カードファイト!!ヴァンガードG 再結成!世界に挑戦する3人 作:リー・D
時間がかかったうえにモノローグも思いつかない駄目人間の作品ですが、これからも精進しますのでどうかよろしくお願いします。
「君が来たんだね。久しぶり。それとも初めましてと言うべきなのかな。新導クロノ、君」
VF世界大会、日本本予選。
セカンドステージの次の部屋でクロノが出遭ったのは、チームニューオーガの東雲ショウマだった。
「東雲、ショウマ。お前が相手か」
「そうだよ。同時に、このステージ最後の相手さ」
「最後?」とクロノがつぶやくと、東雲は指を別の方向に指した。
彼が指さした先には、「ゴール」とデカデカと書かれた扉があった。
「ブラド三世ェ……」
いろいろと事情を知る身としては、この外装は思う所が有ったようだ。
まあ、実際ダサいしな。
「まあ、あの扉のデザインについては後で伊吹さんに問いただせば良いさ。それよりも、君は僕に、聞きたいことがあるんじゃないのかい?」
東雲の言葉に対し、クロノは何も答えずにテーブルの前に立った。
「その答えはコレで聞けよ」
そう言ってクロノはデッキを取り出した。
元々ファイトを行う場なのだ。
当然だろう。
「アンタとは、1度もファイトしたことないからな。やろうぜ、ファイト」
「そうだね。始めようか」
「「スタンドアップ! ヴァンガード!!」」
クロノは、何時もの《クロノ・ドラン・Z》。
対して東雲は、《革の戒め レージング》のカードにライドした。
さあ、2人の初ファイトの開始だ。
「俺のターンからだ。ドロー! ライド、《刻獣 メリーブロック・ドラゴン》。ドランを先駆で移動」
クロノ手札:5→6→5枚
クロノデッキ:44→43枚
メリーブロックソウル:1→0
〈 〉〈メ〉〈 〉
〈 〉〈ド〉〈 〉
「ターンエンド」
クロノダメージ:0
クロノ手札:5枚
メリーブロックソウル:0
クロノデッキ:43枚
クロノドロップ:0
〈 〉〈メ〉〈 〉
〈 〉〈ド〉〈 〉
第2ターン。
東雲は《枷の戒め ゲルギャ》にライド。
そのままレージングを先駆で移動した。
東雲手札:5→6→5枚
東雲デッキ:44→43枚
ゲルギャソウル:0→1
〈 〉〈ゲ〉〈 〉
〈 〉〈レ〉〈 〉
「では、このままバトルに入ろう。レージングでブースト、ゲルギャでアタック」
ゲルギャ+レージングパワー:7000+5000=12000
この攻撃をクロノがノーガードすることを宣言したため、東雲はドライブチェックを行うためにデッキを捲った。
衰微の女神 ヘル(なし)
東雲デッキ:43→42枚
東雲手札:5→6枚
「ダメージチェック」
スチームテイマー アルカ(なし)
クロノデッキ:43→42枚
クロノダメージ:0→1
「これでターンエンドだよ」
クロノダメージ:1
クロノ手札:5枚
メリーブロックソウル:0
クロノデッキ:42枚
クロノドロップ:0
〈 〉〈メ〉〈 〉
〈 〉〈ド〉〈 〉
東雲ダメージ:0
東雲手札:6枚
ゲルギャソウル:0
東雲デッキ:42枚
東雲ドロップ:0
〈 〉〈ゲ〉〈 〉
〈 〉〈レ〉〈 〉
続くクロノのターン。
クロノは、《クロノスピン・サーペント》にライド。
ドランZの効果を使用した。
クロノ手札:5→6→5枚
クロノデッキ:42→41枚
「ドランのスキル。G2以上がV(ヴァンガード)に登場した時、自信をバインドして、山札の上5枚を確認する。その中のG1かG3の十二支刻獣を手札に加える。《クロノジェット・ドラゴン・Z》を手札に!」
クロノバインド:0→1
〈 〉〈サ〉〈 〉
〈 〉〈 〉〈 〉
クロノデッキ:41→40枚
クロノ手札:5→6枚
「さらに、《刻獣 リボルバー・ドラコキッド》をコール。スキル発動。手札のG3カード、クロノジェットZを相手に見せ、山札から十二支刻獣のG3を手札に加える。その後、手札1枚を捨てる。俺は2枚目のクロノジェットZを手札に、このカードを捨てる」
クロノ手札:6→5枚
〈 〉〈サ〉〈リ〉
〈 〉〈 〉〈 〉
クロノデッキ:40→39枚
クロノ手札:5→6→5枚
クロノドロップ:0→1
「バトルだ! リボルバー・ドラコキッドでアタック!」
リボルバーパワー:7000
「ガード、《神界獣 ハティ》」
東雲手札:6→5枚
ゲルギャ+ハティシールド:7000+5000=12000
東雲ドロップ:0→1
東雲のガードが成功。
その後、クロノがヴァンガードのクロノスピン・サーペントで攻撃を仕掛けた。
サーペントパワー:9000
「では、これはノーガードで」
「ドライブチェックだ」
ドキドキ・ワーカー(☆)
クロノデッキ:39→38枚
クロノ手札:5→6枚
クリティカルトリガーが出たので、クロノはその効果を全てヴァンガードに送った。
サーペントパワー:9000→14000/☆2
これにより東雲は2点ダメージを受けた。
神を狩る黒狼 フェンリル(なし)
衰微の女神 ヘル(なし)
東雲デッキ:42→40枚
東雲ダメージ:0→2
互いにこれ以上の処理が無いため、クロノのターンは終了した。
東雲ダメージ:2
東雲手札:5枚
ゲルギャソウル:0
東雲デッキ:40枚
東雲ドロップ:1
〈 〉〈ゲ〉〈 〉
〈 〉〈レ〉〈 〉
クロノダメージ:1
クロノ手札:6枚
サーペントソウル:1
クロノデッキ:38枚
クロノドロップ:1
クロノバインド:1
〈 〉〈サ〉〈リ〉
〈 〉〈 〉〈 〉
「僕のターン。スタンド&ドロー。ライド、《盤の戒め ギョウル》」
東雲手札:5→6→5枚
東雲デッキ:40→39枚
東雲はメインフェイズに何もしないでバトルフェイズに入った。
「レージングでブースト、ギョウルでアタック」
ギョウル+レージングパワー:7000+5000=12000
「ノーガード」
「ドライブチェック」
神界獣 フェンリル(なし)
東雲デッキ:39→38枚
東雲手札:5→6枚
ダメージを受けたので、クロノのダメージチェックが行われた。
刻獣 スピアヘッド・ユニコーン(なし)
クロノデッキ:38→37枚
クロノダメージ:1→2
ここで東雲のターンは終了。
クロノダメージ:2
クロノ手札:6枚
サーペントソウル:1
クロノデッキ:37枚
クロノドロップ:1
クロノバインド:1
〈 〉〈サ〉〈リ〉
〈 〉〈 〉〈 〉
東雲ダメージ:2
東雲手札:6枚
ギョウルソウル:1
東雲デッキ:38枚
東雲ドロップ:1
〈 〉〈ギ〉〈 〉
〈 〉〈レ〉〈 〉
続く第5ターン。
「スタンド&ドロー。掴みたい未来のために、魂を震わせろ! ライド! 《クロノジェット・ドラゴン・Z》!」
クロノ手札:6→7→6枚
クロノデッキ:37→36枚
G3へのライドが行われた後、クロノはリボルバー・ドラコキッドの後ろに《ドキドキ・ワーカー》をコールした。
クロノ手札:6→5枚
〈 〉〈Z〉〈リ〉
〈 〉〈 〉〈ド〉
「バトルだ。リボルバー・ドラコキッドでアタック!」
リボルバー+ドキドキパワー:7000+4000=11000
東雲は、これをゲルギャでガード。
東雲手札:6→5枚
ギョウル+ゲルギャシールド:9000+5000=14000
東雲ドロップ:1→2
「そして、クロノジェットZでアタック! アタック時、ドキドキ・ワーカーのスキル、発動!」
ドキドキ・ワーカーの効果。
カテゴリ、クロノジェットがヴァンガードで攻撃した時、自信をソウルに送ることでヴァンガードの攻撃力を5千上げ、デッキから1枚ドローできるのだ。
クロノジェットソウル:2→3
〈 〉〈Z〉〈リ〉
〈 〉〈 〉〈 〉
クロノデッキ:36→35枚
クロノ手札:5→6枚
クロノジェットパワー:11000→16000
「ノーガード」
「ツインドライブ」
刻獣 ボンバード・ホッグ(☆)
クロノデッキ:35→34枚
クロノ手札:6→7枚
「ゲット、クリティカルトリガー。効果は全て、ヴァンガードへ」
クロノジェットパワー:16000→21000/☆2
「2枚目」
クロノメディカル・ハムスター(治)
クロノデッキ:34→33枚
クロノ手札:7→8枚
「ヒールトリガーゲットだ。ダメージ1回復。パワーはヴァンガード」
クロノダメージ:2→1
クロノドロップ:1→2
クロノジェットパワー:21000/☆2→26000/☆2
東雲へのダメージが確定したことで、ダメージチェックが2回行われた。
枷の戒め ゲルギャ(なし)
ドリーミング・ドラゴン(醒)
東雲デッキ:38→36枚
東雲ダメージ:2→4
トリガー処理を行った後、クロノはターンを終了させた。
東雲ダメージ:4
東雲手札:5枚
ギョウルソウル:1
東雲デッキ:36枚
東雲ドロップ:2
〈 〉〈ギ〉〈 〉
〈 〉〈レ〉〈 〉
クロノダメージ:1
クロノ手札:8枚
クロノジェットソウル:3
クロノデッキ:33枚
クロノドロップ:2
クロノバインド:1
〈 〉〈Z〉〈リ〉
〈 〉〈 〉〈 〉
「スタンド&ドロー。さあ、次は僕の番だ。解き放て、滅びを告げる狼の顎! ライド、《神界獣 フェンリル》」
東雲手札:5→6→5枚
東雲デッキ:36→35枚
東雲も自信の分身カードにライド。
しかし、ここで東雲はいったん手を止めた。
「新導君。君は僕に聞かないのかい? 終わった事とは言え、僕は、君の親友を傷つけた張本人なんだよ。そんな僕が再び現れたことに思うことは無いのかい?」
「……」
クロノは、黙って東雲の話を聞いていたが、意を決したように口を開いた。
「俺はアンタのことは大して知らない。けど、昔のアンタなら、こんな回りくどい方法でシオンと接触しないだろ。もっとシオンにちょっかい掛けるはずだ」
2人は互いに狭い独り暮らしの中で苦悩していたシオンの姿を思い浮かべる。
特に一時は見ていられないくらい落ち込んでいたくらいだ。
本気を出した東雲の恐ろしさはクロノもよく知っている。
「そんなアンタがこの方法を選んだんだ。少なくとも前とは違うことは分かる。このファイトでも、俺を悩ませるような話はしていないしな。それが分かった以上、俺が聞くべき事は何もねえよ。ただ、ファイトに集中するだけだ」
クロノの言葉を聞いた東雲は、笑い出した。
「ははは。君は凄いね。あの時は理解できなかったけど、今なら伊吹さんやシオンが認めるのも理解できるよ。君と出会わなかったら、シオンはどんな運命を辿っていたのかも気になるけど、今となってはそれもつまらないな」
東雲は手の中のカードを取り、言葉を続けた。
「君と全力で戦い、勝利することが、シオンと出会う上で僕にとって必要な、最後の試練だ。行くよ。ストライドジェネレーション」
東雲は、手札の《神界獣 スコル》を捨てた。
このカードもまた、超越時にG3となるカードだ。
「黄昏の世界に終末の裁きを! 《大天使 ドゥームブレイス》!」
東雲手札:5→4枚
東雲ドロップ:2→3
東雲GB:0→1
〈 〉〈ド〉〈 〉
〈 〉〈レ〉〈 〉
「フェンリルの超越スキル発動。SC(ソウルチャージ)3、Vにスキルを与える」
東雲デッキ:35→32枚
SC:戦巫女 コトノハ、春眠の女神 ターロ、神界獣 ハティ
ドゥームブレイスソウル:2→5
東雲は、さらに《戦巫女 コトノハ》を召喚した。
東雲手札:4→3枚
〈コ〉〈ド〉〈 〉
〈 〉〈レ〉〈 〉
「コトノハのコール時、天啓を発動」
天啓とは、ジェネシス特有の効果だ。
召喚時、デッキトップのカードを確認し、そのままにするかソウルに置くかを決めることができる効果だ。
これにより、プレイヤーは、デッキトップ操作を行い、トリガーが出る確率を増やすことができるのだ。
ただし、ソウルに置いた場合、Rのカードをレスト(横向きに変えること)しなければならないデメリットもある。
「僕はソウルに送るよ。そしてレージングをレスト」
東雲デッキ:32→31枚
ドゥームブレイスソウル:5→6
「さらに、僕のソウルが増えた時、コトノハのスキル発動。このユニットのパワー+1000。天啓で置かれたため、さらに+1000だ」
コトノハパワー:9000→10000→11000
さらに、東雲は、《杭の戒め スヴィティ》を召喚。
東雲手札:3→2枚
〈コ〉〈ド〉〈 〉
〈 〉〈レ〉〈ス〉
続けてレージングを自信の効果でソウルに送り、Vにさらに効果を与えた。
ドゥームブレイスソウル:6→7
〈コ〉〈ド〉〈 〉
〈 〉〈 〉〈ス〉
「ここでドゥームブレイスのスキル。SB(ソウルブラスト)3を行い、Rのユニット2体を選択。選択したユニットのパワー+5000だ」
ドゥームブレイスソウル:7→4
SB:盤の戒め ギョウル、神界獣 ハティ、神を狩る黒狼 フェンリル
東雲ドロップ:3→6
コトノハパワー:11000→16000
スヴィティパワー:4000→9000
「そっちのRは2体しか居ないから、当然そのユニットのパワーが上がるわけか。しかも、今ドロップに行ったカードは」
「当然。ここでドゥームブレイスが獲得したフェンリルとレージングのスキルが発動。フェンリルの方はコストとしてCB(カウンターブラスト)1を支払い、今ソウルからドロップに送られたカードを1枚ずつ選び、コールできる。レージングはノーコストで同じスキルだよ」
東雲は、この効果でギョウルとハティをコール。
一気に展開することに成功した。
東雲ダメージ:4(裏0→1)
東雲ドロップ:6→4
〈コ〉〈ド〉〈ギ〉
〈ハ〉〈 〉〈ス〉
「ギョウルの天啓。ふむ、これはソウルに置こう。ハティをレスト。ソウルが増えたためコトノハのスキル」
東雲デッキ:31→30枚
ドゥームブレイスソウル:4→5
コトノハパワー:16000→18000
「ギョウルの登場時スキル発動。CB1でパワー+4000。スキル獲得だよ」
東雲ダメージ:4(裏1→2)
ギョウルパワー:9000→13000
「さらに、ソウルのゲルギャのスキル。このカードを山札の下に戻すことで、レストしているハティをスタンドさせ、パワー+3000。さらにSC2しユニット1体のパワー+3000だ。コトノハを選択し、同時にコトノハのスキル」
ドゥームブレイスソウル:5→4
東雲デッキ:30→31枚
ハティパワー:7000→10000
東雲デッキ:31→29枚
SC:奉仕の神器 エイル、盤の戒め ギョウル
ドゥームブレイスソウル:4→6
コトノハパワー:18000→19000→22000
東雲はここでメインフェイズを終え、バトルフェイズに入った。
まずは、ハティにブーストされたコトノハの攻撃だ。
コトノハ+ハティパワー:22000+10000=32000
「ノーガード。ダメージチェック」
クロノジェット・ドラゴン・Z(なし)
クロノデッキ:33→32枚
クロノダメージ:1→2
「では続けて、スヴィティでブースト、ギョウルでアタックだ」
ギョウル+スヴィティパワー:13000+9000=22000
ここでギョウルの効果が誘発される。
東雲はSB3を行い、デッキから1枚ドローした。
ドゥームブレイスソウル:6→3
SB:春眠の女神 ターロ、奉仕の神器 エイル、神界獣 スコル
東雲ドロップ:4→7
東雲デッキ:29→28枚
東雲手札:2→3枚
「ハティのスキル。ソウルからドロップゾーンにカードが置かれた時、パワー+1000される」
ハティパワー:10000→11000
「さらにドロップゾーンに送られた《春眠の女神 ターロ》のスキル。このカードを山札の下に置くことで、R1体をスタンドさせる。僕はコトノハをスタンド」
東雲ドロップ:7→6
東雲デッキ:28→29枚
東雲側の攻撃時の効果処理が終わったので、次はクロノのガードステップだ。
「《刻獣 ボンバード・ホッグ》とメリーブロックでガード!」
クロノ手札:8→6枚
クロノジェット+メリーブロック+ボンバードシールド:11000+5000+10000=26000
クロノドロップ:2→4
守備力が攻撃力を上回ったため、ガード成功だ。
続けて、ヴァンガードによる攻撃がクロノに迫った。
「ここで、スヴィティのスキル。このカードをソウルに送り、パワー+5000し、1枚ドロー。そしてコトノハのスキルも発動」
ドゥームブレイスソウル:3→4
〈コ〉〈ド〉〈ギ〉
〈ハ〉〈 〉〈 〉
東雲デッキ:29→28枚
東雲手札:3→4枚
コトノハパワー:22000→23000
ドゥームブレイスパワー:26000→31000
クロノはこの攻撃に対してガーディアンを出すことをやめた。
「トリプルドライブ」
神界獣 フェンリル(なし)
ドリーミング・ドラゴン(醒)
東雲デッキ:28→26枚
東雲手札:4→6枚
「ゲット、スタンドトリガー。ギョウルのパワーを上げてスタンドさせる」
ギョウルパワー:13000→18000
奉仕の神器 エイル(治)
東雲デッキ:26→25枚
東雲手札:6→7枚
「ゲット、ヒールトリガー。ダメージ1回復、パワーはコトノハへ」
東雲ダメージ:4→3(裏2→1)
東雲ドロップ:6→7
コトノハパワー:23000→28000
「ダメージチェック」
クロノジェット・ドラゴン・G(なし)
クロノデッキ:32→31枚
クロノダメージ:2→3
「では再び、コトノハでアタック」
コトノハパワー:28000
これに対し、クロノは手札から1枚を切り捨てた。
「《刻獣 スピアヘッド・ユニコーン》でガード。Gガード、《時空竜 ヘテロラウンド・ドラゴン》! SB1でスキル発動。ギョウルを山札に戻す。その後シャッフルして山札の上のカードを同じ位置にコールさせる!」
クロノ手札:6→4枚
クロノドロップ:4→5
クロノジェットソウル:3→2
SB:刻獣 メリーブロック・ドラゴン
クロノドロップ:5→6
クロノジェット+スピアヘッド+ヘテロラウンドシールド:11000+5000+15000=31000
東雲デッキ:25→26枚
〈コ〉〈ド〉〈 〉
〈ハ〉〈 〉〈 〉
東雲が自身のデッキをシャッフルした後、デッキトップのカードを捲ると、出てきたのはスヴィティだった。
東雲デッキ:26→25枚
〈コ〉〈ド〉〈ス〉
〈ハ〉〈 〉〈 〉
効果処理が行われた後、攻撃は防がれ、ヘテロラウンドは姿を消した。
クロノドロップ:6→7
クロノGB:0→1
「これ以上の攻撃は無理だね。ターンエンドだよ」
クロノダメージ:3
クロノ手札:4枚
クロノジェットソウル:2
クロノデッキ:31枚
クロノドロップ:7
クロノバインド:1
クロノGB:1
〈 〉〈Z〉〈リ〉
〈 〉〈 〉〈 〉
東雲ダメージ:3(裏1)
東雲手札:7枚
フェンリルソウル:4
東雲デッキ:25枚
東雲ドロップ:7
東雲GB:1
〈コ〉〈フ〉〈ス〉
〈ハ〉〈 〉〈 〉
「スタンド&ドロー! 次は俺の番だ! クロノジェットZのスキル! 超越コストをドロップゾーンのG3十二支刻獣をバインドすることに書き換える!」
クロノは、デッキと墓地でG3扱いになるメリーブロックを除外した。
クロノ手札:4→5枚
クロノデッキ:31→30枚
クロノドロップ:7→6
クロノバインド:1→2
「ストライドジェネレーション! 《超刻獣 スプリット・ペガサス》!」
クロノGB:1→2
〈 〉〈ス〉〈リ〉
〈 〉〈 〉〈 〉
「超越スキル! SB1でRを1体選択し、山札の下に戻す。その後、戻したユニットよりもグレードが1つ高いユニットをコールする。俺はコトノハを戻し、《刻獣 オビュラシー・オックス》をSコール!」
スプリットソウル:2→1
SB:ドキドキ・ワーカー
クロノドロップ:6→7
東雲デッキ:25→26枚
〈 〉〈フ〉〈ス〉
〈ハ〉〈 〉〈 〉
クロノデッキ:30→29枚
〈オ〉〈ス〉〈リ〉
〈 〉〈 〉〈 〉
東雲の場を荒らし、自身の場を整えたクロノは、メインフェイズでさらなる展開に入った。
「《刻獣 スピアヘッド・ユニコーン》、《刻獣 ヒュプノシス・シープ》をコール」
クロノ手札:5→3枚
〈オ〉〈ス〉〈リ〉
〈 〉〈ヒ〉〈ス〉
「スプリット・ペガサスのスキル! CB1とGゾーンの裏のカードを表にし、R1体を山札に戻し、そのユニットよりもグレードが1つ低い十二支刻獣2体をコールする。スピアヘッド・ユニコーンを戻し、《刻獣 トランジット・ドラゴン》2体をSコール!」
クロノダメージ:3(裏0→1)
クロノGB:2→3
クロノデッキ:29→30枚
〈オ〉〈ス〉〈リ〉
〈 〉〈ヒ〉〈 〉
クロノデッキ:30→28枚
〈オ〉〈ス〉〈リ〉
〈ト〉〈ヒ〉〈ト〉
ここでオビュラシー・オックスと先ほどクロノがGゾーンで表にしたスプリット・ペガサス永続効果が発揮される。
スプリット・ペガサスの効果で前列のカードの攻撃力は千上がり、オビュラシー・オックスはGゾーンの表のカードの数につき攻撃力を千上げることができる。
今回は2枚なので2千ポイント上がった。
オックスパワー:11000→12000→14000
スプリットパワー:26000→27000
リボルバーパワー:7000→8000
「オビュラシー・オックスのスキル。CB1でこのターンの間、Gゾーンの表のカードと同じ数だけパワー+1000する。合計2000アップだ」
クロノダメージ:3(裏1→2)
オックスパワー:14000→16000
ここでメインフェイズは終了。
クロノのバトルフェイズが始まった。
「トランジット・ドラゴンでブースト、リボルバー・ドラコキッドでアタック!」
リボルバー+トランジットパワー:8000+7000=15000
「ここはノーガードするよ。ダメージチェック」
春眠の女神 ターロ(醒)
東雲デッキ:26→25枚
東雲ダメージ:3→4(裏1)
「スタンドトリガーゲットだ。パワーは当然ヴァンガード。ハティをスタンドさせよう」
フェンリルパワー:11000→16000
トリガーにより攻撃力が上がり、攻撃が防がれやすくなってしまったが、クロノは大きく気にせずに次の効果処理に移った。
「トランジット・ドラゴンのスキル。ブーストしたバトル終了時、G4のクロノジェットが居るため、こいつをソウルに送って1枚ドロー」
スプリットソウル:1→2
〈オ〉〈ス〉〈リ〉
〈ト〉〈ヒ〉〈 〉
クロノデッキ:28→27枚
クロノ手札:3→4枚
「まだまだ行くぜ! ヴァンガードでアタック!」
スプリット+ヒュプノシスパワー:27000+4000=31000
東雲はこれを完全ガードカード、《衰微の女神 ヘル》で受けた。
墓地には同名カードが存在するため、同時にCC1も行われた。
東雲手札:7→5枚
東雲ドロップ:7→8
東雲ダメージ:4(裏1→0)
東雲ドロップ:8→9
「トリプルドライブ!」
刻獣 メタルパーティ・ドラゴン(なし)
スチームテイマー アルカ(なし)
ドキドキ・ワーカー(☆)
クロノデッキ:27→24枚
クロノ手札:4→7枚
ここでクリティカルトリガーが出された。
クロノはこの効果を全てオビュラシー・オックスに注ぎ込んだ。
オックスパワー:16000→21000/☆2
「オビュラシー・オックスでヴァンガードにアタック!」
オックス+トランジットパワー:21000+7000=28000/☆2
「《奉仕の神器 エイル》を捨て、Gガード。《天蓋の戦巫女 ハナサツキ》。スヴィティを選択し、ソウルにもスヴィティが存在するため、シールド+10000」
東雲手札:5→4枚
東雲ドロップ:9→10
ハナサツキシールド:15000→25000
フェンリル+ハナサツキシールド:16000+25000=41000
東雲GB:1→2
「通らないか。なら、まずはトランジット・ドラゴンのスキル」
スプリットソウル:2→3
〈オ〉〈ス〉〈リ〉
〈 〉〈ヒ〉〈 〉
クロノデッキ:24→23枚
クロノ手札:7→8枚
「ヒュプノシス・シープのスキル。自信をソウルに送り、他のR、リボルバー・ドラコキッドを山札の下に置くことでR1体をスタンドさせる。残っているのはオビュラシー・オックスだけだから、こいつをスタンドだ。これでもう1度攻撃ができるな」
スプリットソウル:3→4
〈オ〉〈ス〉〈リ〉
〈 〉〈 〉〈 〉
クロノデッキ:23→24枚
〈オ〉〈ス〉〈 〉
〈 〉〈 〉〈 〉
クロノは再びオビュラシー・オックスで攻撃。
これでこのターン4度目の攻撃だ。
オックスパワー:21000/☆2
だが、この攻撃は。
「流石だよ、新導君。でもあまい。《ドリーミング・ドラゴン》でガード」
東雲手札:4→3枚
フェンリル+ドリーミングシールド:16000+10000=26000
東雲ドロップ:10→11
ダメージトリガーのせいで東雲は余裕を持って防御に成功した。
これでクロノのターンは終了だ。
東雲ダメージ:4
東雲手札:3枚
フェンリルソウル:4
東雲デッキ:25枚
東雲ドロップ:11
東雲GB:2
〈 〉〈フ〉〈ス〉
〈ハ〉〈 〉〈 〉
クロノダメージ:3(裏2)
クロノ手札:8枚
クロノジェットソウル:4
クロノデッキ:24枚
クロノドロップ:7
クロノバインド:2
クロノGB:3
〈オ〉〈Z〉〈 〉
〈 〉〈 〉〈 〉
残念ながら、1つしかダメージを与えられなかったところで東雲のターンに入った。
「僕のターン。スタンド&ドロー。さて、そろそろ決着を着けよう。《神を狩る黒狼 フェンリル》を捨て、目覚めろ、未来を食らう神の獣。ストライドジェネレーション。《天獄神獣 フェンリル》」
東雲手札:3→4枚
東雲デッキ:25→24枚
東雲手札:4→3枚
東雲ドロップ:11→12
東雲GB:2→3
ここで東雲は、切り札、天獄神獣 フェンリルを繰り出した。
GB(ジェネレーションブレイク)は3なので、天獄神獣の永続効果が発揮される。
その前に、再び超越スキルが処理され、天獄神獣は効果を得た。
(こっちはまだダメージ3なのに、ファイナルターン宣言? 自信があるのか? いや、相手は東雲ショウマだ。油断ならない)
クロノはその決着宣言に警戒心を強くする。
東雲デッキ:24→21枚
SC:枷の戒め ゲルギャ、春眠の女神 ターロ、戦巫女 コトノハ
フェンリルソウル:4→7
「コトノハをコール。天啓が発揮されるが、天獄神獣 フェンリルのGB2。天啓スキルを山札の上2枚を確認し、1枚までをソウルに送り、残りを好きな順番で山札の上に置くに変更する。ふむ、こっちはソウルに送ろう」
東雲手札:3→2枚
〈 〉〈フ〉〈ス〉
〈ハ〉〈 〉〈コ〉
東雲デッキ:21→20枚
フェンリルソウル:7→8
コトノハパワー:9000→11000
変更された天啓では他のRをレストする効果は無い。
そのため東雲は、デッキトップを確実に固定したうえに、場の戦力を削ぐ事が無いのだ。
「天獄神獣 フェンリルのスキル。CB1、SB3。1枚ドローするか、引くカードをソウルに送りR1体とVをパワー+3000できる。今回は引かせてもらうよ」
東雲ダメージ:4(裏0→1)
フェンリルソウル:8→5
SB:枷の戒め ゲルギャ、盤の戒め ギョウル、神を狩る黒狼 フェンリル
東雲ドロップ:12→15
東雲デッキ:20→19枚
東雲手札:2→3枚
SBが行われたため、ハティの効果が発動される。
ハティパワー:7000→8000
さらに東雲はギョウルを召喚した。
東雲手札:3→2枚
〈ギ〉〈フ〉〈ス〉
〈ハ〉〈 〉〈コ〉
そしてギョウルの2つの効果も発動。
東雲は再びデッキトップ操作を行い、ギョウルの攻撃力を上げた。
東雲ダメージ:4(裏1→2)
ギョウルパワー:9000→13000
東雲デッキ:19→18枚
フェンリルソウル:5→6
コトノハパワー:11000→13000
「コトノハとスヴィティを入れ替え。さらにドリーミング・ドラゴンをコール」
東雲手札:2→1枚
〈ギ〉〈フ〉〈コ〉
〈ハ〉〈ド〉〈ス〉
「これで準備は整った。バトルに入るよ。コトノハでアタック」
コトノハ+スヴィティパワー:13000+4000=17000
クロノはこれをノーガードで受ける。
ダメージトリガー狙いだろう。
刻獣 クルージング・ドラゴン(なし)
クロノデッキ:24→23枚
クロノダメージ:3→4(裏2)
「続けて、フェンリルでアタック。スヴィティのスキルを再び発動」
フェンリルソウル:6→7
〈ギ〉〈フ〉〈コ〉
〈ハ〉〈ド〉〈 〉
東雲デッキ:18→17枚
東雲手札:1→2枚
フェンリルパワー:26000→31000
コトノハパワー:13000→14000
フェンリル+ドリーミングパワー:31000+4000=35000
「完全ガード! 《スチームテイマー アルカ》!」
クロノ手札:8→6枚
クロノドロップ:7→8→9
「トリプルドライブ」
ドリーミング・ドラゴン(醒)
東雲デッキ:17→16枚
東雲手札:2→3枚
「スタンドトリガーだ。効果は全てコトノハへ」
コトノハパワー:14000→19000
ドライブチェックはまだ続いた。
杭の戒め スヴィティ(☆)
東雲デッキ:16→15枚
東雲手札:3→4枚
「なっ!?」
「パワーはコトノハへ、クリティカルはギョウルへ」
コトノハパワー:19000→24000
ギョウル:☆2
「サードチェック」
杭の戒め スヴィティ(☆)
東雲デッキ:15→14枚
東雲手札:4→5枚
「ここで!?」
クロノが驚いても結果は変わらない。
トリガーは全てコトノハへと注がれた。
コトノハパワー:24000→29000/☆2
「コトノハで再びアタック」
コトノハパワー:29000/☆2
「(くっ、なら、ここは)ドキドキ・ワーカー、メタルパーティ、スピアヘッド・ユニコーンでガード」
クロノ手札:6→3枚
クロノジェット+メタルパーティ+ドキドキ+スピアヘッドシールド:11000+5000+10000+5000=31000
クロノドロップ:9→12
「防いだね。当たり前か。ギョウルでアタック。スキルでドロー」
フェンリルソウル:7→4
SB:春眠の女神 ターロ、杭の戒め スヴィティ、枷の戒め ゲルギャ
東雲ドロップ:15→18
東雲デッキ:14→13枚
東雲手札:5→6枚
ハティパワー:8000→9000
ギョウル+ハティパワー:13000+9000=22000/☆2
「ここで神界獣 フェンリルのスキルを使うよ。先ほどドロップに落ちたゲルギャをSコール。ゲルギャの天啓。ソウルへ」
東雲ダメージ:4(裏2→3)
東雲ドロップ:18→17
〈ギ〉〈フ〉〈コ〉
〈ハ〉〈ド〉〈ゲ〉
東雲デッキ:13→12枚
フェンリルソウル:4→5
コトノハパワー:29000→31000/☆2
「そしてターロのスキルでコトノハをスタンド」
東雲ドロップ:17→16
東雲デッキ:12→13枚
これでコトノハはもう1度攻撃が可能となった。
ギョウルの攻撃はまだ続いているのでクロノが負けないために取った行動は――。
「来い! ノーガードだ!」
ここでヒールトリガーを引くことに賭けることだった。
そして、捲られたのは……
刻獣 ヒュプノシス・シープ(醒)
クロノデッキ:23→22枚
クロノダメージ:4→5(裏2)
「ゲット、スタンドトリガー! パワーはヴァンガード、オビュラシー・オックスをスタンド!」
クロノジェットパワー:11000→16000
トリガーが出たことでクロノは嬉しそうにヴァンガードの攻撃力を上げた。
これでヒールトリガーが出れば、次の攻撃も防ぐことができるのだろう。
「セカンドチェック!」
クロノジェット・ドラゴン・Z
クロノデッキ:22→21枚
クロノダメージ:5→6(裏2)
東雲WIN
だが、捲られたカードはヒールトリガー。
クロノは賭けに負けたのだ。
「負け……か」
その事実を受けとめ、クロノは顔を上げた。
「ありがとうございました。良いファイトでした」
東雲がそう言いながら差し出した手をとった。
「負けたよ。やっぱ、アンタ強いな」
「君も強かったよ。流石はトライスリーのリーダーだ。リューズさんに勝っただけのことはある」
「あの時のことは、アンタには感謝してるよ。一応」
詳しくはテレビ本編をチェックだ。
そうこう話しているとクロノが謎技術の光に包まれる。
「東雲ショウマ」
クロノの姿が見えなくなる直前、クロノは東雲に呼びかけた。
「シオンとトコハが必ず勝ち上がる。だから、ファイナルステージで会おうぜ!」
そう言って、クロノは光の中に消えていった。
「ゴール直前の敗北は、そのままそのメンバーの失格か。他のメンバーへのペナルティもあるし、トライスリーは不利になってしまったかな」
東雲はそのまま開いた扉へと歩いて行った。
「でも、待っているよ。シオン。君なら必ず勝ち上れるとね」
そうして、東雲は扉の中の光へと消えていった。
『チームニューオーガ、セカンドステージ突破だ!』
実況席でミヤがそう叫んだ瞬間、ニューオーガの2人も迷宮の中から姿を消したのだった。
決勝への席はあと3つ。
続く。
次回予告特別バージョン
『やあ~~~~っと完成した』
「遅いわ!」
『ぎゃああああ!! クロノジェットが謎ビーム!?』ドーン!
「反省しろ!」
『ごああああ!! アルトマイルの剣で斬撃飛ばすな!!』ザシュ!
「さようなら」
『ちょっ!? 何これ!? 花のファ○ネル!? そんなどこぞのMFみたいなこと……ああああああ!!!』ズドドドドーン!
「「「自業自得だ!」」」
『だってさあ、しょおがないじゃん。最近のヴァンガード詰まらないもん。やる気起きないよ』←血ダラダラ
「もうすぐ俺たちの分身のリメイク来るだろ! それで持ち直せよ!」
『嫌だよ! だって絶対に地雷じゃん! こんな早期のリメイク誰も望んで無かったよ!』
「なんてこと言うんだ! それでもヴァンガードファイターか!」
『決闘者(デュエリスト)だよ!!』
「さっさと続き書け!」ブン!
『またぁ!? ごふっ! ごはぁ!』バタン
「さて、こんなダメ作者の作品ですが、ここまで読んでくださってありがとうございます」
「続きの予定はやっぱり未定となりますが、僕たちがたたき起こして書かせるので、どうかお待ちしていてください」
「また、私たちトライスリーのカードもリメイクしてスタンダードに登場するので皆さん是非買ってください」
『うぐっ。じ、次回はこちら』
次回、第22ターン:セカンドステージファイナルターン!
『長かったセカンドステージも次で終了なので、お待ちください』
「次回もみんなで……」
「「「スタンドアップ! ヴァンガード!」」」