魔女と6騎の百騎兵   作:デスギガント

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前回のあらすじ・・・

『沼の魔女』メタリカに召喚された一同・・・

ガムを食べさせられたり、雷に打たれたり、変なあだ名をつけられたりと散々な目に遭う・・・

しかし、彼らに拒否権などあるはずもなく不満を抱きつつもメタリカの“テスト”を受けることとなる・・・

あだ名を自分たちで名付け、メタリカのいる“外”へ向かう、ハナ、サキ、カイ、イシグモ、コウ、そして百騎兵・・・

果たして、一同に待ち受けるメタリカのテストとは?



~第2話 沼の魔女の野望と試験~

~ニブルヘンネの魔女邸~

 

メタリカ「見よ、百騎兵ども!この素晴らしき我が沼を!」

 

辺りを見渡すと、辺り一面翠色の沼?が広がっていた・・・

 

ハナ「おぉ~!すごい!」

 

サキ「何これ?」

 

メタリカ「かぐわしき、朝沼の香り………!100年物のねばねばチーズに生えた宝石カビの如き深緑………!そして、ジメジメと湿りきったこの空気………!どうだ!最高だと思わないか?この匂いを嗅ぐだけでも、体の芯までチカラが漲るというものだ!」

 

カイ「例えがわからないが………まぁ、すげぇな。」

 

イシグモ「最高か、どうかはわからないけど………。」

 

メタリカ「だからこそ、世界を沼で沈めたい!それこそがワタシの崇高なる望み!!慈しむが故に世界を沼で満たしたい!それがワタシの偉大なる使命ッ!!世界が沼で満ち満ちたときオマエラは契約を履行したものとして開放されることだろう!」

 

コウ「…要は、“世界を沼で満たすこと”がお前の“野望”であり、俺たちの“やるべきこと”って訳、か………。」

 

メタリカ「“野望”ではない、偉大なる“使命”だ。だが、まぁ。端的で言えばオマエの言う通りオマエラの任務は、“世界を沼で満たすこと”。そういうわけだ。」

 

アルレッキーノ「お分かりいただけましたでしょうか。百騎兵様方。この沼は、あらゆる生き物を死に至らしめる猛毒の沼………いえ、大変素晴らしい沼でございます。はい。」

 

ハナ「気のせいかな?今、毒沼って言ったよね?毒沼って言ったよね?」

 

サキ「きっと気のせいよ………。もし、本当に毒沼なら私たちも無事じゃないわ。(現実逃避)」

 

カイ「だよな~いや~アルレッキーノさんも冗談きついんだから~はっはっは………。(現実逃避)」

 

コウ「…気のせいじゃねぇぞ。お前ら………現実を見ろ。」

 

イシグモ「やれやれ…。」

 

百騎兵「…ムキュ?」

 

メタリカ「………あん?おかしいな………この沼、なんか少し干上がってないか?」

 

コウ「アン?初めから、こんなんじゃねぇのか?」

 

メタリカ「う~む。前は、もう少しあったような………?」

 

アルレッキーノ「いいえ。それは、気のせいでございましょう。長きに渡る召喚の儀にて、お疲れなのでございますよ、きっと。」

 

メタリカ「………そうか?ならいいが………。」

 

ポォウッ!

 

メタリカは瞬間移動で百騎兵たちの前に箒の乗った状態で現れた・・・

 

コウ「…今更、もう驚かないぞ。」

 

メタリカ「なんだ、もう慣れたのか………。つまらんが、まぁいい。さて、百騎兵どもよ。沼の素晴らしさを理解したところで、さっそく試験の話をしようか。」

 

コウ「…いまいち、理解してねぇが。まぁいい、何をすればいいんだ?」

 

百騎兵「…ムキュ?」

 

メタリカ「キヒヒ………。なあに。ほんの、お遊戯みたいなものさ。」

 

イシグモ「…お遊戯?」

 

メタリカ「オマエラはこれから森に出向き、いまわしい“ピラー”をブチ壊すんだ。」

 

コウ「…“ピラー”?」

 

アルレッキーノ「補足いたしましょう。“ピラー”とは、この世界に点在する“柱”でございます。誰が名付けたかは存じませぬが正式には、ピラー・オブ・テンペランス。“節制の柱”にございます。それを破壊されるのが試験でございます。」

 

メタリカ「………ということだ。簡単だろう?オマエラが伝説の百騎兵ならな。まずは、これができないと話にならんぞ。できなければ、オマエラは粗大ゴミ同然だ。」

 

アルレッキーノ「出来なければ、お払い箱ということでございます。はい。」

 

イシグモ「…二回も言わなくていいよ。」

 

コウ「…で、その“ピラー”ってやつの場所は?」

 

メタリカ「まぁ、目立つから見ればすぐにわかるさ。」

 

コウ「…目立つからって、んなてきとうな………。(呆れ)」

 

メタリカ「それじゃあ、あとの説明は任せたぞ。アルレッキーノ。」

 

アルレッキーノ「かしこまりました、リカ様。」

 

メタリカ「“メタリカ”だ。」

 

アルレッキーノ「では、百騎兵様方。こちらに。」

 

メタリカ「と、その前に………。そこの三人は何をしてるのだ?」

 

コウ,イシグモ「…ん?」

 

メタリカが視線を向ける先には・・・口を手で覆っている、ハナ、サキ、カイの三人だった・・・

 

三人「………。」

 

アルレッキーノ「なんでも、沼の瘴気を吸わないように手で塞いでいるそうです。はい。」

 

メタリカ「…オマエラな~。(呆れ)」

 

コウ「…はぁ、お前ら大丈夫だぞ。」

 

三人「………!」

 

イシグモ「どうやら、僕たちにはこの沼の毒は効かないみたいだからね………。僕たちがその証拠さ。」

 

百騎兵「ワキャッ!」

 

ハナ「…ほんと?」

 

メタリカ「当たり前だ。ワタシがワタシの沼に耐えられないものを呼び出すものか!」

 

カイ「…ほんとに、大丈夫みたいだな………。」

 

サキ「フゥ~。慌てて損した…。」

 

コウ「…ったく、さっきの聞いてたろ。いくぞ。」

 

アルレッキーノ「では、こちらに…。」スタスタ

 

一同はアルレッキーノについていった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メタリカ「(キヒヒ………この試験をパスして期待に応えてみせろよ、百騎兵ども♪)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルレッキーノ「では、ワタクシから説明をば。」

 

コウ「オウ。」

 

アルレッキーノ「リカ様はこの沼でお生まれになった沼の魔女様ゆえに、沼が三度の飯より大好きなのでございます。」

 

カイ「…沼フェch…サキ「やめい。(バシッ!)」ってぇ!」

 

アルレッキーノ「そして、面倒くさいので………いえ、愛ゆえに沼がないところになど足を踏み入れたくもないのです。はい。」

 

一同「………(呆れ)。」

 

アルレッキーノ「よって沼のない場所の地理はあまりお詳しくないのでワタクシが独自に調査した地図をお使いくださいませ。近辺のみの地図ですがピラーの位置も記してございます。きっと皆様のお役に立つことでしょう。」スッ←地図を渡す

 

ハナ「ありがとう!」←地図を受け取る

 

アルレッキーノ「あと、それと………。こちら、槍鎌と鈍槌のみでございますが武器一式でございます。」

 

コウ「ほう…。気前がいいな。」

 

アルレッキーノ「皆様が、試験をクリアしてくれないと困りますので………。」

 

サキ「アルレッキーノ………。」

 

カイ「へへwありがとよ。」

 

アルレッキーノ「もし…クリアできなければリカ様はワタクシも含め、この辺り一帯のマナニアに八つ当たり………いえ、悲しさのあまりお心を傷つけてしまいますです。はい。」

 

一同「………(呆れ)。」

 

イシグモ「ま、まぁとにかく…どれ使う?」

 

コウ「勝手にしろ、俺はこの剣一本で十分だ。」

 

サキ「もう、感じ悪いわね。」

 

カイ「まぁ、本人がいいって言ってんだからいいだろ?あ、俺は槍鎌を使うぜ。」

 

ハナ「まぁ、そうね。じゃあ、私は………私も剣でいいかなぁ。」

 

イシグモ「僕は………槍鎌かな。」

 

百騎兵「ワキャッ。」

 

ハナ「あら、キミは全部使うの?」

 

百騎兵「ワキャッ!」

 

サキ「いやいや、アンタのそのちっこい体のどこにしまうのよ。」

 

百騎兵「ムゥ…。」スッ←武器に触れる

 

百騎兵が武器に触れるとその武器は百騎兵に吸い寄せられるように消えていった。

 

一同「ッ!?!?!?」

 

ハナ・カイ「えぇぇぇぇぇぇッ!?」

 

サキ「アンタ!?どこしまったのよ!?(まじまじ)」←百騎兵を調べている

 

イシグモ「この小さな体のどこに………。(まじまじ)」←百騎兵を調べている

 

コウ「ふ~ん………。(ホジホジ)」←興味なし&鼻ほじっている

 

百騎兵「ムキュ?」

 

 

 

 

数分後・・・

 

 

 

 

イシグモ「結局、分からなかった………。」

 

コウ「いいから、早く行くぞ。」

 

サキ「ちょっと!私、まだ決まってないわよ!」

 

アルレッキーノ「申し訳ございませんが、サキ様。もう、コレしかございません。」スッ←鈍槌を渡す

 

サキ「なんでぇ!?」

 

コウ「さっき、オマエラがソイツ(百騎兵)を調べてるときになんか頭に釘みたいなもんが刺さったちっせえガキがそれ以外みんな持って行っちまったぞ。」

 

サキ「何よソレぇぇぇ!!?なんで止めないのよ!!?」

 

コウ「別に、俺には関係ねぇし。」

 

サキ「アンタねぇ…!!!」ゴゴゴゴゴ…!!!

 

ハナ「ごめん…この子(百騎兵)のことに夢中で………。」

 

サキ「あ…良いのよ。アンタは悪くないわよ。」

 

コウ「………?」

 

イシグモ「アルレッキーノさん。本当にアレしかないのですか?」

 

アルレッキーノ「はい。他の武器はすべて“ミール”様が持って行ってしまいました。おそらく、もうすでに住処に帰っていると思われます。はい。」

 

カイ「どこだ?住処って?」

 

アルレッキーノ「この魔女邸の裏の焼却炉に住んでおりますが、おそらく、まだお会いすることはできないでしょう。ですので申し訳ございませんが、サキ様。こちらをお使いくださいませ。」スッ←鈍槌を渡す

 

サキ「何よ!それぇ!?」

 

カイ「まぁ、良いじゃねぇか。せっかくだし、使ってみろよ。」

 

イシグモ「案外、良い感じに馴染むんじゃないかな?」

 

サキ「むぅ…。そう言われてもな~。」

 

コウ「………大丈夫だ。お前なら、使いこなせる。」

 

サキ「アンタの言葉は、今一番信用できないわ。」

 

コウ「………フン。」

 

ハナ「まぁまぁ。仲良くしましょ♪ね、サキちゃん♪コウくん♪」

 

サキ「ハナちゃん…。わかったわよ。」

 

コウ「………フン。」

 

サキ「…剣もいいけど、まぁ…せっかくだし、使ってやるわ!」スッ←鈍槌を受け取る

 

ハナ「よしッ!全員決まったわね!それじゃあ、ピラー探しにしゅっぱーーーつッ!!!私たちの手でピラーを探し出すのですッ!!!」

 

一同「オォーーーーーーーッ!!!」

 

サキ「………やって思ったけど。何これ?」

 

ハナ「………さぁ?」

 

コウ「おい。やった張本人。」

 

ハナ「いや、なんとなく“やらねきゃッ!”と思って………。」

 

カイ「………なんだろう。なんとなくわかるのは気のせいか?」

 

イシグモ「………しかも、なんだろう。初めてなのに…なんか、何度も聞いたことがあるような………?」

 

百騎兵「ムキュ?」

 

アルレッキーノ「それでは、皆様。森にある“ピラー”ことピラー・オブ・テンペランスの破壊。お気を付けて行ってらっしゃいませ。」ペコリ(お辞儀)

 

一同は、アルレッキーノに見送られピラー・オブ・テンペランスがあるという“森”を目指す・・・

 

 

 

 

 

沼の魔女メタリカの試験を受けることとなった百騎兵たち・・・

 

その内容は、“森にあるピラー・オブ・テンペランスを破壊する”こと・・・

 

果たして、一同はこの試験をクリアすることができるであろうか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハナ「………ところで、この地図…どうやって見るの?」

 

サキ「え~、しょうがないわねぇ。ちょっと、見せて。」

 

ハナ「はい。」スッ←地図を渡す

 

サキ「…え~と、う~んと。あれ?(まじまじ)」←地図を見ている

 

イシグモ「…ちょっと、見せてもらっていい?」

 

サキ「…うん。コレ………。」スッ←地図を広げ見せる

 

イシグモ「…どれどれ?(まじまじ)」←地図を見ている

 

カイ「…俺にも見せてくれ。」←地図を見ている

 

コウ「………やれやれ、どした?………ん?」←地図を見ている

 

百騎兵「ムキュ?」←地図を見ている(コウの肩に乗って)

 

一同「………。」←地図を見ている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一同「どうやって読むんだ?この地図?」

 

この始末☆

 

はてさて、この先どうなりますことやら・・・




今年もあと少し。せめて、この章の最初のボスのところまで書きたいと思います。
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