暗殺教室 ~超マイペースゲーマーの成長(?)譚~   作:黒ハム

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これは駄作者が最近ヤンデレヒロインの二次創作を見た結果、書きたくなっただけです。
普段より有鬼子様が…………はい。ヤバさ全開で行きます。
ヤンデレ有鬼子様VS超自由人風人をお楽しみください。
苦手な方はブラウザバックを。
時系列は中三で、死神編が終わったあたりを想像してください。


ヤンデレの時間

 僕は最近疑問に思っていた。

 

「ねぇ。風人君」

「なんでしょ~?」

 

 最近有鬼子の僕を見る目が段々と変わっているなぁーって。いやまぁ、前からかもしれないけど……何というか……こう。怖い訳じゃないけど……うーん。あ、ヤンデレだ。何か最近ヤンデレヒロイン化している気がする。

 

「明日明後日休みだよね?」

「土日だからね~」

「今日から三日間、家族が家にいないんだ」

「ほへぇ~あ、僕家こっちだから~」

 

 いつもの分岐点。だが、彼女の腕は僕を放そうとしなかった。…………ふむ。何でだろう。

 

「風人君。暇だよね?」

「え?僕はアレがこうで……」

「ヒマダヨネ?」

「…………」

 

 おかしい。何故ばれたんだろうか。

 

「まさか……ワタシヨリダイジナヨウジガアルワケガナイヨネ?」

「……ふっ。ばれたらしょうがない。僕は暇人ですけど~何?ゲーム?デート?」

「お泊まり会♪」

「ほへ?」

「私の家でお泊まり会♪」

「うーん……僕の母親が許可して――」

「あ、もう許可は取ったよ?」

「――早い!?早過ぎるよ!?」

 

 何だろう……あの母親のことだから、僕がいない平和な休日を過ごすために僕を売ったとしか思えない……はぁ。

 

「分かったよ~じゃあ、家に荷物取りに行って来るね~」

「うん」

 

 テクテクと家に向かって歩く僕。僕の腕にしがみつきながら歩く有鬼子……?

 

「???」

 

 まぁ、いつものことだしいっか。

 

「それよりも有鬼子~胸当たってるけど?」

「ふふっ。当たってる、じゃなくて当ててるの♥」

「ほへ~じゃあいっか~」

 

 よかった~。これが当たってるだったら「風人君の変態!バカ!」って言われて山に埋められてるとこだった。

 だって当ててるって事は向こうが故意にやってるって事だもんね!つまり僕は悪くない!

 とそんなこんなで家に着く(尚道中の周りの目は無視するものとする)。

 

「全く……前々から分かってるんだったら昨日か今朝くらいに荷物をまとめて置いたのに~」

「ごめんごめん。急に決まったことだから……」

 

 僕の部屋まで付いてきているけど特に気にしない。何というか……家の前で待たせてもかわいそうだし。…………ん?

 

「そこ!」

 

 僕は咄嗟に持っていた手錠を投げる。勢いよく飛んでいったそれはコンセントに当たる……おかしいな。あそこから何か感じたけど……というか、

 

「あれ?こんなコンセント買ってたっけ?」

 

 それを取り外して見る……ふむ。最近頻発してる……わけでもないけど時々あるんだよなぁ~身に覚えのないコンセントが勝手に部屋に設置されてること。もしかして、最近の流行?

 

「まぁいいや~」

 

 外してぽ-いってしておく。まぁいいや。きっと未来の僕が処分なり分解なりして遊ぶだろう。

 

「そこだぁ!」

 

 そして振り向きざまにもう1個手錠を投げる。すると、ぬいぐるみを持って見ていた有鬼子の目の前を通過して壁に……あ、やっべ。これ怒られるやつだぁ……!

 

「ご、ごめん!何かそこから違和感があった気がしたから……!」

「う、ううん。平気だからいいよ……」

 

 あり?怒られない?『いきなり手錠を投げたら危ないでしょ!』とか言われると思ったのに……ま、いっか。怒られないに越したことはない!

 

(…………何なのこの凄まじい直感……まさか盗聴器を仕掛けようとしたのにバレた?前までも苦労して設置したその日の夜には全部無力化されてたけど……嘘でしょ?)

 

 でも最近多いよなぁー何だろう?多いときは部屋に入った瞬間10個くらい同時に手錠を投げてる気がする。うーん?まぁ、そういうお年頃なんだろう~ってことでいっか!

 そんなこんなで準備をして家を出る……ふむ。相変わらず抱きついてくるけど、まぁいいや。当ててるなら問題ない!だって僕は悪くないもん!ちなみに家を出るときあの母親から「これを持って行きなさい」と袋に入った何かを手渡された。何だろう?まぁいっか。あの母親だし。

 

「お邪魔しまーす」

「おかえり。あなた」

「……?ただいま?」

 

 何だろう…………ネタ?遊びかな?有鬼子もこういうことするんだね~

 

「じゃあ、すぐに夕飯作るね」

「あ、一緒にやるよ~二人の方が早いでしょ~?」

「そうだね。私と風人君、夫婦の共同作業ね」

 

 ……ふーふ?いつからふーふになったんだろう……あ、多分遊びの延長だ!うん。きっとそうだね!全く……僕じゃなかったら気付かなかったよ~

 

「じゃあ、主菜の方は任せて~」

「うん。味噌汁とかそういうのはやっておくね」

 

 さっすが有鬼子だね~言わなくても通じてる。うんうん。

 そう思いながら僕は主菜……特に思いつかなかったので冷蔵庫のお肉とか野菜を使って軽く作ることにした。

 

「そこ!」

 

 肉を切っている最中。何かを感じた僕は懐に偲ばせておいた手錠を投げる。するとそこには有鬼子が……?あり?またやっちゃった?

 

「つい手が滑っちゃった~」

「…………今思い切り『そこ!』って聞こえたんだけど……」

「き、気のせい気のせい……あれ?」

 

 すると手錠と共に瓶のようなものが落ちていた。よく割れなかったなぁ……まぁいいか。きっと当たって落ちたのだろう……でも、どこに返せばいいか分かんない。持っておけばいいかな?何となくだけど、この瓶から危険な香りがするし。

 そんな感じで作ろうと戻ったタイミングで……

 

「やぁ!」

 

 また何か感じた僕は手錠を投げる。すると今度は有鬼子様の手に当たって……やらかした?やらかし案件?

 

「かーぜーと君?」

「ご、ごめんなさい!何か僕の第六感が……」

 

 と、僕は手錠の当たった彼女の手を見る。よく見ると人差し指の指先あたりが切れてるような……

 

「って有鬼子!血が出てるじゃん!包丁で切ったの!?」

「え?あ、こ、これは……」

「全く!それなら早く言わないと!」

 

 僕は彼女の手を強引に握って水道水でけがした部分を洗い流す。

 

「これでよしっと」

 

 そして絆創膏を付ける。

 

「後はそのままゆっくりしていてよ。僕が全部やるからさ!」

 

 僕はキッチンに戻る……あれ?でもいつ切ったんだろう?……うーん…………気にしたら負けだよね!きっとそうだ!

 

(……今……私のことを心配してくれた……。あぁその優しさ……私だけに向けてほしい。風人君の全てを私だけに……)

 

 まぁ、僕一人でも料理は全然できるわけで……うんうん。いい感じだ。

 

 

 

 

 

 そんなこんなで夕食も終わり少し勉強した後、風呂に入ることになる。

 

「ふむ……」

 

 最近感じるこの違和感。何だろう……うん。分からん!誰か知らない?

 

「何故僕はこんなにも手錠を投げているのだろうか……?」

 

 いやね?最近こう……ビビッ!と来たときに口で何か言ってるのと同時に僕の手は手錠に伸びて投げている。抑えろって?いやね?何というか……脊髄反射的な?もうビビッ!って頭に来たときには既に手錠を投げるモーションに入ってる。それが一つや複数同時の時もあるけど……

 

「…………新手の病気か?」

 

 うーん。何が原因なんだ……!全然わかんないぞぉ……!僕の家だけの話かと思ったらここでもあったし…………はっ。実は殺せんせー?いやでも今は何も感じないし……殺せんせーがこんなスクープのネタ()、知ってたら密着取材とかいって近くに居るだろう。でも気配を感じないしなぁ……

 

「まぁいいや!」

 

 とりあえずお風呂から出る!分かんないものは分かんない!それでいいや!

 

「…………???」

 

 風呂から出ると、着替えは置いてある。当然だ。しっかりと持ってきたから……あれ?脱いだ服……?何か違和感を感じるけど……まぁ、洗濯機にしっかり入ってるしどうでもいっか。

 とりあえず服を着て~っと、そういやあの母親。一体何を渡して……

 

「…………」

 

 なるほど。アレをするときに使うやつだ。いや、普通渡す?まぁ、そんな展開にはならないだろうから無視しよ。

 

「お風呂出たよ~」

「うん」

 

 有鬼子の部屋に行く。すると何故か彼女は窓際に立っている……?何だろう。絵になるというか……何かが不思議というか。

 

「寒くないの~?」

「ちょっと風に当たりたかったの?」

「へぇ~そうなん…………っ!」

 

 な、なんだこれ……!急に眠気が……

 

 ドサッ

 

「……ふふっ。おやすみ。風人君」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 風人君が無事倒れたことを確認して私は瓶に蓋をし、充満しているであろうガスを取り込まないよう口元を押さえながら換気をする。

 奥田さんの話によると、これはスモッグさんという方と、その人が夏のホテルの件で使っていた室内用麻酔ガスを改良したものらしい。

 無色無臭。吸い込むと徐々に睡魔が襲い10秒以上吸い込めば立っていられなくなる。効果は30分から1時間程で短めだが、その間は何をしても目を覚ますことがないそうだ。

 

「ふふふっ…………」

 

 まさかあそこまで油断も隙もないとは思わなかった。でもいいよね?眠らせてしまえば私のモノだから。

 喚起もそろそろいいだろうし窓やカーテンを閉めておく。ないとは思うが万が一殺せんせーに入られるとマズいからね。

 そうしてからまずは彼をベットに押し倒そう。その後は手錠で彼の両手両足を拘束し封じてしまおう。

 後は目を覚ました彼の中に私を刻んでいく。徹底的に刻んで刻んで……ああ、想像しただけでもう……!

 倒れた彼をベッドの上まで運ぶ。そして彼から手錠を取り上げ、彼の腕に……

 

「そこまでだよ~おふざけは」

 

 付けようとしたとき、私の腕は彼によって掴まれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうして……!」

 

 彼女の言うどうしてというのは、どうして僕が動けるということだろうか?まぁ、その答えは単純だね。

 

「ダメだよ~最後まで確認しなきゃ♪」

 

 確かに今も眠い。だけど、堕ちる程吸い込んではいない。いやぁギリギリだったけど。実を言うと結構危なかったけど。

 

「でさぁ……ここまでのことをしたんだ。悪いけど僕は聖人君子じゃない。理由を吐いてもらおうか」

 

 怒ってるわけではない。彼女が僕を殺そうとした……ならまぁ怒るかもしれないけど、こんな教室で育った僕らだ。まぁ、殺すときに自分のベッドの上なんていう証拠が残りやすい場所では殺らないだろう。それに悪寒はするけど殺気は感じないし。

 そっと手を放し、少し震える彼女。悪いけど少し追い討ちをかけさせてもらおう。

 

「早く答えてよ♪…………僕がちょっと手の込んだゲームだって思ってるうちにさ?」

「…………23回」

 

 23?何の数字だろう。

 

「……今日、私以外のオンナと話した回数だよ」

「……………………」

 

 あまりのことに、言葉を失った。

 

「茅野さんと6回、ビッチ先生と4回、片岡さん、奥田さんと3回、中村さんと2回……」

「…………」

 

 ヤバい。想像の斜め上を行ってる……ウチの母親がカウントされてないのは置いといても……待って?何でそんな詳細に分かるの?

 

「昨日は19回、一昨日は27回、その前は……」

 

 呪詛を吐くように紡いでいく…………知らぬが仏……だったか。

 

「……え、えーと……その回数がどうしたの?」

 

 ダンッ!

 

 彼女から振り下ろされた拳が僕の頬を掠める。

 

ドウシタノ?今、それがドウシタノ?って言った?」

「…………言いました」

 

 ダンッ!

 

 再び僕の顔を掠める拳。

 

「ネェ、今日ワタシがアナタト学校でハナシタ回数はワカル?」

 

 すみません。所々カタコトで恐怖しかありません。

 

「…………10回くらいでしょうか?」

「4回よ!何で茅野さんの方が多いのよ!」

 

 いやーその分学校の外で話してるから……あ、ダメそうですね。そうでしたか。

 

「ワタシはね?カゼトクン。アナタにワタシ以外のオンナと関わるなとは言わない。話すなとも言わない。でもね……ワタシが一番じゃなきゃ嫌なのよ」

 

 …………あれぇ?もしかしてヤンデレ末期?

 

 ダンッ!

 

キ・イ・テ・ル・ノ?

「聞いてます……」

「反省は?」

「……していません」

 

 ダンッ!

 

 再び振り下ろされる拳。全て当たらないギリギリを攻められたものだが……うーん。何だろうね。いや、普段からも説教とかでたまーに暴力もあるけど……あれはその全面的に僕が悪いケースが多いから甘んじて受けている感じがする……。でも、何というか……今回ばかりは理不尽が過ぎると言うか…………うーん?

 

「そのカラダに刻まないとダメなようね」

「あぐっ……!」

 

 有希子が首筋に噛みついくる。そのせいで中断される思考。

 甘噛み?違うそんなもんじゃない。純粋に噛んできている……!

 その痛みで目が覚める。後、いい加減僕も頭にきた。彼女は自分が優位に立っているとでも思っているのだろうか?…………舐めるのも大概にしてほしい。

 その痛みは長く続いたように感じられた。彼女が口を放す……きっと跡になってるだろう。下手すれば傷になっているだろう。だが、そんなのどうでもいい。

 

「これで分かった?」

「…………ああ、そうだね」

 

 ヤンデレヒロインの方が強いのはよくあることだろう。だがな。僕はタダで負けてやれるような純粋な主人公じゃねぇんだよ。

 

「…………目、醒めたわ」

 

 彼女が支えとしている腕を振り払う。

 一瞬バランスを崩す有鬼子。その隙に上半身を起こし、彼女の身体を抱き留める。そして足の力と腹筋とかを使い反転。彼女の背中からベッドに向かって押し倒す。

 

「…………いつから僕が弱いと錯覚してた?いつから一方的に虐げることが出来ると錯覚してた?…………勘違いも大概にしろよ」

「…………っ!」

 

 震えている理由は僕への恐怖かそれとも嫌われる事への恐怖か。…………はぁ。

 僕は彼女の顔に近づき、その唇に自分の唇を重ねる。

 

「ん……」

 

 五回重ねて、その後はわずかばかりに開いた彼女の口の中に自分の舌をねじ込んで蹂躙していく。

 

「んん……」

 

 お互い酸素を求めるために一瞬だけ唇を放すがそれでも僕は何度もキスをし続ける。次第に彼女の抵抗も弱くなっているが気にせずに続ける。

 そしてキスをし終える……当然ながらこれだけ激しくキスをしていたんだ。漏れる吐息、その跡と言わんばかりに、僕と有希子の間にわずかに光る橋のように線が結ばれる。

 

「はぁ……はぁ…………」

 

 顔を真っ赤にして酸素を求めるために息をする彼女。

 

「……23回」

「はぁ………はぁ………え?」

「……今僕が有希子とキスした回数だよ」

 

 連続23回分のキス。しかも深い方を途中からやってたから、僕自身も割と酸欠気味だ。

 

「僕は有希子。君のことが好きだよ」

 

 多分僕自身も割と末期だと思う。だって彼女のこんな一面を見てもなお、この気持ちは変わらないのだから。

 ただ、僕は尻に惹かれるのは好きじゃない。一方的に優位をとられるのも好きじゃない。

 

「でも、君が僕の気持ちに不安を抱くなら…………身体で分からせてあげるよ」

 

 ヤンデレヒロインの特徴、ゲームとか二次元のことを見る限り、いろいろなケースがある。

 彼女の場合は圧倒的な不安だと思う。酷い話だが付き合い始めて二ヶ月くらいは僕から『好き』なんて言ったことない。身近に可愛い女子も多く、そのせいでいつか捨てられると思ったのだろう。それが溜まりに溜まって彼女を壊してしまった。多分僕の責任だ。なら、僕が責任を取らないとね。

 

「昨日は19回だったよね……じゃあ、次は昨日の分だよ」

「ちょ、ちょっと待……んんっ!」

 

 遮ろうとする彼女を無視してキスをする。徹底的に蹂躙していく。

 

 

 

 

 

 君が不安にならないよう、その身体に、骨の髄まで刻み込んであげるから。




この後はご想像にお任せします。
怖いのはヤンデレ有鬼子か、それとも風人か……。
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