暗殺教室 ~超マイペースゲーマーの成長(?)譚~ 作:黒ハム
高校も終わり大学へ……さぁ、どうなることやら。
あ、今日は前書きに短編はありません。代わりに後書きに少しあります。
後、アンケート機能がついたので使ってみました。気が向いたら答えて下さい。
期間制限はないそうですが、ここから三話分で設置して置いて4月1日の朝6時00分の時点で票が多かった方を採用。競っていたり、予想以上に負けていた方の票が多かったら番外編でやるかも。まぁ、こんなアンケートは義務でも強制でもないので誰も答えないかもですが。
あ、投票者ゼロの場合は本編通り進みます。
追記
沢山のアンケート協力ありがとうございます。
アンケートは締め切り、次話のみの表示とさせていただきます。
現れたおじさんたちに警戒する皆。
「お前たちの雇い主は既に倒した。俺も充分に回復もしたし、生徒たちも強い……互いに被害が出る事はやめにしないか?」
「うん。いーよ」
「諦め悪……え?いいよ?」
「ボスの敵討ちなんぞ依頼にはねえし……というか、コイツがこっちに並んでいる時点で察しろ」
「おっとっと。いたいなぁ~おじさん。僕怪我人だよ~」
「んなこと言ったら俺らも全員怪我人だバカ」
(((何か凄い馴染んでる……)))
あー、痛いなぁもう。
「って、あれ?いつから和光君っていなかったっけ?」
「確か屋上に来た時には……あれ?お前屋上に来たか?」
『風人さんは黒幕の部屋から出た瞬間から居なくなってましたよ』
「そういうこと~」
(((ぜ、全然気付かなかった……)))
「そもそも。言ったろ?薬なんぞ必要ねえって」
くえっしょんまーくだらけの皆。
「こいつにも説明したんだが、お前らに盛ったのはこっちの食中毒菌を改良したもんだ。あと3時間くらいは猛威を振るうが、その後急速に活性を失って無毒となる。そんでこっちがボスに指示された方、こっちを使ってたらお前らマジでやばかったな」
皆は
「そのウイルスを使う直前に四人で話し合ったぬ。ボスの交渉期限は1時間。だったらわざわざ殺すウィルスじゃなくても取引はできるぬ」
「全く。まぁ、スモッグは、交渉にあわせて多種多様な毒を持ってるからね。お前らが命の危機を感じるには充分だった。だろ?」
本当、予想外の結果で最初聞いた時は驚いたよ。ジャックおじさんを武器にして三人と戦う覚悟はしていたのに。
「……でもそれって、アイツの命令に逆らったってことだよね?お金もらってるのにそんなことしていいの?」
「アホか、プロが何でも金で動くと思うなよ?もちろん
バシバシと叩いてくるガストロおじさん。いたいいたい。
「ま、そんなわけでお前らは残念ながら誰も死なねぇ。その栄養剤を患者に飲ましてやんな。飲む前より元気になったって感謝の手紙が届くほど代物だ」
「「「アフターケアも万全だ!」」」
すごいね。感謝の手紙が届くって。でも、何処宛に送ればおじさんたちのもとへ届くんだろう?
「信用するかは生徒たちが回復したのを見てからだ。事情も聞くししばらくは拘束させてもらうぞ」
「……まぁしゃーねーな、来週には次の仕事が入ってるからそれまでにな」
ヘリが来て鷹岡と部下たちが拘束されて行く、
「引率の烏間って言ったか?殺せんせーもだが、このガキに首輪でも付けときな。殺し屋三人相手に殺し屋を人質に取って単身交渉に来るバカだぞ」
「バカって酷いなぁ~」
「事実だろ」
(((お前裏でそんなことしてたの!?)))
「ごめんなさい。彼の御目付け役が毒で倒れたうちの一人だったんです……」
「そのせいで制御が効かなくなったか……それは……何か悪いことしたな」
「何か……ごめんな。ガキ共」
(((殺し屋たちが謝ってる!?何したんだあのバカは!?)))
酷いなぁ。僕は何もしてないのに。ただ交渉に行っただけなのに。
「ガキ共。本気で殺してきて欲しかったら偉くなれ。そんときゃプロの殺し屋のフルコースを教えてやるよ」
殺し屋たちは去っていった。彼らなりのエールを残して。
「プクク。カルマ~最後グリップおじさんぬにやられてたねぇ~プクク~」
「風人こそ、殺し屋たちから謝られるほどのバカなことしたくせに」
「ふっふっふっ。知恵が回ると言ってほしいね~」
僕らの大規模な潜入ミッションはホテル側の誰にも気付かせないまま幕を閉じた。
帰りのヘリの中で、
「……寺坂くん。あの時声をかけてくれてありがとう、間違えるところだった」
「……ケッ、テメーのために言ったんじゃねぇ。一人かけたらタコ殺す難易度上がんだろーが」
「うん……ごめん」
いい話だ。うんうん。
「というか、和光も何気に危なかったんじゃないのか?」
「だよね。まさか、殺し屋たちの下へ交渉に行ってるとは思わなかった」
「しかも風人が倒した殺し屋を人質にしてね」
「お前。よく生きてたな」
「あはは~まぁ、楽しかったからいいんじゃない?」
「「「楽しいわけあるかぁ!」」」
「そうだね~ってか、思えば僕と渚だけボロボロじゃん!ふこーへーだ!」
「何が不公平だバカゼト!」
「テメェのそれは自業自得だろうが!」
「傷口に塩塗り込んでやろうか」
「「「それだぁ!」」」
「誰も塩なんて持ってないでしょ!それくらいお見通しだよ!」
「そこに海あるじゃん」
「……あ」
やっべ。どうしよう。
今回のことで、E組の潜入組は身をもって実感したらしい。僕を野放しにするとヤバい……と。
僕らは皆の待つホテルへと帰還した。もう大丈夫だということは伝えてある。
僕は有鬼子のところへ行き、
「無事でよかったぁ~!」
思い切り抱き着く。
「か、風人君!?いきなりはいいけど…………一人だけ明らかに重傷だよね?……大丈夫?」
「ふふん。これぐらい掠りき――」
僕は離れ、立ち上がって、無事なように見せようとしたが……あ、やっべ。まだ完全ではないと言え無事な有鬼子を見て安心したら、眠すぎる……意識が……急に…………
バタッ
「風人君!?」
「…………スー………………スー」
「あーあ。和光くん寝ちゃったかぁ……」
「無理もないよ。この怪我で、殺し屋たちと交渉にいったりバカなことしてたんだから」
「えーっと……何があったの?」
「神崎さんが居なくて大変だったんだよ!」
「ほんと、コレは私たちじゃ制御不可能だったよ」
「じっくり聞かせてもらうね……」
目が覚めたのは夕方だったと思う……
「ここはどこ……僕はだ」
「あ、起きた?風人君?」
……最後まで言わせてほしかった。
「全く、無茶っばっかりしたみたいだね」
起きるとすぐ横に有鬼子がいた。
「あはは……あれ?服が変わってる?」
気付いたらジャージ姿になっていた。
「あまりにボロボロだったから着替えさせたよ」
そっか……
「え?有鬼子が?」
「うん」
さーっと、着布団を掴んで距離を取る。
「寝ている間に変なことしてないよね!?」
「……おかしいなぁ。立場が逆だと思うんだけど」
そんなこと知らない。普通は女子が言うセリフだって?そんなの偏見だよ。
「ダメでしょ?皆に迷惑かけたら」
さーっと、目を逸らし、さーっと、逃げようとする。
「じゃあ、風人君も起きたし行こうか」
しかし、首根っこを掴まれる。僕はペットか。
「あれ?皆は~」
「起きて外にいるよ」
「はーい」
やれやれ。どうやら僕が最後のようだ。って、外って外の何処にいるの?
「いこ?」
「はーい」
僕は有鬼子に首根っこから手を掴まれ移動する。
「ありがとうね。私たちを助けるために」
「いいって~。言うて僕何もしてないしね~あはは~」
「嘘ばっか。殺し屋と戦ったり、女装して女子の警護したりしたんでしょ?後殺し屋さんたちに交渉に行ったりとか」
うんうん。でも女装?それは身に覚えがございません。
「風子ちゃんだったかな」
「カゼコチャン?ダレソレボクノシラナイヒト?」
「カルマ君から聞いたよ?ほら、写真も」
そこには、僕の女装した時の写真が。ふむふむ。
「ちょっと手放してくれる~?」
「うん。いいよ」
解放された手。よし、
「カルマァ!死に晒せぇ!」
「おっと、最後の一人が元気よく目覚めたみたいだね」
「テメェ!人の女装姿晒して何が狙いだコラァ!」
「いいじゃん。風子ちゃん大人気だったよ」
「お前だけは許さねぇぞバカルマ!」
「はっ!かかってこいよバカゼト!」
僕は拳を構え、カルマに殴りかかった。
「げ、元気だね……風人君」
「そうだね……」
「あはは……でも、茅野さんも渚君もいいよね。風人君にお嬢様って呼ばれて」
「僕は全然よくないよ!?」
「あの時の和光くんは別人だった。もうあの綺麗な風子ちゃんは見れないんだね」
「今度女装させようかな……私の服でもサイズ合いそうだし」
「神崎さんの思考がいけない方向に走り始めた!?」
「それ名案だね!よし、E組女子に声をかけよう!」
「片岡さんからも好評だったし……ね」
『私もその時の音声をしっかり記憶しました!カルマさんにはあげましたがどうしますか?』
「律まで!?もう風人君の味方はいないのか……」
と言いながらも渚は自分より風人が女装枠として定着してくれれば自分に被害はこないのでは?と考えていたそうだ。
アンケート前におまけとして『島の時間』で没にしたドリンクのシーンをどうぞ。
興味の無い方はスルーを。(短いです。風人君視点です)
「サービスのトロピカルジュースでございます」
運ばれてくるトロピカルジュース。
「うむ。大義であった」
「もう、違うでしょ?すいませんウェイターさん。失礼なことを」
「いえいえ。どうぞごゆっくり」
下がっていく店員。ふむ。トロピカルジュースか。
「どれどれ味は……っと」
一口飲んでみる……おぉ!
「甘酸っぱいね~」
「そうだね」
そのまま何口か飲んでふと気付く。
「ところで有鬼子~」
「何かな?風人君」
「トロピカルジュースってミックスジュースみたいなものでしょ~?」
(みたいと言うか……なんと言うか……)
「だったら、果物とかの配分率が違ったら味って変わるのかな~?」
「普通はそうだね」
「おぉ!じゃあ、もしかして有鬼子のと僕のでは味違うのかな~」
「え?いや、味は変わらないと思うけど……」
「そんな!ジュースを見た目で判断しちゃいけないよ!」
(見た目も何も、わざわざ一人一人変える意味が分からないんだけど……)
「というわけで、一口飲ませて~こっちもあげるから~」
「うぇっ!?」
おかしな声をあげる有鬼子。
「そうすれば減らないでしょ~?」
「た、確かに減らないけど……」
「じゃあ、いいよね~はい」
というわけで、有鬼子に僕の飲んでた方のジュースを渡して有鬼子のを受け取る。そして飲む。
「…………?」
あれ?何だこの違和感。まるで、フルーツ以外の何か別のものが入ってた気がする……
「どうしたの有鬼子~。飲まないの?それと、もう一口頂戴~」
「あ、ああ、うん!飲むよ。風人君も飲んでいいからね……」
「はーい」
(どどどどうしよう!これって絶対間接キスだよね!?だって、私が使ってたストローごと風人君に渡して今目の前にあるストローはさっきまで風人君が口をつけて飲んでいたもの……)
ゴクリ、という感じの音が隣から聞こえたけど気にしない。ふむ。やっぱり、僕のと何か味が僅かながらに違う。本当に些細だが、何だろう?このフルーツ以外の味。
(で、でもストロー使わずに飲んだら頭おかしいって思われるし……ああ!というか、風人君全く気付いてないよ!どうしよう、でもここで変に勘づかれるのはマズい!)
耳を紅くしている有鬼子は無視してこっちで考えを進める。異物混入……ってことはないだろう。異物だったら、こんな上手い感じにトロピカルジュースの味と調和しない。有鬼子の唾液?いや、そんな味でもないだろう。もっと違う何か別のモノ……。
(よ、よし!仮に気付かれても交換しようと言ったのは風人君なんだ!つまり無意識に間接キスしようとしているのは風人君なんだ!私はそれに乗るだけなんだ!)
意を決した感じで飲む有鬼子をスルーして、考察を進める。ここまで味がマッチしてるとなるとまるで、ウェイターが僕らの一部の人間を動けなくするために仕組んだ毒……みたいな?
「…………それは推理ゲームのやり過ぎか……」
「お、おいしかったよ。風人君」
「そう~?あ、中身変わらないだろうからこのままにする~?それとも戻す~?」
(戻す……って言おうと思ったけど戻したらまた間接キスになるのでは!?で、でもこのまま飲んでも……ああ!私は一体どうすればいいの!?)
ま、何でもいっか~
ぶっちゃけこの二人に(風人君は無自覚な)間接キスをさせたかっただけです。
没にした理由は単純に風人君が毒でぶっ倒れると今までの話がなくなってしまうからです。