 効果は全てヴァンガードへ」

 

シャクールパワー:9000→14000/☆2

 

シャクールのボウガンから放たれた2本の矢が夜空の舞姫に直撃した。

そんなイメージをしてしまったルーナは結構苦しそうだ。

 

ルーナ「ダメージチェック」

 

フライング・ペリュトン(なし)

ホッピング・バルーン(治)

ルーナデッキ:39→37枚

ルーナダメージ:1→3(裏1)

 

ルーナ「やったぁ。ヒールトリガー! ダメージ1回復だよ」

 

舞姫パワー:9000→14000

ルーナダメージ:3→2(裏1→0)

ルーナドロップ:0→1

 

仲間の1人の援護により、ルーナの傷は少し癒された。

その事実に、ルーナは嬉しそうに笑った。

 

ルーナダメージ:2

ルーナ手札:6枚

ルーナデッキ:37枚

ルーナドロップ:1

 

サオリダメージ:1(裏1)

サオリ手札:8枚

シャクールソウル:1

サオリデッキ:38枚

サオリドロップ:1

〈 〉〈シ〉〈 〉

〈 〉〈 〉〈 〉

 

サオリは、このままターンを終了している。

 

ルーナ「スタンド&ドロー。ライド! 《仮面の幻術師 ハリー》!」

 

ルーナ手札:6→7→6枚

ルーナデッキ:37→36枚

 

サオリ「出た。ハリー。ルーナさんの分身」

 

ルーナが憑依した相棒ユニット、ハリーをサオリはしっかりと見据えて構える。

そんなサオリをルーナは笑顔で応えた。

 

ルーナ「ハリーのスキル。山札の上2枚を確認。1枚をソウルへ。もう1枚を山札の下へ送るね。私は《パープル・トラピージスト》をソウルに送るね」

 

ルーナデッキ:36→35枚

ハリーソウル:3→4

 

ルーナ「このままバトル。ハピネス・コレクターのブースト、ハリーでヴァンガードに、アタック!」

 

ハリー+ハピネスパワー:16000

 

ルーナは手を銃のように構え、打つように攻撃宣言を行った。

 

サオリ「の、ノーガード!」

 

それを見たサオリは、つい見惚れてしまったが、なんとかファイトを続けた。

 

ルーナ「ツインドライブ。ファーストチェック」

 

マスカレード・バニー(なし)

 

ルーナ「セカンドチェック」

 

ダークサイド・ソードマスター(☆)

ルーナデッキ:35→33枚

ルーナ手札:6→8枚

 

ルーナ「ゲット、クリティカルトリガー。効果は全てヴァンガードに」

 

ハリーパワー:11000→16000/☆2

ハリー+ハピネスパワー:16000/☆2

 

ハリーの姿のルーナは、そんなサオリが乗った竜を容赦なく杖から発した魔術で打ち落とし、サオリ自身を杖で殴り飛ばした。

 

サオリ「ダメージチェック」

 

ラディエント・ドラゴン(なし)

ガトリングクロー・ドラゴン(引)

サオリデッキ:38→36枚

サオリダメージ:1→3

 

サオリ「よし、ドロートリガーです。1枚ドロー」

 

サオリ手札:8→9枚

サオリデッキ:36→35枚

 

ダメージトリガーで手札を増やしたサオリを見て、ルーナは笑った。

ファイト内容としては、若干不利になったのは確かだが、それ以上に、サオリが楽しそうに笑っていることが彼女にとっては重要なのだ。

 

ルーナ「(1人でも多くの人が私たちのファイトを通して笑顔になって欲しい。それが私の願い。私のヴァンガード。間違いを犯したサトルさん、私やアムだからこその想い)さあ、サオリ君! 君の笑顔とヴァンガードを私に見せて!」

 

サオリダメージ:3(裏1)

サオリ手札:9枚

サオリデッキ:35枚

サオリドロップ:1

 

ルーナダメージ:2

ルーナ手札:8枚

ハリーソウル:4

ルーナデッキ:33枚

ルーナドロップ:1

〈 〉〈ハ〉〈 〉

〈 〉〈ハ〉〈 〉

 

ルーナの声援を聞いたサオリは、自信の手札に眠るダムジッドのカードを見ていた。

 

サオリ「(僕は間違いを犯した。彼を、ダムジッドを止めることができず、結局、彼の暴走を引き起こす原因になってしまった。トコハさんに止めて貰わなければ、今頃どうなっていたか……。でも、タイヨウ君が教えてくれた。間違ってもまたやり直すことができるって。だから……)僕は未来を信じて進みます! スタンド&ドロー! 共に行こう! 僕の分身! ライド! 《ドラゴニック・ブレードマスター “紅焔”》!」

 

サオリ手札:9→10→9枚

サオリデッキ:35→34枚

 

ルーナはサオリが憑依したブレードマスターを見て、先ほどよりも大きく、声を出して笑ってしまった。

 

サオリ「? あの、僕どこか可笑しかったですか?」

 

いきなり笑い出したルーナを見て、サオリは困惑してしまった。

 

ルーナ「あ、ごめんなさい。ちょっと、面白い話を思い出しちゃっただけだから。サオリ君は何も悪くないよ(マモルさん経緯でサトルさんのことを思い出しちゃったなんて言えないな///)」

 

謝るルーナの頬が仄かに赤くなっていたことは、誰にも、彼女自身も気づいていなかった。

 

サオリ「そう……ですか。では、続けます。手札の《ワイバーンストライク ジャーゴ》を捨て、ストライドジェネレーション。《覇天皇竜 エクセンドグレイブ・ドラゴン》。紅焔の超越スキルは使いません」

 

サオリ手札:9→8枚

サオリドロップ:1→2

 

サオリ「ナーデルと《ラディエント・ドラゴン》をコール。ラディエントのスキルをCB1とSB1で発動します。相手のユニットを1枚退却。ルーナさんのフィールドのユニットは1枚しかいないので、ハピネス・コレクターを退却させてください。さらにパワー+2000とスキルを獲得。ナーデルもです」

 

サオリ手札:8→6枚

サオリダメージ:3(裏1→2)

エクセンドグレイブソウル:2→1

サオリドロップ:2→3

ルーナドロップ:1→2

ラディエントパワー:9000→11000

 

ルーナは燃やされるバニーのイメージを見て少し悲しそうにする。

ゲームである以上文句は言わないが、日に焼き尽くされる女性を見て嬉しそうにする人間はそうはいないだろう。

それをサオリ自身が気づいてしまうのは、彼女の優しさ故だろう。

 

サオリ「さらに、シャクール、《ドラゴンナイト ジャンナット》をコール」

 

サオリ手札:6→4枚

〈ラ〉〈エ〉〈シ〉

〈ナ〉〈 〉〈ジ〉

 

サオリ「エクセンドグレイブ・ドラゴンのスキルをCB1で発動。スキルを獲得しました」

 

サオリダメージ:3(裏2→3)

 

ルーナ(サオリ君が表にしたGゾーンのカードは戴天。次のターンにユニット残しちゃうと最低でも3枚は焼かれちゃう。気をつけなきゃ)

 

サオリ「行きます。ジャンナットでブースト、シャクールでアタック。この瞬間、シャクールのスキルでヴァンガードを竜炎状態にします。竜炎状態となったことで、シャクール、ラディエント、ナーデルのスキル発動。シャクールは自身のパワー+2000。ラディエントは相手の開いているR1つにつき、パワー+2000。合計1万アップ。ナーデルは自身のパワー+4000とCC1です」

 

シャクールパワー:9000→11000

ラディエントパワー:11000→21000

ナーデルパワー:7000→11000

サオリダメージ:3(裏3→2)

シャクール+ジャンナットパワー:15000

 

炎に包まれたヴァンガードに古謡するように、力を発揮するユニットたち。

それはまさに、全てを焼き尽くさんと次から次へと燃え移る炎のようであった。

 

ルーナ「《キューティ・パラトルーパー》でガード」

 

ハリー+パラトルーパーシールド:16000

ルーナ手札:8→7枚

ルーナドロップ:2→3

 

サオリ「なら、エクセンドグレイブ・ドラゴンでアタック。ジャンナットのスキル。自身をソウルに送るとこで、ヴァンガードにパワー+5000、1枚ドロー。さらに、エクセンドグレイブのスキルでもう1枚ドロー」

 

エクセンドグレイブソウル:1→2

サオリ手札:4→5→6枚

サオリデッキ:34→33→32枚

エクセンドグレイブパワー:26000→31000

 

ルーナ「ノーガード」

 

サオリ「トリプルドライブ」

 

炎熱猟兵 ダムジッド(なし)

ラーヴァフロウ・ドラゴン(なし)

ドラゴンダンサー ターラ(治)

サオリデッキ:32→29枚

サオリ手札:6→9枚

 

サオリ「ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1回復。パワーはラディエントへ」

 

ラディエントパワー:21000→26000

サオリダメージ:3→2(裏2→1)

サオリドロップ:3→4

 

ルーナ「ダメージチェックだよ」

 

仮面の奇術師 ハリー(なし)

ルーナデッキ:33→32枚

ルーナダメージ:2→3

 

竜の持つ巨大な剣の1撃によって奇術師に憑依していたルーナは吹き飛ばされてしまった。

しかし、サオリの攻撃はまだ終わっていない。

 

サオリ「ラディエントでアタック」

 

ラディエント+ナーデルパワー:37000

 

強大な力を得た火竜が飛ばされて倒れてしまったルーナに容赦なく襲い掛かる。

しかし、ルーナは冷静だった。

 

ルーナ「Gガード、《鎖鋸の大奇術 ファーニバル》! スキルで山札の上3枚を見て、1枚をソウルに、残りは山札の下に。《ミス・ディレクション》をソウルへ。このスキルでG1以上をソウルに置いたため、シールド+5000。さらに、《スカイハイ・ウォーカー》でガード」

 

ファーニバルシールド:15000→20000

ハリー+ファーニバル+ウォーカーシールド:41000

ルーナ手札:7→5枚

ルーナデッキ:32→31枚

ハリーソウル:4→5

ルーナドロップ:3→5

 

火竜の攻撃は、チェーンソーを持った奇術師とピエロによって防がれた。

そのことに感謝したルーナを見ながら、サオリは次の手を打った。

 

サオリ「エンドフェイズに、ルーナさんのRが1体も居ないため、紅焔のGB2が発動します。ドロップゾーンの竜炎持ちのカード1枚を手札に戻します。僕はジャーゴを手札に」

 

サオリドロップ:4→3

サオリ手札:9→10枚

 

ルーナ(G3も手札に戻した。手札10枚。次のターン、どれだけ削れるかな~)

 

焼け野原になった自身の場と、サオリの手札を見ながらルーナは考えた。

自分が次のターンにどう動けば良いのかを。

 

ルーナダメージ:3

ルーナ手札:5枚

ハリーソウル:5

ルーナデッキ:31枚

ルーナドロップ:5

〈 〉〈ハ〉〈 〉

〈 〉〈 〉〈 〉

 

サオリダメージ:2(裏1)

サオリ手札:10枚

紅焔ソウル:2

サオリデッキ:29枚

サオリドロップ:3

〈ラ〉〈ブ〉〈シ〉

〈ナ〉〈 〉〈 〉

 

ルーナ「スタンド&ドロー! 《マスカレード・バニー》をG3として捨てて、ストライド・ジェネレーション! 《仮面の奇術王 ハリー》!」

 

ルーナ手札:5→6→5枚

ルーナデッキ:31→30枚

ルーナドロップ:5→6

 

ルーナは自身の分身であり、相棒でもあるハリーの未来の姿を呼び寄せた。

奇術を極めたハリーのマジシャンショーが開始される。

 

ルーナ「SB1で超越スキル発動。ソウルから奇術持ちをコール。私はキューティ・パラトルーパーをコール。この娘が奇術の効果でコールされた時、SC1してソウルから同じ縦列にコールしてパワー+5000するよ。ラッピンをコール」

 

ハリーソウル:5→4→3→4→3

ルーナドロップ:6→7

ルーナデッキ:30→29枚

ラッピンパワー:9000→14000

 

ルーナ「さらに、ソウルのミス・ディレクションのスキル。この娘は他のユニットがソウルからコールされた時に、自身をコールできるよ」

 

ハリーソウル:3→2

 

ルーナ「そして、《ダークサイド・ソードマスター》をコール」

 

ルーナ手札:5→4枚

〈ミ〉〈ハ〉〈ラ〉

〈ダ〉〈 〉〈パ〉

 

サオリ「たった1枚から3体も並べるなんて……。やっぱり展開力のあるクランはすごいなぁ……」

 

ルーナ「ふふふ。もっと増えるからもよ。ダークサイド・ソードマスターでブーストしたミス・ディレクションでアタック!」

 

ディレクション+ソードマスターパワー:13000

 

サオリ「ラディエントでインターセプト!」

 

紅焔+ラディエントシールド:16000

サオリドロップ:3→4

 

ルーナ「なら、キューティ・パラトルーパーでブーストしたラッピンでアタック。ラッピンのスキル発動。SC1して、この娘のパワー+2000。さらにSCしたのは《仮面の奇術師 ハリー》。奇術を持っているため、さらにパワー+3000」

 

ハリーソウル:2→3

ルーナデッキ:29→28枚

ラッピンパワー:14000→16000→19000

ラッピン+パラトルーパーパワー:26000

 

サオリ「(連続攻撃が来るんだ。ここは……)ガード! 《ドラゴンダンサー ニルダ》、ガトリングクロー!」

 

紅焔+ニルダ+ガトリングクローシールド:31000

サオリ手札:10→8枚

サオリドロップ:4→6

 

奇術によって現れたユニット達の攻撃は、阻まれてしまった。

だが、彼女のマジックは終わっていない。

 

ルーナ「仮面の奇術王 ハリーでアタック! この瞬間ダークサイド・ソードマスターのスキル発動! この子をソウルに送り、1枚ドロー。ヴァンガードのパワー+5000。さらに、ハリーをCB1で発動! サークルのラッピンとキューティ・パラトルーパーをソウルへ! ソウルから3体のユニットをコール!」

 

ハリーソウル:3→4→6→3

ハリーパワー:26000→31000

ルーナ手札:4→5枚

ルーナデッキ:28→27枚

ルーナダメージ:3(裏0→1)

 

ルーナはベティ、パープル・トラピージスト、ラッピンの3体を選びそれぞれをコールした。

1度攻撃を終えたユニット達を再び起き上がらせる大マジックにサオリは下を巻かされる。

だが、まだマジックは終わっていない。

 

ルーナ「ハリーのスキル。Gゾーンのハリーの1枚につき、奇術を持っている子のパワー+3000。さらに、パープル・トラピージストのスキル。ミス・ディレクションをソウルに送って、ダークサイド・プリンセスをコール!」

 

ハリーパワー:31000→34000

ラッピンパワー:9000→12000

ハリーソウル:3→4→3

〈ダ〉〈ハ〉〈ラ〉

〈パ〉〈 〉〈ベ〉

 

一通りのマジックが終わったので、ハリーは走って竜に向かい、攻撃を繰り出す。

 

サオリ「ノーガード」

 

ルーナ「トリプルドライブ」

 

ラブリー・コンパニオン(なし)

スカイハイ・ウォーカー(醒)

 

ルーナ「スタンドトリガー。効果は全てダークサイド・プリンセスへ」

 

プリンセスパワー:9000→14000

鏡の国のいたずらっ娘(醒)

ルーナデッキ:27→24枚

ルーナ手札;5→8枚

 

ルーナ「スタンドトリガー。こちらも効果は全てダークサイド・プリンセスへ」

 

プリンセスパワー:14000→19000

 

サオリ「ダメージチェック」

 

ドラゴンナイト ムブディ(なし)

サオリデッキ:29→28枚

サオリダメージ:2→3

 

ルーナ「ベティでブースト、ラッピンでアタック! SC1!仮面の幻術師 ハリーも奇術を持ってるよ!」

 

ハリーソウル:4→5

ルーナデッキ:24→23枚

ラッピンパワー:12000→14000→17000

ラッピン+ベティパワー:24000

 

ルーナの打撃によりよろめいたところを空かさず追撃が続く。

しかし、そんな攻撃を阻む影があった。

 

サオリ「Gガード! 《炎翼剛獣 ディナイアル・グリフォン》! スキル発動。CB1。アタックしてきた相手のユニットを退却させる!」

 

サオリ手札:8→7枚

サオリドロップ:6→7

サオリダメージ:3(裏1→2)

ルーナドロップ:6→7

 

ルーナ「なら、ダークサイド・プリンセスでアタック! スキルでパワー+5000!」

 

プリンセスパワー:19000→24000

プリンセス+トラピージストパワー:30000

 

サオリ「(受けても良いけど、次のターンで決め切れなかった場合、クリティカルを上げることができるカードが使われるな)なら、完全ガード! 《炎熱猟兵 ダムジッド》!」

 

サオリ手札:7→5枚

サオリドロップ:7→9

 

お姫様の攻撃を防いだのは、サオリが昔から愛用していたカード、ダムジッドだった。

 

サオリ(ありがとう、ダムジッド。次は僕の反撃だよ。見ていてよ。僕と仲間たちの力を)

 

ルーナ「バトル終了時、ダークサイド・プリンセスはソウルに戻る。さらに、エンドフェイズ。ハリーのスキルでコールした子達もソウルに戻る」

 

ハリーソウル:5→6→8

 

ルーナ「そして、仮面の幻術師 ハリーのGB2。CB1で、ソウルのG3の奇術持ちの子を手札に加えるよ。仮面の奇術師 ハリーを手札に」

 

ルーナダメージ:3(裏1→2)

ハリーソウル:8→7

ルーナ手札;8→9枚

 

サオリ「ならこちらも、紅焔のGB2で、ダムジッドで手札に戻します」

 

サオリドロップ:9→8

サオリ手札:5→6枚

 

ルーナ「ターンエンド」

 

サオリダメージ:3(裏2)

サオリ手札:6枚

紅焔ソウル:2

サオリデッキ:28枚

サオリドロップ:8

〈 〉〈ブ〉〈シ〉

〈ナ〉〈 〉〈 〉

 

ルーナダメージ:3(裏2)

ルーナ手札:9枚

ハリーソウル:7

ルーナデッキ:23枚

ルーナドロップ:7

〈 〉〈ハ〉〈 〉

〈 〉〈 〉〈 〉

 

サオリ「スタンド&ドロー! コストとして、《ラーヴァフロウ・ドラゴン》をG3扱いが捨てて、ストライドジェネレーション! 《炎熱機竜 ズィーゲンブルク》!」

 

サオリ手札:6→7→6枚

サオリデッキ:28→27枚

サオリドロップ:8→9

 

サオリが次に繰り出したのは、ディフライドされていた時に必ず使っていたユニット、ズィーゲンブルクだった。

当時のものは燃えてなくなってしまったため、意識が回復してから新調したものだ。

 

サオリ「この状況ならこのユニットが1番です。ニルダ、ジャーゴ、《ドラゴンナイト ターヘル》をコール!」

 

サオリ手札:6→3枚

〈ジ〉〈ズ〉〈シ〉

〈ナ〉〈ニ〉〈タ〉

 

サオリ「ターヘルでブースト、シャクールでアタック! 竜炎! ターヘルはパワー+2000! ジャーゴは相手のユニットの居ないR1つにつきパワー+2000!」

 

シャクールパワー:9000→11000

ターヘルパワー:7000→9000

ジャーゴパワー11000+2000×5→21000

シャクール+ターヘルパワー:20000

 

ルーナ「《鏡の国のいたずらっ娘》でガード!」

 

ハリー+いたずらっ娘シールド:21000

ルーナ手札:9→8枚

ルーナドロップ:7→8

 

サオリ「ニルダ! ズィーゲンブルクに力を!」

 

ズィーゲンブルク+ニルダパワー:30000

 

炎を纏った機械竜がルーナに迫る。

 

ルーナ「ノーガード」

 

ルーナは慌てることなく、冷静に判断を下した。

 

サオリ「トリプルドライブ!」

 

リザードソルジャー ベイラー(醒)

 

サオリ「スタンドトリガー! 効果は全てシャクールへ!」

 

シャクールパワー:11000→16000

ドラゴンナイト イウサール(なし)

ドラゴンナイト ジャンナット(☆)

サオリデッキ:27→24枚

サオリ手札:3→6枚

 

サオリ「ゲット、クリティカルトリガー! 効果は全て、ヴァンガード!」

 

ズィーゲンブルクパワー:26000→31000/☆2

ズィーゲンブルク+ニルダパワー:35000/☆2

 

ルーナ「ダメージチェック」

 

夜空の舞姫(なし)

スカイハイ・ウォーカー(醒)

ルーナデッキ:23→21枚

ルーナダメージ:3→5

 

ルーナ「ゲット、スタンドトリガー! 効果はハリーへ!」

 

ハリーパワー:11000→16000

 

サオリ「ッ! ダメージトリガー。ニルダのスキル。アタックがヒットしたため、自身を山札の下に置き、CC1!」

 

サオリデッキ:24→25枚

サオリダメージ:3(裏2→1)

 

サオリ「そして、ズィーゲンブルクのGB3! CB1と相手のRのユニットの数だけ手札を捨てて、このユニットをスタンド、ドライブ-2! ルーナさんにRはいないため、手札コストなしでスタンドします」

 

サオリダメージ:3(裏1→2)

 

機械竜が起き上がり、再び攻撃の準備が可能となった。

これで後、3回は攻撃が行われる。

 

サオリ「もう1度、シャクールでアタック!」

 

シャクールパワー:16000

 

ルーナ「ベティでガード」

 

ハリー+ベティシールド:21000

ルーナ手札:8→7枚

ルーナドロップ:8→9

 

2度目の飛竜に乗った騎士のボウガンをハーピィが跳ね飛ばす。

その影から、機械竜が全砲門をルーナに向けて発射した。

 

ルーナ「《ラブリー・コンパニオン》! 完全ガード!」

 

ルーナ手札:7→5枚

ルーナドロップ:9→11

 

サオリ「ドライブチェック!」

 

ドラゴンナイト ジャンナット(☆)

サオリデッキ:25→24枚

サオリ手札:6→7枚

 

サオリ「ゲット、クリティカルトリガー! 効果は全て、ジャーゴへ!」

 

ジャーゴパワー:21000→26000/☆2

 

機械竜の攻撃は前のターンに手札に加わっていた完全ガードによって防がれた。

だがその攻撃は無駄ではなく、隣で臨戦態勢状態の飛竜に力を与えたのだ。

 

サオリ「ジャーゴでアタック!」

 

ジャーゴ+ナーデルパワー:33000/☆2

 

飛竜の攻撃をルーナは杖をふるって対応した。

 

ルーナ「Gガード! 《愛満ちる幻道化 マーヤ》! コストとした《ホッピング・バルーン》のスキル。ドロップのヒールトリガーと自身をバインドして、SC1! さらに、スキルでシールド+5000。スキルで鏡の国のいたずらっ娘をソウルからコール!」

 

ルーナ手札:5→4枚

ルーナドロップ:11→12→10

ルーナバインド:0→2

ハリーソウル:7→8→7

マーヤシールド:15000→20000

ハリー+マーヤシールド:36000

 

サオリ「2枚目のヒールトリガー!?」

 

ルーナ「エンドフェイズに鏡の国のいたずらっ娘はソウルに戻るよ。この瞬間スキル発動。この子を山札に戻して、別のカードをソウルに送るね。私は《フライング・ペリュトン》を選択するよ」

 

ハリーソウル:7→8→7→8

ルーナデッキ:21→22→21枚

 

サオリ「でも、紅焔のスキルも発動します。僕はニルダを手札に戻します」

 

サオリドロップ:9→8

サオリ手札:7→8枚

3度発動した紅焔のスキルでサオリの守りはさらに堅くなる。

これにはルーナも少し困ってしまう。

 

ルーナダメージ:5(裏2)

ルーナ手札:4枚

ハリーソウル:8

ルーナデッキ:21枚

ルーナドロップ:10

〈 〉〈ハ〉〈 〉

〈 〉〈 〉〈 〉

 

サオリダメージ:3(裏2)

サオリ手札:8枚

紅焔ソウル:2

サオリデッキ:24枚

サオリドロップ:8

〈ジ〉〈ブ〉〈シ〉

〈ナ〉〈 〉〈タ〉

 

ルーナ「(う~ん。最低でもトリガーが4枚、完全ガードが1枚か~。ダメージも余裕があるし、このターンで決めきれるかな~)でも、やるしかないね。スタンド&ドロー。仮面の奇術師 ハリーを捨てて、ジェネレーションゾーン解放! 輝く未来を掴むまで! 夢はまだ終わらない! ストライド・ジェネレーション! 仮面の奇術王 ハリー!」

 

ルーナは杖をふるい、再びユニットを並べた。

今度は最初からパワーアップした状態だ。

 

ルーナ手札:4→5→4枚

ルーナデッキ:21→20→19枚

ハリーソウル:8→7→6→7→6→5

ルーナドロップ:10→11

ハリーパワー:26000→32000

パラトルーパーパワー:7000→13000

ラッピンパワー:9000→14000→20000

 

ルーナ「さらに、ラッピンの奇術! CB1払って、ソウルからG1の子をコール! 私はベティをコール!」

 

ルーナダメージ:5(裏2→3)

ハリーソウル:5→4

〈ミ〉〈ハ〉〈ラ〉

〈ベ〉〈 〉〈パ〉

 

ルーナ「もう少し動けるかな? 《スカイハイ・ウォーカー》をコール。スキル発動。この子をソウルに送って、CC1!」

 

ルーナ手札:4→3枚

ハリーソウル:4→5

ルーナダメージ:5(裏3→2)

 

サオリ(CCしてきた! 防御を捨ててでもこのターンに決めてくる気だ!)

 

サオリはルーナの場の攻撃力の合計と自信の手札のシールド値の合計を見比べて、連続攻撃に備えた。

 

ルーナ「行くよ! まずはベティでブースとしたミス・ディレクションで、ヴァンガードにアタック!」

 

ディレクション+ベティパワー:16000

 

サオリ「(ダメージは3だから)ジャンナットでガード!」

 

紅焔+ジャンナットシールド:21000

サオリ手札:8→7枚

サオリドロップ:8→9

 

ルーナ「ベティのスキルをCB1で発動! ミス・ディレクションをソウルに戻して、奇術を持つ子をコールするよ。フライング・ペリュトンをコール」

 

ルーナダメージ:5(裏2→3)

ハリーソウル:5→6→5

ペリュトンパワー:9000→15000

 

ルーナ「フライング・ペリュトンでシャクールにアタック」

 

ペリュトンパワー:15000

 

サオリ「ノーガード。シャクールは退却」

 

サオリドロップ:9→10

 

ペガサスの突撃によりドラゴンライダーは消滅。

続いて、ラッピンが紅焔に向かって突撃した。

 

ルーナ「SC1で入ったのは、マスカレード・バニーだね。この子は奇術を持っていないよ」

 

ルーナデッキ:19→18枚

ハリーソウル:5→6

ラッピンパワー:20000→22000

ラッピン+パラトルーパーパワー:35000

 

サオリ「(ぐっ……。パワーが高い。でもここでダメージを受けるわけにはいかない)もう1度、ディナイアル・グリフォンです!」

 

サオリ手札:7→6枚

サオリドロップ:10→11

サオリダメージ:3(裏2→3)

ルーナドロップ:11→12

 

グリフォンに咆哮により、ラッピンは退却。

ルーナは貴重な高攻撃手段を1つ失ったこととなった。

 

ルーナ「でもまだだよ! ハリーでアタック! スキルでフライング・ペリュトンとキューティ・パラトルーパーをソウルに送って、コール! ダークサイド・プリンセス! ラッピン! キューティ・パラトルーパー!」

 

ルーナダメージ:5(裏3→4)

ハリーソウル:6→8→5

ハリーパワー:32000→35000

ラッピンパワー:9000→18000

パラトルーパーパワー:7000→16000

 

Gゾーンのハリーの枚数が増えたことで、盤面がさらにパワーアップした。

 

サオリ「ノーガード」

 

これにはサオリも苦しそうな顔をし、ダメージトリガーに期待するように攻撃を受けた。

 

ルーナ「トリプルドライブ。ファーストチェック」

 

鏡の国のいたずらっ娘(醒)

 

ルーナ「スタンドトリガー。ベティをスタンド。パワー+5000」

 

ベティパワー:7000→12000

 

ルーナ「セカンドチェック」

 

ラブリー・コンパニオン(なし)

 

ルーナ「サードチェック」

 

ダークサイド・ソードマスター(☆)

ルーナデッキ:18→15枚

ルーナ手札:3→6枚

 

ルーナ「クリティカルトリガー。クリティカルはヴァンガード、パワーはダークサイド・プリンセスへ」

 

ハリーパワー:35000/☆2

プリンセスパワー:9000→14000

 

攻撃がヒットしたことで、地面に落ちた紅焔は自身の傷を確認した。

 

サオリ「ダメージチェック」

 

ドラゴンナイト シャクール(なし)

ラディエント・ドラゴン(なし)

サオリデッキ:24→22枚

サオリダメージ:3→5(裏3)

 

ルーナ「続いて、ラッピンでアタック! SC1したカードは、仮面の幻術師 ハリー!」

 

ハリーソウル:5→6

ルーナデッキ:15→14枚

ラッピンパワー:18000→20000→23000

ラッピン+パラトルーパーパワー:39000

 

サオリ「お願い、ダムジッド!」

 

サオリ手札:6→4枚

サオリドロップ:11→13

 

ルーナ「まだまだ! ダークサイド・プリンセス!」

 

プリンセスパワー:14000→19000

プリンセス+ベティパワー:31000

 

サオリ「ベイラー! ジャンナット! イウサール!」

 

紅焔+ベイラー+ジャンナット+イウサールシールド:36000

サオリ手札:4→1枚

サオリドロップ:13→16

 

ルーナの劇団員たちの怒涛の攻撃をサオリは防ぎきった。

だが、この攻防で発生した煙にはまだ影が見える。

 

ルーナ「まだベティのスキルが残ってるよ。ダークサイド・プリンセスをソウルに送って、フライング・ペリュトンをコール」

 

ルーナダメージ:5(裏4→5)

ハリーソウル:6→7→6

ペリュトンパワー:9000→18000

 

サオリ(まだだ。僕の最後の手札はニルダ! 1回なら問題ない!)

 

だが、サオリが良く見てみると、フライング・ペリュトンは不思議な光を発していた。

 

ルーナ「フライング・ペリュトンのスキル。SC1して、ソウルから1枚コールできる。私はパープル・トラピージストをコール!」

 

元々居たハーピィを押しのけ、新たなユニットが姿を現した。

 

ハリーソウル:6→7→6

ルーナデッキ:14→13枚

ルーナドロップ:12→13

 

サオリ「そのユニットは!」

 

ルーナ「この子のスキルも発動するよ。ラッピンをソウルに送って、もう1度コール!」

 

ハリーソウル:6→7→6

ラッピンパワー:9000→18000

 

これでルーナは後2回攻撃が可能となった。

この脅威のマジックショーでサオリができるのは、ヒールトリガーを願うことだけだった。

 

ルーナ「ラッピンでアタック!」

 

ラッピンパワー:18000

 

サオリ「ノーガード。ダメージチェック」

 

ドラゴニック・ブレードマスター “紅焔”(なし)

サオリダメージ:5→6

ルーナWIN

 

サオリ「僕の負けですね。ありがとうございます」

 

ルーナ「私も楽しかったよ。ありがとう」

 

互いの健闘をたたえ合う2人はとても良い笑顔で笑っていた。

 

サオリ「ルーナさん。僕たち、必ずセカンドステージに上がります。その時は、またファイトしてください」

 

ルーナ「うん。もちろん。頑張ってね。私も頑張るから」

 

ドロップゾーンに落ちていくサオリを見送りながら、2人は再戦の約束を交わした。

サオリが見えなくなると、上がってくる人影があった。

 

ルーナ「アム」

 

アム「想像以上に早かったわね、ルーナ。何か良い事有った?」

 

復帰したアムの一言にルーナは拗ねてしまった。

 

ルーナ「え~。何それ~。酷いよ~アム~」

 

アム「ごめん、ごめん」

 

頬を膨らまして拗ねる相棒にアムは苦笑しながら謝る。

 

アム「でも、今のルーナ。すっごく良い顔してるよ」

 

ルーナ「えっへへ~。そうかな」

 

ルーナは少し赤くなった頬をかいた。

 

ルーナ「アム」

 

アム「何?」

 

ルーナは真剣な目で一呼吸置きながら言った。

 

ルーナ「頑張ろうね」

 

アム「……ええ!」

 

その言葉に秘められた様々な意味を察してアムも答えた。

彼女たちの戦いもまだまだ続く。

 

続くったら、続く。




次回予告

「精が出るな」

「伊吹本部長。どうして、ここに?」

「お前が弓月ルーナと話していると聞いてな」

「え?」

「いや、別に彼女は参加者だし、お前の友人だから話すなとは言わないが。お前、彼女に気があるのか?」

「えっ、えっ? 伊吹支部長?」

「なんだ? 別に不満を言っているわけではないぞ。それとも、お前まで俺のことを万年独身とか言うつもりか?」

「え!? 話の流れがよく分からないのですが?」

「こっちは好きで相手がいないわけでは無いんだ。くそっ。クロノといい、綺場といい。自分が彼女持ちだからって調子に乗りやがって」

「伊吹さん! 落ち着いてください!」

次回、第12ターン:待つ者

「いずれ待ち人は来ますよ!」

「ええい! 中途半端な慰めはいらん!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。