比企谷八幡は奉仕部での活動を通しても、捻れた性格は治ってないと教師・平塚静に判断され、「人を育て導く」ことで矯正しようということで、教師の道へ半ば強引に進められた。そして教師として総武高へ戻ってきた。
平塚「比企谷!久しぶりだな」
八幡「平塚先生、お久しぶりです」
平塚「歓迎するぞ。それと、お前にとって懐かしい顔が一人居るから、後で紹介し…」
城廻「比企谷く~ん」
平塚「紹介する前に向こうから来たな」
八幡(職場に癒しは必要。俺の知ってる最高の癒し系)
八幡「城廻先輩、よろしくお願いします」
城廻「ダメだよ比企谷君。『城廻先生』って呼んでくれなきゃ」
八幡「それは城廻先生もです」
平塚「上手くやっていけそうだな。今夜は比企谷の歓迎会があるから、出席するように」
八幡「いやぁ、今夜は…」
平塚「ほぅ。」ゴゴゴゴゴ
八幡「…冗談です」
平塚「ならばよい」
城廻「比企谷君、飲みニケーションだよ」
八幡「微妙に古いっすよ」
~~~~~~~~~~~~
夜
居酒屋
八幡(みんな、飲んでるなぁ…。ここはステルスモードで…。)
平塚「比企谷、飲んでるか?今日は君の歓迎会なんだ。好きなだけ飲みたまえ」
城廻「そうだよ、飲みたまえ。」
八幡(ステルスモード失敗!)
八幡「城廻先輩、仕上がってますね」
城廻「そんなことないよ。そういえば、奉仕の二人はどうしてるの?」
八幡「由比ヶ浜は保育士、雪ノ下は雪ノ下建設で働いていますよ」
城廻「たまには会うの?」
八幡「この前、三人で飲みましたよ」
平塚「二人も元気そうでなによりだ」
八幡「奉仕部はなくなったけど、三人の関係は相変わらずです」
城廻「見事なトライアングラーだもんね」
八幡「やめてください。そんなんじゃないですよ」
城廻「そう思っているのは比企谷君だけだよ」
八幡(わかっている。わかっているからトライアングラーのままなんだ。この関係が壊れるのが怖い。なんと呼んでいいのかわからないが、この関係が心地好い)
平塚「比企谷、奉仕部はまだあるぞ。部員は0だがな。放課後に部室に行ってみたまえ。君を顧問にしておいた」
八幡「部員が居ない部活の顧問て何なんですかね」
平塚「部員を募集してもいいし、君が対応してもいい。それとも、活発な部活の顧問がいいのかね?」
八幡「慎んで奉仕部の顧問をやらせていただきます」
~~~~~~~~~~
数時間後
平塚「うぅ、キモチ悪い」
八幡「平塚先生、帰れますか?」
平塚「ヤバい」
城廻「比企谷君、平塚先生をお願いね」
八幡「わかりました。平塚先生って、酒弱いんですか?」
城廻「そんなことないよ~。たぶん、比企谷君が来たから嬉しかったんだよ~」
八幡「そんなモンですかね」
城廻「そうだよ~」
平塚「うぅ」
八幡「さぁ、帰りますよ」
平塚「比企谷、すまんなぁ」
八幡「はいはい」
~~~~~~~~~~
帰り道
八幡「平塚先生、もうすぐ着きますよ」
平塚「すまんなぁ、比企谷」
八幡「平塚先生も貞操観念を持ってくださいよ」
平塚「私を襲う度胸があるヤツなんていない!」
八幡「酔ってヘロヘロじゃないですか。俺でも襲えますよ。襲わんけど」
平塚「襲ってくれんのか?」
八幡「襲いませんよ。いくら先生が美人でも、俺の恩師です。不義理は出来ません」
平塚「びびびっ!」
八幡「先生、痺れたんですか?」
平塚「違う!今、美人て…」
八幡「そうですね。世間一般の美人の中に先生は含まれると思いますよ」
平塚「ひ、比企谷。私を襲って義理を果たすという考え方もあるぞ」
八幡「平塚先生は、俺を導いてくれた大切なひとです。それは出来ませんよ(誰か貰ってあげて!早くしないと俺が貰うことに…)」
八幡「着きましたよ」
平塚「ありがとう。お、お茶でも飲んでいくか?」
八幡「女性の一人暮らしにお邪魔する度胸はないですよ。ヘタレなんで」
平塚「そ、そうか」
八幡「では、おやすみなさい」
平塚「比企谷、今度ラーメン屋に付き合え」
八幡「美味しいラーメン屋期待してます」
~~~~~~~~~
後日 奉仕部部室
八幡(長机と椅子かそのままだ。懐かしい…。酒の肴が出来たな。由比ヶ浜に電話してみるか)
八幡「もしもし、由比ヶ浜か」
由比ヶ浜『あ、ヒッキー!やっはろー』
八幡「面白い話があるから、また飲まないか?」
由比ヶ浜『ヒッキーからなんて、珍しいね』
八幡「まあな。雪ノ下と連絡とれるか?」
由比ヶ浜『…二人きりじゃないんだ』ボソッ
八幡「よく聞き取れなかったけど、なんだ?」
由比ヶ浜『な、なんでもないよ。ゆきのんにも、連絡するね』
八幡「じゃあ、頼むな」
~~~~~~~~~~~
後日 居酒屋
由比ヶ浜「あ、ゆきのん!やっはろー」
雪ノ下「由比ヶ浜さん、こんばんは」
由比ヶ浜「ヒッキーはちょっと遅くなるって電話があったよ」
雪ノ下「言い出しっぺが遅れるなんて…」
由比ヶ浜「平塚先生に捕まったみたい…」
雪ノ下「仕方ないわね」ヤレヤレ
由比ヶ浜「ねえねえ、ゆきのん」
雪ノ下「なにかしら?」
由比ヶ浜「何でヒッキーと連絡先交換しないの?」
雪ノ下「あんな男と連絡先なんか交換したくないわ」
由比ヶ浜「それは建前でしょ?」
雪ノ下「由比ヶ浜さんには、敵わないわね」
由比ヶ浜「えへへ」
雪ノ下「比企谷の連絡先を知ったら、毎日連絡したくなってしまうじゃない…」モジモジ
由比ヶ浜「ゆきのん、可愛い」ダキッ
雪ノ下「由比ヶ浜さん、近いわ」
八幡「うぃす。相変わらず、百合百合してるな」
由比ヶ浜「ヒッキー、遅いし!」
雪ノ下「そうよ、遅刻谷君。お陰で、由比ヶ浜さんに襲われたわ」
八幡「由比ヶ浜も、そこまでするようになったか」
由比ヶ浜「襲ってないし」
八幡・雪ノ下「クスクス」
由比ヶ浜「二人ともヒドイし!」
八幡「悪い、由比ヶ浜。冗談だよ。で、何を飲む?」
雪ノ下「生ビールを」
由比ヶ浜「私も生がいい!」
八幡「さすがビッチヶ浜。言い方がエロい」
由比ヶ浜「ビッチじゃないし!」
八幡「すいませ~ん!生を3つと焼き鳥盛り合わせ」
店員「生3丁と焼き鳥盛り合わせ!」
八幡「何か変わったことはないか?」
由比ヶ浜「う~ん、ないかなぁ。でも、私の見てる子供たちのお迎えがパパが多いって言われた」
雪ノ下「それは…。由比ヶ浜さんだからよ」
八幡「さすがビッチ」
由比ヶ浜「ビッチじゃないし!」
八幡「ビッチは冗談としても、由比ヶ浜みたいに可愛い保育士が居たら、納得だな」
雪ノ下「そうね」
由比ヶ浜「か、可愛い。えへへ」
八幡「雪ノ下は?」
雪ノ下「葉山君にプロポーズされたわ」
由比ヶ浜「何回目?」
雪ノ下「もう5回目よ」
雪ノ下「見合いの話も多いし」
八幡「葉山はともかく、見合いは仕方ないだろ?両親の建前」
雪ノ下「違うの。取引先の世話焼きが「美人なのにもったいない」とか言いながら見合い写真を持ってくるのよ。あと、息子の嫁にとか…。」
八幡「ははは。美人であるが故の苦労だな」
雪ノ下「え、えぇ。わ、私は美しいのだから…し、仕方ないわね」テレッ
由比ヶ浜「むぅ…」ジー
八幡「なんだよ、由比ヶ浜。睨むなよ」
雪ノ下「由比ヶ浜さんがビッチなら、比企谷君は天然ジゴロね。貴方、目以外はイケメンなのを自覚して」
八幡「んな訳ねぇだろ。俺はラノベの主人公じゃない」
由比ヶ浜・雪ノ下(自覚して!)
店員「お待たせしました!生3丁と焼き鳥で~す!」
八幡「まずは乾杯だな」
八幡・雪ノ下・由比ヶ浜「かんぱ~い!」
由比ヶ浜「面白い話って何?」
八幡「あぁ。俺が総武高に赴任したのは知ってるよな?」
雪ノ下「えぇ。平塚先生もいるのよね」
八幡「そうなんだよ。お前らによろしくってさ。一緒に飲もうとも言ってたぞ」
由比ヶ浜「平塚先生と飲みたい!」
雪ノ下「いいわね」
八幡「そういっておくよ」
八幡(タバコに火をつける)
雪ノ下「二酸化炭素だけでなく、煙まで吐くのはやめていただけるかしら」
八幡「酒飲むと吸いたくなるんだよ。あとストレス。平塚先生がやめられないのも今ならわかるよ」
由比ヶ浜「…タバコ吸うヒッキー、なんかカッコいい…」ボソッ
雪ノ下「…そ、それは…。認めるわ」ボソッ
八幡「なんか言ったか?」
由比ヶ浜「な、なんでもないよ」
雪ノ下「そうよ、難聴谷君」
八幡「それでだな。部員は0なんだか、奉仕部がまだある。部室もそのままだ」
由比ヶ浜「それ本当?」
八幡「あぁ、本当だ。足りないのは、俺たちと紅茶のセットぐらいだ」
雪ノ下「よく残っていたわね」
八幡「平塚先生のお陰かな」
由比ヶ浜「遊びに行ってもいいかな?」
八幡「いいんじゃねぇか。卒業生だし、平塚先生も居るからな。来るなら、早目に連絡くれよ」
由比ヶ浜「ゆきのんも行くよね?」
雪ノ下「えぇ。お邪魔させてもらうわ」
~~~~~~~~~~
2時間後 居酒屋外
八幡「じゃあ、連絡くれよ」
由比ヶ浜「わかった」
八幡「雪ノ下、連絡先交換するか?」
雪ノ下「! と、友達でもない貴方と、な、何故、連絡先を交換しなきゃいけないの」アセアセ
由比ヶ浜(ゆきのんも素直じゃないなぁ)
八幡「ですよね。由比ヶ浜、悪いがそっちで予定合わせて連絡くれ」
由比ヶ浜「わかった」
八幡「じゃあ、またな」
由比ヶ浜「ヒッキー、またね」
雪ノ下「またね、比企谷君」
雪ノ下(またやってしまった)ショボン
~~~~~~~
数日後 総武高 校門
由比ヶ浜「ヒッキー!やっはろー」
雪ノ下「比企谷君、こんにちは」
八幡「う~す。高校来るの久しぶりか?」
由比ヶ浜「そうかも」
雪ノ下「私は姉さんと以前来たわ」
八幡「職員室寄って行くか?平塚先生居るぞ」
雪ノ下「では、そうしましょう」
~~~~~~~~~
廊下
女子生徒達「こんにちは」
由比ヶ浜・雪ノ下「こんにちは」
女子生徒達(ヒソヒソ)
由比ヶ浜・雪ノ下(?)
~~~~~~~~
職員室
ガラガラ
八幡「平塚先生、由比ヶ浜と雪ノ下が来ましたよ」
由比ヶ浜・雪ノ下「こんにちは」
平塚「久しぶりだな。元気そうでなによりだ」
雪ノ下「先生もお元気そうで」
由比ヶ浜「先生はまだどくし…」
八幡「コホンッ」
平塚「由比ヶ浜、なにか?」
由比ヶ浜「何でもないです」ビクビク
平塚「よろしい。城廻には会ったか?」
由比ヶ浜「城廻先輩、教師なんですか?」
雪ノ下「初耳です」
八幡「言ってなかったか。城廻先輩も総武高の教師だ」
由比ヶ浜「なんで言わなかったの!」
八幡「あれ?怒られるとこ?」
雪ノ下「そういうことは、ちゃんと言いなさい、隠し谷君」
八幡「なんか忍者が居そうな名前になってるし。ただ言い忘れただけだよ。他意はない」
由比ヶ浜「むぅ」(ライバル増えたかも)
雪ノ下(危険ね)
八幡「とりあえず、部室行って来ます」
平塚「生徒会室に城廻も居るはずだから、寄っていくといい」
八幡「では、そうします」
~~~~~~~~
廊下
女子生徒達「こんにちは」
由比ヶ浜・雪ノ下「こんにちは」
女子生徒達(ヒソヒソ)
由比ヶ浜・雪ノ下(?)
~~~~~~~~
生徒会室
八幡「失礼します」
由比ヶ浜・雪ノ下「失礼します」
城廻「由比ヶ浜さんと雪ノ下さん。久しぶり!今日はどうしたの?」
由比ヶ浜「奉仕部の部室を見にきたんです」
雪ノ下「突然、すいません」
城廻「大丈夫だよ~。ゆっくりしていってね」
女子生徒会役員(ヒソヒソ)
八幡「では、また」
由比ヶ浜「城廻先輩、ちょっといいですか?」
城廻「なにかな?」
由比ヶ浜「さっきから、すれ違う女の子達が、こっちを見て何かいってるみたいなんです」ヒソヒソ
雪ノ下「私も気になったわ」ヒソヒソ
城廻「それは比企谷君と一緒に居るからだよ。比企谷君、女子に大人気なんだよ」ヒソヒソ
由比ヶ浜・雪ノ下(!)
城廻「授業は分かりやすいし、イケメンだし、クールだし」ヒソヒソ
由比ヶ浜「そ、そうなんだ」ヒソヒソ
雪ノ下「驚いたわ」ヒソヒソ
城廻「私もカッコいいなぁって、思ってるんだぁ」ヒソヒソ
由比ヶ浜・雪ノ下(!)
八幡「由比ヶ浜、雪ノ下、行くぞ。積もる話はまた後にしろ」
由比ヶ浜「う、うん」
城廻「じゃあ、あとでね」
雪ノ下「では、失礼します」
八幡「何を話していたんだ?」
由比ヶ浜「な、何でもないよ」アセアセ
雪ノ下「女性の話に首を突っ込むなんて、いやらしいわ、エロ谷君」
八幡「悪かったよ」
~~~~~~~~~~
奉仕部 部室
由比ヶ浜「わぁ、懐かしい」
雪ノ下「そうね」
由比ヶ浜「ねぇねぇ、いつもの席に座ってみない?」
雪ノ下「いいわね」
八幡「由比ヶ浜にしては、良い提案だな」
由比ヶ浜「一言多いし!」
雪ノ下「こうして座ると懐かしく感じるわね」
由比ヶ浜「…そうだね」
八幡「時々、一人でここに座っているんだか、二人が居ると落ち着くな」
由比ヶ浜「そ、そうなんだ。えへへ」
雪ノ下「そうね」
ガラガラ
平塚「お、そろってるな」
雪ノ下「平塚先生、ノックを」
平塚「このやりとりも、久しぶりだな」
八幡「奉仕部同窓会に、なにかご用意ですか?」
平塚「私も混ぜてもらいたいところではあるがな」
由比ヶ浜「平塚先生、それでどうしたんですか?」
平塚「いやなに、久しぶりに依頼をしようと思ってな」
雪ノ下「私達は、もう生徒ではないんですが」
平塚「主に比企谷にやってもらうんだがな。そのサポートを雪ノ下と由比ヶ浜にお願いしたい」
八幡「げっ!俺メインて。顧問だから仕方ないか」
由比ヶ浜「ヒッキー!顧問だったの!」
八幡「部員0だがな」
雪ノ下「依頼の内容は」
平塚「簡単なものだ。教育実習生の面倒を見てやってくれ」
八幡「それなら担当教師でいいじゃないですか」
平塚「お前は歳が一番下なんだ。話相手や相談相手になってやれ。無論、城廻にもお願いするがな」
八幡「拒否権はなさそうですね」
平塚「そうだ。だから元部員二人にも協力してもらえ」
雪ノ下「わかりました。お引き受けします」
八幡「元部長様が受けると言ってるので、受けますよ」
由比ヶ浜「なんか、楽しそう♪」
平塚「では、頼んだぞ」
八幡「はぁ、ボッチの俺に話相手とか無理ゲーでしょ」
由比ヶ浜「そういう時は、私達を頼ってよ」
八幡「由比ヶ浜のコミュニケーション能力頼みだな」
雪ノ下「私も居るのだけど?」
八幡「そいつが、パンさん好きか猫好きなら、任せる」
雪ノ下「何故、限定されるのかしら」
八幡「それ以外だと、コテンパンにして泣かせるかもしらん」
雪ノ下「そんなことしないわよ、偏見谷君」
由比ヶ浜「あはは」
雪ノ下「そろそろ帰らないといけない時間ね」
八幡「校門まで送るよ」
~~~~~~~~
校門
八幡「じゃあ、教育実習生が来たら、頼むわ」
由比ヶ浜「じゃ、ヒッキーまたね」
雪ノ下「比企谷君、また」
八幡(小テストの採点しないとなぁ…)
女子生徒達「比企谷先生、今の人たちは誰ですか?」
八幡「俺の高校時代の部活仲間だ」
女子生徒達「ど、どちらかが彼女ですか?」
八幡「違うぞ」
女子生徒達「よ、よかった」ボソッ
女子生徒達「ありがとうございました」キャー
八幡(かしましいねぇ)
~~~~~~~~~~~
数日後
職員室
八幡(今日から、教育実習生が来るのか…。)
ガラガラ
???「失礼しま~す」
八幡(げ!ま、まさか!)
教頭「今日から、しばらく教育実習する、一色いろはさんです」
一色「一色いろはです。よろしくお願いします」ペコリ
パチパチパチ
八幡(教育学部とは聞いていたが…。平塚先生が依頼してきたのは、そういう理由か)
平塚「一色、君の見知った顔もいるから、安心したまえ」
一色「わかりました~」ニコッ
八幡(こっち見るな!笑ってるけど、目が怖い)
平塚「城廻先生、比企谷先生、二人は歳も近いから、力になってやってくれ」
城廻「一色さん、よろしくね」
一色「はい」
八幡「よろしく」
一色「はい、先輩。よろしくお願いしま~す」
八幡(相変わらず、あざと可愛い)
教頭「では、授業の準備に取り掛かってください」
平塚「一色、とりあえず私についてきなさい」
一色「は~い。では、先輩またです」
八幡(嫌な予感しかしない…)
~~~~~~~~~~
放課後 奉仕部部室
ガラガラ
一色「失礼します」
女子生徒A「先生、ここがわかりませ~ん」
女子生徒B「私にもここを教えてくださ~い」
女子生徒C「私も~」
八幡「わからないところは、授業あとにすぐ来い。それに、女子生徒Cは俺が受け持ってないだろ」
女子生徒C「テヘッ」
八幡「あざとい」
一色「…先輩、なんですこれ?女子高生はべらして。通報しますよ」
八幡「なんでそうなる。職員室から逃げても、ついてくるんだよ。なんとかしてくれ」
一色「はぁ。私が比企谷先生に話があるから、外してくれないかな?」
女子生徒A「一色先生、比企谷先生と何を話するんですか?」
女子生徒B「抜け駆けですか?」
一色(抜け駆け?)
一色「私も比企谷先生も総武高のOBで昔話をしたいのよ」
女子生徒C「私も聞きた~い」
一色「それは、今度ね」
女子生徒達「は~い」
女子生徒達「失礼しました」
八幡「一色、助かったよ」
一色「…。先輩、相変わらずモテますね」
八幡「俺はモテたことはない!」
一色「いい加減、自覚してください。何人の女性の心を弄ぶんですか!」
八幡「告白されたことないのに、モテるとか…」
一色「秘めたる想いってあるんですよ」
八幡「…。わかってる。わかってるよ、一色」
一色「…。なら、いいんです」
八幡「一色は俺のこと好きなんだろ?」ニヤリッ
一色「な、な、何を!」アセアセ
八幡「顔が赤いぞ」
一色「わ、私は先輩のことなんか…」
八幡「冗談だよ」
一色「へっ?」
八幡「まぁ、そんな冗談が言える大人になっちまったのかな」
一色「先輩?」
八幡「俺に向けられていた好意もわかるようになった。それに答えられなかった不甲斐なさも感じている」
一色「先輩、成長しましたね」
八幡「ほっとけ。今は別の理由もあるしな」
一色「どうせ先輩のことだから、面倒くさくてひねくれた理由なんでしょうね」
八幡「もう、そっとしておいて」
一色「今度、教えてくださいね。その理由を」
八幡「わかったよ。で、本題は生徒会の仕事なら断る!」
一色「先輩、ヤバいです~。って、違います」
八幡「見事なノリ突っ込み。で、何なんだ?」
一色「久しぶりに、お話したかっただけです」
八幡「二人っきりで?」
一色「はっ!二人っきりで話をして口説くつもりですか?校内は恥ずかしいので、別の場所にしてしださい。ごめんなさい」
八幡「どこだったら、口説いていいんだ?」
一色「えっ?えっとですね…」
八幡 ジー
一色「な、なんですか?」
八幡「可愛いな、お前」
一色 カオマッカ
一色「なんか先輩っぽくない!」
八幡「反撃方法を思いついただけだよ。中身は、捻れてひねくれたヘタレだよ」
一色「そんなんじゃ、本物なんて見つかりませんよ」
八幡「本物か…」
一色「えっ?先輩、諦めちゃったんですか?」
八幡「いや。なにが本物なのかなんて、いまだにわからない。だから、本物だと思う原石を見つけて磨くことにした」
一色「先輩、変わりましたね」
八幡「一色、お前も俺にとっては原石のひとつだ。逃げないで向き合うよ」
一色「なんか、先輩カッコいい…」
八幡「惚れたか?」
一色「なんですか?また口説いているんですか?もう少しムードの良い場所で口説いてください。ごめんなさい」
八幡「懐かしい場所だから、良くないか?」
一色「…。あの二人の思い出もあるから、ダメに決まってます」ゴニョゴニョ
八幡「そうだな、すまなかった」アタマナデナデ
一色「うぅ、先輩~」
八幡「嫌だったか?」
一色「もっと~」
八幡「ヘイヘイ」
ガラガラ
平塚「比企谷、一色のことなんだが…。何をしているんた?」
一色「!!!」
八幡「一色が頑張って教師を目指しているので、労ってます」ナデナデ
平塚「校内でイチャついて…」
八幡「平塚先生にも、しましょうか?」
平塚・一色「!!!」
平塚「あ、いや、やってほしくないわけではないんだが、その…、あの…。と、とにかく、比企谷も職員室へ」
一色「…。先輩、平塚先生まで磨くんですか?」
八幡「平塚先生は以外と乙女だから、こういう攻めに弱いのは折り込み済みだ。だから、言ってみた」
一色「先輩、天然ジゴロに拍車がかかってますね」
八幡「そうか?」
一色「そうです!」
八幡「天然ジゴロで思い出した。奉仕部の三人で、たまに飲むんだか、参加するか?」
一色「なんで天然ジゴロで思い出したかは、あれですが、いいんですか?」
八幡「たまにはいいだろ」
一色「是非是非!」
~~~~~~~~~~~
後日 居酒屋
一色「結衣先輩と雪ノ下先輩に会うの久しぶりです」
八幡「そうか。由比ヶ浜とは連絡とってると思った」
一色「私の入試あたりから、疎遠になっちゃって…」
八幡「仕方ないだろ」
由比ヶ浜「いろはちゃんにヒッキー、やっはろー!」
雪ノ下「二人とも、こんばんは」
一色「ご無沙汰してます」
八幡「すいませ~ん、生4つ!」
店員「生4丁!」
八幡「まずは、乾杯だ」
四人「乾杯♪」
八幡「そうだ。一色と付き合うことになったから」
由比ヶ浜・雪ノ下・一色「!!!」
由比ヶ浜「へ、へぇ、そうなんた」
雪ノ下「一色さん、この男に弱みを握られたの?」
一色「…。私も初耳です」
八幡「アハハハハ。冗談だよ」
由比ヶ浜「び、びっくりした」
雪ノ下「質の悪い冗談は、やめていただけるかしら」
一色「先輩がよければ、本当にしますか?」
八幡「悪かったよ。一色ものっかるな」
八幡「こっからは本当なんだが、一色が教員実習生だ」
由比ヶ浜「いろはちゃん、先生なんだ」
一色「はい。まだ見習いですけど」
雪ノ下「どうして教師に?」
一色「だってぇ、先輩に会いたいじゃないですかぁ」
八幡「あざといあざとい」
由比ヶ浜「平塚先生も依頼の時に言ってくれたら良かったのに」
八幡「まぁ、平塚先生に担がれだんだよ」
雪ノ下「平塚先生も、そう言ってくれればいいのに…」
一色「でも、先輩の本物に…、原石になりたいの本当です!」
雪ノ下「なんの話かしら?」
由比ヶ浜「いろはちゃん、どういうこと?」
雪ノ下「比企谷君、説明してくれるかしら」
八幡「あぁ、本物を待つだけじゃなく、自分から本物を探しにいくって話だ。本物になるかも知れない原石を自分で磨いてみたいと言ったんだよ。俺は、三人を勝手に本物の友達だと思っている。雪ノ下は不服かもしれんが」
雪ノ下「そうね」
由比ヶ浜「ゆきのん…」
雪ノ下「そんな安っぽい言葉では片付けてほしくないわ」
八幡「まぁ、便宜上だ。それとも、元学年1位の語彙で妥当な言葉があるか?」
雪ノ下「…」
八幡「まぁ、俺的には戦友かな?」
由比ヶ浜「ヒッキー…。」
一色「先輩」
雪ノ下「それで妥協するわ」
八幡「ありがとう」
八幡「ただ、友達と恋愛は別物というのもわかっている。恋愛の原石なんて、どれが本物になるかなんて、正直わからん。だから、沢山会話をして向き合って探し磨いていきたいんだ」
???「随分と難しい講釈をしてるな、比企谷せ・ん・せ・い」
八幡「!…。川…。えーと川原さん?」
川崎「殴るよ」
八幡「すまん。これがデフォルトになっててな。久しぶりだな。川崎せ・ん・せ・い」
川崎「大学卒業以来か」
由比ヶ浜「さきさき、やっはろー!久しぶり!」
川崎「さきさき言うな!」
八幡「どうしたんだ?こんなところで」
川崎「私も向こうで先生方と飲んでたら、懐かしい声が聞こえたからな。向こうがお開きになりそうだから、こっち来てもいいかな?」
八幡「俺はいいが…」
由比ヶ浜「さきさきも来なよ」
雪ノ下「遠慮はいらないわ」
一色「川崎先輩も是非~」
八幡「なら、決まりだな」
川崎「わかった。じゃあ、後で」
由比ヶ浜「ヒッキーは、さきさきと同じ大学だったの?」
八幡「予備校から一緒だったな。お互いボッチだし」
一色「まだ、それ言いますか」
八幡「今は違うがな」
雪ノ下「川崎さんも、総武高なの?」
八幡「いや、川崎は小学校だ。アイツはブラコンではなくショタコンだった」
川崎「誰がショタコンだって?」
八幡「!ビックリした…」
川崎「まったく、人がいないと好き放題言って」
八幡「向こうはいいのか?」
川崎「あぁ、大丈夫だ。それにしても、なにこれ?ハーレム?」
八幡「俺はライオンか?」
由比ヶ浜「さきさきも先生なんだね」
川崎「まぁ、子供好きだからね」
一色「先輩は川崎先輩のことはどう思っているんですか?」
川崎「!!!」
八幡「川崎も戦友かな。大学受験や教員試験を一緒に戦ったからな」
川崎 カオマッカ
八幡「ちなみに、一色はあざとい後輩」
一色「ブーブー」
八幡「あざといあざとい」
川崎「で?なんの話なの?」
八幡「俺にとっての本物の話。友情でも、恋でも待っているだけだったのを止めるって話」
川崎「比企谷らしくないな」
八幡「大人になったと言ってくれ」
雪ノ下「逃げないのね」
八幡「あぁ」
八幡(タバコに火をつける)
川崎「相変わらず、タバコ似合うな」
雪ノ下・由比ヶ浜・一色(さらっと言った!)
八幡「悪いな、タバコやめたヤツの前で吸って」
川崎「私は気にしてないよ」
由比ヶ浜「さきさきも吸ってたの?」
川崎「ストレスでね。でも、やめた。子供に嫌われるから」
雪ノ下「貴方もやめたら、喫煙谷君」
八幡「そのうちな」
川崎「嗜好品だから、いいんじゃないの」
八幡「そういってもらえると助かる」
雪ノ下 シュン
川崎 ニヤリ
由比ヶ浜「いろはちゃん、もう始まってるのかな?」ヒソヒソ
一色「始まってますよ。川崎先輩が一歩リードです」ヒソヒソ
由比ヶ浜「私達も負けていられないね」ヒソヒソ
一色「そうですね」ヒソヒソ
一色「こ、この前、先輩に頭撫でてもらいましたよ」ニヤリ
雪ノ下・由比ヶ浜・川崎(!!!)
八幡「只のお兄ちゃんスキルが発動しただけだ。すまんかったな」
雪ノ下・由比ヶ浜・川崎(うらやましい!)
一色(うぅ、妹あつかい。悔しいから爆弾投下してやる)
一色「平塚先生の頭も撫でようとしてましたよね?」
雪ノ下・由比ヶ浜・川崎(!!!)
八幡「あれは平塚先生に退場してもらうための策だよ。そんなことも読めんのか司馬懿よ!」
一色「どうせ諸葛亮にはなれませんよ」プイ
八幡「あざといあざとい」
由比ヶ浜「しばい?しょかつりょう?」
八幡「由比ヶ浜、すまん。難しいこと言ったな」
由比ヶ浜「バカにすんなし!」
雪ノ下「そういえば、比企谷君は専業主夫の夢は諦めたのかしら?」
八幡「諦めてはないぞ」
雪ノ下「で、では、わ、私が養っ…」
八幡「でも、教師って仕事が面白くなってきた」
雪ノ下「そ、そう」ショボン
由比ヶ浜「えーと、わ、私は…」
由比ヶ浜「うわ~ん!ゆきの~ん!」ダキッ
雪ノ下「由比ヶ浜さん、ち、近いわ」
八幡(?)
川崎「由比ヶ浜、三浦とか海老名とかは、どうしてるの?」
由比ヶ浜「優美子はモデルやってて、姫菜はOLやりながら同人作家?やってるよ」
八幡(あーしさん、美人だからなぁ。海老名さん、愚腐腐な趣味は相変わらずですな)
由比ヶ浜「隼人君は弁護士だよね?ゆきのん」
雪ノ下「由比ヶ浜さん、私に振らないでいただけるかしら。不本意ながら、そうよ」
八幡(雪ノ下が露骨に嫌そうな顔したなぁ)
由比ヶ浜「ヒッキー、彩ちゃんと中二は?」
八幡「戸塚は天使だ。材木座は知らんな」
川崎「なにそれ?」
八幡「冗談だ。戸塚はサラリーマン。材木座は文筆業だよ」
由比ヶ浜「分泌?」
八幡「材木座汁は出してない。難しい言い方してすまんな、由比ヶ浜」
由比ヶ浜「わ、わかるし」
八幡「無理するな。要するに作家だ。ラノベ書いてる」
雪ノ下「よく作家になれたわね」
八幡「時々、飲みながら添削してるよ」
一色「中二さん、以外と有料物件だったんですね」
八幡「アイツは、あれで頭はキレる」
八幡「葉山とか毛嫌いしてたけど、ちゃんと話をしたらわかりあえるのかな?」
雪ノ下「比企谷君、ヤメテ。虫酸が…」
八幡「そんなに嫌か?」
雪ノ下「前はそうでもなかったのに、最近は生理的に嫌」
八幡(葉山、御愁傷様)
川崎「なぁ、比企谷。今さらなんだが奉仕部の二人とか生徒会長様とは付き合ってないんだよな?」
雪ノ下・由比ヶ浜・一色(!!!)
八幡「あぁ。三人に惹かれていたことはあった」
川崎(!)
八幡「でも、俺に気があるのかないのか…。告白しても黒歴史増えそうで…。雪ノ下は罵詈雑言ヒドイし」
雪ノ下(うっ!)
八幡「由比ヶ浜はキモイ連発するし」
由比ヶ浜(うっ!)
八幡「一色は、便利な先輩って感じだったしな。あと、あざとい」
一色(うっ!)
八幡「あのとき告白したらどうなっていたんだろな」
雪ノ下・由比ヶ浜・一色(ヘタレ!)
八幡「でも、あの時は友達でも恋人でも、ただの部活仲間でもない、言葉には出来ないあの空間が、本物かもわからない関係が大好きで、壊したくなかったんだろうな」
川崎「わかる気がするよ。でも、あの三人の空間に割って入っていった生徒会長はすごいと思ったけどな」
八幡「確かにな」
一色「誉められているんですかね?」
川崎「さぁね」
八幡「平塚先生からの依頼は、見知った顔だから大丈夫だな」
雪ノ下「そうね」
由比ヶ浜「いろはちゃん、何かあったら言ってね」
一色「そういえば依頼って、なんなんですか?」
八幡「平塚先生から教育実習生のフォローを頼まれたんだよ」
一色「それなら先輩だけで…」ボソッ
雪ノ下「一色さん、何か?」
一色「い、いえ~」
八幡(雪ノ下先輩って~、怖いじゃないですか~)
川崎「私も力になれるかな?」
八幡「川崎も教師だしな」
雪ノ下「お願いできるかしら?」
八幡(川崎先輩も怖いじゃないですか~)
由比ヶ浜「プチ同窓会みたいだね。みんなと会いたいなぁ」
八幡「由比ヶ浜なら、集められるじゃねぇの」
由比ヶ浜「じゃあ、もっと大勢で飲もうよ!」
八幡「いいんじゃねぇ」
雪ノ下「やっぱり、比企谷君は変わったわね。昔なら、すぐに拒否したのに」
川崎「俺はボッチだからとか言いながらね」
一色「先輩はもうボッチじゃないですからね」
由比ヶ浜「じゃあ、決まりだね」
次の飲み会の約束をして解散になった
~~~~~~~~~~~
比企谷家
八幡「ただいま」
小町「あ、お兄ちゃん、おかえり。今日は泊まってくの?」
八幡「飲んでるからな」
小町「お兄ちゃん、何かいいことあった?」
八幡「次の飲み会がちょっと楽しみなんだ」
小町「へぇ。結衣さんや雪乃さんだけじゃないの?」
八幡「今日は、一色と川崎も居たぞ」
小町「珍しいメンバーだね」
八幡「次はもっと増えるはずだ。由比ヶ浜のコミュ力はすげぇな」
小町「お兄ちゃんが楽しそうでよかった。あ、今の小町的にポイント高い♪」
八幡「高い高い」
小町(後で大志君に沙希さんの様子を聞いてみよう)
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川崎家
沙希「ただいま♪」
大志「姉ちゃん、おかえり」
沙希(久しぶりに比企谷に会えた♪)
大志「姉ちゃん、ご機嫌だね。今日は職場の飲み会が憂鬱って言ってなかった?」
沙希「そんなことはどうでもいいんだ♪」
大志「どうしたの?なんか、キモチ悪いよ」
沙希「高校の同級生に会って、一緒に飲んだんだ♪」
大志「比企谷さんのお兄さんが居たとか?」
沙希(!!!)
大志「図星だね」
沙希「も、もうお風呂入って寝るから!」
大志(相変わらず、姉ちゃんは乙女だねぇ)
大志(あ、比企谷さんからメールだ…)
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数日後 総武高
???「比企谷君、ひゃっはろー」
八幡「げっ!雪ノ下さん!」
陽乃「いや~ん、陽乃って呼んで」
八幡「なんですか?雪ノ下さん」
陽乃「いやぁ、面白いこと言ってたみたいだからさぁ」
八幡「なんのことですか?」
陽乃「原石を磨くみたいな話?それが君が求めた本物なのかな?」
八幡「さぁ、どうなんですかね?死ぬ間際にわかるんじゃないですか」
陽乃「それでいいのかなぁ」
八幡「ち、近いですよ」
陽乃「それが本物じゃなかったら、どうするの?」
女子生徒D「こんにちは」
陽乃「こんにちは」
女子生徒D「比企谷先生の彼女ですか?」
陽乃「そうだよ~」
八幡「適当なこと言わないでください。ちげぇよ!総武高の卒業生だよ。城廻先生の先輩にあたる人だよ」
女子生徒E「なんか近くないですか?」
八幡「俺は離れたい」
陽乃「比企谷君、つれないなぁ」
女子生徒D「比企谷先生が、そう言ってるので離れてください」
女子生徒E「そうですよ。オバサン」
陽乃「オ、オ、オバサン…」
八幡「お前ら、何を言ってるんだ!」
陽乃「オバサンって…。静ちゃんに言いつけてやるぅ」
八幡「あ、逃げてった」
女子生徒D「先生、解放されてよかったね」
八幡「後が恐ろしいよ」
~~~~~~~~~
陽乃「静ちゃ~ん、ヒドイよ。オバサンて言われた~」
平塚「その呼び方で呼ぶな。陽乃がオバサンなら、私はどうなる…。まぁ、いい。比企谷にちょっかい出した陽乃が悪いな」
陽乃「どうして?」
平塚「比企谷は女子生徒から、すごい人気だからな。私や城廻も気をつけているからな。当の本人は気にしてないがな」
陽乃「そうなの!」
平塚「陽乃のことだ。距離が近かったんではないか?」
陽乃「うっ!」
平塚「そういうことだ。学校内で比企谷に近づき過ぎるなよ」
陽乃「えぇぇ~」
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放課後 奉仕部部室
八幡(あと少ししたら、職員室に戻るかな…)
ガラガラ
一色「せんぱ~い♪何してるんですか?」
八幡「部活」
一色「先輩しか居ないじゃないですか!」
八幡「依頼を待つのも部活だよ。生徒会は見なくていいのか?」
一色「めぐり先輩が居るので大丈夫です♪」
八幡「そうですか」
一色(ここに来てれば、一番有利♪)
ガラガラ
女子生徒F「比企谷先生、教えて欲しいところがあるんですけど」
女子生徒G「私もいいですか?」
八幡「はいよ。どこだ」
女子生徒F「ここなんですけど…」
女子生徒G「一色先生、比企谷先生を独り占めしないでください!」
一色(えぇ~!)
ガラガラ
平塚「一色先生、居るか?」
一色「平塚先生、なんでしょうか?」
平塚「ちょっと職員室へ。比企谷先生も、一段落したら」
一色「は~い」
八幡「うっす」
女子生徒達「ブーブー!」
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廊下
一色「平塚先生、生徒に先輩を独り占めするなって言われました…」
平塚「ここにも被害者が居たか。比企谷と親しくしていると、女子生徒に睨まれるぞ。アイツの人気は相当なものだからな」
一色「そうなんですか!」
平塚「高校の頃は、猫背で腐った目をしていたから、気づかないヤツが多かったが、アイツはそこそこイケメンたぞ。背筋を伸ばして目が改善されてきたからな。それはモテるだろうな。さっき陽乃が生徒にオバサン呼ばわりされたと泣きついてきた。一色も気をつけるんだな」
一色「…善処します(校内でのアピールは無理かぁ)」
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数日後 カラオケボックス
八幡「結構集まったな。さすか由比ヶ浜」
由比ヶ浜「えへへ」
雪ノ下「由比ヶ浜さん、なぜ葉山君まで居るのかしら?」
由比ヶ浜「だって…ねぇ」
八幡「こっちを見るな。まぁ、あれだ。雪ノ下も苦手な相手と上手く立ち回る練習だと思って」
雪ノ下「来てしまったからには、仕方ないわね」
葉山「そうしてくれるかい?」
八幡「うわっ!脅かすなよ」
葉山「久しぶりだね、比企谷」
八幡「そうだな、葉山せんせい」
葉山「あはは。君だってせんせいだろ?」
八幡「同じせんせいでも、雲泥の差だかな」
葉山「君が教師とはね…」
八幡「世界が変わってくれないからな、自分が変わっただけだ。なぁ、雪ノ下がこっちを睨んでるぞ」
葉山「あはは、それもなんとかしないとな」
八幡「相変わらず、イケメンスマイルだな」
葉山「そんなことはないさ。君だって、充分イケメンさ」
八幡「ぬかせ。お前に言われても嬉しくねぇよ」
三浦「ねぇ、隼人。こっちで…。ヒキオ!」
八幡「おぅ、久しぶり」
三浦「アンタ、変わったね」ジー
八幡「あんまり、見んなよ(勘違いしちゃうでしょ)」
海老名「はろはろ~。ヒキタニ君」
八幡「久しぶり」
海老名「ハチハヤ、愚腐腐」
三浦「海老名、擬態」
海老名「比企谷君、あの時のことがあって、二人のどちらとも付き合ってないの」ボソッ
八幡「そこはもう気にしないでいい」ボソッ
海老名「そっかぁ、良かった…」
戸部「海老名さ~ん、こっち来て歌うっしょ」
海老名「戸部っちに呼ばれたから行くね。ヒキタニ君が行って、トベハチでも、愚腐腐…」
八幡「行かねえよ」
城廻「比企谷君、私も来て良かったのかな?」
八幡「いいんじゃないですか。一色なんで、馴染んでますし」
城廻「そっかぁ。賑やかで楽しいね」
八幡「昔は苦手だったんですけどね」
城廻「でも、なんだかんだで、結構中心に居たよね」
八幡「望んだ形ではないですけどね」
城廻「今も苦手なの?」
八幡「得意ではないですね」
一色「先輩、こっちでデュエットしましょう♪」
八幡「こういうノリは苦手です」
城廻「あははっ」
一色「なんですか、それ!」ムゥ
八幡「あざといあざとい」
一色「学校でイチャイチャ出来ないじゃないですかぁ。ここでイチャイチャしましょう」
八幡「ここでもしねぇよ」
城廻「そうだよね。学校で比企谷君と話をしてたら、女子に睨まれちゃうからね」
川崎「ほう、詳しく聞きたいね」
八幡「え~と、川…。川上さん」
川崎「川崎だけど、殴るよ」
八幡「暴力反対」
川崎「ふん。比企谷って、そんなに人気なの?」
城廻「凄いんだよ。噂では、ファンクラブがあるらしいよ」
八幡「マジで!」
平塚「他校からも見に来る生徒もいるようだな」
川崎「平塚先生、お久しぶりです」
平塚「川崎、元気そうでなによりだ。川崎と比企谷は手がかかる生徒だったから、心配だったぞ」
川崎「専業主夫希望だった、比企谷と一緒にしないでください」
八幡「おいっ!」
一色「まだ、諦めてないらしいですし」ニヤリ
城廻「そうなの!」
平塚「比企谷、まだそんなことを…」ゴゴゴゴ
八幡「い、いや、教職も楽しいので、今は保留ということで…」
平塚「ほう、教職が楽しいか。結構」
八幡「いずれは、平塚先生に養ってもらいますよ」
平塚「!…。ま、まぁひ、比企谷がどうしてもというなら、ゴニョゴニョ」
八幡(よし!逃げよう)
八幡「よう材木座」
材木座「うむ、久しいのう」
八幡「次回作の構想はどうだ?」
材木座「何かヒントがあればと思って参加した次第よ」
八幡「大枠は決まってるのか?」
材木座「学園ラブコメとかどうだろか?」
八幡「お前、ラブコメなんか書けるのか?」
材木座「うむ、一人の男子生徒をめぐる女子生徒三人の話とかは?」
八幡「嫌な予感しかしないな…」
材木座「女子生徒役の中の人も決まっている」
八幡「アニメ化前提かよ」
材木座「早見◯織、東山◯央、佐倉◯音、どうだ?」
八幡「頭痛がしてくるから、ヤメテくれ」
材木座「主人公は檜山◯之だ!」
八幡「やめろ、暑苦しい!そこは、江口◯也じゃねえのかよ!」
戸塚「はちま~ん!久しぶり!」
八幡「おぉ、天使だ」
戸塚「天使?」
八幡「なんでもない」
戸塚「材木座君も久しぶりだね」
材木座「けぷこんけぷこん」
戸塚「八幡が先生なんて、不思議だね」
八幡「だな。自分でも思うぞ。材木座も違う先生だかな」
戸塚「そうだね。材木座先生」
八幡「材木座先生」
材木座「や、やめろ~」
八幡(賑やかだなぁ。悪くない。高校の頃なら毛嫌いしていた雰囲気だが、何故か今は心地好い…)
平塚「どうした?比企谷」
八幡「俺は変わってしまったのかなと…」
平塚「人は人と関わりをもつことで、良くも悪くも変化する。比企谷も変わったな」
八幡「どっちに変わったんですかね?」
平塚「両方だ。そして君は周りも変えてしまう。良くも悪くもな」
八幡「そうなんですかね」
平塚「そうだ」
この夜から、比企谷八幡の恋の歯車はまわりはじめる…