暗殺教室 ~超マイペースゲーマーの成長(?)譚~   作:黒ハム

11 / 130
もはや本編の1話分より下手すれば文字数が多い短編の時間第二弾。はーじまるよー

テーマ?はロリ化。苦手な方はブラウザバックを。


短編の時間 二時間目

《幼児化~有希子の場合~》

 

 朝目が覚めると……

 

「…………すぅ……」

 

 隣で裸の幼女が寝ていた。

 

「…………」

 

 きっと夢だな。うん。きっとそうだ。

 そう思い僕は頬をつねることにした

 

「…………」

 

 痛かった。つまり現実だ。

 目を覚ますと隣に裸の幼女……事案かな?警察案件かな?何明日のニュースで『昨日朝、二十代男性の学生が○歳の女の子を誘拐。犯人は自首したもののよく覚えていないと供述。警察は女児の身柄を保護するとともに経緯を詳しく調査する模様』って?え?マジでしゃれになってないよ?

 

「いや待て。昨日の寝るころから思い出せ……」

 

 昨日……今日が土曜日で休日だったって理由で確か……

 

「あ、有希子が泊まりに来て一緒に寝たんだった……?」

 

 ん……?じゃあ鬼の血を引く(わけではないが)有鬼子は何処へ?……目の前には黒髪の純粋無垢な幼女……まさかね。

 

「はっはっはっ~……」

「…………んーあ、風人君早いね……おはよ」

「おはよう有希子。いい朝だね~鏡見てきたら?」

「うん」

 

 てくてくと歩いてくいくロリ崎さん。そして数秒後、悲鳴が響いたのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 先週の休みは僕がショタ化するという事件が発生した。なんやかんやで有希子とキスしたら呪いが解けたというか、元に戻った。

 で、今度は有希子がロリ化する事件が発生した。なるほど。

 

「風人君!キスしよう!」

 

 目の前のロリが何か言ってくる……が。

 

「いや、今の有希子とするのはちょっと……」

 

 僕、多分逮捕されちゃうと思う。

 

「早く呪いを解くためにも!さぁ!」

「まぁまぁ。今日と明日も暇だぁって言ってたじゃん」

「ま、まさか……」

「先週たっぷり可愛いがってもらったからね~今度は僕の番だよ!」

「ちょ、ちょっと待って風人君?え?あの後ベッドの中で一晩中やられたはずなんだけど……」

「それとこれとは話が別~」

「うぅ……風人君のいじわる……」

 

 な、なんだこの可愛い生き物……!僕はロリコンじゃないはずなのに……!

 

「服は前、僕が着たやつでいいよね?」

「それより早く戻してよ」

「えぇ~後でいいじゃん。ほら、裸だと風邪引くから服を着ようね~」

「かーぜーと君?(ニッコリ)」

 

 いつもの鬼スマイル。だが、幼すぎるあまりかわいらしさしか感じない。

 あぁ……そういうことか。ロリになった有鬼子は溢れ出る鬼の気をその純粋な可愛さで帳消しにしているのか……何が言いたいかと言うと全く怖くない。

 

「ほーら。ワガママ言うと朝食抜きだよ~」

 

 そう言いながら僕は朝食を作り始める。えーっと無難な感じでいいかな……

 

「むぅ……」

 

 朝食を作っていると後ろから如何にも不機嫌ですってオーラを感じる。振り返るとむくれていたので笑顔で手を振っておく。ふっふっふっ。その程度で屈する僕じゃないぞ。

 

「……先週はたっぷりやられたからなぁ……しっかりお返ししないと」

 

 これは有希子のためなんだ。決して先週幼児扱いされたお返しができるからしようと考えている訳じゃないのだ。

 

「……ん?でも今日何か忘れている気が…………まぁいいか。ほーら出来たよー」

 

 彼女の前と僕自身の前に朝食を並べていく。服をしっかりと着た彼女。うん。

 

「はい。あーん」

「自分で食べれるもん」

「あーん」

「自分で」

「あーん」

「……あーん」

 

 何だろう。さっきから如何にも、私この扱いは納得できないって感じを出しているけど、それすら可愛く思える。あれぇ?僕も実は子煩悩になる素質あり?

 とまぁ、全部食べさせてから後片付けをする。そして、

 

「で?これから何する~?」

「私とキスする」

「うん。却下」

「私と口づけを……」

「しないよ」

「私と接吻……」

「一緒にゲームしようか」

 

 というわけでゲーム機をセットする。ふっふっふっ。先週は惨敗したからなぁ……

 

「今日は徹底的に叩き潰す」

 

 そう思いゲームにいそしむのであった。彼女も渋々って感じで乗ってきてくれてる。ふっふっふっ。そろそろ分かってきたようだね。先週の僕の気持ちが。でもまだまだだよ?

 

 

 

 

 お昼を挟みつつ数時間後。

 

 

 

 

「う、嘘でしょ……?」

「ふふん。まだまだだね風人君」

 

 僕の10連敗……最初こそ僕が気持ちよく勝利を積み重ねていたのに途中から感覚を掴んだ有希子と拮抗し始め現在に至る。

 ちなみに膝を突く僕を前にえっへんって感じで胸を張る有希子。残念ながら大学生となり多少成長してた彼女の胸も比喩表現を使うなら中学生のししょー並みになっていた。

 

「要するに張る胸がないのである」

「わざわざ口に出して言わないでよ!」

 

 ピンポーン

 

「ん?宅配便かな?はいはーい」

 

 でも何か頼んでいたっけ?そう思いながら玄関を開けると……

 

 ガチャ

 

「あ、こんにちは。風人お兄さん」

 

 ガチャ

 

 すぐに閉じた。…………え?何であおいちゃんがここにいるの?

 

「お兄さん!?何で一回開けて閉じたんですか!?昨日勉強教えてくれるって言ってたじゃないですか!」

「……………………」

 

 そーいえばそんなこと言ってたなぁ……うん。

 僕は後ろにいる有希子にアイコンタクトで僕の部屋に隠れるように伝える。

 すると満面の笑みを浮かべて……

 

「い・や・だ♥」

 

 なるほど。これが有希子でなかったらぶっ飛ばしていただろう。

 

「…………なるほど。お兄さんが開けてくれないなら大声で叫びますよ?」

 

 おっと、後ろのロリの対処ができてないのに前のJKがなんか言い出したぞ?これは絶体絶命のピンチじゃないか?くっ……さすがあおいちゃんだ……!そんな残酷な対処法を思いつくなんて……!

 

「……くっ」

 

 僕は断腸の思いで扉を開ける。そして、

 

「あ、お兄さん。どうもで――――」

 

 あおいちゃんの目が僕の後ろにいる幼女を捕らえた。そして僕に微笑みかけるあおいちゃん。そして、スマホを取り出して何かを操作した後……

 

「もしもし警察ですか?誘拐事件です」

「洒落にならないからストーップ!」

 

 僕は流れるような身のこなしで彼女のスマホを取り上げ玄関に置き、彼女の口元を抑え中に引き込んだ後ドアを閉めた。そして逃さないよう玄関に鍵をかけチェーンもかける。

 

「お兄さん。今の一連の流れは確実にOUTだと思います」

「誰のせいだと!?」

 

 よく見ると取り上げたスマホはどことも繋がってなかった。なるほど。騙されたわけか。

 

「私はお兄さんが訳もなく幼女を誘拐するとは思えません。訳を話してくれますか?」

「……なんで僕が誘拐したことが前提なの!?信用がなさすぎるよ!」

 

 悲しい。悲しいよ……僕は何でこんなぁ……

 

「…………もしかして」

 

 一方のあおいちゃんはじっくりとロリ化した有鬼子を見ていた。そして、

 

「お兄さん。いつものキスはどうしたのですか?ほらいつもの濃厚なやつ」

 

 巨大な爆弾を落としてきた。

 

「か、風人君!?まさかあおいちゃんと浮気をしていたの!?」

「違うよ!?そんなこと一度だって……」

「ああ、やっぱり有希子お姉さんですね。お久しぶりです」

 

 一瞬で正体を看破した。

 

「その反応をするのは間違いなく有希子お姉さんしかないですから」

 

 そりゃ……そうだけどさぁ……

 

「ああ、ご心配なく。風人お兄さんとはそんなことしていませんので」

「え?あ、うん……」

「もっとも、風人お兄さんが望めば私はしてもいいですけど」

「「え?」」

 

 口元に手をやる彼女。

 あおいちゃん。僕が中学三年生のときに会い、なんだかんだで縁が切れていない少女。あれから可愛く成長し、現在は高校生。出会った頃の小学生の時のような真面目な性格を残しつつ、僕とか一部の人間に対して遠慮がない。

 

「だからお兄さん。万が一お姉さんと別れるようなことがあれば声かけてくださいね」

 

 後、こんなことを中学二年とか三年あたりから言い始めた。いや、もっと前からだったかもしれない。

 

「全く……諦めた方がいいよ?」

「えぇ分かってます。でも、二人が結婚するまでは諦めないつもりです。だから結婚式には呼んでくださいね」

「……はは、何言ってんだか。まぁしっかり招待状送ってやるからね」

「お待ちしてますよ」

 

 まぁ、彼女の中に複雑な思いがあることを僕は知っている。だから止めはしないが……

 

「え?えぇ?そんな関係だったの?え?」

「ご心配なく。愛人とか不倫相手とかは嫌ですので。お姉さんがお兄さんと結婚すれば私はお二人を祝福、全力でサポートするだけですから」

 

 任せてくださいと言って笑顔で有希子に向ける彼女。な、なんてまぶしいんだ……あまりの眩しさに直視できない。

 

「お兄さん」

「何でしょう」

「勉強を始める前にお姉さんを借りていいですか?」

「???いいよ」

「それでは……」

 

 鞄をその辺に置き去るとあおいちゃんは勢いよく有希子に抱きついた。

 

「可愛いっ!お兄さん!お姉さんを私に下さい!」

「うん。却下」

 

 何だろう。僕の周りの女子は可愛いものに抱きつかないと気が済まないのかな?

 で、しばらくした後……

 

「では始めましょうか」

「はいはい」

 

 有希子から離れて勉強を始めた。と言ってもあおいちゃんは普通に賢いので僕が教えることはあんまりないのが本音。彼女曰く、自分の家とかよりここが一番落ち着いて集中できるとのこと。

 まぁ、変な噂を立てられてないからいいけどさ。何かあっても義理の妹ってことで手を打つと決めているらしい。

 とりあえず彼女が自分の勉強を始めると並行して僕も自分の勉強なり課題を進める。さすがに彼女の横でゲーム三昧をする勇気はない。ちなみにロリ化した有希子も僕の隣で勉強を進める……何だろうこの違和感。見た目5歳の子が大学の勉強をしている……ああ、小学生の範囲をやらせたい理由が納得した。だって違和感しかないもん。

 

「お兄さん」

「何でしょう」

「何でお姉さんがロリになったんですか?」

「分かってたら苦労しない」

「後もう一回抱いていいですか?」

「どうぞ」

「いやいやいや!?どうぞじゃないよね!?なんで人の許可なしに――」

「はぁぁああ。可愛い」

「――わぷっ」

 

 顔が綻ぶあおいちゃん。その姿を見て僕も思わず頬が緩んでしまう。

 そんな平和な時間も過ぎて行き……

 

「そろそろお暇しますね」

「ご飯は食べていかないの?」

「いえいえ。私だって、お二人の時間を邪魔するのは忍びないので今日はこの辺で」

「そう」

 

 そのまま玄関から出て近くまで見送りに行く……ロリになった有希子と一緒に。

 

「じゃあ、お二人とも。また今度会いましょう」

「またね」

「うん。じゃあね」

「ああそうだ。お兄さん。お姉さん。お二人の子どもが出来たら今日みたいに抱かせてくださいね」

 

 約束ですよと言って彼女は去って行った。

 

「ねぇ風人君」

 

 手を繋いで帰路につく……と言っても本当に少しだが。彼女が僕の手を少し強く握る。

 

「有希子」

 

 僕も少しだけ握り返す。大丈夫。言葉にしなくても伝わってるよ。

 

「でも、さすがに今の状態で子作りとか犯罪だと思うからやらないよ?」

「全然伝わってないんだけど!?」

 

 僕は彼女を抱っこして家に戻る。勿論、キスされないように上手く躱しながら。

 で、家に着くとさっそく夕飯の準備をする。有希子?その辺でゲームしてるよ。

 夜ご飯も安定して僕が全部食べさせ(尚有希子は不満そうであった)洗い物をして湯を張る。

 

「じゃあお風呂入ろっか」

「……分かったよ」

 

 なるほど。もう諦めたみたい。なら楽でいいや。

 

「ねぇ風人君」

「なにかな?」

「……そんなに先週のこと怒ってるの?」

 

 身体を洗い(流石に僕がやるのはどうかと思ったので本人に任せた)一緒に入る。

 すると彼女は僕に背を向けながらそう呟いた。

 

「……はぁあああああああ」

 

 僕はそんな彼女の言葉に深い溜息をつくとともに彼女を強引に僕の方を向かせて抱きしめる。

 

「違うよ」

「……え?」

「怒ってたらさ、こんな風に一緒にいないよ」

 

 怒ってたからこんなことをしているわけじゃない。怒って本気でやり返すならこんな回りくどくしてない。

 

「キスしよっか」

「……うん」

 

 彼女が僕にキスをする。すると呪いは解けて元の彼女に戻った。

 

「……戻ったね」

「戻ったよ」

「「…………」」

 

 ただまぁ、風呂で戻ったせいで色々と気まずい感じがしているが。

 で、あの後、そのまま一緒に風呂を出て、着替えて寝ることにした。

 

「へぇ。やり返さないの?」

「……また今度にするよ。私も疲れちゃった」

「そう」

 

 ベッドの中で彼女と向き合う。

 

「ねぇ風人君。風人君ってさ。私でよかったの?」

「何が?」

「いや、あおいちゃんもいい子に育ってきてさ……他にも私より相応しい人は多いなぁって」

「だから何?有希子がいいから僕は傍にいる。そんだけでいいじゃん。なんか必要?」

「……ううん。必要ないよ」

「ならいいじゃん♪」

 

 僕は彼女を引き寄せ頭をなでる。

 

「さてと、子どもは何人作ろっか?」

「…………っ!そ、それはまだ早いの!」

「えぇーあんだけ沢山ヤってるのにまだぁ~?」

「お互い大学卒業するまではダメです!」

「違うでしょ?」

 

 僕はそのまま彼女の耳元で囁く。

 

「卒業して結婚するまで……でしょ?」

 

 すると彼女の耳が面白いほど紅く染まっていく。

 

「じゃ、おやすみー!」

 

 そんな彼女を尻目に僕は寝ることにする。

 いやー今日も疲れたな。うん。疲れたね!

 

(ってこんな状態で寝れるわけないじゃないの!バカァ……ッ!)

 

 その後、ガチで寝ている僕に対し彼女は何をしたのか知らない。 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。