魔法少女リリカルなのは~the decade story~   作:内海椎茸

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どうも、ゴタゴタした時期が終わり羽を伸ばしまくってる内海椎茸です!
今回も頑張って書いたつもりではいるので最後までお付きあいお願いします!


癒えぬ傷痕

-銀のカーテン出現から4時間後 ミッドチルダ市民病院-

この病室で目が覚めて1時間くらい経った。

病室には一台のモニターとウォーターサーバー、机と椅子が一台ずつあり、トイレと風呂もついている。

それにしても、暇だ。

一応モニターでテレビを観ることはできるが、どの局も怪物のニュースばっかりだ。

ふと時計を見るともう夜の10時になっていた。

ヴィヴィオとスバルはどうなったのだろうか?

バックルを使って変身したとこまではなんとなく覚えている。

しかし、その後の記憶が全く無い。

しばらく考えを巡らせていたら誰かがドアをノックする音が聞こえた。

???

「浩二くん、起きてるかな?」

女性の声だ。

浩二

「はい。起きてます。」

???

「いきなりごめんね、お腹空いてると思ってご飯持ってきたんだ。」

ドアが開き、食事のトレーを2枚を持った女性が部屋に入ってきた。

浩二

「ありがとうございます。」

トレーを一枚受け取り、ベッドの横の机に置く。

女性の髪は長い金髪で赤い目をしている。

自分がベッドに腰を掛けると女性もトレーを机に置き、椅子に座る。

浩二

「...いただきます。」

腹が減っていたから助かった。

いろいろ聞きたいことはあるが、とりあえず飯を食おう。

なかなか美味い。

浩二

「あの...、どちら様?」

ご飯を平らげた後、まず聞きたいを聞いた。

???

「あっ、自己紹介がまだだったね。私はフェイト・テスタロッサ・ハラオウン。なのはの友達でヴィヴィオの2人目の母親。」

この人がフェイトさんか。ヴィヴィオの絵にそっくりだ。

フェイト

「どうしたの?」

浩二

「いや、ヴィヴィオの描いてた絵にそっくりだなと思って。」

フェイト

「そうなんだ。」

フェイトさんはにっこり微笑む。

浩二

「あっ!そういえば...、ヴィヴィオは!?ヴィヴィオはどうなりました!?」

自分がいきなり大声出したのに驚き、フェイトさんは少し困惑しながら話す。

フェイト

「無事だよ。あの後スバルがヴィヴィオと気絶した浩二くんをここまで運んできてくれたんだよ。」

浩二

「よかった~。」

フェイト

「ヴィヴィオの事が心配なんだね。」

浩二

「はい。たった一人の妹ですから。」

ふと、フェイトさんの表情が少し堅くなる。

フェイト

「私からもいくつか質問、いいかな?」

浩二

「はい。」

フェイト

「まず、あのバックルとカードを何処で手に入れたか覚えてる?」

浩二

「覚えてないです。」

フェイト

「次に、何であのバックルの使い方、戦い方がわかったの?」

浩二

「バックルの使い方は勘です。戦い方は...、戦ってる時の記憶がないので分からないです...。すいません...。」

フェイト

「全然大丈夫だよ。あのバックルについて何か知ってる?」

浩二

「...全く分からないです。今わかるのはあのカードとバックルを使ったら変身できるってことだけです。」

フェイト

「そう...」

しばらく質疑応答を繰り返し、時計が11時にまわろうとしている時、部屋のドアが開いた。

局員

「フェイト執務管、面会終了時間です。」

フェイト

「わかりました。じゃあ浩二くん、また明日ね。」

浩二

「はい。また...明日?」

フェイトさんと局員は部屋を出ていった。

また明日って、友達か。

そうか、なのはさんと同い年か。

それにしてもあのバックルとカードは何なんだ?

...とりあえず、もう寝よう。

 

荒れ地にたたずむマゼンタの影、周りには龍や電車の破片のようなものが散らばっていた。

茶色のコートを着た男性がマゼンタの影のに向かって何かを叫ぶ。

???

「おのれディケイド!貴様は一体何者だ!?」

 

...夢か。

浩二

「...ディケイド...」

恐らくあのマゼンタの影のことだろう。

あのマゼンタの影のつけていたバックル...まさか...

なのは

「浩二く~ん、起きてる~?」

ドアの向こうからなのはさんの声がする。

浩二

「はい。起きてます。」

ベッドから起き上がり、ドアを開ける。

なのは

「おはよう。浩二くん。」

ヴィヴィオ

「お兄ちゃんおはよう!」

浩二

「...おはようございます...、なんでヴィヴィオまで?」

なのは

「ヴィヴィオったら、浩二くんの所行くって聞かなくて...。」

浩二

「ヴィヴィオ今日は学校だろ。だめじゃないか。」

ヴィヴィオ

「今日は開校記念日?で休みなんだ~。」

なのは

「ということでお邪魔しま~す♪」

ヴィヴィオ

「お邪魔しま~す♪」

浩二

「ちょっ、」

自分の静止を振り切り、2人は部屋に入ってくる。

今日はゆっくりしたかったんだけどなぁ。

ドアを閉めようとしたらもう一人客がいた。

フェイト

「あの、私もお邪魔していいかな?」

浩二

「あっ、どうぞ。」

フェイトさんは昨夜同様食事のトレーを持っているが今日は一枚だけだ。

多分朝食は3人で済ませたのだろう。

自分はトレーを受け取り、フェイトさんを部屋に入れ、ドアを閉める。

浩二

「いただきます。」

ベッドに腰を掛け、朝食を食べる。

なのはさんとフェイトさんは何かを話している。

ヴィヴィオは自分の目の前で絵を描いている。

浩二

「何を描いてるんだ?ヴィヴィオ」

ヴィヴィオの絵を覗くとそこには夢に出てきたマゼンタの影が描かれていた。

ヴィヴィオ

「お兄ちゃん!」

浩二

「え?」

なのは

「よく描けてるね~」

フェイト

「本当だ、報告書についてた写真そっくり」

自分があのマゼンタの影?

確かにマゼンタの影が腰に巻いていたバックルはあのバックルそっくりだった。

浩二

「僕が?こいつ?」

なのは

「うん、そっくり」

フェイト

「後で映像見る?スバルが撮っておいてくれたんだ。」

そんな子供の運動会みたいな...

ヴィヴィオ

「お兄ちゃん凄いかっこよかった!」

ヴィヴィオはいきなり椅子から立ち上がった。

ヴィヴィオ

「こうやって怪物をバーン!って」

そして腕を振り回し、身振り手振りで伝えようとする。

フェイト

「こらこら、ここは病院だから...」

なのは

「いいじゃん、浩二くんも楽しそうだし。」

フェイトさんが止めに入るが、なのはさんに妨害された。

確かに楽しくはあるが、病院で暴れるのはどうかと思う。

浩二

「なのはさんまで...、まあ、いっか。」

フェイト

「え、え~」

フェイトさんは凄い困った顔をしている。

 

 

-二日後-

やっと退院だ。

迎えは来ないか。

ヴィヴィオは学校だし、なのはさんとフェイトさんは事件の事後処理に追われているそうだ。

スバル

「やっほー、浩二くん。迎えに来たよ~。」

浩二

「スバル!?」

驚いているとスバルが後ろを指さす。

そこには二台のバイクが停まっていた。

ティアナ

「早く乗りなさい、浩二。」

ティアナ・ランスター、スバルの親友。

浩二

「なんで?」

スバル

「管理局からお呼びがかかったって。バックルも返してもらえるそうだよ。」

ティアナ

「罪を犯していないとはいえ、あんたは重要参考人よ。」

自分は無人のバイクにまたがり、スバルはティアナのバイクの後ろに乗った。

 

-管理局地上支部 機動六課司令塔-

浩二

「なんでこんなお偉いさんが居そうなとこなんだよ。」

スバル

「指令が浩二君に会いたいって。」

ティアナ

「いいから早くしなさい。」

何だよその態度、一応年上だぞ。一応だけど。

大きな扉の前につくと、扉が開いた。

パーンッとクラッカーのはじける音がする。

はやて

「機動六課へようこそ浩二くん!」

八神はやて、なのはさんとフェイトさんの昔からの戦友だ。

部屋を見渡すと、ちらし寿司が大量に...

ティアナ

「スバル、帰るわよ」

スバル

「うん」

浩二

「待って、僕も...」

はやて

「待って!皆のり悪くないっ!?」

ティアナ

「指令、まともに話し合う気ありますか?」

はやて

「ある!あるから皆帰らんといて!」

八神さんは僕らが部屋に留まるのを確認し、引き出しから何かを取り出す。

バックルとカードケースだ。

はやて

「はい、まずはこれな~に?」

ふざけた聞き方にイライラしながら冷静に答える。

浩二

「名称は分かりませんが、簡単に言うと...変身ベルト...ですかね?」

はやて

「こっちは?」

浩二

「ただのカードケース。」

はやて

「そうか~。まぁ、その辺はフェイトちゃんの報告書に書いてあったわ。」

正直、殴り掛かりたい。

はやて

「とりあえず、返しとくわ。」

やっと椅子から立ち上がり、こらにベルトとカードケースを差し出す。

はやて

「もうひとつ、あの怪物や銀幕に心当たりは?」

八神さんの表情がいきなり堅めになった。

銀幕?あの銀のカーテンのことか。

浩二

「まったく分かりません。思い出せたのは...」

必死に夢に出てきたマゼンタの影の名前を思い出す。

浩二

「...仮面ライダーディケイド...」

はやて

「え?」

仮面ライダー?何を言ってるんだ僕は?

浩二

「あのマゼンタの奴の名前です。」

はやて

「マゼンタ?あぁ、浩二君が変身したピンクの事ね。」

浩二

「マゼンタです。」

何故かピンクと言われたのにイラッときた。

はやて

「まあ、どっちでもええわ。もうじき来るかな?」

浩二

「誰が?」

なのは・フェイト

「「失礼します!」」

はやて

「いらっしゃーい。よし、これで役者はそろった。」

何を言ってるんだ?

八神さんが机の上のボタンを操作すると、窓のカーテンが下がり部屋の電気が消えた。

はやて

「ほな、上映会始めよか~。」

スクリーンが起動し、そこに自分の姿が映る。

浩二

「え?」

はやて

「スバルが撮っておいてくれたビデオや。これ観たら何か思い出すかもしれへんやろ。」

バックル

『カメンライド!ディケーイド!』

...ディケイド...

しばらく戦闘の映像がながれ続けるが、全く身に覚えがない。

はやて

「とまあ、こんな感じや。どや?何か思い出した?」

浩二

「う~ん...」

なにも思い出せない。

???

「思い出す必要はない。」

浩二

「!?」

はやて

「誰やっ!?」

???

「ただの通りすがりの者だ。」

フェイト

「ここは立ち入り禁止区域です。」

なのは

「立ち去らないなら実力行使に入ります。」

なのはさんとフェイトさんはバリアジャケットを装着し、謎の男に向かって武器を向ける。

しかし謎の男は気にすることなくこちらに近づいてくる。

スバル

「浩二君に近寄るなぁ!」

暗闇の中からバリアジャケットを装備したスバルが飛び出してくる。

スバルは右腕の武装で相手に殴りかかる...が、それは受け止められてしまった。

しかも、片手で。

スバル

「くっそおォォォ!」

スバルは右腕に内臓された、振動破砕装置を起動させようとする。

しかし起動するまえに蹴りをくらい、吹き飛ばされる。

スバル

「がっ...」

自分はバックルを構える。

???

「まぁまぁ、そんな構えるな。こいつに危害を加えるつもりはない。」

なのはさんは今にも飛びかかりそうだ。

???

「俺はただこの世界を救う方法をこいつに教えにきただけだ。」

 

~次回リリカルなのは!(説教BGM)~

???

「おまえには9人の仮面ライダーに会ってもらう。」

 

浩二

「仮面...ライダー?」

 

浩二

「ちょ、いきなり何するんですか!?」

 

進ノ介

「お前がディケイドか、悪いが倒させてもらう!」

 

次回『熱血刑事』




今回はどうでした?
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次回はついにドライブの登場ですよ!
さて、次回もリリカルマジカル頑張ります!
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