おっぱいフロントライン ※休載中※ 作:スクランブルエッグ 旧名 卵豆腐
いやー、今日も素晴らしい天気だ!
雲一つ無い青空、降り注ぐ太陽の光!
最高の気分だぜ!
そう思わないか、わーちゃん?
「思わないわよ!だから、胸を揉むなって言ってんでしょうが‼︎あと、わーちゃんって言うな!」
目にも止まらぬ速さで繰り出されるわーちゃんの蹴りを、身体をくねらせる事によって避ける。
「くっ………動きが変態そのものね!軟体動物かあんたは!」
「落ち着くんだ、わーちゃん。俺は指揮官として、常に君達の身体に異常がないか確認する必要がある。これは君達の為でもあるんだ。特に君は優秀な人形だからな。俺は君を大事に思っている。分かってくれるか?」
俺が真剣な顔をして言うと、わーちゃんは顔を若干赤くする。
「と、当然よ!日頃から感謝しなさいよね!全く………」
へへ、やっぱチョロいな。
「そうか!なら次はそのスカートの中を見せて…ぷげらッ⁉︎」
「死ね!この変態ド屑指揮官!」
わーちゃんのヒザ蹴りが顎にクリーンヒットして、俺は意識を手放した。
「おはようございます、指揮官さま。また、わーちゃんに何かしたんですか?彼女、顔を真っ赤にしながら歩いていましたよ?」
やあ、おはようカリーナ。
相変わらずいい胸をしてるな。
「また気持ち悪い事考えてる顔してますね。死にます?」
「ちょ、ショットガンを向けるな!まだ何も言ってないだろ⁉︎」
俺がそう言うと、カリーナはショットガンを片付けると仕事の準備を始める。
最近カリーナの俺への当たり方がキツイ気がする。
全く、これだから沸点の低い最近の若者は。
ま、おっぱいを堪能できてるからいいか。
………おっと、散弾が飛んできやがった。
「指揮官さま。まもなくAR小隊が出撃するので指揮所に来てください」
カリーナからの呼び出しで俺は指揮所に向かう。
AR小隊の実力を見せて貰おうか。
「やあ、皆!今日はこの基地に来て初の出撃になる訳だが、準備は万端か?身体は大丈夫か?」
指揮所にはAR小隊の面々が集合していた。
そんな堅苦しくしなくてもいいんだがな。
………?どうした、M16。
何か言いたそうな顔をしてるが…?
「あー………指揮官こそ、身体は大丈夫なのか?」
なんとも言えない顔をして聞いてくるM16。
おいおい、俺を心配してくれているのか?
だが何の問題もない。
俺は至って正常だし、健康そのものだ。
「全身の服が穴だらけというのは、どう見ても正常とは言えない気がするんだが………」
よくぞ、誰もが気になっていたが聞き辛くて聞けなかった事を聞いてくれたな、M16。
そう、俺の服はカリーナにやられた散弾の所為で穴ボコだらけだ。
だが安心しろ、見えちゃ駄目な部分は無事だ。
「何、ちょっと襲撃を受けただけだ。最近この基地にはショットガンを振り回す凶悪な通り魔がいてな………」
チラっと、カリーナの方を見ると露骨に目を逸らしやがった。給料下げんぞ。
「ふん、どうせまた変な事言って仕返しされただけでしょう?貴方みたいな指揮官に配属された他の人形に心底同情するわ」
ほほーう?随分と挑発的な事を言うじゃねーか、まな板ピンク娘。
お前にはお仕置きが必要みたいだな。
「な、何よ?」
俺の気配が変わった事に気付いたAR-15が後退る。
馬鹿め、その先は行き止まりだぞ?
「AR-15………指揮官たる俺に何と言う口の聞き方だ。お前には教育的指導をしなければならんな」
俺は徐々に距離を詰めていく。
そして………
「………なーんてな!冗談だ。ただ、一つ言う事があれば、俺は君の実力を信じている。必ず生きて戻ってこい。まあ、これは、AR小隊や基地にいる皆含めてだがな………。それはともかく、君にコレをあげよう」
「何これ………銃弾?」
俺が手渡したのは銀色に輝くとある銃弾。
その色合いも相まって普通の銃弾とは一味違うように見える。
「そいつは特別製だ。しっかり持っておけよ?」
「は、はい指揮官………ありがとうござい⁉︎」
次の瞬間、銃弾はパフッ!という小気味よい音を立てて炸裂し、白い粉が舞った。
「……………は?」
「わーはっはっはっは!引っかかったな、アホが!そいつは俺が特別に改造を施した銃弾型片栗粉ボムだ!」
AR-15の顔は片栗粉の所為で真っ白に染まっている。
ザマァwwwまな板娘ザマァwww!
俺に喧嘩を売るとこうなるんだぜ、イェイ!
「………ろす」
ん?何だ、AR-15の奴が何か呟いてるみたいだが。
「ブッ殺すッ‼︎」
お、おい、何で銃をこっちに向けてるんだ。
ちょっとしたイタズラじゃないか、怒るなって………うおおいッ⁈
今確実に眉間を狙ってただろ⁉︎
「死に晒せ、この変態糞指揮官がアアアアアアアアッ‼︎」
キャラ変わってる⁉︎キャラ変わってるよ、AR-15さん⁉︎
俺は絶え間なく飛んでくる銃弾を右へ左へと躱しながら逃げ回る。
ヒェッ、銃弾が首を掠めてった!
〜数分後〜
「さあ、出だしも完璧だし出撃には最高のコンディションだな‼︎」
「これの何処が最高よ⁉︎今までで一番最悪だわ‼︎」
おや、もう顔を洗い終わったのか?
全く、お前が暴れる所為で出撃時間を5分過ぎてるんだぞ?
「誰の所為よ誰の‼︎………はあ、頭痛くなってきた」
大丈夫?お薬飲む?大根おろし食べるか?
但し、大根摩り下ろすのはお前の胸でだけどな!お前のツルペタな胸なら、さぞかし良い大根おろしが作れるぞ!
「誰が大根摩り下ろし器かッ!もうやだ、この基地……」
AR-15は頭を抱えて机にもたれかかる。
あ、そこ前に俺がバニラバー落として、ネチャネチャになったまま放置してる場所………まあいいかAR-15だし。
ところで、ネチャネチャってイヤらしい響きだよな。
やっべ、勃ってきた。
「ねぇ、M16。大根おろしって何なの?」
「ハッハッハ、いいかSOP?大根おろしって言うのはだな……」
「そっちも律儀に教えなくて宜しい‼︎さっさと行くわよ!………って何これ?手がネチャネチャじゃない!誰よ、机に何か零して放置したのは⁉︎」
〜また数分後〜
「三度目の正直だ、今度こそ出撃するぞ!」
「殆ど貴方の所為ですけどね!」
場所は変わってヘリポート。
ヘリポートには燃料満タンの輸送ヘリが待機している。
「なあ、カリーナ。あのヘリ、CA◯COM製のヘリじゃないよな?」
「大丈夫ですよ、指揮官さま。CA◯COM製ではないので堕ちるなんてあり得ません」
お前それフラグ………。
いや、考え過ぎだろう。
大丈夫だ。うん。
大丈夫だよな?
「では指揮官、行って参ります!」
「おう、期待してるぜ!無事に帰って来いよ!」
はあ、やっぱ君と話してると癒されるわM4A1。
「そ、そんな……。大袈裟ですよ」
いやいやいや、君のような清楚で大人しくて銃を見境なく撃ちまくる事がない可愛い子が俺は大好きなんだ。
やっぱ女の子はそうでないと!
何処ぞの桃色まな板娘にも見習って欲しいもんだ!
「指…揮………官…!」
「ハイハイ、つまらないラブコメは要らないから。パイロットさん、早くヘリ飛ばして下さい」
おい、カリーナアアッ‼︎折角いい雰囲気になりかけてたのに台無しじゃねーかアアアア‼︎
「了ッ解ィ‼︎フライト開始ィ‼︎」
えらく野太い了解という声と共に、ヘリは飛び立ち彼方へと去っていく。
クックック、ヘリの扉はまだ開いているみたいだな………。
今こそコイツの出番だぜ、グヘヘッ!
「指揮官さま?何してるんですか?」
見てわからないのかカリーナ?
こいつはな、俺が大金はたいて購入した超高性能望遠機能付きカメラだ!
つまり!
今から俺はコイツを使ってAR小隊の誰かのパンツを覗き見するんだよォ!
「うわぁ………………」
カリーナが浴槽にこびり付いた水垢を見るような目で見てくるが、俺はそれに構ってはいられない。
さあ………誰のパンツが見えるかな?
むっ、あれはM4A1か?
ちょうどこっちから見える角度だぜぇ………!
よしっ!見え………
直後。
俺の視界は暗転した。
「どうしたの、M16姉さん。急に撃つだなんて、鉄血でもいた?」
「いや………私の勘違いだったみたいだ。まあ、模擬弾だし当たっても死にはしないだろう」
そう言ってM16はニヤッと笑みを浮かべて笑った。
こんなふざけた小説書いてる作者ですが、ドルフロで一番好きなキャラはUMP45とAR-15です笑。