ゴールデンロード ~君のための道となる~ 作:kanakana_tuin
それと、批判したり文句付けたりしたいやつ帰ってくれ。俺は好きで書いてるし、自己満足のために書いて公開してるだけだ。それと、同士が欲しいから、高評価くれたりうれしい感想とか来ると嬉しいです。すでに作者はリアルで恋が出来ないぐらいにまで落ちているので。ではどぞ。
あ、それとタイトルコール的なので区切るから。場面の切り替えは多分分かりやすいと思う。
一人の少年の手元にある箱の中には金色が入っていた。
その中の物を見つめる。女の子二人と男の子一人。
「金色だ」
「金色デス」
「ああ、金色だな」
箱の中にあった金色が、全ての始まりだった。
そう、金色の時の始まり。
そして男の子はそれを手に取り
「うん……これあげるよ」
「いいノ?」
「ゼロ……アリガト」
それから、男の子は女の子と話すようになった。
そして、3人は仲良くなり、この世界で生きる意味を見つけた。それが俺だ。
俺は求めていた、金色を。
あの二人に会うまでは世界が黒かった。
だが、あの二人は何物にも侵されない、無垢な輝き。金色と一緒だった。
だから、俺は道を作りたかったのだろう。
「じゃあ、どうして俺たちを裏切ったんだよ!」
「澪史くん―――どうして…」
「さぁ…な」
みんなを導いてやりたかったのかも知れない。道を作りたかったのかもしれない。
それと同時にかっこつけたかったのかもしれない。
だから。
「ふわっ」
「うっし、捕まってな」
こんな変な状況になるとは思わないぞ。
誰にでもあるでしょ?その場の勢いってやつがさ。
俺は道を作りたかった。金色の道…ゴールデンロードってやつをな。
その結果が
ドレス姿の女の子を抱えて街中を疾走するとは思わないだろ?!
「まて、止まりなさい!」
「止まれええええ!」
「止まってほしいなら追い付いてみやがれ!」
「あらあら」
まさか、黒服な奴らに追いかけられてお姫様を抱っこして逃げるのは普通ない。
で、どうしてこうなったかというと。それは寝起きまでさかのぼる。
【金色ラブリッチェ ゴールデンロード】
懐かしい夢を見た。あれは確かキャンプの時か。
でも、名前がはっきり思い出せないんだよなぁ…
確か…
prrrrrr
思い出そうとしたところで電話が鳴る。
「…もしもし?」
「あ、澪史君?起きt――」
声で分かったので速攻で電話を切る。だが、再びなるのですぐに出る。
「もう!いきなり切るなんて酷いじゃない!」
「うるさいなぁ。別にいいだろ?どうせ、口うるさいんだから。そして、言ってなかったけどこれから用事あるから電話してくんな」
「え、ちょ。聞いてないn」
返事を待たずに切る。…全く。うるさいんだから…。まぁ、用事は無いけどこうでも言っておかないと
prrrrrrr
あっれれー?おかしいぞー?また掛けてきたのか!
俺は名前も見ずに電話に出る。
「うるせぇーな電話し
「俺だよ、馬鹿野郎」
「てくんなって。名人お前かよ!」
名人は俺のちょっとしたことに関係してる人物だ。
「あ、お前。今日空いてるよな?」
「は?なんでだ?」
「いやさ、仕事が入ってさ、今日と明日。どっちがいい?」
「今日は却下。明日でお願い。要件はそれだけ?」
「そんな感じかな。そんじゃまたな」
一方的な感じで伝えて来て切りやがった。ま、いいけど。
さてと、暇だし出かけるか。
ぼんやりとした足並みで街中を歩いていると声が聞こえた。
「放しなさい!」
歩いてたらそんな声が聞こえて
「放して!わたしにはやらねばならない使命があるの!」
声の出所を見つけるより先にぶつかられた。
「ひゃっ」
「おっと。失礼—――」
「いえ、こちらこそ」
「ん?」
一目見て可愛い子だと思った。それと同時にインパクトの塊みたいな感じだった。
どっかの式場から逃げてきたのか煌めくシルクのドレス。頭には重たげなくらいの宝石の編み込まれたティアラ。顔つきはもちろんスタイルも完璧だ。なによりその、おとぎ話にしかないような金色の髪に目が奪われる。
太陽のように金色の長い髪。
だが、次の瞬間には
「お待ちください!」
俺たちの周りを10は超える黒服の男たちに囲まれる。…え?黒の黒ずくめか?コ〇ン? 冗談だ。
女の子は彼らに鋭い目を向けており、男らは、明らかに俺を警戒しながら近づいてきた。
「こっちに来なさい。大人しくして」
「おかしな動作はするなよ」
物騒な様子でいきなり無礼な言い方をされれば俺だってもちろん警戒する。
特に寄ってきた男が胸元に手を入れて、応援のためのトランシーバーか拳銃化は分からない。けど、面倒になるのが分かったので取り出す前に
「こっちだ!」
「ふぇ!?」
彼女の手を引いて逃げたのは間違いではないと思う。ま、それが要因で、応援が更に増えるのは目に見えてたから、まだ安全な方向に賭けただけさ。
「ッ!マルタイ逃亡!至急応援を頼む!」
だから逃げた。乱暴そうな男たちに追われる女の子。誰だってまず保護するだろう。だから間違えたとは思わない。
「ひゃっ、ひゃっ」
「走れないのか?」
「ごめんなさい、ヒールが高くて」
長いスカートを持ち上げてみせると、確かに走りには向かないヒールだった。なので
「よっとな!」
「ふわっ」
お姫様だっこだ。ま、怪我するのは大変だからな。こうするのも当然だ。
だから俺は当たり前のことを。いや、流れに従ったのだが
「待てええええ!」
「姫様をはなせえ!」
「こらまてええええガキぃいいいいーーーーー!」
「あれれ?多くなってませんか?つか、100は超えてるだろ!!?」
まさか100を超えるとは思わなかった。黒服は商店街は埋め尽くすだろう人数になっていた。このままならいつか囲まれるかやらかして捕まるのがおちだ。待てよ?俺、そもそも逃げてはダメだと思ったが、彼女が全然抵抗しないんだもん。間違ってはいないと思う。
「念のために聞くが、君はあの人らから逃げたいんだよな?」
「えと、ええそうね。今、捕まるわけにはいかないわ」
本人がそういうなら別にいいか。
「よし!なら捕まってな!危ないぜ!」
なので、俺は黒服の人たちを撒くために
「「「「「ええええええええええ!!!???」」」」
勿論だが、彼女と黒服の奴らは驚きの声を上げたのだ。彼女は普通に40は確定であるので普通は飛び上がらないし、そもそもそこまで脚力がないためそんな事は出来ません。
まぁ、俺は特別だしな…
そして、そのまま建物を走り飛び黒服たちを撒いたのだ。
一人の少女?さあ?
【金色ラブリッチェ ゴールデンロード】
「ふっー。ふーっ」
「大丈夫から?」
「まぁな。少し疲れたかな?」
久しぶりに全力で疾走したのだ。だがそのおかげで追っ手を撒けた。
「さてさて。ここらへんで更に隠れられる場所ってあるか?」
今いる場所は湖。浜松湖の付近だ。
「そっちね。あ、それと。もう平気よ。甘えちゃってごめんんさいね」
「なーに、気にすんな。でもその靴は?」
「大丈夫よ」
そう言って、彼女はその靴を、ぽいぽいって捨ててしまった。
長いスカートをたくし上げて、ぎゅっと雑に結ぶ。
「さ、行きましょうか」
「…ああ」
シルク製の綺麗なソックスが汚れるのも気にしないでどんどん奥に歩いていく彼女。
「そうそう、自己紹介しなくちゃね。シルヴィアよ。シルヴィア・ル・クルスクラウン」
「おう」
歩きつつ頭を下げて笑顔で紹介してくれた。ま、分かるけどやっぱり外国人らしいな」
「シルヴィと呼んでちょうだい。えっと
「澪史だ。巻上澪史」
「レイジ。分かったわ。よろしくね」
緊張感なさすぎでしょ。まぁ、追っ手を撒けたからいいけどさ。ともあれ、どんどん道を進んでいく。てか、どこまで続いてるんだ?
あれ?この何もない丘になぜ道があるんだって
「は…?」
「ふう、到着」
「門?てか学校?え?」
数年前まで何もなかった丘の奥には、でっかく敷地が取られていた。
あ。思い出した。最近この辺に学校ができたって聞いてたけど、ここって
『私立 ノーブル学園』
「ここにあったのか、ノーブル学園って」
「ご存じ?」
「そりゃ、この街の住人だしね」
すんごいお金持ちの通う学校ってのは聞いてるけど、ノーブル学園が身近にあるとはなぁ…。ってあれ?名前も聞いたな。そいえば、4月ぐらいにどっかの国のお姫様が、今年から入学することに決めたとか
「シルヴィア王女がさらわれただと!?」
っと。声のした方を見てみると物騒な感じの女性が出てきた。
そして、開ける時間が惜しいのか、締め切られた門を軽々と飛び越えた。…彼女、意外と身体能力高いのか?
とか思っていると、女性は手にした携帯に怒鳴りつけながら
「しかも、そいつは尋常ならざる脚力の持ち主だと?!それは不味い!即刻市内全域を緊急隔離!この国の警察はあてにならん!騎士院派第0部隊を動かせ。…言い訳はいい、いまそちらへ行く待っていろ!」
「あらエル、お出かけかしら」
「はいシルヴィ様。緊急事態です。今、シルヴィ様が攫われたと……は?」
「うん?」
「…」
「…」
「エキスナ、ボラルコーチェ。こちた現在学園の門の前。シルヴィさ…シルヴィア王女がいらっしゃるのだが。私をからかったのではないのだな。分かった。お前たちはあとで始末書を出すように。……姫様!」
「うふふ、なにをピリピリしてるの、おかしなエル」
そりゃ、誘拐なんて聞いたら焦るでしょ。あ、犯人俺っぽい。
「はあ……誘拐されたと聞き心臓が止まるかと思いました」
「……」
ん?いや待てよ。俺って結構ヤバいよな。つまるところ、
「貴様が誘拐犯か!」
「ですよね!ってありゃ!??」
ブウゥウン。……シュタッ。
逃げようとした矢先、速攻で投げられるが速攻で逃れて着地した。
「おいこら!いきなりなにすんだよ!」
「ッ?!今ので着地するとは……」
「聞く耳なしですか…」
「こうなれば…覚悟!」
「え…剣?!」
彼女、エルって言ったか?が剣を取り出して俺に切り掛かってくるが、俺はそれを真剣白刃取りして、無理やり奪い取る。
「全く…。俺が一般人とかけ離れてて良かったな。下手したら死んでたぞ?」
「まさか、真剣白刃取りを生で見れるとは思いませんでしたが、武器は一つではありません!」
そして、彼女はまた一つ剣を取り出す。
「なあ、シルヴィさん?彼女ってどれぐらい強いの?」
「んー、そうね。分かりやすく例えるなら内のフェンシング部のエースよ」
オーマイ。こりゃ、苦戦しそうだな…
「よそ見してる場合ですか?」
「ま、普通ならな」
シルヴィに強さを聞くために振り向いたが俺には通用しないぞ。
ガキィィン!
剣と剣がぶつかる音が聞こえる。彼女なりに本気で殺そうとはしてないものの、腕などは狙ってきてたのでそれに合わせるように、剣をその場に置いたのだ。
「なッ?!」
「あらあら」
「剣の扱いとか戦いとかこう見えて慣れてるんだよ…なッ!」
振り向きざまに力を入れて彼女の剣を吹き飛ばすが、後ろから飛んできていたものには気が付かなかった。
「ッ?!…この感覚は麻酔弾か。流石に薬物には勝てませんわ」
「澪史?!」
「はぁ…はぁ…今回は運が良かっただけみたいですね。まさかここまで強いとは……」
俺は倒れて、その言葉を最後に俺は気を失った。
そう、これが俺の中での人生におけるゴールデンタイムとなり、いつしかゴールデンロードとなる物語の始まりだった……。
この作品の主人公はかなり身体能力高めで若干不良に近いかも知れないが意外といい奴。昔の事は案外覚えてる。だが、再会するまでは大抵忘れている。
なぜ、彼がゼロと幼いころ呼ばれていたのかは今は謎である……
質問とかあったら頂戴ね。出来る範囲で答えます。