暗殺教室 ~超マイペースゲーマーの成長(?)譚~   作:黒ハム

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宇宙の時間

 結論から言うと、カルマが降伏して渚の勝利となった。

 カルマと渚のタイマン。その結果、青チーム、殺さない派の勝利となる。

 二人は本気でぶつかって和解することが出来た。後、二人ともお互いに呼び捨てで呼ぶようになった。曰く、こんな本気の喧嘩をした後に君付けでは呼べないとのこと。

 ただ三月までずっと助ける方法を模索し続ける事もできないので、期間を設けることになる。期間はこの一月一杯。その結果がどうであれ二月以降は暗殺に専念する。まぁ、僕らは救いたいと思っても国としては暗殺者を送るのはやめないからね。しょうがないね。

 

「…………で」

 

 で、現在僕は有鬼子と有鬼子の家で格ゲーで遊んでいます。つまりオフライン対戦です。

 何でもリアルでは負けたけどゲームでは負けないとのこと……

 

「…………何でこの体制?」

「…………」

 

 あ、有鬼子様集中してて聞いてねぇ……。

 いやね。だってさ僕は足を開いて伸ばして普通にソファーに座っています。普通なら隣に座るはずなのになぜか僕の前に座っています。いや、上だと確かに画面見えないけどさ……。で、わざわざ座布団まで持ってきて何枚か重ねてお尻の位置を少し高くして、僕のおなかとかに背中を当ててもたれ掛かってます。大体、僕の顎の下くらいに彼女の頭の先がある。ちなみに僕の腕は彼女の脇の下を通していて……コントローラーは彼女の胸あたりにある。すなわち、コントローラーが見えない……まぁ、普段から見ることないからいいけどさ。

 何戦かしてこの体制きつくない?って彼女に聞くけどこのままがいいそうだ。何というか……密着度が高い?いつもより凄い密着してやってる気がする。全く……このままじゃなんかの拍子に手が彼女の胸に当たりそうで怖…………あ、当たる胸がなかったわ(笑)

 

「ふんっ!」

「ふべっ!」

 

 次の瞬間。僕の操作キャラが彼女の操作キャラからアッパーを喰らうのと同時に僕の本体が彼女の本体から頭突きを喰らいました。

 ご、ごめんなさい。そう言えばBカップだったし、前に直接見たときも思ったよりは胸があった……

 

「ふんっ!」

「ふべっ!」

 

 次の瞬間。再び僕の操作キャラと僕が顎をやられて死にました。

 あーそうか。まな板っていうのはししょーみたいな女性のことを言うんだー(悟りを開く)

 そしてそんなことをやっていれば当然ゲームには負けるわけで……

 

「風人君」

「はい?」

「負けたから罰ゲームね」

「…………はい?」

 

 え?聞いてないけど?

 

「拒否権は?」

「あると思う?(にっこり)」

 

 僕の手からコントローラーが放され遠くに置かれる(ちなみに有鬼子のも)。

 で、何を思ったのかソファーの上に押し倒して馬乗りになってくる有鬼子。

 

「えーっと……その……」

 

 普通僕らの立ち位置って逆だよね?僕が上で有鬼子が下で……あ、はい。何でもないです。異存はないです。だからその獲物を仕留めるときの肉食獣のような目をやめていただけるとありがた……あ、ダメですか。そうですか。

 僕は覚悟を決めて彼女に言った。

 

「や、優しくしてね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次の日になりました。昨日はあんなに激しくバトルした僕たち。まぁ、カルマと渚はガチで殴り合っていたため若干顔にけがが残ってるが……まぁドンマイ。勲章さ。

 とそんなこんなで、HR。竹林が前に出て、全体を纏めている。

 

「普通に考えてみよう。各国の首脳は本当に殺せんせーを殺すことしか考えていないのだろうか」

 

 確かにそうだ。そもそも各国の首脳の最終目的は地球を救うこと。あくまで暗殺はその手段の一つに過ぎず、別に何かしらの方法で助かればそれでいいのだ。

 

「確かに各国のトップの研究機関が分担して地球を救うプロジェクトを進めている。だが当然、情報は全て最高機密。君たちが研究内容を知るのは至難の――」

「なるほど~律。データベースへ侵入して~」

『分かりました!』

「ま、待ってくれ。情報は全て最高機密で――」

『プロジェクトのデータベースに侵入しました!』

「なにぃっ!?」

「よし。見せて~」

 

 驚く烏間先生を無視して僕らは律が拾ってきた情報を見る。

 

「うーん。やっぱりかぁ……」

「やっぱりって?」

「各国の首脳もバカじゃないからね~僕らみたいな輩が現れてもいいよう、本当に大事なことは多分オフラインで情報が共有されている」

『オンラインであればどこでも探りを入れられますが……そういう情報は形跡すら残っていません』

 

 まぁ、そもそも厳重なはずのプロテクトをあっさりと破った律はすごいと思うんだけどね。

 

「でも、何か救う研究とかはやってんのかよ」

「あ、あった。アメリカ班の『触手細胞の老化分裂に伴う破滅的連鎖発生の抑止に関する検証実検』って」

「最終結果サンプルは1月25日にISSより帰還予定」

 

 ふむふむ。あいえすえすかぁ……ん?あいえすえす?

 

「「「国際宇宙ステーション!?」」」

 

 まぁ、でも合理的か。宇宙で実験すればあの柳沢の実験みたいなことは起きにくい。というのも、宇宙空間であれば万が一爆発しても被害はそこまで広がりにくい。それに宇宙空間でなければできないことも多いだろうし。

 

「その結果を見ることができれば……!」

 

 なるほど……ISSかぁ……考えたなぁ。

 

「残念だが、君らは末端の暗殺者たちに過ぎない。情報は最後まで来ないだろう」

 

 そりゃそうか……お偉いさんからすれば僕らなんてその程度に過ぎないもんね。

 

「烏間先生。結果はどうあれ俺らは暗殺をやめない。でも半端な気持ちで殺りたくない。救う方法があればまず救う、無ければ無いで皆も腹を決められる。だから俺らは今はっきりと知りたいんだ。卒業まで堂々と暗殺を続けるために」

 

 カルマがいいことを言った。珍しい。本当に珍しい。いつもこうだったらいいのに。

 でも確かにそうだ。助ける方法がないならないですで僕らは腹をくくるしかない。でも、目の前にその可能性を秘めた情報があるのに、中身も見ずに決めることは出来ない。

 すると、殺せんせーが烏間先生に声をかけた。

 

「烏間先生。イリーナ先生。席を外してもらえませんか?」

 

 何時になく真面目なトーンで提案するせんせー。それに従い、烏間先生とビッチ先生は教室を出て行く。

 というか……え?何その顔?惑星をイメージしたの?あのー声のトーンとのギャップが激しくてですねぇ……はい。

 

「君たちの望みはこうですね?ISSで行われている実験のデータを見せてほしいと」

 

 まぁ、その通りだ。盗むなんて贅沢言わないから、ちょーっと見せてもらってちょーっとコピーさせてほしいのだ。ね?本当にちょっとだけ。

 

「あれ?じゃあ、殺せんせーが宇宙から帰るときに盗めばいいんじゃ……?」

「それは出来ません。研究データを積んだ帰還船は太平洋上に着水後、帰還船ごと研究施設に搬入と書いてあります。この帰還船を大きな金庫の代わりにして盗まれないようにしてるわけです」

 

 ああ、そりゃ無理だ。そこまでされたら盗みようがない。

 

「そこでです!近々これが打ち上げられるのを知っていますか!?」

 

 えーっと……ロケット?

 

「日本で開発中の有人宇宙往還船の実験機です。センサー付きの人形を乗せ、生命維持に問題がないかを計測。ISSでドッキングし補給物資を下ろし、荷物を積んで帰還する予定だそうです。そして、この宇宙船がISSに着くのは、アメリカの実検データが地球へ向かう3日前…………もしもこの時、人形ではなく本物の人間が乗っていたら?」

「まさか……!」

「おぉ……っ!」

「はっ……うちの先生。やっぱ頭おかしいわ」

「そう!暗殺教室の季節外れの自由研究テーマ!宇宙ステーションをハイジャックして実検データを盗んでみよう!」

「面白そ~!!」

 

(((いやいや面白そう!じゃないだろ!?)))

 

「さぁ皆さん!やる気はありますか!」

「イェーーーーーーーイ!」

「実験データを見たいですか!」

「イェーーーーーーーーイッ!」

「宇宙ステーションをハイジャックしたいですか!」

「イェーーーーーーーーーイッ!!」

 

(((それにノっちゃダメだろ!?)))

 

「さぁ暗殺教室の自由研究を始めますよ!」

「イエェーーーーーーーーーイッ!!!」

 

 こうして僕らの前代未聞の自由研究が始まった。

 でも不思議なことがある。僕は物凄いテンション上がってるのに、何故か皆のテンションがそこまで上がってない。本当に不思議な話だ。




 最近、長年執筆していてよかったなと思うことがあります。

「ほー。それは何だい?駄作者よ」

 大学のレポート課題で字数指定があっても大抵の文字数なら『あ、これ一話執筆するよりみじけぇわ』って思えること。

「まぁ、この作品も含め駄作者は一話3,000字程度を目指しているからね。原稿用紙七枚分くらい?」

 そうそう。それに加えて、句読点とか表現とかで字数をかさ増しする手も執筆で身につけ始めたから、どんなに興味がなくても字足らずで困ることがほとんどない。

「そのおかげで興味ないレポートも簡単にこなせると」

 何かいい成績もらえたし、いいね。字数制限が全然苦痛に感じない。ただし、英語を除く。

「……あー駄作者。英語クソほどできないもんね」

 高校時代、英語の先生からアメリカの幼稚園児以下って言われた(ガチ)そしてそれを自覚している(ガチ)

「……何ができないの」

 いやね?まず単語を覚えていない。そしてスペルがあやふやで英単語が書けない。最後にやる気がない。というか今はやる気皆無。

「……うわぁ」

 でもリスニングとリーディングはやる気さえあれば出来るよ。まぁ、書けないけど。

「読めても書けなければ大学では致命的な事になってるもんね」

 どやぁ……誰かこの世界から英語を消してくれぇ……。

「と、駄作者の心の叫びはおいといて。で?何が言いたいの?」

 そろそろ大学の授業が佳境を迎え、バイトも大変になりそうだから更新ペース落ちます!

「…………あー何も考えずに夏期講習のシフト全部入れます!って言ったんでしょ?」

 いえすいえす。

「そしたら研修も組まされたんでしょ?」

 ですです。

「それに前期集中で夏休みも講義入れたんでしょ?」

 うんうん。

「…………まぁ11月までに次話投稿してくれればうちの読者は優しいから許してくれるよ」

 風人君……!そうだよね。無言で四ヶ月失踪した前科があるもんね。前もって言っておけば半年……いや一年は許してくれるよね。

「そうだね。許してくれるはずだ――」

「そんなわけないでしょ!!」

「ぎゃあああああああああ!鬼がぁっ!鬼が現れたあああぁぁぁぁっ!」

 ああああああああぁっ!?そんな!今日はいないから本音を言えると思ったのにぃっ!

 ボコッボコッ☆

「ゆ、有鬼子さん……!最後に星をつけてかわいらしくしても……僕らの痛みは変わりません……」

 ボコッボコッ♪

 お、音符に変えればいいって問題じゃ……

「三日」

 はい?

「三日以内に次の話を投稿しなさい」
「…………どうしよう。目が笑ってない。駄作者……ここは頷いておかないと死ぬぞ……」

 …………三年の間違いですか?

「だ、駄作者!?アンタ阿呆だろ!?何で三日と三年を間違えるんだよ!」
「…………コロス

 と風人君が言っていました。

「だ、駄作者!?アンタ最低だろ!?何で人に罪をなすりつけてんだよ!」
「…………コロス
「ってこっちに来たぁっ!?この野郎覚えていろよぉっ!?」

 このあと、風人君の断末魔が響き渡った。
 さようなら風人君。また会う日まで。












「ということで駄作者は一週間に一話は投稿したいとさっき言っていました。多分無理と言っていたので締めておきましたが……え?次回はいつ?今日から三日以内ってことで手を打ちましたよ。ふっふっふっ。心配しないでください。こんな後書きを書いてる余裕があるくらいなのでまだまだ大丈夫です。何かありましたらお気軽にどうぞ。というわけで、次回もお楽しみに」
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