暗殺教室 ~超マイペースゲーマーの成長(?)譚~ 作:黒ハム
『平成』から『令和』ですね。
というわけで平成最後の投稿です。どうぞ!
『平成最後』
「というわけで今日が平成最後だね~」
「だからと言って特別に何かあるわけじゃないけどね」
「世間の皆様ってこの日どうやって過ごすんだろうね~」
「うん。作者は車校だって」
「大変そ~」
「何か『平成』と『令和』の二つの元号を股にかけて免許とったら面白そうって理由らしいよ」
「意味わかんないね~」
「そのせいでゴールデンウィークほぼ全部潰れて実家に帰れないらしいよ。どうでもいいけど」
「なるほど~だから小説のペースが急激に落ちたのか~」
「ストックも全然ないらしいよ」
「うへぇ~」
「そういえば風人君はどうやって過ごすの?」
「僕は寝る~別に地球最後の日とかじゃないから深く考えない~」
「じゃあ、添い寝してあげるね」
「…………」
「ほら行くよ」
「え?マジ?」
それはある昼休み。カルマとかいう奴の一言で始まった。
「ねぇ、風人」
「なぁに~?」
僕はいつも通り有鬼子と一緒にお食事中。何だろう?カルマから話しかけてきたとなると、せんせーに対するいたずらとかの案かな?それなら大歓迎だけど。後、ゲームの話。
「一つ気になってたことあるんだけどさ。風人と神崎さんって付き合ってるの?」
「ほへぇ?」
「「「あ、そういえば……」」」
すると、クラスの皆が何かを思い出した顔をする……竹林と有鬼子を除いて。
「始業式の日に言ってたじゃん」
「え?何を?」
何を言ったんだろう?うーん。全校集会で言ったことしか覚えてないや。
「ほら神崎ちゃんが説教中に『
「そんで風人が『その話が出たのは
よくそんなの中村さんもカルマも覚えてるなぁ~凄い凄い。今の今まで忘れていたよ。
「あ……!」
すると、有鬼子が何かを思い出した感じを出す。
「でさぁ、和光さんよ。本当のところどうなのよ?」
「え?そんなの決まってるじゃん。付き合って――」
「風人君。あーん」
すると、何か僕の弁当箱から箸でつまんで腕を伸ばしてくる有鬼子。
「あーん」
もぐもぐもぐ。
「で?風人は結局神崎さんと付き合ってるの?」
「だから付き合って――」
「風人君。あーん」
再び?まぁ、いいけど。
「あーん」
もぐもぐもぐ。
(((どうしよう!神崎さんの隠したい気持ちは分かるけどバレバレだ!)))
「おいしい?」
「えーっと、これ僕が作ったんだけど――」
「ならよかった。もっと食べる?」
「だから、これ僕のお弁当――」
「しょうがないなぁ。はい。あーん」
「……あーん」
もぐもぐもぐ。
(((どうしよう。凄い頑張ってるのが伝わってくる……健気だ)))
一体どうしたんだろう?急に。
((こんな面白い反応が見られるとは……!これは何としても本人の口から言わせたい!))
状況を整理しよう。
目の前には若干耳をはじめとし、顔を紅らめる有鬼子。可愛いですね。はい。
周りは何か目を離せないというか、何か健気な子を見ている感じ。
そして、悪魔のような角を二本生やし、尻尾がついてそうな雰囲気の中村さんとカルマ。
最後に全く状況の呑み込めない僕。……何だこれ。
「ねぇ~有鬼子。これって一体――」
「あ、喉乾いた?ほら、お茶だよ」
ごくごくごく。
強制的に飲まされてます。後、それ僕のです。はい。
(何としても風人君の口を塞がないと……!余計なことを喋らせてはいけない……!)
すると、この様子を見ていた中村さんとカルマがひそひそと話し始める。
「ねぇカルマ。これって、塞ぐものなくなったら……」
「ああ。ワンチャンキスシーンが見られるかもしれない」
「しかもあの神崎ちゃんのからだよ」
「今の状況面白いほどに風人だけ置いてけぼり、これは……」
「ええ。これは……」
「「楽しいものが見られるぞ……!」」
よく聞こえないなぁ。だけど、気味の悪い笑みを浮かべているのだけは分かる。あと、何か周りの目が急に生温かくなった。まるで――
(((あの二人に狙われるとか運がないなぁ……)))
――あの二人に狙われてついてないとか思ってるみたいだ。
「おやおや、弁当空だねぇ和光君」
「水筒の中身もかい?風人」
「まぁ、食べ(させられ)たり飲んだ(りさせられた)ら空になるでしょ~?」
「「なら、話の続きをしようか」」
「……まぁもう何でもいいけど~」
正直、この人たちの思考が読めない。頭おかしいんじゃないの?
「で~?聞きたいことは~?」
「「お前と神崎さん(ちゃん)の関係性」」
そんなに知りたいの?まぁ、教えても不利益がないからいいけどさぁ……
「だからそれは――」
「風人君」
「はい。今度はなんで――」
この先の言葉は続かなかった。何故か?そんなの。
((よし!))
有鬼子の唇で塞がれたからです。…………あーようやく理解出来たわ。いろいろと。
「――ということで、僕らの関係はこんな感じです~」
「…………あ……!」
すると、顔をさらに紅く、真っ赤にする有鬼子。
「やれやれ~目的と手段が入れ替わるってこう言うことを言うんだね~」
「…………あぁ……!」
「僕らが付き合ってることを言わせないようにあの手この手で僕の口を塞いでいたようだけど~。気付けば僕の口を塞ぐことが第一優先の目的になって自分から僕らが付き合ってると分からせる行動に出るとはね~」
「…………あぁぁ……っ!」
「プクク。バッカじゃないの~?」
「…………あぁぁぁ……っっ!」
(((あ、
「か、風人君のバカぁっ!うわぁぁぁぁぁああああっ!」
顔を真っ赤にして教室を出ていく有鬼子。
「いってらっしゃ~い。五時間目までには帰ってくるんだよ~」
「「「いや追い掛けろよバカゼト!」」」
「え?何で?」
彼らは何を言ってるんだろう?不思議だ。
「何でお前はそんな眼ができるんだよ……」
「ほら、彼氏なんでしょ。追い掛けなさい」
「えぇ~でも、この後授業だし……」
「風人君ってサボり魔じゃん。カルマ君と同じで」
「……そんなの知らない」
サボり魔?誰それ。カルマだけでしょ。
と、ここでガラッと戸が開く音がした。入って来たのは、
「どうかしたんですか?神崎さんがもの凄いスピードでどっか行ったんですけど……」
殺せんせーだ。
「気にしなくていいと思うよ~」
「「「気にしろよ!」」」
うーん。何で付き合ってることがバレたくらいでこんなことになってるんだろう?うーん…………?
「とりあえず
「まぁしょうがないか~。じゃ、行ってくるね~」
どうせ、行きそうな場所は分かるし。というわけで、出ていきます~。
「えーっと、皆さん。何があったんですか?痴話喧嘩ですか?風人君が余分なこと言って怒らせたんですか?」
「神崎ちゃんから和光にキスしていた」
「にゅやあああああ!大スクープじゃないですか!何で誰も私を呼んでくれなかったんですか!」
「うわぁ。泣いてるよ」
「最低だな」
「にゅや!杉野君!急にナイフを投げるとは……!」
「……殺す……殺せんせー……殺す」
「あーあ。神崎さんのことがショックで殺せんせーを殺そうとしてるよ」
「理由が酷すぎません!?って!今度は岡島君!?」
「アイツら……モテない俺への当てつけか……!」
「だから理由が酷……!」
「リア充なんて死ねばいい!」
「「「その通りだぁ岡島ぁっ!!」」」
「というわけで、羨ましいんだあの野郎!」
「ちょっと顔と頭と運動神経がいいからって!」
「ふざけるな!」
「だからって、何で私が狙われてるんですかぁ!?」
と、教室で『誰かさんに対する嫉妬による殺せんせー大暗殺大会』が開催されていることを全く知らない僕はあるところまで来ていた。やれやれ。男の嫉妬は醜いのにね。
「やっぱりここに居た~」
「……どうして分かったの?」
「何となく有鬼子はこの辺に行くと思ってたよ~」
木陰で座ってる有鬼子。
「隣……」
「分かった~」
ということで、隣に座ります。
「……あーあ。バレちゃったね。私たちが付き合ってるってこと」
「うーん。そんなにバレたくなかった~?」
「まぁ……隠しておきたいって気持ちはあったよ……」
ほへぇ。そういうものなんだ。
「の割にはクラスメイトが見ている中で思い切りキスをして来たけどね~」
「……あの時は……その……気が動転していて……」
「まぁ、可愛かったからいいけど~」
「……察して欲しかったなぁ……」
「ふっふっふっ。普段の仕返しだよ~」
いやまぁ、流石にキスされたら気付いたけど。でもここで、僕は思いました。普段公開処刑されてるから、偶には有鬼子を公開処刑しようかと。うんうん。
だって、僕は有鬼子と付き合ってることがバレてもバれなくても何でもいいし。
「さて、行こうか~。五時間目始まっちゃうよ~」
「……もう少しだけ……一緒にいて」
ありゃ?もしや、授業サボっていいってことですか?わぁーい。
「よし、行こうか」
「……え?早くない?」
まだ10秒すら経ってないよ?
「言ったでしょ?もう少しって」
「い、いやぁ~……え?本当に少しだけ?」
「どうせ、『授業サボれる~』とでも考えてたんでしょ?」
「そ、そんなことないよ~」
「バレバレだよ」
何故分かったのだろうか。
「ほら行くよ」
ズルズルと引きずられています。あ、いつも通りだわコレ。
クラスに戻ってもいつも通りかと思われたけど。
「ふふっ、時は満ちたよ。弟子」
「えぇ、始めましょうか。師匠」
バイトに学問に車校にサークルに……大学生活が忙しいです……まぁ自業自得ですが。
今後更新が遅くなっても温かい目で見てください(まぁ、お察しの方はいると思いますが明日は投稿します)