暗殺教室 ~超マイペースゲーマーの成長(?)譚~ 作:黒ハム
「もう風人君は。あ、神崎有希子です。今回短編という形ではないですが作者から重要な(?)報告を伝える為に来ました」
「まぁ~堅苦しい文より僕らの会話形式にした方が面白そう~って理由だけどね~あはは」
「では、本題を。今作者さんは『風人君のキャラ絵作り』に挑戦してます」
「あはは~作者絵心ないのにね~」
「だからイラストを描くのではなく、そういうキャラを作る系のサイトでやってるみたいだよ」
「おぉー!楽しそ~」
「作者さんは前のアンケート、短編、番外編、次章予告ですが、面白そうだと思ったことをすぐ実践する人ですからね。後先考えずに」
「それってバカだね~」
「風人君が上手く出来たら他の創作の小説のキャラやこの作品のオリキャラたちも作ってみるらしいよ。未定だけどね」
「もしかして僕が最初~?やったね!」
「うん。最初なのに、『渚君程ではないが中性っぽく、女装が似合いそうな外見で可愛い系』という、ある意味難しいラインから始めるんだけどね」
「作者ってアレだよね~僕に最初可愛いって設定なかったのにそういうの作るから難しくなるんだよ~」
「まぁ、無茶苦茶男っぽい人がそんな口調だとちょっと引いちゃうよね」
「うわっ!辛辣だぁ~」
「諦めて」
「でも何でこんなことを言ったの~?別に言わなくてどぉーん!って載せればいいのに~」
「そうだね。ぶっちゃけ、作者さん風人君のキャラデザ深く考えずに性格とか生い立ちとかを決めすぎたからね。ここまでの話で風人君の外見イメージって十人十色でしょ?」
「ふっふっふっ!読者の数だけ僕は存在するのだ!」
「全員の風人君を倒すのは大変そうだね……で、そんなわけだから作って載せるけど自分のイメージと違うのはごめんなさいって話」
「なるほど~気になる人は見て~どっちでもいい人や幻滅したくない人はスルーしてってことかぁ~」
「載せるのは次回か次々回の前後書きのどっちか。同時にキャラ紹介でも載せてみるらしいけど」
「けど?」
「挿絵を載せたことないからうまくいくか分かんないんだって」
「…………大丈夫なの?それ」
「前途多難だね……」
「「会話ばっかでうんざりしてると思うのでそろそろ本編をどうぞ!」」
「さてと~どこから回る~?」
殺せんせーが来てから、時間は経ち夏祭り会場。僕は私服なのに対し有鬼子は浴衣を着ている。よく見ると集まった女子は全員浴衣を着ていたことから、もしかしたらそういう話になったかもしれない。まぁ、何でもいいけど。
で、駅から会場までは一緒に来ていたがここからは別行動、一人あるいは二人とか少人数で回ってる。全員で回るなんてことはしてない。
「じゃあ、何かで勝負しようか」
「はーい」
というわけで、
「じゃあ、100円な」
「はい」
「はーい」
僕らはそれぞれ100円渡す。さぁ、金魚すくいだ~
「じゃあ、勝負ね」
「ふぁーい」
と最初はやる気だったんだけど……
「これいつ終わるの~?」
「……何でそんなに掬えるの?」
有鬼子が二十匹くらいでポイが破けたが、何か僕は凄い続いてる。屋台を切り盛りするおっちゃんも目を丸くする。
「うーん。僕繊細だから~」
「それは私ががさつって言いたいの?」
「うん~」
いや、二十匹掬たらよくない?え?ダメ?
「ふーん」
「あ、頭を掴まないで下さい。まぁ、そろそろ辞めるよ~」
と、僕はデカい奴を一匹掬って終了。全部で五十匹くらい?
「こうなったら第二回戦だよ。いいね?」
「あーい。別のところでね~」
「あ、これはどう?」
そう言ったのは……射的?あれ?景品結構少ないなぁ……
「仕方ないね~」
きっと前の人とか前までに来た人が落としに行ったかここが人気過ぎたか。まぁ、なんでもいいね~
「一回六発200円だ」
「はーい」
「はい」
お金を渡す。さて、
「どっちが先~?」
「じゃあ私ね」
わざわざ浴衣の袖をまくってる。わぁー本気だぁこの人~
パン!
景品が落ちる。
パン!
景品が落ち……
パン!
景品が……
パン!
景品……
パン!
景……
パン!
結論。六つの景品が落ちました。
「次、風人君ね」
「はぁーい」
さてと、
「おっちゃーん。銃二つ使っていい~?」
「???まぁ、構わんが……弾の数は変わらんぞ」
「はーい」
ふっ。この銃から放たれる弾丸(という名のコルク)の速度、軌道は見切った。勝つためには六つの弾丸で七つ以上の景品をとらなくてはならない。景品の配置から……
「そこ!」
パン!パン!
放ったコルク同士が空中で掠って角度に修正が入る。コルクの向かう先には大きな景品。そして、両脇には小さなぬいぐるみ的なもの。
「は……?」
大きな景品の両サイドに本の少しタイミングがずれてコルクが当たり、跳ね返ったコルクが両脇の景品を落とす。ふっ。これぞ二つのコルクで三つ取る荒業だ。
「さぁ、行こうか」
尚この後も似た感じのことを二回やったら、出禁喰らいました。まる。
いやぁ。六つの弾で九個も景品落とされたら溜まったもんじゃないか。ちなみに『何で今日来る中学生はおかしなやつしかいねぇんだ』と言っていたけど気にしない気にしない~。
「お、風人に神崎さんじゃん~」
「あ、カルマ~」
すると、向こうからゲーム機の入った箱を抱えたカルマがやって来た。
「くじの景品ですよね?」
確か『糸くじ』って書いてあったお店の奴だ。
「そうだよ」
「おぉ~あの店って明らかに怪しかったけど特賞の景品に繋がる紐あったんだね~」
「……え?」
「いいや、なかったよ。というか、風人も気付いてたんだね」
「……え?」
「まぁね~で、どうやってそれ取ったの?まさか盗った?」
「いいや。五千円かけて四等以上の景品に紐が繋がってないことを証明して、警察に訴えないからその特賞くれって
まぁ、お願いしたならしょうがない。向こうも
「というか、二人も景品と金魚?いくら賭けたの?」
「300円ずつですね」
「お陰で出禁喰らった~あはは~」
「そういや、磯貝も金魚たくさん持って嬉しそうだったっけ。金魚いらないなら渡して来たら?」
「そうだね~」
いいことを聞いた。これは磯貝君に渡そう。……いやねぇ。さすがに五十匹もいらないよ。せいぜい二、三匹で充分……というか二、三匹もいらないか。
「んじゃ、お邪魔虫は別の屋台荒らしに行きますか」
「荒らしに行くんだ……」
「デート楽しんでね。お二人さん」
「うん~行こ~有鬼子」
「う、うん。じゃあね。カルマ君」
というわけでカルマと別れた。
(へぇ~風人にデートの自覚あったんだ。ま、どうせ男女二人で一緒にいたらとかそういう系だろうけど)
にしても、射的のおっちゃんから紙袋とか貰えば良かった。如何せん景品が多い。
「あ、渚~茅野さん~」
「和光君に神崎さん。……どうしたの?その景品の数」
「射的で取った~出禁喰らった~」
「あはは……風人君たちもかぁ」
「風人君たちも?ということは、他にも出禁喰らった人がいるの?」
「千葉君と速水さんだよ」
あーあの二人の方が僕より本職だからなぁ……スナイパー組。
「でも、二人も水風船?凄い数ですね」
「暗殺技術の繊細な部分が生かせてねたくさん取れたんだ。一つあげよっか?」
「いいの?じゃあ、私からも好きなの取っていって」
と、茅野さんと有鬼子は交換をしている。
「渚~何かいる~?」
「じゃあ、これを。風人君にもあげるよ」
「ありがと~」
尚二人は袋一杯に入った金魚たちには触れなかったことを記す。
「あ~磯貝君~ついでに前原君と片岡さん」
次はイケメン三人衆である。全員が別ベクトルのイケメンだ。
「あぁ、和光に神崎か」
「俺らはついでかい」
「酷い言われようだね」
「まぁまぁ」
「和光も金魚凄い数だな」
「頑張った~磯貝君こそ凄い数だね~」
「おかしいな。金魚ってあんなに掬えたっけ?」
「普通は無理ね」
「あはは……」
酷い言われようだ。
「そーだ。磯貝君。金魚いる?カルマがたくさん掬って嬉しそうって言ってたけど」
「いいのか和光!?」
凄い喰いつきだなぁ。
「じゃあ、私も」
「ありがとうな二人とも!」
いやぁ。感謝されるっていいね~
「これで食費が浮いたよ!助かった!」
うんうん。食費が浮いたって喜んで……
(((え?食べるの?)))
僕らの考えが一致した。珍しく僕の考えも一致している。
「じゃあね。二人とも。嵌めを外し過ぎないように」
「またね」
マジか……今のことは心の片隅に置いておこう。
少し歩くと、担任の姿が多く見えるが、
「にしても、殺せんせー。ちゃっかりしてるな~」
僕らE組生徒のせいで早じまいしたスペースに自身の屋台を構えている。おっそろしいなぁ。
「まぁ、月末は金欠だからね。しょうがないよ」
何が?
「ちょっと待っててね~有鬼子」
「うん。分かった」
僕は殺せんせーの経営する屋台に行く。
「殺おっちゃん~。紙袋二つ~」
「ここは屋台ですよ?何か頼んでください」
「んじゃ、『ロシアンルーレットたこ焼き』一つ~」
「そんなメニューないですよ!?」
「なければ作ればいい(どやぁ)」
「どや顔で言わないで下さい!」
「じゃあ、仕方ないや~。応募はがきで『触手水着という新ジャンルを開拓しましょう。触手なら私が貸しますから……』って送ったこと皆にバラすね~」
「にゅや!?何で君がそれを知ってるんですか!?」
…………え?ガチでやったのアンタ?はったりなんだけど。
「分かりました!はい。これとこれ!」
「はいお金。あ、何をいくつ入れたは言わなくていいよ~代わりにペットボトルの水頂戴」
「どうぞ」
「ありがと~」
よし、ゲット~
「はい、有鬼子~」
「ありがと。それは?」
「たこ焼き~。食べる?」
「うん。そこに座ろっか」
椅子というかベンチというか。まぁ、座るところがあったので座らせてもらう。
さてと、問題はこの六つのたこ焼き。外れは1個以上5個以下。有鬼子は無警戒だが僕は凄い警戒してる。
「まず、一個目」
ふむふむ。
「おいしい~」
「じゃあ、私も貰うね」
食べた瞬間、
「~~~~っ!??」
鼻の辺りを抑えて悶絶する有鬼子。
「プクク。大丈夫~?……プクク」
「な、なにたべさせたの……?わさび?」
涙目で訴えかけてくる有鬼子。どうやらわさびが入ってたようだ。あはは~
「ロシアンたこ焼き~殺せんせーに頼んで作ってもらった。後は普通のたこ焼きだよ~」
殺せんせーが一個しか仕込まなかった場合は。って言うのは心の中に留めておこう。
「ほら、普通のでしょ?」
もう一個食べる。うん。セーフだ。
「……食べる?」
「うん」
そう言って一個を爪楊枝で刺すと……
「はい。あーん」
おっと、これは疑われてるな。まぁ、
「あーん……うん。おいしい~」
当たりのようだからいいけど。
「はい。あーん」
「あーん……うん。おいしいよ。最初が外れだっただけかな?」
だとしたら有鬼子は運がないなぁ。
「じゃあ、もう一個。あーん」
「あーん…………っ!??」
すると、有鬼子の様子がおかしい。これは進化するのか?
「か、かりゃい……」
舌を出して目は涙目。
「う、うしょつき……」
何というか、可愛い。うん凄い可愛い。
「はい水。いや~二つ入っててしかも両方とも引き当てるとは~良かったね!」
水を飲む有鬼子。
「ぜんぜんよくない!」
「あはは~よく引き当てたね~凄い凄い」
実に滑稽だ。
「ちなみに全て殺せんせーにお任せしていたから~僕は外れが何で何個入っていたかは知らないよ~」
「舌が……」
「大丈夫~?」
この後、有鬼子が同じように殺せんせーに頼んだが結局やられたのは有鬼子だけだったことを記す。面白かったです。凄い面白かったです。
「楽しかったね。夏休み」
「濃かったな~」
僕らは屋台の方から離れて、花火を見るために移動している。辺りには人が居ない。
ひゅ~~ドンッ!
花火が上がった。一つ上がると次々と上がっていく。
「綺麗だね……」
「そうだね~……」
花火……か。
「ねぇ有希子。昨日の告白なんだけどさ」
「…………うん」
「あれから考えたんだ。有希子のことどう思っているのか。友達として好きか嫌いかって聞かれたら多分好きって答えられると思う。でも、恋愛的にはって聞かれたら正直分からない」
僕は嘘を言うつもりは無い。嘘をついてまで彼女は僕に好きと言われたくないだろうから。
「だけど、有希子と一緒に居るのは凄い楽しい。学校でもだし、他のところでも。だからさ――」
一息吸って告げる。
「――こんな僕で良ければ付き合って下さい」
「全く、何がこんな僕ですか……」
そういうと、キスをしてくる。
「そういう貴方だからいいんですよ」
若干瞳を潤わせて告げる有希子。その表情は――
「これからも末永くよろしくね。風人君」
――とても綺麗な笑顔だった。
「有希子……」
「風人君……」
僕らは向き合って――
「それ言ってて恥ずかしくないの~?」
「このタイミングで言うこと!?」
「うん!」
え?キスすると思った?そんな安直な事はやらないよ!
「あぁもう!風人君は……!」
いやねぇ。気になるじゃん。
こうして僕らの夏休みは終わった。新学期もきっと面白いことが起きるのだろう。まぁ、
「こういうね。ムードっていうのはもっと大切にした方が……」
隣に彼女がいれば退屈はしないんだろうなぁ。
本編はまだ続きますよ?
というわけで夏休み編終了です!次回からは2学期編。
この話を投稿する前にUAは55,000を越えお気に入り者数も450は越えましたね。ありがとうございます。
後、先に言っておくと前書きの件はいろんな意味で期待しないでください。とだけ言っておきます。ネタではなくガチなほうで。
ということで、次章予告を。飛ばしたい方は飛ばして下さい。
~次章予告~
波乱の夏休みも終えた。二学期。そのスタートも波乱だった……
「三年A組和光風人です」
まさかの風人A組入り!?
「風人君。どうして」
彼女である神崎の声は届くのか。
「全て和光のせいなんです!」
風人に擦り付けられる疑惑。
「え?僕~?」
疑惑を払拭し、真実を暴けるか。そして……
「テメェだけは……!」
怒れる風人。その怒りの理由とは……
殺せんせーの過去。因縁が明かされ、物語は終幕へと向かい始める。
次章『因縁の二学期編』
「しっかりしなさい!風人!」
風人は一回り成長…………する?
※都合上予告とは違う展開になる場合がございます。ご了承ください。