暗殺教室 ~超マイペースゲーマーの成長(?)譚~   作:黒ハム

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3月14日……あ、ホワイトデーですね。
というわけで短編をどうぞ。
そういやこの短編。平然とキャラ崩壊してる気がするなぁ……ま、いっか。




『お返し』

「ふっふっふっ」
「どうしたの?風人君」
「今日は何の日か知ってる?」
「現実ではホワイトデー。でも、夏休みだよ?」
「ホワイトデー。そう、お返しする日……お返し……仕返し……つまり復讐の日だね!」

(絶対そんな解釈する人は君だけだよ……)

「じゃあ、何をお返しするの?」
「普段の理不尽な説教、制裁に対する仕返し」
「あはは……じゃあ、いいよ。風人君がしたいこと、私に何でもしていいよ」
「へぇ~怒らない?」
「うん。約束するよ」
「じゃあ、目を閉じて」
「はーい。…………んんっ!?」

(目を閉じるとほぼ同時に何かを口の中に!?……あれ?何だかほんのり苦いけど甘い……)

「チョコレート?」
「べ、別に!この前のチョコのお返しじゃないんだからね!たまたまチョコを試作してみただけなんだから!か、勘違いしないでね!」
「…………ツンデレな風人君…………尊い……(カクッ)」

(ふっふっふっ。ギャルゲーのツンデレヒロインのセリフをほとんどパクったけど効果的面だね。あまりの事に顔を真っ赤にしている。冷静な判断、思考力を落とし、とりあえず、縛って身動きを封じたところで、さぁて……)





「…………何でもしていいらしいし……どんな仕返しをしようかな(ニタァ)」





意識を取り戻した有鬼子の反応や、風人君の仕返しは何だったか……ご想像にお任せします。


くっつけようの時間

 ビッチ先生は烏間先生が自分のことをちっとも見ようともしない態度に悔しさが湧き上がってきていたのだろう。

 その時だった。チョンチョンと肩を叩いたのは。ビッチ先生が振り返るとそこに居たのはE組の生徒とせんせーだった。

 特に、岡島や中村さんなどは任せておけと言わんばかりの笑みを浮かべて立っている。

 そして場所はホテルロビー。

 

「ではこれより、烏間先生とイリーナ先生の恋愛会議を始めましょう」

 

 せんせーがメガネとスーツ姿で言う。そして、こういうことにおいてE組筆頭格の中村さんが口火を切る。

 

「まずビッチ先生さぁ~服装が悪いんだよね」

「そーそー露出しとけばいいじゃないって」

 

 さっそくダメ出しである。確かに、今もだけど、ビッチ先生の服装は全体的に露出の多い服を着ているときが多い。あれ。冬寒いんじゃないのかなぁ?

 

「やっぱり烏間先生みたいなお堅い日本人の好みじゃないよ」

「だから、露出を控えて清楚な感じがいいと思う」

「清楚と言ったら……神崎ちゃん……かな?」

 

 そうなの?

 

(なんか最近清楚とは違う気がするけど……まぁ、このクラスで言ったらあれか)

 

「昨日の服、乾いてたら貸してくれない?」

「あ、うん」

 

 そう言って、部屋から持ってきた白いワンピースをビッチ先生に。

 ただいま試着中……

 

「ほら、服一つで清楚に……」

 

 ……なってなくない?

 

(((ならない!何か逆にエロい!)))

 

「よしよし。アレはビッチ先生のサイズと有鬼子のサイズが合わなかっただけだからね。よしよし」

「風人君……私は……」 

「大丈夫大丈夫。言わなくてもいいよ」

 

 大切なのは中身だから。例えエロくなろうと僕は軽蔑したりしない。

 

「……もうちょっとこのままで居させて」

 

 僕は有鬼子を抱いて慰める……というか何と言うか。まぁ、いいや。

 

「神崎さんがアレを着てたと思うと」

「茅野さん。岡島。ボコって」

「了解」

 

 了解と同時にロビーに備え付けてある電話帳で岡島を叩きのめした。

 

「あのよく分からんカップルと叩きのめされた奴はおいといて、どうするよ?」

 

 よく分からんカップル?どこにいるの?

 

「あぁ、もう!ビッチ先生がエロいのは仕方ない!人間は乳よりも相性よ相性」

 

 コクコクと勢いよく首を縦に動かし、激しく同意する茅野さんに渚が苦笑する。首痛くないのかな?

 

「誰か、烏間先生の好みを知っている人」

 

 皆が思い出そうとしていると、矢田さんが思い出したかのようにTVを指差して叫んだ。

 

「思い出した!烏間先生、こういう人が俺の理想のタイプだって言ってたよ!」

 

 TVから流れる軽快な音楽。それと共に映し出される映像をすぐに皆は見る。

 そこに映っていたのは某あるそっくのCMで、映ってた女性はレスリングで優勝した女性選手だった。

 

「この人を見て言ってたよ。体つきも顔つきも理想的だ。おまけに3人もいるって」

「「「理想の戦力じゃねぇか!」」」

「そーいえば、この前、パソコンで女子のボディビル?を観戦していて、やはりこういう子たちが理想的だって言ってたよ~」

「「「だからそれは理想的な戦力の間違いだよ!」」」

 

 ほへぇ。違うんだね。

 

「だが、二人の話から察するに、烏間先生は強い女の人が好きかもしれない。だけど、それだとビッチ先生の筋力じゃ厳しいかもね」

「うぬぅ……」

 

 悲しいお知らせだ。

 

「あ、じゃあ2人で烏間先生の好物を一緒に食べるのはどうですか?手料理だったら尚更良いと思いますよ!」

 

 奥田さんの提案。なるほどそれはアリだね。

 

「料理なら僕作るよ~何作ればいいの~?」

「えーっと、だから烏間先生の好物だから……あの人何が好物なんだ?」

「じゃあ、とりあえず、烏間先生が普段食べてるものを整理しましょう」

「誰か烏間先生の食生活を知っている人」

 

 再び考え込む僕ら。でもさっきよりは比較的早く意見が出た。 

 

「確か……カップラーメン食べてるの見たぞ」

「俺はカップのうどんも食べてるのを見たぞ」

「後、カップのそばも……」

「ハンバーガー」

「あ、そういえばホットドッグも食べてたよ~」

 

 ふむふむ。…………あれ?

 

「カップの麺類とジャンクフードしかなくない~?」

「いや、甘いな和光。俺はもう一個知ってるぜ」

 

 復活した岡島(笑)がカッコよく(笑)言った。

 

「へえー知ってるなら言いなさいよ」

「ハンバーガーについてくるフライドポテト」

「ふざけんな!」

 

 そして片岡さんの手によって岡島は死んだ。……自業自得だね。がっしょー。

 

「というか、マジであの人堅物すぎるだろ……」

「なんか烏間先生のほうに問題がある気がしてきたぞ」

 

(打つ手が無くなって烏間先生がディスられてきた)

 

 駄目だこりゃ。すると、せんせーが眼鏡をしっかりと掛け直して皆に言う。 

 

「とにかく各自でディナーまでに準備をしましょう」

「「「はーい」」」

 

 さて、

 

「じゃあ、有鬼子。僕らも動こうか~」

「風人君は……私があんな風になったら軽蔑する?」

 

 離れる有鬼子。ただ、質問をしてくるけど……

 

「しないよ~だって、有鬼子は有鬼子だからね~

 

 可愛くて鬼で優しくて鬼で怖くて鬼で恐ろしくて鬼でグレてた時に会った有鬼子だもん。もうこれ以上軽蔑とかする余地はないだろう。今さらそういう方面に走られたところでね。

 でも、これは心に留めておこう。言うと怒られそうだし……」

「風人君?(ニコッ)」

 

 と、心の中で考えていたら目の前にはヤバい方の笑顔の有鬼子が。え?なんで?

 

「心の声……全部漏れてるよ(^_^メ)」

「…………(゚Д゚;)」

 

 滝のような汗。僕は方向を変え、

 

「…………ε≡≡ヘ(;゚Д゚)ノ」

 

 無言でダッシュで逃げるのだった。

 

(((アイツ、本当にどうしようもねぇな……)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時は流れ夕食が始まる時間になった。そんな時、烏間先生は大部屋へと入ってきた。

 

「なんだこれは……」

 

 驚く烏間先生。ただ、無理もないだろう。

 

「烏間先生の席はありませーん」

「先生方は邪魔なので、外の席で食べてくださーい」

 

 外に用意されてる席へと誘導するため、E組生徒が烏間先生とビッチ先生の席をなくしたからだ。

 そして、場面は外。先に座っていたビッチ先生に烏間先生は言った。

 

「なんで俺たちだけ追い出されたんだ?」

「……さぁ、わからないわ」

 

 今のビッチ先生の服装は黒いドレスにショールを身につけている。

 それを作ったのは、原さんだ。売店で買ってミシンで縫い合わせてインターネットで載ってるような感じにしたそうだ。

 舞台は万全。そんな皆が用意した舞台にビッチ先生は思った。

 

(こんなショール……普段行くようなトコじゃ使わないし、テーブルセッティングも素人仕事。ただ、料理は普通においしいわね。……でもまぁ、プライバシーもへったくれもない野次馬どももいるけど)

 

 そんな文句しか出ないような舞台……だがビッチ先生は笑みを浮かべていた。

 

「今、どうなってるの~?」

 

 そんな時、逃亡中の風人がノコノコと戻ってきた。

 

「おかえり。遅かった……なんだその服?」

「これ~?」

 

 今の風人の服装は白を基調とした服にコック帽と、明らかに一人場違いな服装をしている。

 

「えーっと、有鬼子を怒らせたみたいで~逃げてる時に厨房に逃げればよくね?と思って~そのまま厨房へ乗り込んで~シェフたちを見たら料理したくなって~色々とあってこんな感じ~」

 

(((何一つ理解出来ないんだけど!?)))

 

 風人は、皆がセッティングしている間、一人厨房に紛れ込んで料理をしていたそうだ。お陰で、有鬼子からの説教は免れたと思っているそうだが、

 

 チョンチョン

 

「はい~」

 

 肩を突っつかれて振り返る風人。そこには、

 

「…………(ニッコリ)」

 

 笑顔の鬼が立っていた。その後彼の身に何が起きたのかは……語るまでもないだろう。

 一方のビッチ先生は、自身の過去を話していた。初めて人を殺した時のことを。

 

「ねえ烏間……殺すってどういうことかホントに分かってる?」

 

 その言葉に烏間先生はただただ黙っていた。

 

「湿っぽい話をしちゃったわね……それとナプキン適当に付けすぎよ」

 

 そう言ってナプキンを直しつつ、そのナプキンにキスをしてその部分を烏間先生の口へと当てた。

 

「スキよ烏間。おやすみなさい」

 

 そう言って去っていくとビッチ先生は頭を抱えた。

 告白のつもりが殺白したビッチ先生である。

 そんなビッチ先生に中村さんたちが駆け出して、

 

「何いまの中途半端な間接キスは!」

「いつもみたいに舌入れろ舌!」

「馬鹿かアンタは!」

 

 ブーイングの嵐が起こった。

 これにて3年E組の暗殺旅行は幕を閉じる……。




注意。ホワイトデーが復讐の日と解釈しているのは風人君だけです。
作者はこの概念を強要、強制させる気はありませんのでご容赦ください。
後、多分三月中に夏休み編終わります。
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