暗殺教室 ~超マイペースゲーマーの成長(?)譚~   作:黒ハム

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明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いしま――

「今、いつか知ってる?」

え?1月の頭くらい?

「3月です」

な、何だと……?……タイムスリップ?

「駄作者。死刑」

ちょっ、初手死刑はダメ……ぎゃあああああああ。

「ということで、間隔が空き過ぎてすみません。この間にお気に入り登録をして下さった方々、ありがとうございます。ではどうぞ」


写真の時間

 バレンタインも過ぎ何日か。2月も終わりに向かう今日この頃。

 

「ねぇね~カルマ~何々?あのカルマが謝ったって~?」

「……誰から聞いた?それ」

「寺坂~」

「よし。締める」

「ちょっ、あれほど言うなって言っただろ!?」

「えぇ~?何のこと~?」

 

 とりあえず、締められた寺坂を尻目に見つつ話を進める。

 どうやら昨日絡まれていた矢田さんを助けるために、最初は挑発したらしいけどその後素直に謝ったそうだ。

 

「でもカルマが謝るとはね~そんなに手練れだったの~?」

「鷹岡より遙かに強いのが6人。それに加えて烏間先生以上が1人」

「あちゃ~そりゃ、僕ら全員で居てもどうにもならないやつだね~」

 

 流石に路上じゃそんな奴らに敵うわけがない。そりゃあ、カルマも謝るわ。

 でも不思議だな~そんなやばい集団。今まで出会ったことないのに……うーん。こんな時期にそんなヤバい奴ら……なにもないといいけど。

 すると、朝のHRということで殺せんせーが入ってきた。

 

「第二志望以内で全員合格おめでとうございます!」

 

 ペタペタペタ

 

 触手による拍手のせいか、普通はパチパチって言うところがペタペタってなっている。

 

「これで先生の肩の荷も下りましたよ……本来であればこの後に進路相談の予定でしたが、その前にやりたいことがあります」

 

 うずうずしているせんせー。僕らもこの後あることがなんとなく分かっているのでうずうずしている。

 

「このめでたき日にぃ?やることと言えばぁ?」

 

 少しの溜めの後、せんせーは一瞬姿を消す。そして、

 

「編集作業です」

「「「何でだよ!」」」

「え?何の?」

「もちろん卒業アルバム制作ですよ。E組だけのね」

 

 E組だけの?

 

「あ、そっか。学校としてのは作ったもんね。担任は烏間先生ってことで」

「そっかぁ。そこに殺せんせーが1枚も写っていないのはかわいそうだね」

「……いや。ちょいちょいマッハで写りこんではいる……バレない程度だけど」

「…………これ、ただの心霊写真だよ」

「そうなんですよ!だからこの写真を使いたいんです!」

 

 ドンっと置かれる写真の束。……あれ何枚あるんだろう?

 

「1年間、色々と隙を見つけ皆さんと一緒に写りこんだ秘蔵の自撮り3万枚!」

「自撮りというか、それ盗撮じゃない~?後ケタがズレてると……」

「さぁ皆でここからベストの思い出写真を選んでいきましょう!」

 

 …………と言われたけど……3万枚から選ぶって相当時間かかるって次元じゃないような……

 

「私、自分の写真あんま見たくないんだよねー」

「なんで?」

「目、ちっちゃいから」

「ご安心を。目を大きく加工したバージョンもございます」

「……相変わらず手厚いことで」

 

 ……本当にね~でも、

 

「これだけあると、何を選べばいいかわかんないよね~」

「ああ。でも、ベタな写真は正規のアルバムで使ったし……」

「どうせ作るなら意外性のある写真とか?」

「お任せを」

 

 すると出てきたのは速水さんが猫にデレている写真。

 

「クールビューティー速水。ペットショップにて……あとこれ」

 

 するとなんか跳んでいる三村君が。

 

「エアギター三村。夜の校舎にて」

 

 ほうほう。なるほど。

 

「まだまだありますよ。はいこちら。姫系の服を試着だけするプリンセス片岡」

 

 おぉー意外だ。

 

「ゴキブリが出た瞬間の乙女村松」

 

 あはは~面白いね。

 

「殺人事件。ダイイングメッセージを残す和光風人」

「普通だな」

「いつも通りだね」

「もはや日常の一コマ」

「いやいやいや!?僕被害者だよ!?これが日常とかどうかしているよ!」

 

 血文字でゆき……って書いたところで途絶えている……ってこれいつのだ?一ヶ月前?それとももっと前?いや、つい最近?……どれだ?ダメだ。身に覚えがありすぎて特定できない。

 

「夜中の校庭を裸で回るネイキッド岡島」

「変態だ」

「汚らわしい」

「おい、ちょっとまて……」

 

 あの岡島が動揺している?いやまぁ、そんな黒歴史確定なところを撮られたら動揺するか……

 

「ひょっとしてこの中には……俺のすげーやばい写真も入ってるんじゃ……」

 

(((それ以上のがあるのか!?)))

 

 マジか。マジなのか?

 

「いや岡島だけじゃねぇぞ!」

「自分のを探せ!」

「回収して捨てるんだ!」

「おやおや、編集作業にも熱がこもってきましたね」

「いやいや、熱がこもるというか……どう考えてもものすごい勢いで減ってるよ?写真」

「風人君はいいのですか?編集作業」

「まぁ、僕に撮られて困るものはないからね~」

「……(スッ)」

「……ん?」

 

 そう言うと3枚ほど手渡してくる。1枚目が……

 

「あーあったなぁ……」

 

 風子ちゃん……この写真がいつのを指しているかは分かんないけど……うん。やったなぁ……。何というか……何回か女装したな……で、2枚目が……

 

「やられたなぁ……」

 

 病院のベッドにて……あー入院した時ね。いやぁ~……あの時はやばかった。まさか手錠でくくりつけられるとは。そして3枚目が……

 

「…………」

 

 必死の逃亡……どうしよう。背後の鬼が怖い。恥ずかしいというよりあの時の恐怖がよみがえってくる……。

 

「どうです?編集したくなりました?」

「……もしやこれ以上に、僕の恐怖がよみがえってくる写真がこの中に……」

「さぁどうでしょうね?」

 

 ということで僕も参戦する。ビッチ先生がなんか言ってるけどスルーだスルー。

 

「さぁ次は学校行事ですよ」

 

 テストに夏休み、学園祭……何だか濃かったなぁ……

 

「ああ、でも撮りためた量じゃ全然足りない!目標は1万ページのアルバムを作ることなのに!」

「さっきからケタがおかしいよ~」

「それに俺らがどんどん破ってるしな」

「てか広辞苑でも三千ページねぇぞ」

「外に出なさい!衣装を変えて写真の幅を増やすのです!」

 

 そして校庭にて……生物史、日本史、宗教史……何だか、

 

「やりたい放題だね~」

「確かに。この2月の殺せんせー……もちろん受験のことでも色々と助けてくれたけど。好き放題やっていたよね」

「うん。僕ら振り回されてばっかりだよね」

 

 ししょーと渚も同意する。

 

「さぁ風人君!これを!」

「ほへ?」

 

 すると、犬のコスプレをさせられて、首輪につながれたリードを持っているのは有鬼子……いやいやいや!?

 

「酷くない!?」

「……風人君」

「有鬼子……やっぱり有鬼子もこれはおかしいと――」

「語尾にわんは?」

「――酷くないかわん!?」

「んーやっぱり可愛い!」

「た、助けてわん!」

「あはは……大変だね。風人犬は」

 

 酷い。ししょーからももはや犬扱い。

 

「……多分、君らに甘えているんだろう。」

「烏間先生」

「君らは十分成長した。一人前になった生徒たちに、今度は自分が少し甘えたい…そう思っているんだろうな」

「……そっかぁ」

「それだったらこの仕打ちは酷いわん!」

「もうこのままでいいんじゃないんかな?」

「さ、さすがにダメじゃないかな?」

 

 僕が大変な事になっている中、渚は烏間先生に尋ねた。

 

「烏間先生にとっても、僕らはそういう生徒になれたでしょうか?」

「……ああ。もし俺が困ったら、迷わず君らを信頼し、任せるだろうな」

 

 次の瞬間、烏間先生はタキシード姿に。その腕の中にはウェディングドレス姿のビッチ先生が。

 

「なんだこれは」

「烏間先生も皆に合わせてコスプレしなきゃ。いえ、試着の方がよかったですかね?」

 

 そう言えばこの二人も結ばれたらしいんだよなぁ……うんうん。誕生日プレゼントを渡してたあのときはどうなるかと思ったけど。

 

「さて、これで学校内の写真は充分でしょう」

 

 そう言って現れたのは二つのデカいカバン。人が何人も入りそうなサイズだ。

 そう思った次の瞬間。僕らは全員男女別に鞄の中に入れられた。ちなみに服は戻っている。

 

「ちょっと待て!充分ならなんで俺らバッグに詰め込まれてんだ!」

「この校舎の中だけではとても足りない。世界中で皆さんと一緒に写真を撮るんです」

 

 …………今、世界って言った?

 

「今から世界回るとか、冗談だろ!?」

「ただの卒アルじゃ……」

「ねぇアレって冗談だと思う~?」

「……なわけないでしょ。ウチの担任のことだから」

 

 そんな僕らの声をよそに殺せんせーはカバンに手をかけて、

 

「皆さん全員をゼロから持ち上げる力はありませんが……こうやってたっぷり反動をつければぁ~」

「「「聞いてない!」」」

 

 次の瞬間。僕らはお星様になった。

 殺せんせーの暗殺期限まであと……




Twitterで呟くこと、更新の告知がほとんどだった事に気付く。生存報告も兼ね、ゲームでのガチャで何か起きたら呟くことに決めたこの頃。皆様、いかがお過ごしでしょうか?

「「…………」」

私はふと思いました。ここまで投稿が空くんだったらバレンタイン回はバレンタインにやるべきだったのでは……と。

「反省していないのかな?この駄作者は?」
「僕、知ってるよーこーいうのを計画性ゼロって言うんだ」

計画性ゼロ?甘いな。計画なんて最初から存在していないんだよ。

「……誇れないからね?全く誇れないからね?」
「気付けば二周年すっ飛ばして三年目。普通に半年くらい空いたね~」

そこで、この度は私、黒ハムより、ここまでお待たせした皆様に、重大発表をしたいと思います。

「風人君。スコップ用意して」
「はーい」

聞く前から埋める用意をしないで欲しいです……

「どうせ、碌でもない発表でしょ?」
「そーそー。さっきの話からして、ガチャで爆死したとかでしょ?」

コホン。今回する発表はなんと、この作品。この3月中に完結(予定)です。

「「…………」」

驚きすぎて声も出なかったかな?

「絶対に来年でしょ。完結」
「()で予定って予防線張ってるし」

本編もラストスパート。頑張ってこの3月中に区切りをつけます。

「というわけで皆さん。この3月に本編が完結しなければ見切りをつけてください」
「区切りだけに?」

いやうまくないからね?というわけでよろしくお願いします。
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