おっぱいフロントライン ※休載中※ 作:スクランブルエッグ 旧名 卵豆腐
あれから完全に鍋の魅力に魅入られた処刑人ことエクスキューショナー。
M16にジャック・ダニエルを半ば無理矢理飲まされ、顔は真っ赤になっている。
「おーい!そこの指揮官!酒持ってきてくれーッ!」
酒をねだるその姿に誰も彼女が鉄血のハイエンドモデルなどとは思わないだろう。
酔いの回った唯の親父である。
「しきかぁーん。敵は全員引き上げていきましたよ。………何これ?」
何も言うな45。
処刑人ちゃんは鍋の力で完全に無力化したから無事?任務完了だ。
「ふうん?それで、指揮官はこの呑んだくれをどうするの?折角だし、このまま拘束して尋問でもする?」
いや、辞めておこう。
処刑人が捕虜になったとバレた場合、さらに上位のハイエンドモデルが来る可能性があるからな。
連戦は避けたい所だ。
そうだな、取り敢えず縄で亀甲縛りでもしてヘリで捨てに行こうか。
「了解。それじゃ、私は先に戻ってますね?行きましょ、9」
「あ、45姉!待ってよ〜」
「指揮官、ロープ持ってきたよ!」
ありがとう、SOPちゃん。
ちょっとこのバカ縛るから押さえてくれないか?
「いいよー、任せて!ね、指揮官。後でコイツの目玉抉ってもいい?」
うん………目玉を抉るのは又今度にしようか、SOPちゃん。
「じゃあ脊椎は?」
ダメ。
今日は我慢しなさい。
今度出撃した時は好きにしていいから。
「ホントに?やったー!」
あ〜SOPちゃん可愛いわ。
やっぱり天使だな。
その後、暴れる処刑人を押さえ付けて縛り上げた。
しかし以外だな、M4。
どうして君は亀甲縛りのやり方を知ってるんだ?
「M16姉さんに教えて貰いました。『指揮官は縄で縛られるのが好きだろうから覚えておいた方がいい』って言われて。………指揮官は、お嫌いですか?」
「大好きです!今度縛って下さい!」
ハッ………しまった、つい本音が。
つかM16ゥ!何をM4に吹き込んでやがるんだ!
いや、確かに俺はそういうプレイも好きだが!
とっても大好きのすこすこのすこだが⁉︎
「変態もここまで来ると重症ね。何でアンタみたいな奴が指揮官になれたのか不思議で仕方ないわ」
おいおい、随分な言い草だな水色ユサユサおっぱいちゃん。
確かに俺はまごう事なき変態ドMだが、やる時はやるんだぜ?
「おっぱいから離れなさいよ変態ッ!それしか考えられないの⁉︎」
何を言う!
俺からおっぱいを取ったら何が残るんだ⁉︎
「そんな自信満々に言う台詞じゃないわよ、それ………」
416がカーペットに染み付いた汚れを見るような視線で睨みつけてくるが、悲しいかな俺には快感にしかならないぜぇ!
「本気で気持ち悪いわね………貴方、私達を普段からそういう目で見てるの?」
そんな訳ないだろ。
俺はお前達を頼れる仲間だと思ってるさ。
とは言え、確かに少し俺も調子に乗りすぎた部分がある。
お前が心底気分を害したというのなら謝罪しよう。
「フン………分かればいいのよ分かれば」
ふむ、謝罪を受け入れてくれた事に感謝しよう。
でも一つだけ言う事がある。
「何よ?」
いくら何でも、ダサいパンツ履くのはどうかと思うぞ?
しかもお前のパンツ『I am perfect!』って書いてるしな。近年稀に見るダサパンティーだギャハハーーーービブルチッ⁈
おまッ、顔面はヤバいって!
は、鼻血が………鼻の骨折れたかも。
「なんッ………何でッ!私が履いてるパンツ知ってるのよ⁉︎死ね!今すぐ死ね‼︎」
「よ、416…落ち着いて」
「離しなさい!こいつは今ここで始末するわ‼︎」
M4が416を羽交い締めにして止める。
頼むぞM4。
お前が手を離したら最後、俺の命の灯火がリアルに消えちまう。
「416、大丈夫だよ。私は416が面白パンツ履いてても気にしないから………」
「フォローになってないわよバカ!」
G11の慰めも逆効果のようだ。
おーい、誰か輸血パック持って来てくんね?
失血死しそう。
「全く、何をしてるんですか。あんな事言ったら416が怒るのは当然でしょう?それと、鼻血くらいで失血死なんかにはなりません」
よ、ようAR-15。
元気そうでなによりだ。
肩貸してくれない?立てないんだよ。
「情け無い指揮官ですね、もう。ほら、私の手に掴まって下さい」
よいしょっ…と。
そう言えば処刑人は………っと綺麗に亀甲縛りにされているみたいだな。
M4には縄縛りの才能があるらしい。
今度上手いこと言って俺も縛って貰おうかな?
「指揮官?何を考えているか分かりませんが、M4に妙な事させたら許しませんからね?」
「おう、勿論だ」
読心術でも身につけているのか、ニッコリと笑顔で言うAR-15。
やばいな………お前の放つ威圧感が最近春田さんに近づいてきている気がする。
ま、お前が幾ら春田さんに近づいた所で、オッパイという致命的な部分が欠けているから駄目だろうがな!
「やっぱり死にます?」
痛い痛い痛い!
手首捻らないで、ちぎれちゃう!
「ん、ああ………?オレは確か…鍋を食わされて…?って何だこりゃあ⁈動けねぇ⁉︎」
「やっと目が覚めたか、エキスパンションジョインショナーちゃん」
「オレはそんな長い名前じゃねぇよ⁉︎エクスキューショナーだッ!何処なんだ、ここは⁉︎」
騒がしい奴だな。
見ての通り、ここはヘリコプターの中だ。
お前をポイ捨てする為に態々鉄血の支配区域ギリギリまで飛んでる真っ最中だよ。
「クソがッ!縄を解きやがれ!」
いいぞ。
但し、解くのは俺だがな。
お前の身体中を舐め回すように見てから、一本また一本と繊細なガラス細工を取り扱うように!
紙粘土をこねこねとこねるように!
ゆっくりじっくりやんわりと!
縄を解いてやるよぉ!
「申し訳ありません流石のオレ、いや私でも気持ち悪すぎてゲロを吐きそうなのでやっぱり解かなくてもいいです」
割とガチで嫌がられた。
泣きそう。
「そんじゃ、紐なしバンジーを楽しんで来てくれ。アディオス‼︎」
ヘリの扉を開けて処刑人を空中に放り出す。
まあ腐っても鉄血のハイエンドモデルだし、死にはしないだろう。
「覚えとけよ、この真髄変態糞野郎がアアアアア‼︎」
捨て台詞と共に処刑人が落下していく。
近頃の若者は活気があるなあ。
さーてと、やる事やったし基地に帰るぞ。
パイロットさんよ頼んだぜ。
「了ッ解ィッ!お任せあれッ‼︎」
いつ聞いても特徴的な野太い声だよな、アンタ。
一方その頃。
鉄血のハイエンドモデルの一人である『ハンター』は連絡の途絶えた処刑人を捜索するため、処刑人が向かったグリフィンの基地へと足を運んでいた。
「あの突貫バカめ。いくらグリフィンの鉄屑どもが雑魚だと言っても少数の部隊だけで突っ込むなど愚かの極みだ」
処刑人の個体としての戦闘能力は高いが、その分部隊の指揮が少々お粗末な部分がある。
仮にもグリフィンの司令部の1つに襲撃を仕掛けるのだから、其れ相応の準備やタイミングというものがあるのだ。
「まあ、原因はあのいけ好かない蛇女だがな」
処刑人も完全な脳筋という訳ではない。
確かに血気盛んなきらいはあるが、少なくとも今回のような無謀な突貫をするほどではなかった筈だ。
とすれば、原因はやはり処刑人を焚きつけたあの女だろう。
あの女………自分達よりも上位に位置するハイエンドモデルである個体『ウロボロス』。
アイツは信用ならない。
どうにも自分達の事を都合の良い駒と見ている節がある。
あまり他人を批判しない同僚のスケアクロウすら、嫌悪感を滲ませるくらいだ。
どうせ処刑人を上手く誑かして煽ったのだろう。
例のグリフィンの基地は鉄血でもそれなりに名が通っている。
風の噂によれば、そこの指揮官とやらは相当なキレ者だと。
スケアクロウが一度だけ、その指揮官が指揮するグリフィンの小隊と戦闘を繰り広げた事があったそうだ。
人形どもの練度の高さもあるが、何より此方の動きが完全に読まれていたらしい。
あと一歩で罠を仕掛けた場所に誘い込めるといった所で、どういう訳か引き揚げていったらしい。
もしあと少し上手く惹きつけられれば、装甲兵やマンティコアを待機させたキルゾーンに誘い込み罠に嵌める事が出来たのに!とスケアクロウが愚痴っていた。
恐らく何らかの罠がある事を察して撤退させたのだろう。
相手取るには面倒な敵だ。
そんな奴がいる基地に分かっていて何の援護もない少数の部隊で攻撃を仕掛けさせる辺り、ウロボロスの性格の悪さが伺える。
「まあいい。さっさとアイツを連れ帰るとするか」
その時だった。
「………?あれはグリフィンの奴らのヘリか?何故こんな所にいる?」
ハンターが空を見上げると、グリフィンのマークげ付いたヘリがホバリングをしていた。
「何をしてるか分からんが………私の前に堂々と現れるとは良い度胸だ。撃ち落としてやろう」
ところが、ハンターが武器を構えた瞬間、ヘリの扉が開き何かが落ちてくるのが見えた。
まさか、爆弾か⁉︎
「ッ!不味い‼︎」
ハンターは咄嗟に身を隠す。
その直後にズン!という何かが地面にぶつかった音がした。
「………何だ一体…って何してるんだ処刑人」
よく見ると、地面に何かが突き刺さっている。
それは処刑人だった。
「よう、ハンター………あのグリフィンのクソ野郎、とんでもねぇ奴だ。次は絶対にぶち殺してやる」
「そうか………だがな、縄で亀甲縛りされてる奴が言っても締まりが無さ過ぎるぞ。もしかして、そういう趣味があるのか?」
「違う、誤解だぞハンター!オレにこんな破廉恥な趣味はねぇ!」
生暖かい視線を送るハンターに対して全力で否定する処刑人。
「ん?そう言えば、お前の背中に括り付けられてる袋は何だ?」
「あ?何だこれ?見覚えのない袋だな」
「グリフィンの連中が仕掛けた罠かも知れんぞ。下手に触らずに一度本部に持って帰るか」
この後、鉄血の司令部で袋の中身が開封され、鉄血の首脳陣(エリザや代理人を始めとするハイエンドモデル達)がパニックになったそうな。
因みにイントゥルーダーとスケアクロウは別件で留守にしていた為難を逃れたらしい。
ケケケッ、今頃鉄血の連中は俺が処刑人に背負わせた袋を開けて悶絶してるだろうな。
アレの中身は俺がペルシカと一緒に開発した超臭い特殊ボムだ。
この世のありとあらゆるニオイを凝縮した恐るべき代物だぜ。
鍋パを邪魔してくれた礼だよ。
阿鼻叫喚の光景が目に浮かぶわ‼︎
ハーハッハッハ‼︎
基地に帰還し、気分転換に基地内にあるBARへと足を運んだ俺を待ち受けていたのはM16だった。
「来たな、指揮官。さあ飲み対決といこうじゃないか」
「他の皆はどうしたんだ?片付けも終わったのか?」
「皆宿舎に戻ってる。後片付けはG36やAR-15がやってくれてたから後で礼を言っておいた方がいいだろうな?」
そうか。
途中からとんだ横槍が入った所為で台無しになっちまったから今度形を変えて何かするとしよう。
「さて、指揮官。私に負ける準備は出来ているか?」
「言ってくれるじゃねぇか………。いいぜ、必ずお前に打ち勝ってやるよ。そして必ずッ!」
「私のおっぱいを揉む、か?」
そうだ………って台詞を先読みするなよ。
ふん、まあいい。
この戦いに俺は勝つ‼︎
〜数時間後〜
「ふ、ハーハッハッハ‼︎残念だったな、M16!この勝負は俺の勝ちだ‼︎」
「ああ、そうだな。指揮官の負けだ」
顔を真っ赤に染め上げて床に突っ伏したまま指揮官は動こうとしない。
それどころか寝息まで聞こえてくる。
私か?勿論平気さ。
まさか指揮官がここまで酒に弱いとは思わなかったぞ。
「指揮官、聞こえるか?しっかりしろ。………駄目か」
参ったな。
完全に熟睡している。
………仕方ない、ここに放置する訳にもいかないから連れて帰るしかないか。
とは言え、指揮官の部屋は電子ロックが掛かっているしな。パスワードを知ってるのも指揮官だけだ。
指揮官はこの状態だし………そうだ!
彼処なら大丈夫だろう。
ある意味安全ではあるからな。
ふふ、目覚めた時が楽しみだよ。
次回予告
「罰ゲーーーーーームッ♪」ーーーーーーAR小隊の隊員・M16A1
「あ、ああああああああ⁉︎うわおおおおおおおおわあッ⁉︎」ーーーーーーとある基地の変態指揮官
「な、何で貴方が私のベッドにいるの⁉︎私達まだそういう関係じゃ………⁉︎」ーーーーーーAR小隊の隊員・AR-15
「そ、それでは、れっつごー」ーーーーーーAR小隊の隊長・M4A1
次章、『罰ゲーム編』
指揮官の明日はどっちだ⁉︎