おっぱいフロントライン   作:卵豆腐
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インフルになりました。
超しんどいです。
皆様も気をつけて下さい。


AR-15「バ、罰ゲーーーーーームッです!新たな罰が貴方を待っています!」指揮官「どういう事⁉︎」

いつも通りの朝。

人形恋愛前線とやらが始まって3日目となる日だ。

今日はAR-15か。

まあ、あいつは真面目な奴だし大丈夫だろう。

変な事にはならない筈だ。

 

さて、実を言うと少し問題が発生している。

何の問題かって?

それは………。

 

 

「何で天井から吊るされてんだよ、俺は………」

 

 

そう、今の俺はどういう訳か天井からロープで身体を縛られて吊るされているのだ。

何がどうしてこうなっているのか皆目見当がつかない。

確か昨晩は酒も飲まずに普通にベッドで就寝していた筈だ。

こんな事されていたなら流石に目が覚めるだろうしな。

取り敢えず、どうにかして抜け出そうにも中々キツく縛られているのか解けそうにもない。

 

てか時間的にまたM16が来るんじゃないのか?

クソッタレが、アイツに見られたら絶対ネタにされる!

 

ふと、ロープを解こうと悪戦苦闘する俺の視界に見慣れない色の壁が目に入った。

おかしいな、何故あの壁だけ色が違う………?

そう思いながら壁を見ていると、ウイーンという機械的な音を立てて壁が横にスライドしていく。

謎すぎる展開に俺も頭が追い付かない。

そして、開いた壁から現れたのは………。

 

 

「パンパカパーン!パパパ!パンパカパーン!あーたーらーしーいー朝がーきたー!」

 

 

オーケストラもかくやと言わんばかりに、満面の笑みを浮かべながら鍋とお玉片手にラッパを吹きながら現れたM16だった。

しかも、M16だけでなくメイド長やAR-15以外のAR小隊と404小隊もいる。

全員がその手に楽器を持っていた。

 

何だ、これは………?

 

「ふっ、お目覚めのようだな指揮官。今日は少し趣向を変えてみたんだ。どうだ、普通では味わえない新鮮な目覚めだろう?」

 

ドヤ顔で言うM16に言葉も出ない。

 

「昨日指揮官がM4と出かけている間に、この部屋に少々細工をさせて貰っただけだ」

「もう突っ込む気すらおきねぇ」

 

新鮮な目覚めとは一体。

俺の部屋はトンデモビックリハウスじゃないんだよ?

それに改造したとはいえ、どうやったんだ?

 

「ペルシカさんに頼んだら快く引き受けてくれたさ。因みに改造費用は指揮官の給料から天引きだそうだ」

 

あのケモミミ引き篭もりマッドォォォォッ‼︎

マジで何してくれてやがる‼︎

俺の給料を勝手な事に使うんじゃねぇッ‼︎

 

「ぐ…!ところで、一つ聞きたいんだが俺は何故天井から吊るされているんだ………?」

 

M16は俺の問いに「ああ、そんな事か」と呟くと

 

「指揮官が寝る前に飲んでいた紅茶に少し麻酔薬を入れて眠りについた後私とUMP45で吊るしたんだ。指揮官は縛られるのが好きらしいからな」

「いや、その理屈はおかしい」

 

通りであの紅茶変な味がすると思ったよ!

なあ、俺一応指揮官何だけど。

部屋は魔改造されるわ、縄で吊るされるわ、薬は盛られるわ………俺の立場って………。

 

「大丈夫よ、指揮官。私はそんな指揮官を応援してるわ」

 

項垂れる俺をUMP45がサムズアップをしながら肩に手を置いてくる。

お前絶対楽しんでるだろ、この状況!

 

「さて、朝の目覚めは終わったし皆も帰ってくれて構わないぞ」

 

M16が言うと、他の面々は笑いながら帰っていった。

覚えてろよ貴様らアアッ!

特にM16とUMP45‼︎

 

「ハッハッハ!まあ落ち着いたらどうだ、指揮官?怒ってばかりいると皺が増えるぞ?」

 

原因の9割9分はお前だっての。

全く、お前という奴は………。

 

「今日はAR-15だな?真面目堅物なアイツがどういう反応をするのか楽しみだ。帰ってきたら良い酒の肴になるだろうな」

 

ニヤニヤと笑いながら俺を見るM16。

フッ、そんな余裕を浮かべていられるのも今の内だぜ?

この人形恋愛前線が終わった暁には、お前にあんな事やこんな事をしてやるからなあ!

 

「ほう………?出来るのか?童貞の指揮官に?」

 

「ど、どどど童貞ちゃうわ‼︎」

 

くっ………馬鹿にしやがってぇ!

絶対いつか見返してやるからな!

それとM16ゥ‼︎

さり気なく俺の冷蔵庫からフルーツ牛乳を出して飲むな。

冷蔵庫で冷やしていた秘蔵のイチゴを食うんじゃない!

高かったんだぞ、それ‼︎

 

「んふぅ………朝からこういうフレッシュな朝食も悪くないな。じゃあな指揮官!」

 

なあ、毎回思うけどお前俺の部屋を食料庫か何かと勘違いしてね?

それと縄を解いて降ろしてくれ!

後、何度も言ってるが鍋とお玉を放置したまま帰るなッ!

さも当然のように栄養ドリンクの箱を持っていくんじゃないッ‼︎

 

 

 

 

 

 

AM0850。

いつもと同じ時刻に俺は基地の入り口へと向かう。

俺は時間には正確な男だからな。

 

縄はどうしたって?

あれなら、後でメイド長が銃で撃ち抜いてくれたから無事に?脱出できたさ。

おかげで盛大に床とキスをする羽目になってしまったがな!

 

「………お早うございます、指揮官」

 

やはりと言うべきか、俺よりも先にAR-15が来ていた。

 

「おう、お早う。所でその格好は………?」

 

AR-15の服装は一昔前の女子高生のような姿だった。

今となっては中々お目にかかる事もない時代の服装を何故彼女が持っているのか分からないが、まあいいか。

 

「へ、変ですか?ペルシカさんに昔貰った服なんですけど………もし違和感があるのでしたら着替えてきます」

 

「いやいや、いい!全然問題なし!今となっては貴重なJKの服装だし、とても似合ってるからそのままでおk!」

 

「そ、そうですか?似合って………フフッ分かりました、指揮官がそこまで言われるなら………」

「ッそ、そうか」

 

微笑みを浮かべながら俺を見てくるAR-15に思わず見惚れそうになる。

落ち着け、クールになるんだ。

 

ふう……………。

しかし、あれだな。

これで胸部装甲がもう少しあれば………。

 

「………どこを見てるの、指揮官?」

 

AR-15が顔を若干赤くしながら責めるような目つきで俺を睨んでくる。

こういう視線も悪くないな!

久しぶりに身体がゾクゾクするぜぇ!

 

「全く………指揮官は相変わらずね。で、何処に行くつもりですか?」

「取り敢えず朝飯を食べてからだ。M16に俺の朝飯が食い荒らされたからな」

「何をやってるのよ、M16は………」

 

呆れたような顔で溜息をついたAR-15。

気持ちは分かるぞ。

 

「でも意外だな。正直お前は今回の企画に反対すると思ってたよ。デートなんかより訓練か任務!と言いそうな感じだったんだが」

「それは………確かにM16の考えた企画に色々思う所はありますが、あれでも一応指揮官や私達の事を考えてくれてますから。無下にする訳にもいきません」

「成る程ねぇ。つまりこれも任務の一環という訳か?」

「半分はそうです。でも半分はそうですね………内緒です」

「なんだそりゃ。まあいいけど」

 

そんな会話を交わしながら、基地から出て暫く歩いていると屋台が目に入った。

 

「おっ、こんな時間から屋台が出てるな。珍しい事もあるもんだ。あの屋台でアメリカンドッグ売ってるみたいだし買っていこうぜ」

 

屋台に近づいていくと良い匂いが漂って来た。

久しぶりだな、アメリカンドッグ食うの。

 

「いらっしゃい!」

「二つくれ。ケチャップとマスタードもトッピングで頼む」

「はいはい。所でお2人さんはカップルかい?丁度今キャンペーン中でカップルなら半額割引になってるんだけど?」

「へぇ。だけど残念だな、俺達はカップルじゃ………」

「カ、カップルです‼︎」

 

ほあッ⁉︎

ちょ、AR-15さん⁉︎いきなり何を⁉︎

 

「はいよ、アメリカンドッグ二つお待ちどう様。デート楽しんでってねー」

「は、はあ」

 

屋台のおばちゃんが差し出してきたアメリカンドッグを手に取って俺は暫くその場に立ち尽くした。

 

「指揮官?どうされたんですか指揮官?」

 

ハッ⁈俺は一体何を⁈

AR-15の声で漸く正気に戻る事が出来た。

 

「な、なあAR-15。どうしてカップルだなんて言ったんだ。別に無理してあんな事言わなくても」

「は、半額になるならそうした方がいいと思ったからです!その方が得でしょう⁉︎」

 

顔を赤く染めながら言うAR-15。

可愛いな、うん。

 

「ほ、ほら早く食べますよ指揮官!冷めてしまいます」

 

その辺に設置されてあったベンチに座りアメリカンドッグを食べる。

道行く人々が、朝っぱらからイチャついてんじゃねーよと言いたげな顔をして歩いていく。

 

「結構美味しいですね。これ」

「確かに。屋台のだと思って甘く見たらダメだな」

「し、指揮官!私のも食べてみますか?」

「いや、同じ奴だし食べても味は変わらないだろ」

「そうですか…そうですよね。………私とした事が失敗したわ」

 

何故か若干落ち込むAR-15。

一体どうしたんだお前は。

何時ものお前らしくないぞ。

 

「何でもありません!次はどこに行きますか?」

「お、おう。安心しろ、行く場所は考えてある。ズバリ………カラオケだ!」

 

カラオケという聞き慣れない単語にAR-15の頭に疑問符が浮かぶ。

まあそんな情報入ってないよな普通。

 

「指揮官、カラオケというのはなんなの?」

「要するに歌を歌って楽しむ場所だ。歌は嫌いか?」

「嫌いではないですけど…私は歌なんて歌えないわ。どんな歌があるかもよく知らないもの」

「ならこれはいい機会だ。まあ楽しみにしときな」

 

 

 

 

 

カラオケ店は今の時代でも実は存在している。

第三次世界大戦の影響で娯楽は衰退したというが全くの嘘だ。

人間というものは生きる上で必ず娯楽を求める。

だからこそ、一時的に衰退したが直ぐに復活した。

映画・ゲーム・音楽………数こそ昔に比べたら少ないが、それでも多数存在しているのだ。

カラオケもその一つだろう。

 

「着いたぞ、AR-15。ここがカラオケなる場所だ」

「ふぅん………」

 

今一つな表情で呟くAR-15。

今更になってチョイスをミスったかなと思い始めたが、仕方ない。

やれるだけに事をやって彼女を楽しませてやろう。

 

 

 

 

〜カラオケボックス『キューブ』〜

 

「いらっしゃいませー!」

「二人だ。三時間コースで宜しく」

「畏まりましたー!」

 

店員さんによって部屋に案内された場所は丁度二人分のスペースがある部屋だった。

部屋に入ると、早速AR-15がマラカスを手に取って俺に問い掛けて来た。

 

「ねぇ、指揮官。このマラカスって何に使うの?歌が下手な人を殴る用かしら?」

「ああ、そうだぞ。それは下手な奴のケツをブン殴る用さ」

 

くくっ、俺の策にまんまと引っかかったなあAR-15!

これはどちらに転んでも俺に損は無いんだぜぇ?

何故なら、お前の歌が下手だった場合俺は背徳感に晒されながらお前のケツを合法的に叩く事が出来る!

普段から凛としてる奴が涙目と屈辱に顔を歪ませながら叩かれる様はさぞかし良い絵面になるだろう!

そして俺がダメだった場合だが、勿論俺にとってAR-15にケツを叩かれるのは快感にしかならない。

故に、俺はどう転んでも得をするんだよぉ!

ハーハッハッハ‼︎

しかし、マラカスで殴るという発想に行き着くのは流石戦術人形というべきなのだろうか?

まあいい、さあ俺のシャウトに酔いしれな!

 

「それで、指揮官は何を歌うの?」

 

「フッ、俺は凡ゆる歌を歌う事が出来る。俺が今から歌う曲………それは」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドラ◯もんだ」

 

 

 

 

「ブフォッwww」

 

 

 

 

 

笑うんじゃねぇ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

「そ〜ら〜を自由にッ!飛びたいな〜!ハイッ!タケコプター!」ーーーーーー人形恋愛前線に参加させられている哀れな男・指揮官

 

「ブッ………!アハハハハハ………!」ーーーーーーAR小隊の隊員・AR-15

 

「あら、また会ったわね。変態の指揮官さん?」ーーーーーー鉄血のハイエンドモデル人形・イントゥルーダー

 

「お、おい。ポーズはこれで良いのか?そ、そうか可愛いか?照れるではないか〜♪」ーーーーーー鉄血のハイエンドモデル人形・ウロボロス



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