おっぱいフロントライン ※休載中※   作:スクランブルエッグ 旧名 卵豆腐

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SOP「罰ゲーーーーーームッその2!だよ、指揮官♪」指揮官「マジすか」

今俺は危機に直面している。

何故かって?

そりゃお前、服を買った後俺の腕をつかんで離さないSOPちゃんの所為だよ!

理性と煩悩が俺の頭の中でグルグルと渦巻いている。

 

「~~♪~~♪」

 

見ろよこの笑顔。

鼻歌まで歌っちゃってご機嫌な様子だ。

 

「なあ、SOPちゃん。他に行きたい所はあるか?」

「別にどこでもいーよ?」

 

これである。

何気に、気付けばもう夕方に差し掛かっていた。

 

「そうだ、皆に何かお土産でも買っていかないか?皆も喜ぶぞ」

「うん!でも、何買っていけばいいかなあ?」

 

何を買うかはスーパーに行ってから考えよう。

SOPちゃんも欲しいものがあるなら買ってもいいぞ。

………俺の財布が許す限りはね。

 

 

 

 

 

さあ、またも来てしまったぞこのスーパーに。

そういやここの店長には鍋の時の借りがあるんだよな。

あの野郎、今度見たら覚えとけよ。

 

「M16は酒だろ、M4にはスイーツでも買ってくか」

ん?AR-15には何を買っていくかって?

ハッ、そんなの牛乳に決まってんだろ!

あのツルツル滑り台娘にはメ〇ミルクがお似合いだろうからなあ!!

ククッ、牛乳を受け取った時のアイツの間抜け面を想像すると笑いが込み上げてくるぜぇ!!

 

 

そういやSOPちゃん、君は何が欲しいって………あれ?

いない!?何処に行ったんだ!?

………まあいいか。

あの娘が行きそうな場所は多分お菓子コーナーとかだろう。

買う物買ったら探しに行くか。

SOPちゃんなら変な奴が来ても瞬殺だろうし、心配しなくても大丈夫だろう。

 

 

 

俺はそう思って買い物を続けた。

 

 

 

 

 

それが最大の過ちだと知ったのは暫く後であったが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フンフフフ~ン♪」

 

上機嫌でSOPは店の中を歩いていた。

その姿は完全に年頃の子供である。

 

「何にしようかな~?………あれ?」

 

ふと横を見ると、小さな女の子が居る事に気付く。

 

「あなたもお菓子買いに来たの?」

「えっ?う、うん」

 

SOPが微笑みながら女の子に話しかけると、女の子は急に話し掛けられた事に驚いたのか若干遠慮がちに答えた。

 

「えと………おねえちゃんもそうなの?」

 

遠慮がちに返された声にSOPは頷きながら女の子の頭を撫でた。

 

「そうだよー。ねぇ、おねえちゃんにもお勧めのお菓子ってある?」

「うん、これとか………」

 

その時だった。

 

「………………!」

 

嫌な気配を感じて振り返ると、数人の男たちが二人を取り囲むように立っていた。

直感でSOPは感じ取る。

男達が醸し出す獲物を狩る獣のような目線。

戦場で負傷した己を見る鉄血のクズがする目だ。

SOPは警戒しながら女の子を後ろに庇う。

すると一際ガタイのいい大柄の男が二人に、正確にはSOPに近づいて話しかけてきた。

顔を怪我でもしているのか、顔中傷だらけだ。

 

「なあ、お嬢ちゃん。ちょっと聞きたいことがあるんだけどよ、こういう顔をした奴に見覚えはねーか?」

 

男が見せてきた写真には他ならぬ指揮官の顔が写っていた。

 

「う~ん?私は知らないよこんな人」

 

SOPが答えると男は「そうか、邪魔したな」と言うと去っていく。

 

「ああ、そうだ。もう一つ言う事があった」

 

と、再び男が身を翻しSOPに向き直る。

 

 

 

 

「お前がその男と一緒にいた事も、お前が人形だって事も全部知ってんだよ、クソガキ」

 

 

 

 

そう言うや否や、男がSOPに蹴りを繰り出す。

 

「遅いよ」

 

蹴りを難なく避けたSOP。

反撃をしようと拳を構えた所で………その動きが止まった。

 

「そうだな?それが正しいぜ」

 

ニヤリ、と男が笑みを浮かべながら笑う。

SOPの視線の先には、刃物を突き付けられている女の子がいた。

 

「ひっ………!」

 

「さあ、少しだけ一緒に付き合ってもらおうか。拒否すればこの娘がどうなるか………一々言わなくても分かるよな?」

「………………」

 

SOPは表情を険しくしながら拳を握りしめ、男達の言われるがままに店の外へと連れ出されていった。

 

 

 

 

 

 

二人が連れてこられたのはスーパーの裏にある暗い路地だった。

 

 

「どうしてオレ達が写真の男を探してるか分かるか?」

「し~らない。どうせくだらない理由でしょ?」

 

SOPが笑いながら答えると同時に、男がSOPの服の襟首を掴んで地面に叩きつけた。

 

「はん、口の減らねぇ女だ。オレ達はコイツにちょっとした恨みがあるのさ。金を貸してくれって言っただけなのに顔面を殴られたんだぜ?」

「つまり大勢で掛かってお金を巻き上げようとして、逆に返り討ちにされたって事?」

 

SOPの馬鹿にするような声に男達がいきり立つ。

 

「フン。そんな口ばかり叩いていいのか?それ以上ふざけた事抜かすなら、この娘が大変な事になっちまうぞ?」

 

男がそう言うと、女の子の首に刃物を突きつけた。

 

「………ッ!」

 

女の子の顔が恐怖に染まる。

 

「お前らはエサだ。あの野郎を誘き出すためのな。だがその前に………少しだけ楽しませて貰う。抵抗するなよ?したらどうなるか分かるだろう?」

 

男がそう言うと強烈な蹴りがSOPの腹に食い込んだ。

襲ってくる痛みにSOPは腹を抑えて咳き込むが、間髪入れずに拳が横腹を殴りつけて地面をゴロゴロと転がった。

 

「おい、お前らも好きなようにやっちまえ。まだ殺すなよ?あの野郎にボロボロの姿になった此奴を見せつけてやらねぇと面白みがないからなあ!!」

 

男の声に、他の男達もニヤニヤと笑いながらSOPに近づき暴力の嵐を浴びせ始める。

 

「っおねえちゃん!!」

「ダメッ!こっちに来たらダメだよ。そこで大人しくしてて。お姉ちゃんは大丈夫だから」

 

あまりの仕打ちに女の子がSOPの元へ駆け出そうとするが、SOPは額から血を流しているにも関わらずニッコリと笑って片手で制止した。

 

「泣かせてくれるなあ?無様なもんだな。戦術人形も人質一人でこの様だ。兵器の癖に下手に感情持ってるからこうなるんだよ。………そうだ面白い事をもう一つ思いついたぞ」

 

そう言うと男はSOPに近づき、彼女が来ていた服を無造作に引きちぎった。

上半身がはだけて素肌が丸見えになる。

 

「へぇ?人形の身体ってのも存外良いじゃねーか。なあ、これから何をされるか分かるか?」

 

男の下卑た問いかけにSOPは黙ったままニコニコと笑みを浮かべていた。

 

「気味の悪い女だな。何がそんなに可笑しいんだ?」

 

男が聞くと同時だった。

 

 

 

「クッ、アハハハハハハハハハハハハハハハ!!」

 

 

笑い声が、狂笑が路地に広がる。

声は止まらない。

異様な雰囲気がその場を支配していくことに男達は恐怖を覚えた。

 

 

 

「覚えた。あなた達の顔、言葉。全部ぜ~んぶ覚えたよ。つまり何が言いたいかって言うとね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「殺す」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゾンッ!と濃密な殺気が充満していく。

純粋な悪意も敵意も存在しない『殺意』。

 

男達は恐怖した。

殴られ蹴られ、ボロ雑巾のようになっているたった一人の人形に。

 

「………まれ!黙れ黙れ黙れってんだよこのクソ人形がッ!何が殺すだ、今のお前に何ができんだよ!!ああ!?誰も助けになんてこねーんだよ!!」

 

激昂することで無理矢理恐怖をごまかし、男はSOPを更に殴りつけた。

 

 

 

「いいや、そうでもないな」

 

 

 

どこからか声が聞こえた。

その声に覚えのあるSOPは声のした方を向く。

それと同時に、刃物を女の子に突き付けていた男が糸の切れた人形のように崩れ落ちた。

 

 

 

 

 

「やりたい放題やってくれたじゃねぇか。さあスクラップの時間だぜ、クソ野郎ども」

 

 

 

 

 

そう言って指揮官はゴキリ、と首を鳴らして笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は少し遡る。

 

 

 

「えーっと、ジャック・ダニエルは買っただろ。スイーツと牛乳も良し。こんなもんかね」

 

買い物も一段落したな。

後はSOPちゃんを探し出して帰るだけだが………ん?

ふと視線を感じて振り返ると、洗剤が大量に入った買い物カゴを持った女性が二人居た。

何だあの2人。

俺の事をじろじろ見てるが………。

 

「えーっと、すいません。何か御用ですか?」

 

「いえ、どこかで見た顔だと思ったので。ごめんなさいね、人違いだったみたいです」

 

近づいて俺が話しかけると、黒髪色白のスレンダーな女性が柔和な笑顔を浮かべながら答えてくれた。

綺麗な人だな。

この人の横にいるツインテールの人も整った顔立ちにマスクを着用している。

まるで人形みたいだなあ。

おっぱいも良い感じに大きいなー………ってイカンイカン!

曲がりなりにもSOPちゃんとのデート中に何を馬鹿なことを考えてるんだ俺は!

くッ、今日ほど煩悩と理性の狭間で戦った日はないぜ。

 

「ああ、そうですか!いやー、よく間違えられるんですよね!」

「そうなんですか。それでは、私達はこれで」

「あ、ちょっと待って下さい。一つお聞きしたいことが自分にもあるんですよ」

「あら、何でしょう?」

 

 

 

 

 

 

 

「鉄血人形の方がどうしてこんな所に居るんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

スゥ、と場の空気の温度が下がる。

常人なら気絶しそうな程の殺気が俺に降りかかった。

 

「………………いつから気が付いたのかしら?」

 

黒髪の女性が口角を釣り上げながら問いかける。

ははあ、コイツは恐ろしいな。

とんでもねぇ藪蛇つついたもんだ。

 

「勘って言えば納得してくれるか?」

「成程ね。………で?どうするの、グリフィンの指揮官さん?」

 

彼女の瞳には虫けらを見る冷笑が浮かぶ。

コイツも最初から俺の正体に気付いてたのか。

とんだ食わせ者だな。

 

「寄せよ。俺は別にアンタらをどうこうしようだなんて思っちゃいないぜ?」

「そんな言葉だけでこの場を乗り切れると思ってるの?少しは面白い返答を期待したのだけれど、失望したわ」

 

あーヤベ。

小便漏れそうだな。

美人さんの笑顔が超怖いって思ったのは久しぶりだ。

さーて、どうすっかな。

まあ、これこそ俺の望んだ展開なんだけどよ。

 

「そうかい。ならアンタは俺をどうするつもりなんだ?武器も持ってないのに」

「素手でも人間一人殺すことくらい訳ないわ。消えなさい。永遠にね………ッ!?」

 

俺を刺し貫こうとした手が止まる。

理由は簡単、俺が先に懐に忍ばせていた拳銃を眉間に突き付けたからだ。

 

「(な………一体いつの間に!?動きが一切見えなかった………!)」

「なあ、ここは一つ穏便に済ませないか?俺は何もするつもりはない。………な?」

 

俺がそう言うと黒髪の女性は笑みを浮かべて両手をあげた。

 

「降参よ、降参。だからその物騒な物を下げてくれないかしら?」

「おう、いいぞ。だったら後ろから俺を今にも殺そうとしてるツインテちゃんをどうにかしてくれ」

 

この女性も怖いが、もう一人のツインテちゃんも相当なもんだ。

何が怖いかって言うと、殺気がない。

敵意も悪意も殺意もない。

何の意識も待たずに殺しにかかってくる奴が一番厄介だ。

ツインテちゃんも油断ならねぇなあ、おい。

 

「スケアクロウ、いいわよ。手を下ろしなさい」

 

黒髪の女性が言うとツインテちゃんはスッと腕を下ろした。

 

 

「あ~怖かった怖かった。いきなり殺そうとするなんて酷いなアンタ」

「だったらどうしてあんな事を言ったのかしら?余計なことを言わずに知らない振りすればこんな事にはならなかった筈よ?」

「仮にも俺はグリフィンの指揮官だからな。鉄血人形が街のスーパーに居るのを黙って見過ごす訳にはいかないんだよ」

「もし私が降参せずに貴方を刺し殺していたらどうするつもりだったの?」

「もしアンタが俺を殺していたとしても大して何も変わりはしないさ。俺が居なくなった所で基地にいる人形達は今まで通りお前達を潰すだけ。そして何時かアンタらの喉笛を食いちぎる」

「自分の命すら駒の一つって事?面白い、面白いわね。狂ってるわ」

「気に入って貰えたなら結構。ま、純粋に買い物をしに来たってだけなら俺はとやかく言うつもりはない。問題さえ起こさなきゃな。それに………」

「それに?」

 

 

「アンタこそ、俺があそこで知らん振りしてたら俺が店から出た後殺すつもりだったろ?」

 

 

「へぇ………………よく分かってるじゃない貴方」

 

 

彼女の瞳が妖しく光る。

やっぱ食えないわ、お前。

 

 

「ところで今更感あるんだが、アンタら何て名前なの?」

「あら、とっくに分かってるんでしょう?なのに態々言わせようとするだなんて食えないわね」

 

お前が言うなよ。

 

「まあいいわ。私は個体名『イントゥルーダー』。侵入者とも呼ばれているわね。でこっちの彼女が」

 

「スケアクロウです。これで満足ですか?」

 

黒髪の女性もとい、イントゥルーダーの言葉を遮るようにしてツインテちゃんことスケアクロウが答える。

成程成程。

 

 

「何だって?スケベクロウにインキュベーター?変わった名前だな」

 

 

 

「スケッ………!?間違え方に悪意を感じますね」

「私は某魔法少女アニメに登場する白い生き物じゃないわよ!!」

 

 

2人が天井に染みついたシミを見るような視線で俺を見てくる。

流石だな、伊達にハイエンドモデル名乗ってる訳じゃないってことか。

てかアンタあのアニメ知ってるのか。

サブカルに染まってんじゃん。

 

「冗談だ冗談。それで、インなんとかさんはどうしてこの街に来たんだ?観光って訳じゃないだろ?」

「イントゥルーダーよッ。洗剤を買いに来たの。事情は話せないけれど色々あってね。心配しなくても今日この街で事を起こすつもりはないわ」

 

洗剤ねぇ。

でも二人で使うには多すぎないか?

まあどうでもいいけど。

 

「それにしてもよく私達が鉄血だと分かったわね?理由を聞かせてくれるかしら?勘とか言うのは無しよ?」

「理由だって?分かるに決まってんじゃん。俺はお前達ハイエンドモデルを、胸の形と大きさで記憶しているからな」

 

「変態ね、貴方」

 

イントゥルーダーの汚物を見るような視線が俺に突き刺さる。

ふっ、たまらねぇぜ!

 

「あッ!そうだ、こんな事してる場合じゃない」

 

SOPちゃんを探しにいかないと。

こんな所で油売ってる場合じゃないんだよ。

 

「悪いな、ちょっと急用を思い出したから帰るわ。戦場で会わないことを祈ってるぜ」

「そう、残念。私はまた会いたいわよ?」

 

 

こえーよ。

お前にだけは戦場で会いたくねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

おーい!SOPちゃん!

おかしいな、何処にも居ない。

勝手に店から出てったとは思えないが………。

仕方ない、誰かに聞いて回るしかないか。

 

 

 

 

 

~数分後~

 

クソッタレが!

馬鹿だ、大馬鹿だ俺は!

油断してた、SOPちゃんは『戦術人形』だから大丈夫だと完全に油断していた!!

その結果がこれだ。

確かにまだ何か事件に巻き込まれたと決まった訳じゃないが、これだけ探していないってなると………!

 

 

 

「あら?また会ったわね。どうしたのかしら息を切らして」

 

 

 

後ろから聞こえてきた声に振り向くと、イントゥルーダー達が居た。

 

 

 

「連れが居なくなったんだよ。だから探してんだ」

「へぇ?詳しく聞かせて頂戴」

 

俺は事情を説明する。

 

「その連れの人形って、M4SOPMOD IIよね?」

 

ああその通りだ。でもよく知ってるな?

 

「有名よ彼女は。人形虐待癖のある狂犬って言われてるわ。成程、じゃあ私が見かけたあの子は彼女だったのね」

 

どういう事だ?

 

「見たのよ、SOPMODを。私服を着てたから良く似た他人と思ってたのだけれど。彼女なら、見るからにガラの悪そうな男達に囲まれて店の外に連れていかれてたわよ?」

 

何だと………!?

まずい、一番最悪な奴だ!!

何処だ、何処へ連れていかれたか分からないか!?

 

「店の裏側に歩いて行ったからその辺に居るんじゃないかしら?それと、もう一人人間の子供が居たわね。大方人質でも取られて丸め込まれたんでしょう」

 

そうか!スマン、ありがとう‼︎

今度街で会う事があったらケーキ奢ってやるよ‼︎

またな‼︎

 

 

 

「騒がしい人間ですね、全く」

 

走り去っていく彼の背中を呆れたように眺めながらスケアクロウが呟く。

 

「ありがとう………ねぇ?仮にも敵である私達に言う台詞じゃないわよ、変わり者の変態指揮官さん?」

 

イントゥルーダーも同様に楽しげに呟いた。

 

 

 

 

 

 

SOPちゃんを探して店の裏手に向かうと、そこには男達に囲まれ殴る蹴るの暴行を受けているSOPちゃんの姿が目に入った。

 

あの連中、見覚えがあるな。

前に俺とM16とUMP45でボコボコにした奴等だ。

 

 

………そうかい、復讐って訳か。

大体察しはついたよ。

 

先ずは人質にされている女の子を助けないと、どうにもならない。

今ここで無闇に飛び出せば思うツボだ。

 

物陰に隠れながら少しずつ近づいていく。

幸いな事に男達の目線はSOPちゃんに注がれていて背後から迫る俺に全く気付いていないようだ。

下らない戯言が聞こえてくる。

 

 

「いいや、そうでもないな」

 

 

俺はそう言って、女の子を捕まえている男の頭を殴って昏倒させた。

 

 

 

「お、お前は………!」

 

一際ガタイのいい男が俺を見て目を見開く。

 

 

 

「やりたい放題やってくれたじゃねぇか。さあスクラップの時間だぜ、クソ野郎ども」

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

「帰るか、俺達の基地に」ーーーーーーとある基地の変態指揮官

 

「うん、指揮官♪」ーーーーーーAR小隊の隊員・M4SOPMODⅡ

 

 

 

 


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