旧石器時代からスタート   作:ADONIS+

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11.大陸制覇(アトラス暦270年)

 大日本帝国が存在する世界では、第二次大戦後超大国となった大日本帝国が監察軍の協力を元にチートを繰り返して他国を引き離していった。

 1950年代にはガンダムの宇宙艦艇を中心とした宇宙軍が天空の高みより他国を威圧し、スペースコロニーを建造して宇宙移民を開始していた。

 

 この異常としかいいようのない日本の爆発的発展に、大戦で疲弊して青息吐息状態の欧州諸国は顔面蒼白になった。どう贔屓目に見ても、対抗できる相手ではない。日本がその気になれば、世界は日本のものになるのでは?

 その脅威に彼らは怯えることになり、それが後々の地球連邦設立に繋がっていく。

 

 実際は、それらの国々の思惑は全くの的はずれであった。監察軍は次の宇宙世紀の動乱に備えて、早めに宇宙進出をしていただけだった。それを知らず、日本に対抗するためと必死になって宇宙開発を進める各国の姿は滑稽ですらあっただろう。

 しかし、こうした国々によって地球連邦が設立されて、日本に遅れをとりながらも何とか宇宙開発を軌道に乗せていった。

 こうして、西暦2045年に地球連邦の宇宙移民の開始を以って紀年法を宇宙世紀(U.C.)に変更した。

 

 ちなみに『∀ガンダム』の世界は、宇宙世紀の約一万年後の未来が原作時期の正暦2343-2345年で、その間にアフターガンダムの時代が存在していた。その為、西暦時代は原作の一万年前である宇宙世紀の更に前の時代となっている。

 

 こうした結果、日本に後追いする形で地球連邦でも宇宙移民が進められたが、時代を経るごとにスペースノイドと呼ばれる地球連邦側の宇宙移民者たちによる独立運動が活発化するようになった。

 これは、地球から宇宙を支配するという支配体制を取り、地球がエリートという形式から反発が起きたからだ。

 

 日本は地球連邦とは逆に、東京からスペースコロニーに遷都を行い、宇宙が国家の中心となって日本列島が過疎地となっていた。これは日本列島が災害多発地域で資源がないという将来性の無さから監察軍が日本列島に見切りをつけたというのもあるが、コロニー落としを初めとする黒歴史の戦火の被害を抑えるためだ。

 この大日本帝国の姿勢はスペースノイドから好感を持たれ、相対的に地球をシンボルとしてスペースノイドを見下している地球連邦への反発がより強まった。

 

 こうした情勢下で、サイド3では人型ロボット兵器MS(モビルスーツ)の開発を進めており、この動きに対して監察軍日本支部では、「もうすぐガンダムが始まる時期だ」や「やっと一年戦争だ」と、内心で様々なイベントを楽しみにしていた。

 

 

 

 アトランティス帝国では、ようやく一つの大陸を制覇できた。この大陸はアフリカ大陸ぐらいの大きさで、それほど規模が大きくないというのに180年もかかったのは、やはり人口が少ないからだ。

 多産政策を進めることで二千万人まで人口を増やすことができたが、それでも大陸を制覇するには数が少なすぎた。

 やっぱり人口が少ないとできることが限られる。

 

 この惑星アトラスには五つの大陸があるので、それらをすべて開拓するにはもっと多くの人口が必要となる。最低でも10億人はいるのだが、そこまで増やすとなると何百年掛かるか分からない。

 しかし、別に急ぐ必要は無いだろう。時間はいくらでもあるし、三百年も待てば人口も増えるはずだ。

 

 また、大陸制覇を機に大陸に遷都することにした。

 これまでは、マクロスシティが首都になっていたが、そこから大陸を統治するには不便であるし、何よりマクロス船団その物が老朽化していた。

 まぁそれもそうだろう。もう建造されて270年は立っている。老朽化しない方が可笑しい。

 

 

 

 人口が増えたので、パソコンやインターネットを普及させた。これまでもインターネットなどの要望はあったが、人口が少なすぎて需要がないので、実用化しなかったが、トリッパー達の要望もあり実用化させた。

 二千万人と、まだ市場が小さいので赤字すれすれだが、一応商売になるだろう。

 

 インターネットの普及にあわせて有料サイトを法律で禁止しておく。現実世界でも、ネットサーフィンをしていたら有料サイトに誘導されてしまって料金を請求されてしまったなどのトラブルが絶えなかったから、無い方が安心して使えるからね。

 こうしてインターネットの普及により、様々なホームページが作られていった。

 

 こうなるとトリッパー達の創作意欲が湧いたのか、クリエイティブなオタク(トリッパーが多い)がイラストや一次小説などをネットに掲載するようになった。

 他にも人口問題からくる市場の小ささからサブカルチャーの商業化が進まない中でも、「商業化されないなら、自分たちで作ればいいじゃない!」と、同人即売会をやって同人誌だけでなく、同人ゲーム(パソコンゲーム)など出すオタクもいて、規模が小さいながらもオタク文化の芽が出てきている。

 オタクは侮りがたしだね。

 

 この手のインターネットやオタク文化は帝政とは親和性が低い。実際、ブリタニア帝国ではインターネットはともかくオタク文化は発展していない。

 しかし、この国はトリッパーの為の国家だ。当然ながら、トリッパーが優先されるために、その手の規制は緩和されている。漫画やゲームなどの創作物にしても直接アトランティス帝国を批判したり民主主義を掲げたりするなどの直接的な表現を避ければ問題ない。

 例えば創作物で架空の王国の政府を悪役にしても問題ない。だから直接的な表現ではなく、それとなく連想させる作品もあったりする。

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