唯我尊に転生?上等だコラァ!ブラック企業で鍛えられた忍耐力を武器にマトモな唯我尊になってやらぁっ!   作:ユンケ

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第153話

 

 

(は、恥ずかしい……)

 

早紀は羞恥心を限界にしながらも裸エプロンの格好のまま、待機する。今日、玲達と一緒に竜賀の部屋に泊まることになったが、その際に柚宇が「折角だし裸エプロンで迎えてあげようよ」と提案したのだ。

 

早紀はその提案に度肝を抜いたが、玲と桐絵がそれに賛成した。先行くライバル3人が参加する以上、遅れをとるわけにはいかないと早紀も賛成した。

 

しかしいざアパートに着いて全裸になってエプロンを纏うと凄く恥ずかしい気持ちになってしまう。

 

同時に女として3人に劣っている自分が蔑ろにされないか不安に思ってしまう。自分には玲のような美しさも、桐絵のような天真爛漫な姿も、柚宇みたいに抜群のスタイルを持っているわけではないのだから。

 

そんな中、遂に家の主が帰宅したようで鍵を開けるような音が聞こえてくるので、背を伸ばして……

 

『お帰りなさい、貴方(あ、あ、貴方……)』

 

迎え入れた。恥じらい故に早紀は上擦った声をあげてしまった。

 

改めて家主の竜賀を見直すとポカンとした表情を浮かべているのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(え?早紀もいるのかよ)

 

しかも裸エプロンになっているし、マジで予想外過ぎるわ。

 

俺がポカンとする中、玲が前に出る。

 

「鞄持ちますね。それと……おかえりのキスです……んっ」

 

そう言って俺にキスをすると上目遣いで見てくる。この目は知っている。おねだりする時の目だ。

 

俺は玲の目に従ってそっとキスを返す。すると玲は嬉しそうに小さく微笑む。

 

「じゃあ次は私ね〜、ん〜」

 

続いて柚宇がキスをしてから、唇を突き出したまま離れる。同じようにキスを返す。柚宇は満足そうにうんうん頷く。

 

「あたしにもしなさいよ!んっ!」

 

桐絵も俺にキスをしてくる。そして物欲しそうに見てくるので3回目のキスをする。桐絵はふにゃりと表情を緩める。

 

(何にせよこれで3人とはいつものようにキスをしたが……)

 

残りの1人の早紀を見る。早紀は真っ赤になりながらも深呼吸をしてから俺に近寄るが……

 

「んっ」

 

そしていきなりキスをしてくる。まさか早紀からもしてくれるとはな。

 

数秒して早紀が離れ、早紀は恥ずかしそうにしながらも口を開ける。

 

「……これは私の気持ちです。竜賀さんのお人好しな所にいつの間にか惹かれて、最近好きだと理解しました」

 

そう言ってから俺を上目遣いで見てくる。

 

「すでに那須先輩達から許しを得てますが、私も竜賀さんの女になりたいです。もし良いならき、キスしてください……」

 

そんな風に言ってくる早紀だが、顔には不安の色で一杯だった。断られたら……と、考えてしまっているのだろうか。

 

そんな早紀を見ていると早く不安の色を消してあげたいと思ってしまう。

 

だから俺は早紀を引き寄せて優しくキスをする。

 

「腹が減ってる。対等な4人で作る飯を楽しみにしてる」 

 

「っ……はいっ!」

 

早紀は驚いたように顔を上げるが、やがて嬉しそうに頷く。それだけで俺の中では満たされた気持ちになる。

 

それから直ぐにリビングに足を運び、テーブルの前で座っていると4人が料理を持ってきてくれるが……

 

「鍋か。やっぱり冬には鍋だよな」

 

冬に鍋を囲むのは最高だ。前世でも里帰りした際に家族と鍋を囲む時間は至福の時だったな。

 

「ちなみに具は何なんだ?」

 

肉と野菜のバランスタイプか?それとも野菜オンリータイプか?もしくは魚介タイプか?まあ何でも歓迎だけどな。

 

「今日は牡蠣、エビ、ホタテ、すっぽんだよ〜」

 

「男性機能向上、精力向上タイプの鍋ですね」

 

「出汁にはすっぽんの生き血を含めたわ。今日は4人を相手にするんだからね」

 

「3人と比べたら女としての魅力は劣りますが……宜しくお願いしますっ」

 

おいマジか。完全にヤる為に備えてんじゃねぇか。

 

(まあ早紀も乗り気だし頑張ってみるか。それに今後の方針について悩んでいたからな)

 

悩みとはズバリ後何人の女子と関係を持てるかだ。現状は5人、可能なら6人と考えているが、夜になって全員を相手にし切れないじゃ笑えないからな。

 

今日4人を相手にして問題無かったら5人目に挑戦する、精力が尽きたならこれ以上の開拓はやめて4人を相手に楽しく過ごすだけだ。

 

そう思いながら俺は出された鍋を食べ始める。具はしっかり味があるので旨いっちゃ旨いが、食べ勧めていくと昂りを感じてくる。

 

そして食べ終える頃にはその昂りは更に増し、4人は艶のある肌を晒しながら、情欲の強い眼差しを向けてくる。

 

「満腹感が減ったら、お風呂に行きましょう……」

 

玲の言葉に俺の昂りは更に強くなる。これはもう我慢出来そうにないな………

 

それから30分後、俺達は5人で風呂に向かったが、風呂場から出たのは2時間後であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっ、迅さんじゃん。今から防衛任務?」

 

ボーダー本部、迅が廊下を歩いていると冬島隊の当真から話しかけられるので、横を見ると冬島隊と風間隊のメンバーがいた。

 

「まあね。そっちの2チームは防衛任務上がり?」

 

「はい。それにしても攻撃手が1人で防衛任務は大変じゃないですか?」

 

歌川が迅に質問する。

 

迅は1人で1部隊扱いなので、偶に新部隊のサポートに入ることはあるが、防衛任務は基本的に単独だ。

 

防衛任務は警戒区域と市街地の境界付近を守護するが、攻撃手が単独で広範囲を守るのは難易度が高い。

 

「俺はサイドエフェクトや風刃が、レイジさんは狙撃の腕があるからそうでもないよ。大変なのは小南と忍田さんだよ」

 

小南や忍田は遠距離攻撃手段を持ってないので、走って現場に行かないといけない。それを考えると自分やレイジは大分楽だ。

 

「まあそれも遠くない未来に改善されるさ。俺のサイドエフェクトだと今年1年で正隊員はかなり増えて、B級部隊も最善の未来だと25チーム以上まで増えるしね」

 

部隊が増えれば当然1部隊ごとの守る範囲を減らせるし、今後はどんどん楽になっていくだろう。

 

これについては間違いなく唯我と草壁のプロジェクトのおかげだ。それについては感謝している。

 

しているが……

 

(マジでイチャイチャは羨ましいから勘弁してくれ……)

 

今日小南を見た際は唯我、那須、国近、小南、草壁が5Pをする未来が見えてしまい、ブラックコーヒーを3缶一気に飲んだくらいだ。

 

いくら達観しているとはいえ思春期真っ最中の迅からしたら羨ましくもあるのだ。

 

(最近じゃ俺もハーレムを作ろうと思っちまってるからな)

 

唯我の作る甘々な空気に対して、自分も同じ立場になれば気にしなくなるだろうと、ハーレムを作ろうと考えてしまっている。

 

ぶっちゃけ倫理観を全て捨てて未来視のサイドエフェクトをフルに使えば最低でも3人の女子と関係を持てるので、悩んでしまっている。

 

(しかし唯我はどうなるんだろうか?年が明けてからは三上ちゃんの未来も変わったし、三上ちゃんのファン筆頭の真木ちゃんが……っ!)

 

そこまで考えていた迅だが、ある未来を見て目を見開く。

 

「どうした迅?」

 

「いやなんでもないよ。時間だからこれで失礼するよ」  

 

迅は小さく笑いながら基地の外に向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

可能性は0に近いが、唯我が真木の顔面に膝をぶちこむ未来が見えたという事が頭から離れない状態のままで。

 

ヒロインは何人まで希望?4人は確定

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