総武高
廊下
めぐり「比企谷く~ん」
八幡「城廻先生…。学校なんで、一応『先生』と…」
めぐり「ごめんね」テヘッ
八幡(舌を出して。一色がやるとあざといのに、この人がやると可愛いなぁ)
めぐり「それで、生徒会なんだけど…」
八幡「まぁ、俺で良ければ…」
八幡(城廻先輩と話すと癒されるなぁ)
女子生徒A「比企谷先生、また勉強教えてくださいね」
八幡「おう」
女子生徒B「比企谷先生と城廻先生って、仲いいですよね?」
めぐり「二人とも総武高の卒業生で歳も近いから」
女子生徒A「付き合ってるんですか?」
八幡「いやいや、ないぞ。城廻先生と付き合ったら、光栄だけど校内の男を全員敵にまわすことになるからね」
めぐり「私だって、女子達を敵にしたくないよぅ」
女子学生B「女子は、二人の仲を応援しようって雰囲気ですよ」
めぐり「あははっ♪」
八幡「あははって、城廻先生…」
めぐり「比企谷先生はね、シャイだから、私に告白してくれないんだよぅ」
女子生徒A「比企谷先生、ちゃんと告白しなきゃ」
八幡「いやいや、しないからね」
めぐり「比企谷君は、私のこと嫌いなの?」
八幡「嫌いではないです」
女子生徒B「はっきりしないなぁ」
めぐり「ふふふっ♪」
八幡「俺のこと、からかってますよね?」
めぐり「どうかな?」
八幡「勘弁してください」
???「チッ」
八幡(視線を感じた気がしたが…。ボッチスキルが低下しているな)
~~~~~~~~~~
放課後
八幡(ん?あそこに居るのは城廻先輩と…不良共だな。なんで総武高に合格出来たんだ?ああ、由比ヶ浜も合格出来るんだった)
八幡(でも、勉強教えてもらうって雰囲気ではなさそうだな…。つけるか)
~~~~~~~~~~~
体育館裏
八幡(ベタな場所だな)
八幡(証拠保存の為にスマホで録画っと…)
不良A「城廻先生、比企谷と仲良しみたいじゃない」
めぐり「そんなことないよぉ。私は仲良くしたいのに比企谷君がツレないんだぁ。あ、ちゃんと先生って呼ばないとダメだよぅ」
八幡(はい、安定のめぐりフィールド展開中)
不良B「そんなこと言いながら、毎晩よろしくやってんじゃねぇのか」
めぐり「う~ん、毎晩はないけど、たまに飲みに行くかなぁ」
八幡(アゴに人差し指つけて話す感じ…。可愛いよなぁ。一色がやるとあざといんだけどな)
不良C「とぼけてんじなゃねぇよ。毎晩やってるんだろ、S○X」
めぐり「せ、せせせせS○X!そんなこと、したことないよ!ひ、比企谷君なら、いいかなぁ…///」
八幡(顔赤くしながら、何言ってるの!)
不良A「やってねぇなら、俺達の相手をしてもらおうか!」ガシッ
めぐり「きゃ!」
八幡(傍観もここまでだな)
八幡「お~い、その辺でやめておけ」
めぐり「比企谷く~ん」
不良B「比企谷!なにしに来た!」
八幡「城廻先輩を助けに来た」
不良C「てめぇみたいなヒョロいヤツには無理だよ」
八幡「それはどうかな?」
不良A「てめぇ!」パンチ
八幡「遅い」ヨケッ
八幡「それと、城廻先生。俺とはそういう関係はないし、好きでもなんでもないって言ってくれないと」
めぐり「でも、私は比企谷君のこと大好きだよ」
八幡「へっ?」
めぐり「お付き合いしたいと思ってるけど…///」
八幡「何故?」
不良B「何いちゃついてるんだよ!」パンチ
八幡「危なっ!」ヨケッ
めぐり「君たちもうるさいよ!今、比企谷君と話をしてるの!」プンブン
八幡「いや、怒った顔も可愛いんですが、今の状況は…」
めぐり「か、可愛い…///」
八幡「あ、今のは言葉のあやというか…」
めぐり「じゃあ、私は可愛くないの?」シュン
八幡「そんなことないです!すごい、可愛いです!なあ、お前ら」
不良達「「「可愛いです…///」」」
めぐり「じゃあ、なんでお付き合いしてくれないの!」
八幡「それは、お互いことをまだ知らないというか…。なぁ」
不良C「俺達に聞かないでください」
不良A「なんか、興醒め」
不良B「帰りま~す」
八幡「お、お前ら…」
不良C「お幸せに~」
めぐり「気をつけて帰るんだよ~」
八幡「じゃあ、俺も…」
めぐり「比企谷君!」
八幡「はひっ!」
めぐり「私の気持ちはわかったよね…///」モジモジ
八幡(カワエェ)
めぐり「比企谷君は、私のこと…どう思っているのかな?」
八幡「可愛い先輩…ですかね」
めぐり「じゃあ、お付き合いしてくれるの?」
八幡「それとこれとは別の話で…。お互いをよく知らないというか…」
めぐり「じゃあ、デートしよう」
八幡「はい?」
めぐり「今『はい』って、言ったね。じゃあ、次の日曜日ね」
八幡「今のは肯定の『はい』ではなくて…」
めぐり「ダメかなぁ」ウルウル
八幡「慎んでデートさせていただきます」
めぐり「じゃあ、日曜日ね」ニコニコ
八幡(すげぇ、まぶしい笑顔)
~~~~~~~~~~
日曜日
駅前
八幡(待ち合わせの30分前。まだ来てない。待ち合わせで女性を待たせたら、小町にお説教をされてしまう)
めぐり「比企谷く~ん、お待たせ」フリフリ
八幡「待ってないですよ」
めぐり「でも30分も前だよ」
八幡「女性を待たせたくないので」
めぐり「やっぱり、優しいね」ニコッ
八幡(笑顔が俺の腐った心を浄化していく…)
八幡「それで、城廻先輩は…」
めぐり「めぐり!」
八幡「はい?」
めぐり「めぐり!!」
八幡「城廻さん」
めぐり「めぐり!!!」
八幡「…めぐりさん」
めぐり「う~ん、それで許してあげる♪」
八幡「はぁ、どうも」
めぐり「八幡って、呼びにくいから、…ハチ君」
八幡「じゃあ、めぐちゃん」
めぐり「それでもいいよ」
八幡「めぐりさんで勘弁してください」
めぐり「仕方ないなぁ。いつか、そう呼んでね♪」
八幡「…善処します」
めぐり「どこ行こうか?」
八幡「すいません、デートとかしたことないので…」
めぐり「奉仕部の二人や一色さんとしたんじゃないの?」
八幡「あれはデートと呼べるかどうか…」
めぐり「大学時代とかは?」
八幡「戸塚となら」
めぐり「戸塚…君。男の子だよね?」
八幡「じゃあ、やっぱりないですね」
めぐり「じゃあ、私が初デートだね」
八幡「そうなんですかね?」
めぐり「嬉しいな♪」
八幡「映画とかどうですか?」
めぐり「いいね」
八幡「城廻せ…」
めぐり「めぐり」
八幡「めぐりさんは、どんな映画がいいですか?」
めぐり「ホラーはイヤかな。寝れなくなっちゃうから」
八幡「可愛いですね。じゃあ、ホラーで」
めぐり「ハチ君のイジワル!」ポカポカ
八幡「あははっ、ごめんない」
めぐり「私が眠れるまで、一緒に居てくれる?」ウルウル
八幡「べ、別の映画にしましょう」
めぐり「恋愛モノがいいかな」ギュ
八幡「め、めぐりさん。腕…」
めぐり「ダメ…かな?」
八幡(可愛い!いい匂い!柔らかい!)
八幡「…いいですよ」
めぐり「嬉しい♪」ギュ
~~~~~~~~~~~
映画鑑賞後
めぐり「二人が結ばれてよかったぁ」グスン
八幡「そうですね」
(俺の涙腺までやられそうだった)
八幡「お昼にしましょうか」
めぐり「あ、そうだね」グスン
八幡「駅の近くにイタリアンの店があったの見たので、そこでいいですか?」
めぐり「私も気になってたんだ。同じ店が気になるなんて、なんか嬉しい♪」ギュ
八幡(や、柔らかいモノがが当たってるぅ…)
~~~~~~~~~
レストラン
めぐり「う~ん…」
八幡(メニューで迷っているめぐりさんも可愛い)
めぐり「ハチ君は決まったの?」
八幡「まぁ、だいたい。城め…、めぐりさんは?」
めぐり「これとこれ、どっちがいいかなぁ」
八幡「すいませ~ん」
店員「お決まりですか?」
八幡「これとこれ、それとこのサラダを。あとパスタをシェアしたいんで、取り皿を2枚」
店員「かしこまりました」
めぐり「ハチ君、いいの?」
八幡「俺が食べたいのも、そのあたりでしたから」
めぐり「ハチ君は、やっぱり優しいね…///」
八幡「そんなことないですよ」
めぐり「私はね…、そんなハチ君の優しさを独り占めしたいんだ…///」
八幡「めぐりさん…」
めぐり「わ、私、欲張りかなぁ…」
八幡「恋愛なんて、そんなモンじゃないですか。俺にその価値があるかは別として」
めぐり「ハチ君!!」
八幡「ひゃい!」
めぐり「ごめんなさい、多きな声を、出して…」
八幡「いえ…」
めぐり「ハチ君は、自分を過小評価しすぎだよ…。それに、自分を犠牲にしようとしたり…」
八幡「はぁ…」
めぐり「決めた!ハチ君がそういうことしないように、私が監視します!」
八幡「監視しなくても、大丈夫ですよ。しませんから」
めぐり「ダ~メ♪」
八幡「お、お手柔らかお願いします」
店員「お待たせしました」
めぐり「うわぁ♪美味しそう♪取り分けてあげるね♪」
八幡「ありがとうございます」
~~~~~~~~~
食事後
めぐり「美味しかったね」
八幡「初めて入った店ですけど、当たりでしたね」
めぐり「また来ようね」ウインク
八幡「はい…///」(破壊力ハンパねぇ)
めぐり「次はどこに行こうかなぁ」
八幡「ショッピングモールでも行きますか?」
めぐり「いいねぇ」
~~~~~~~~~~~
ショッピングモール
めぐり「じゃあ、ハチ君に服を選んでもらおうかな」
八幡「いやぁ、俺のセンスは壊滅的ですよ」
めぐり「ハチ君に選んでもらおうかな欲しいんだ…。ダメ?」ウルウル
八幡「がんばります…///」
~~~~~~~~~
八幡(これ、めぐりさんに似合いそうだな…)
めぐり「ハチく~ん」
八幡「はい、今行きます」
~~~~~~~~~
帰り道
めぐり「楽しかったぁ~♪ハチ君はどうだった?」
八幡「ずっとドキドキしてました。でも、楽しかったです」
めぐり「ちょっと強引に誘ったから心配だったんだ…」
八幡「めぐりさんにデートに誘ってもらえるなんて、男冥利につきますよ」
めぐり「よかった」
八幡「俺を誘ってくれた、めぐりさんにお礼です」
めぐり「これは…。開けてみてもいい?」
八幡「どうぞ」
めぐり「髪止め…。可愛い」
八幡「めぐりさんに似合いそうだと思って…///」
めぐり「ありがとう」ダキツキ
八幡「は、恥ずかしいです…///」
めぐり「そうだ、ハチ君。耳貸して」
八幡「はい」カガミ
チュ
八幡(頬が熱いぃぃぃぃ)
めぐり「何も買ってなかったから、今日はこれで許して」テヘッ
八幡「…」
めぐり「ハチ君?」
八幡「天にも昇る気持ちって、こういうことなんですね…///」
~~~~~~~~~
数日後
総武高 職員室
女子生徒「城廻先生、その髪止め可愛い」
めぐり「そう?」
女子生徒「すごく似合ってます」
めぐり「そう言ってもらえると、嬉しいな。大好きな人からの初めてのプレゼントだから」
八幡「ゲホッゲホッ」
平塚「比~企~谷~!」
八幡「な、なんですか?」
平塚「少し話をしようじゃないか」ゴゴゴゴ
女子生徒「平塚先生、どうしたんですかね?」
めぐり「さぁ、なんだろうね」ニコニコ
~~~~~~~~~~
数日後
めぐり「比企谷先生」
八幡「どうしました?」
めぐり「二人しか居ないね」キョロキョロ
八幡「ですね」
めぐり「髪止めのお礼に、ハチ君にご飯をご馳走したいな」
八幡「あんな物程度で、ご飯奢ってもらうなんて、悪いですよ」
めぐり「奢る?違うよ。私が作ってあげるの」
八幡「へ?」
めぐり「週末はハチ君の家に行くね」
八幡「余計に悪いですよ。それに、俺は一人暮らしですよ」
めぐり「ちょうど良かった。あんまり自炊してないんでしょ?」
八幡「いやいやいや。俺も男ですから、二人っきりになったら、なにするかわからないですよ」
めぐり「ハチ君は、そんな事する男の子じゃないから、大丈夫だよ
。それに、ハチ君だったらいいよ…///」
八幡「え?」
めぐり「とにかく!ハチ君の家に行くから」
八幡「はい…」
~~~~~~~~~~
週末
八幡の部屋
めぐり「ハチ君、カレー出来たよ」
八幡「うまそうですね」
めぐり「たくさん作ったから、2日分はあるかな」
八幡「ありがとうございます。では…」
八幡「いただきます」
めぐり「いただきます」
八幡「うん、旨いです」
めぐり「良かった。ハチ君に喜んでもらえて」
~~~~~~~~~~~
食後
八幡「ごちそうさまでした」
めぐり「お粗末さまでした」
八幡「コーヒー飲みますか?」
めぐり「ありがとう」
八幡「どうぞ」
めぐり「ハチ君…」
八幡「なんです?」
めぐり「これ、この前のお返し」
八幡「開けてもいいですか?」
めぐり「うん」
八幡「ブックカバー…。オシャレですね。ありがとうございます、使わせてもらいます」
めぐり「それでね…、こういう強引のやめにするね…」
八幡「めぐりさん?」
めぐり「自分の気持ちを伝えたら、止まられなくなっちゃって、ハチ君の気持ちを全然考えてなかったよ…。だから…」グスン
八幡「あ~、めぐりさん。俺のどこがよかったんですか?」
めぐり「高校の頃にね、文化祭や体育祭を一緒に盛り上げてくれた、ひねくれてるけど優しい後輩…。ちょっと可愛くてちょっと格好良くて、ちょっと好きかなって思ってるうちに卒業しちゃって、もう会えないと思っていたら、急に目の前に現れて…。それも、格好よくたくましくなってたから、大好きになっちゃったの…。でも、私が一人で盛り上がっちゃってて、迷惑かけちゃったみたいで…」
八幡「めぐりさん、俺はめぐりさんのこと、あの…、その…。言いたいことはいっぱいあるけど、今の話を聞いたら、頭の中が整理出来なくなりました。…好きです!俺と付き合ってください」
めぐり「…え?」
八幡「え?もしかして、俺の勘違いでしたか?」
めぐり「…」ポロポロポロ
八幡「うわ~!泣かないでください!なかったことにしてください!」
めぐり「違うよ、まさか好きって言ってもらえると思わなくて…。嬉しくて…」
八幡「すいません、こういうのに慣れてなくて…。どうすればいいのか…」
めぐり「ハチ君…、抱きしめて…」
八幡「はい…」ギュウ
めぐり「嬉しい…」
八幡「そうだ!めぐりさん、後ろ向いて目を閉じてください」
めぐり「ん?いいけど」クルッ
八幡「…はい、目を開けてください」
めぐり「このネックレスは…」
八幡「今日、告白しようと思っていて、…その、付き合えたら記念にと渡そうと思って買いました」
めぐり「ハチ君…」
八幡「はい」
めぐり「ズルイ!」
八幡「はいっ?」
めぐり「こんなことされたら、余計に好きになっちゃうよ」
八幡「あはは」
めぐり「あははじゃないよ!私もハチ君にお返しがしたい」
八幡「めぐりさんが一緒に居てくれるだけで十分ですよ。こんなプレゼントはないです」
めぐり「も~」
八幡「めぐりさん」
めぐり「なに?」
八幡「また、ご飯作ってください」
めぐり「もちろんだよ」
八幡「その時は、買い物も一緒に行ってください」
めぐり「うん」
八幡「次は、俺からデートに誘います」
めぐり「待ってるね」
八幡「めぐりさん、大好きです」
めぐり「私もハチ君のこと、大好き」
チュ
ガチャ
小町「お兄ちゃ~ん!可愛い妹が、ご飯を…。お邪魔しました…」
八幡「小町!待ってくれ、説明するから!」
~~~~~~~~~~~
八幡「小町、改めて紹介する。今日からお付き合いすることになった、城廻めぐりさんだ。めぐりさん、妹の小町です」
小町「前に言ってた、いろはさんの前任の生徒会長さん?」
めぐり「そうだよ。小町ちゃん、よろしくね~」
小町(こ、この癒しオーラは…。しかも、あざとくないだと…)
めぐり「?」
八幡「どうした?」
小町「お兄ちゃんの目が浄化されるわけだ…」
八幡「まぁ、めぐりさんの近くに居ればな」
小町「こんな愚兄ですが、末永くよろしくお願い…、あ~!」
八幡「急にデカイ声を出すなよ」
小町「めぐりさん、そのネックレスは新品にみえるのですが…」
めぐり「ついさっき、ハチ君に貰ったの…///」
小町「お兄ちゃんが女性にプレゼントなんて…。小町、嬉しいけどお兄ちゃんが遠くへ…」ヨヨヨ
八幡「小町さ~ん、寸劇いらないからね」
めぐり「可愛い妹さんだね」
八幡「はい。自慢の妹です」
小町「いつごろから、『義姉ちゃん』と呼べばいいですか?」
めぐり「う~ん、私は今からでもいいと思うんだけど…」
八幡「早い早い…」
小町「これだから、ゴミぃちゃんは」ヤレヤレ
~~~~~~~~~~
翌週金曜日
総武高
女子生徒「城廻先生って、比企谷先生と付き合ってるんですか?」
めぐり「そ、そんなことないよぉ」
女子生徒「バレバレですね」
めぐり「…///」
女子生徒「その前、仲良さそうに、買い物してましたよね」
めぐり「見られちゃった?」
女子生徒「はい、バッチリ」
めぐり「ひ、比企谷先生は照れ屋だから、言っちゃダメだよ」
女子生徒「結構、バレてますけど…」
めぐり「えっ!」
女子生徒「私以外にも目撃者いましたし…」
めぐり「大丈夫かなぁ…」
~~~~~~~~~~
別の場所
女子生徒「隠さなくてもいいじゃないですか」
八幡「だから、違うって。人違いだから」
女子生徒「写真撮ったって人もいましたよ」
八幡「マジか…」
女子生徒「マジです」
~~~~~~~~~~
数時間後
体育館裏
不良A「やっぱり、比企谷と仲良くやってたんじゃねぇか」
めぐり「そ、そんな…。付き合い始めたばっかりで…」モジモジ
不良B「今日は俺たちの相手をしてもらおうか!」ガシッ
めぐり「イヤ!離して!」
不良C「離すかよ!」ビリビリ
めぐり「イヤ~~!!」
不良A「騒ぐな!」
めぐり「ムグムグ~!」
不良B「さぁ、お楽しみの時間だ」
めぐり(イヤ!ハチ君、助けて…)
八幡「てめぇら、何やってんだ」
不良C「チッ!比企谷」
八幡「何をやってるんだと聞いている!」
不良A「城廻先生と仲良くするんだよ」
八幡「…出すな」
不良B「何だって?」
八幡「俺のめぐりに手を出すなと言ってるんだよ!」
不良達ビクッ
めぐり「ハチ君…」グスン
八幡「めぐり、ちょっと待っててくれ」
八幡「てめぇら…」ジリッ
不良C「ヒッ!」
八幡「覚悟は出来てるんだろうな…」ジリッ
不良A「お前、教師だろ!生徒に手を出したら…」
八幡「だからなんだ…」
不良B「え?」
八幡「教師の前に俺は男だ。自分の彼女に手を出されて怒らないなんて、男じゃねぇ!」
不良C「ヒッ!」
八幡「覚悟しやがれ…」
めぐり「ハチ君、ダメだよ…」
不良A「てめぇみたいな、ヒョロいヤツに負けるかよ!」ボコッ
八幡「てっ…。殴ったな…。これで正当防衛だ…」
不良B「効いてない…だと…」
めぐり「ハチ君、ダメだよ…」
八幡「平塚先生直伝・抹殺のぉ…」
めぐり「ハチ君!ダメェ!」
平塚「そこまでだ、比企谷」ガシッ
八幡「平塚先生…」
平塚「落ち着きたまえ」
八幡「しかし…」
平塚「こいつらの処分は私がやろう。君は城廻についていてやれ」
八幡「わかりました。お願いします」
平塚「お前ら、行くぞ」
不良C「比企谷なんかに…」
平塚「お前らは比企谷をみくびっているようだが、柔道部の顧問は知ってるな」
不良A「あの熊か」
平塚「比企谷は勝っている」
八幡「まぐれですよ」
平塚「まぐれで10連勝するな。慰めるのが大変だったぞ」
不良C「えぇ…」
平塚「あと、お前らを注意した時にロッカーを壊したことがあるな」
不良A「あれはビビったな」
平塚「比企谷の打撃は、あれより上だ」
不良B「マジで…」
平塚「本当だ」
不良C「ひぇぇ」
平塚「私が止めてなかったら…」
不良A「…」
平塚「比企谷、城廻を頼むぞ」
八幡「はい」
平塚「ではな」
~~~~~~~~~~~~
八幡「めぐりさん、大丈夫ですか」
めぐり「バカ!ハチ君のバカ!」
八幡「へ?」
めぐり「先生クビになったらどうするの!」
八幡「そ、それは…」
めぐり「せっかく出会えたのに、せっかく一緒に働いているのに…」
八幡「すいません…」
めぐり「バカァ」ダキツキ
八幡「すいません…」
めぐり「でも…」
八幡「でも?」
めぐり「格好よかった…///」
八幡「へ?」
めぐり「『俺のめぐりに手を出すな』…///」
八幡「あぁ、呼び捨てして、すいません」
めぐり「『俺のめぐり』…///」
八幡「勘弁してください」
~~~~~~~~~
八幡の部屋
めぐり「ほら、ちょっと腫れてるよ」
八幡「これくらい大丈夫ですよ」
めぐり「もう、無茶したらダメだよ」
八幡「はい…」
めぐり「そうだね」
めぐり「ねぇ、ハチ君…」
八幡「なんですか?」
めぐり「私をハチ君のモノにして」
八幡「そ、それは…」
めぐり「…」ギュウ
八幡「そういうことですよね…」
めぐり「…うん」
チュウ
~~~~~~~~~~
朝方
八幡(ん…。めぐりさんの寝顔…。可愛い…)
めぐり「…ハチ君?」
八幡「おはようございます、めぐりさん」
めぐり「おはよう…。えへへ」ギュウ
八幡「どうしたんですか?」
めぐり「ハチ君が『めぐり』って、いっぱい呼んでくれたから…///」
八幡「めぐりさんだって『八幡』て呼んでくれたじゃないですか」
めぐり「なんか、恥ずかしいけど嬉しい」
八幡「俺もです」
ピンポーン
めぐり「ハチ君、出ないの?」
八幡「来客の予定もAmaz○nも来る予定がないので、無視です」
ピンポーン
めぐり「ハチ君?」
八幡「出たくないです。めぐりさんと、こうしてます」ギュウ
めぐり「えへへ」
ピンポピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポーン
八幡「恐いよ、あと怖い」
めぐり「出てあげたら?」
八幡「わかりました。すぐ追い返しますね」
めぐり「うん」
ガチャ
八幡「近所迷惑になるので、やめてもら…。人違いです」
陽乃「ヒドイよ、比企谷君!ケガしたって聞いたから、お姉さんがお見舞いに来てあげたのに!」
八幡「今日は勘弁してください!マジで!」
陽乃「誰かいるの?」
八幡「それはプライベートなことなので、お答えしかねます!」
陽乃「誰がいるの?雪乃ちゃん?ガハマちゃん?」
八幡「どちらもいませんから、お引き取りを」
陽乃「じゃあ、お姉さんが看病してあげるから♪」
めぐり「ハチ君、誰が来たの?」ヒョコ
八幡「あぁぁぁ…」
陽乃「え?めぐり?…しかも、Yシャツって…。え?ハチ君て…」
めぐり「あ!ハルさん!おはようございます♪」
陽乃「お、おはよう…。比企谷君、めぐりを脅して何をしているのかな?…すぐ警察に」
八幡「携帯しまってください!姉妹で似たような対応しないでください!」
めぐり「ハルさん、ハチ君はそんなことしないですよぉ」
陽乃「…比企谷君、悪いんだけど、お水一杯貰える?」
八幡「ここでは、あれなんで、散らかってますが、中へ」
陽乃「ありがとう…。それと、めぐりはちゃんと服着なさい」
めぐり「えぇ、ハチ君の匂いがするのにぃ」クンクン
八幡「においを嗅がないでください」
めぐり「ハチ君、何か貸して」
八幡「ベッド下に新品のスエットがあるので」
めぐり「ハチ君の匂いしないじゃん」
八幡「ワガママ言わないでください」
陽乃「目眩が…」クラァ
八幡「雪ノ下さん!!」
~~~~~~~~~~
陽乃「で、説明してもらいましょうか」
八幡「え~とですね、先週に俺から告白して付き合うようになって、昨日色々ありまして、めぐりさんが泊まりました」
陽乃「じゃあ、今朝は二人でむかえる初めての朝…」
めぐり「そうなんですよぉ」
陽乃「静ちゃんが『行くな』って言った意味がわかったわ」
八幡「雪ノ下さん、雪ノ下には落ち着いたら、伝えますので、内密に…」
陽乃「わたかったわ」
八幡「助かります」
陽乃「比企谷君、めぐりを泣かせたら、承知しないからね」
八幡「はい」
~~~~~~~~~~
数日後
居酒屋
八幡「乾杯!」
雪ノ下「乾杯!」
由比ヶ浜「乾杯!」
八幡「悪いな、急に呼び出して」
由比ヶ浜「大丈夫だよ」
雪ノ下「今日はどうしたの?」
八幡「二人に報告があるんだが…。彼女が出来た」
雪ノ下「そう。今回はどんなゲームなのかしら」
八幡「ゲームじゃねぇし」
由比ヶ浜「ヒッキー、幻覚が見えるようになっちゃったんだね」ヨヨヨ
八幡「リアルだからね」
雪ノ下「そ、そういうなら、連れて来なさい」
由比ヶ浜「そ、そうだよヒッキー」
八幡「今から来る予定だ」
めぐり「久しぶり~♪」
雪ノ下「城廻先輩、どうしたんですか?」
由比ヶ浜「一緒に飲みますか?」
めぐり「うん、ありがと~」
雪ノ下「城廻先輩。何故、比企谷君の横に座るんですか?そんな男の横は危険ですよ」
めぐり「そんなことないよ~」
由比ヶ浜「城廻先輩、くっつき過ぎですよ」
めぐり「ハチ君と居る時は、こんな感じだよ」
雪ノ下「ハチ君?」
めぐり「八幡だから、ハチ君だよ」
由比ヶ浜「…ヒッキー?」
八幡「改めて紹介するよ。俺がお付き合いしている、めぐりさんだ」
雪ノ下「比企谷君、城廻先輩の弱みを握って脅しているのね。すぐに警察に…」
八幡「携帯しまってください!姉妹で同じ反応しないで」
由比ヶ浜「ヒッキー、脅してるとかマジキモイ!」
八幡「脅してないし、キモくないからね」
めぐり「そうだよ。ハチ君はカッコいいんだから。この前も…」
八幡「めぐりさん、その話はやめてください」
雪ノ下「ちょっと待って比企谷君。姉妹で同じ反応って…」
八幡「雪ノ下さんが、俺の部屋に突撃してきたんだよ。俺の口から説明したいからって、黙っててもらった」
めぐり「ハルさんたら、いいところで来るんだから…///」
八幡「めぐりさん、その話も恥ずかしいからやめてください」
由比ヶ浜「ゆきのん…」
雪ノ下「私達の負けね…。城廻先輩、彼のことをよろしくお願いします」
めぐり「うん!任せて!」
雪ノ下「それと、途中で2ヶ所ほど聞きたいことが…」
八幡「やめてください」
由比ヶ浜「ヒッキーは黙ってて」
八幡「はい…」
めぐり「付き合い始めたばかりの時にね、生徒に乱暴されそうになったんだよ」
雪ノ下「総武高に、そんな生徒がいるのね」
八幡「まぁ、由比ヶ浜が合格するぐらいだからな」
由比ヶ浜「ヒッキー!ヒドイ!マジキモイ!」
八幡「キモイ関係ねぇし」
めぐり「そしたらね、ハチ君が助けに来てくれたの」
由比ヶ浜「ヒッキー、やるね」
めぐり「そしてね『俺のめぐりに手を出すな!』って」
雪ノ下「う、羨ましい…」ボソッ
八幡「めぐりさん、恥ずかしいから…///」
めぐり「生徒を殴ろうとしたら、平塚先生が止めに来てくれたんだ」
八幡「平塚先生のお陰でクビにならずにすんだよ」
由比ヶ浜「ヒッキーも、怒るんだね」
八幡「怒るというか、キレたのかな。大人げなかった」
めぐり「反省してね」
八幡「…はい」
めぐり「その日ね、ハチ君がケガをしちゃったから、ハチ君ん家に初めてお泊まりしたんだけどね」
雪ノ下「お、お泊まり…」
めぐり「朝、ハルさんに邪魔されちゃったんだよ」
八幡「あの人、なんで俺ん家知ってたんだ?」
由比ヶ浜「あはは」
めぐり「でも、ハルさん帰る時、グッタリしてたけど、どうしてかなぁ?」
雪ノ下「な、なんとなく理由はわかるわ」
~~~~~~~~~~~
帰り道
めぐり「楽しかったね♪」
八幡「恥ずかしかったです…」
めぐり「二人とも、ハチ君のこと見直してたね」
八幡「昔のヘタレ具合をしってますからね」
めぐり「ねぇ、ハチ君」
八幡「なんです?」
めぐり「ハチ君は、二人の気持ちに気づいてたの?」
八幡「そうじゃないかなぁぐらいですかね」
めぐり「なんで告白しなかったの?」
八幡「ちょっとした黒歴史がありましてね。恋愛に対して臆病になっていたんですよ 」
めぐり「でも、私には告白してくれたよね?」
八幡「めぐりさんには、どうしても想いを伝えたくなったんですよ。それだけ、好きになったんです」
めぐり「そう言われると、嬉しいな」
~~~~~~~~~~
数ヵ月後
八幡「めぐりさん、この段ボールなんでしたっけ?」
めぐり「それは化粧品だから、こっち」
八幡「は~い」
めぐり「ハチ君、本が多過ぎだよ」
八幡「これでも、厳選したんですけどね。後で本棚にしまうので、そのあたりに置いてください」
めぐり「今日の夕御飯は簡単なモノでいいかな?」
八幡「引っ越しで疲れてるから、簡単でいいですよ。最悪、ピザでもとりますか?」
めぐり「ダメ!もう一人暮らしじゃないんだから」
八幡「なんか、めぐりさんと同棲出来るなんて、ドキドキしますね」
めぐり「同棲なんて…」
八幡「そのネタ、前にやったんで結構です」
めぐり「前に?」
八幡「気にしないでください」
………
……
…
めぐり「やっと片付いてきたね」
八幡「今日から二人で暮らすんですね」
めぐり「なんだか楽しみだね」
八幡「めぐりさん」
めぐり「何かな?」
八幡「これを受け取ってもらえませんか?」
めぐり「この箱って、もしかして…」
八幡「このタイミングがベストかどうかわからないんですが…」
八幡「城廻めぐりさん、俺と結婚してください!」
めぐり「は、ハチ君…。嬉しいよ。嬉しくて涙が…」グスッ
めぐり「私をハチ君のお嫁さんにしてください」
八幡「はい、幸せになりましょうね」
めぐり「うん!!」