暗殺教室 ~超マイペースゲーマーの成長(?)譚~   作:黒ハム

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道の時間

 2月。2月と言えば……!

 

『メリークリスマス!』

 

 クリスマスである。

 というわけで僕らはクリスマスパーティーを教室でしていた。ちなみに皆サンタクロース。寺坂もサンタクロースの予定だったけどトナカイのコスプレをしている。

 

「クリスマスパーティーは楽しいね~!」

「ヌルフフフ。そうでしょうそうでしょう」

 

 僕と殺せんせーは大はしゃぎ。しかし、なぜか皆は引きつってるご様子……どうしたの?

 

「おっとよい子はもう寝る時間です!」

 

 時計を見ると11時になっていた。もうこんな時間かぁ……

 

「さぁ、布団に入って寝ましょう」

「はーい!」

 

 僕は我先にサンタクロースの服を脱ぎ捨て布団に入る。

 

「あ、誰か電気消しといて~」

『…………』

 

 殺せんせーは教室から出て別室へ。僕以外の面々も渋々って感じで布団に入り電気を消す。

 すると誰かがやってくる気配……ふむ。クリスマスだからサンタかな?サンタかな?

 そして僕以外の皆がサンタに襲い掛かる気配……あれ?サンタからプレゼント強奪しようとしているのかな?

 そんなドタバタが過ぎると電気が付く気配が……。 

 

「明けましておーめでとー!」

 

 あ、正月になったのか。

 

「あとは寝正月です」

「はーい~」

 

 もぞもぞと布団の中から出ると皆和服だった。…………ふむ。

 

「…………おやすみ」

 

 そしてもぞもぞと布団の中に戻る。

 

『いやいや何なんだよこの流れは!』

「せんせーみかん取って~」

「しょうがないですね~」

 

 僕は布団から炬燵に移動して暖を取る。せんせーがミカンを取ってくれたので僕はそれを剥きながらだらける。

 

『って!何でお前は順応してんだよ!』

「せんせー。テレビ一時停止してないで先見ようよ~」

「そうですね~」

「「あははははは」」

 

 スパーンっといい音が頭の上から響いた。

 

「話が進まないから黙っていてね?」

「……あい…………」

 

 和服を身にまとい普段より可愛さとか美しさが上がった有希子。その装いから放たれる一撃は僕の頭を砕かん勢いだった。

 

「誇張表現しないの」

「…………あい」

 

 そんな誇張なんてしてないのに……。

 

「要するに、年末年始という学園ものでは大きなイベントを全て逃したからここで回収しようってことでしょ?」

「その通り不破さん!せんせー、学校で待っていましたのに誰も遊びに来てくれないし……風人君なら来てくれると信じていたのにまさか来ないとは……でもせんせーのことで悩んでいるから誘いにくいし……」

「せんせー…………」

 

 僕はこたつの中で拳を握りしめ、俯く。

 

「……水臭いよせんせー。僕は……僕は!言ってくれれば……」

「か、風人君……!」

「言ってくれればボッチで年末年始を過ごしたせんせーを弄りに行ったのに!」

「な、何でそんな不良生徒に育ってしまったのですかぁ!?」

 

(((いや、割と前からだろ)))

 

 周りの目がだんだんと冷たくなる……あれ?何か酷い。

 

「さぁ続きですよ!せんせーと風人君が撮りためている大晦日番組を見ているところから!冬休みモードで油断しているせんせーを殺してみなさい!」

 

 そこから冬休みは楽しく過ぎていった。大晦日格闘技ではKOする先生を応援してみたり、カウントダウン番組で一緒に盛り上がったり、初詣で一緒にお参りしたり……

 

(((いやお前も暗殺しろよ!)))

 

 駅伝とか色々とスルーしてついに節分。鬼は外~といいながら有鬼子にぶつけてみる。すると、僕の後頭部をつかみ沈められる。

 

「ごめんなさいは?」

「……ごめんなさ……」

「うん。聞こえないよ」

 

 顔を床にめり込ませようとしてくる。そのせいでうまくしゃべれない。鬼だ鬼がいる。

 

(((……………………))) 

 

 この光景にはクラスの皆とせんせーが固まった。そんな中、僕は親指で対殺せんせー用豆を飛ばして、触手に命中させる。場所?感覚でやってるよ?

 

「なっ……!」

「……………………!」

『今なんて言った!?』

「ふはははは。油断したね殺せんせー……だって」

『何でそれで伝わるの!?』

 

 ……ねぇ伝わってるなら僕のさっきの謝罪も聞こえていたよね?伝わってたよね?ねぇ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで年末年始は思い残すことはありません。安心して次の段階に進めます」

 

 何とか解放された僕。すると、何か殺せんせーが言ってる。ふむ……次の段階かぁ……。

 

「…………次はバレンタインか。でもまだ先だよ?」

「一つ大事なことを忘れていますよ?」

 

 すると殺せんせーの懐から大量の問題集……あ。

 

「さぁさぁ!皆さん、暗殺もいいけど受験もね!!」

『…………』

 

 一瞬で沈黙がこの場を支配した。

 

「夢が覚めていくなぁ……」

「しっかり引き戻さないとマズいでしょ。私立は再来週に迫ってます」

 

 僕らは暗殺者であり、受験生でもある。

 すっかり忘れていたなんて口が裂けても言えない。

 

「みなさんが悩んだり頑張っていた先月も、それぞれの志望校に合わせてきっちり授業はしていましたよ」

 

 思い返してみると……ああ。何か普通にというかそれ以上に手厚くやっていた気がする。

 

「そして、受験の結果が出た後で再び面談をします。それぞれがE組を出た後、どういった未来を選びたいのか」

『…………』

「たとえこの先なにがあろうとも、君たちの暗殺は卒業で終わりです。ナイフと銃を置き、それぞれの道へ歩き出さなければいけないのです」

 

 それは自分たちで決めたことでもある。ナイフや銃を置いて僕らは歩き出す。

 今まで僕らは地球のことやせんせーの事を考えてきた。でも、今は自分たちのことを考えなくてはいけないんだ。

 

「必ず別れは来るものです。それが……教室というものなのだから」

 

 その来るべき別れを前に、僕らは自らの進路を見つけなければいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 受験する高校について皆わいわい話をしている。

 

「カルマはどの高校へ?」

 

 当然、僕らのグループも似た感じの話になる。

 

「んー、俺は椚ヶ丘に残ろうかなーって」

「ほへぇ~なんで?」

「よく考えてみなよ。本校舎の奴らからすれば、追い出したはずのやつが戻ってきた、自分たちの上に立たれるんだよ?そんな奴らの屈辱的なツラをあと三年も拝めるなんて最高じゃん!」

 

 うわぁ……相変わらずいい性格してるわぁ……。

 

「それに、平均的な学力だったら上の高校はあるよ。ただ、タイマンの学力で勝負して面白そうなやつってここしかいないんだよ」

「面白そーなやつ……浅野君のことかぁ~」

「そういう風人はどうなの?個人的に勝ち越した記憶がないんだけど?」

「あはは~確かにバトルするなら椚ヶ丘が楽しそうだよね~」

 

 そこは認めよう。少なくとも浅野君にカルマがいれば相手には困らない。

 

「でも、僕は有希子と一緒のところに行くよ~」

「へぇ~どうして?」

「僕も上の方の高校には行けるよ~でもさ。この中学三年間でいろいろあった分、僕は楽しい学園生活ってのを送ってみたいんだ。そしてその学園生活で僕の隣には大好きな有希子がいてほしい。だから有希子と一緒のところに行くよ」

「流石……そこに本人が居るのによく言えるね……」

 

 当然ながらこの帰宅のメンバーには有希子が含まれている。何か頬を紅く染めてるけど気にしない方向で。

 まぁ、思い返せば色々と、荒れてた時期もあったし……うん。普通とはかけ離れた中学生活でした……まだ終わってないけど。

 

「え?それぐらい普通じゃない?まぁ、それに有希子の目指す高校のレベルはそこまで低くないし。大学進学考えたときにアドバンテージになるかは置いといて足枷になるわけでもないし。どうせ、大学は学部とか別になっちゃうから高校ぐらい一緒に楽しみたいじゃん?」

「でも、それだと遊んで終わっちゃうんじゃ……」

「ふふん!そこは抜かりないよ!親や殺せんせーには三年間学年首席を突っ走るって宣言したからね!」

「おぉっ!風人君。もうそんな宣言したんだ」

「目標は高く持たないとね~」

 

 まぁ殺せんせーからも、達成できるように頑張れと言われたしまずは入試だ。ふふん。僕の力を見せつけないとね♪

 

「あ、僕らこっちだからまたね~」

「うん。また」

「じゃあね。二人とも~」

 

 ということで他の皆とは別れて歩く。隣には当然有希子が。

 

「……本当に良かったの?そりゃあ、風人君と一緒のところに行けたら嬉しいけどさ……」

「有希子は気にしなくていいんだよ~これは僕が自分で決めたこと。誰かに言われたからじゃなくて自分で決めた道なんだから!」

 

 多分初めてだと思う。弁護士って選択も、進学先も。誰かにじゃなくて自分で決めた道。だから後悔なんてないし、この道を進むことに迷いはない。

 

「有希子。この一年間ずーっと支えてもらった。だから高校では僕も君を支えるよ」

「……ふふっ。まだ中学生活は一ヶ月くらいあるよ?」

「……むぅ。そこはスルーしてよ~」

「ごめんごめん。いつも風人君は揚げ足取ってくるからね~つい仕返ししちゃった」

 

 ……そんなに揚げ足ばっか取ってないと思うけど……。

 

「頑張ろうね。風人君」

「うん。そうだね」

 

 受験が迫る中、僕には不安はなかった。近くに彼女が居てくれる。だから僕は全力を出すことが出来る。

 

「……受験終わったらゲームしたい…………」

「まだダメだよ?」

「やってないよ!むぅ……律まで使ってきて……」

「こうでもしないと風人君はゲームに走っちゃうからね」

「走らないよ!……多分」

「ふふっ。受験終わったらまた叩きのめしてあげるね♪」

「僕が負けること前提!?絶対勝ってやるんだから……!」




「というわけで僕の進路は無事決まりました!皆さんのご協力感謝です!」
「思ったより票数に差が出て驚いていると駄作者が申しておりました」
「まぁ、高校でもこんな感じなんだね~あはは」
「もう……まぁいいんだけど」
「それより駄作者は?死んだ?」
「この前の後書きであんなに時間が取れないって言ってた癖にまた新しいことに手を伸ばしたからね。ちょっと沈めておいた」
「沈めておいた……あ、そういえば皆さんに協力?というか何かしてほしい?ことがあるんだって」
「またアンケートするの?」
「ううん。何でも駄作者が『ラジオ的なのやってみたくなった』って言い出してね」
「……この後書きの会話も充分それっぽいけど」
「何というか、読者さんたち(リスナー)から質問募集して、僕らが会話して答えるっていうことをやりたいんだって」
「へぇ……質問は集まるの?」
「ふっふっふっ……三人から集まれば奇跡じゃない?」
「……ですよねぇ……」
「質問は自由で極力全部採用したいんだけど……」
「だけど?」
「余りにもあれだなぁって奴はカットするって」
「あれって……」
「まぁ、常識の範囲内なら何でもいいって」
「ふーん」
「ちなみに出演者は僕と有希子、後千影の三人で、イメージはあの一周年の雑談を変えた感じだって」
「……とりあえず質問が集まらなかったらなしにするだけなので気楽にどうぞ」
「ちなみに活動報告で募集しています」







「というか何でこの作品でやってるの?」
「あーうん。もうここまで読んでくれた読者の皆様は精鋭揃いだから、駄作者が阿呆な企画打ち立てたら乗ってくれる人多そうだなぁって」
「そうだね……他の作品の後書きではこんなに駄作者自由じゃないもんね」
「多分他の作品の後書きなんて事務的なことしかやってないよ。というかここまで後書きではっちゃけている作品はあんまりないと思う」
「自覚あったんだ……」
「というわけでよろしくね!僕への質問でも全然いいよ!」
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