国旗と国歌を制定した。この二つは他国がないことから区別する必要が無く優先度が低かったので後回しにしていたが、何時までも国旗と国歌がない国家というのは締りが悪い。
国旗に関してはネタに走ってネ○アトラ○ティスのマークにした。自分でもやりすぎだと思うが、いいアイデアが思い浮かばなかったからとりあえずこれにした。
ちなみにブリタニア帝国の国旗はパラオ国旗と同じ月章旗である。月章旗は日の丸と同じ構図で、黄色の丸の回りが青色な国旗だ。
これが選ばれたのは、太陽光を嫌うブリタニア貴族にはある種の月信仰があり、それゆえに月がシンボルとなったからだ。
国歌は最初カリン様万歳な内容が候補に挙がったが、これは外しておいた。
確かに皇帝に対する忠誠心向上を考慮すればこれがいいかもしれないが、流石に様々な行事の度に歌う国歌斉唱がこれなのはちょっと気恥ずかしい。生憎、妾はナルシストではないから嫌です。
しかし、だからといって国歌がどうでもいい内容でも困る。国歌というのはある意味国の看板のようなものですからしっかりした物が望ましい。
これで、臣下ともいろいろと議論して、アトランティス帝国万歳という愛国心をテーマにした国歌を採用した。”我らの祖国”や”栄光ある祖国”などと愛国心満載な内容だが、国歌なんてそんなものだろう。
しかし、”神に選ばれた”という表現とかは省いておいた。
こういうのは下手をすると選民思想になりかねない。愛国心を煽るのはいいが、選民思想を煽ってはいけないからね。
こうして、国歌もできたからとりあえず幼年学校の授業に入れておいた。
多産政策の結果、人口増加に成功して、現在アトランティス帝国の人口は100万人にまで膨れ上がった。
ここまで人口が増えたのはカリンが子作りを推奨したのもあるが、自然出産だけでなく、希望者には無償で人工的に子供を作れるようにしたからだ。
これはペアとなる男女(同性でも可)がお互いの遺伝子を混ぜ合わせて子供を作り、更にその子を人工子宮で出産させるというものだった。
これは自然出産とは違って障害児などが生まれにくい方法だった。更に妊娠出産のリスクもないので、とりわけ30歳を過ぎてリスクが高い女性はこの方法を好んだ。
こうした苦労も報われ開拓に必要な頭数が揃ってきた。
実の所、アトランティス帝国は今まではマクロス船団のみを勢力圏としていた。惑星アトラスの地上に出ていなかったのだ。
それはあまりにも人口が少ない上に国家体制が整っていなかったからだ。だからマクロス船団を領土とする都市国家という形になった。
しかし、ようやく大陸進出が可能になった。
これまでは大陸に進出していなっかったので、この惑星アトラスに関してそこまでふれてなったが、監察軍から貰ったデータを再検討した。
この惑星アトラスは、割と前にテラフォーミングが進められているので、生態系はそれなりに整っている。
それは、あくまで人間に都合のいい形という条件付であるが…。
アトラスは、陸には草木などの植物などは問題なく存在するし、海には魚介類もある。
しかし、人間の邪魔になりかねない動物などは存在しない。
一言で邪魔な物といってもピンとこないかもしれないが、人間が繁栄している現代地球でもそういった物はいる。
生活に密接した身近な所では蚊、人家生活型のゴキブリなどの害虫。
ちなみにゴキブリといえば台所のGの印象が強いが、意外なことに森林環境に依存した種が多かったりする。
これらの種は森林の生態系に役立つ存在なので放たれているが、人家に侵入してくる人家生活型のコスモポタリン種は邪魔なので存在しない。
他には熊、トラ、ライオンなどの人間を襲いかねない肉食動物。海にもクラゲやサメなども明らかに人間の邪魔になり脅威となりうる。当然ながらそんな存在はいらない。
このように、惑星アトラスで放たれている虫や動物などは後々人間が進出しても大して邪魔にならないものに限られているのだ。だから現在のアトランティスでは動物の保護というのは無縁で、惑星アトラスで動物公園は作ることはない。
作るとしたら精々動物園までであり、野生動物のための居住エリアなど必要ないのだ。
まぁテラフォーミングが施されている惑星はアトラスだけではなく、かなりの数に及ぶので、その内のいくつかは惑星規模の動物公園にしてもいいだろうが、それは将来的な話だ。
そういった意味ではアトラスは人間を含めたみんなの惑星などではなく、本当の意味で人間の為だけにある惑星であった。