カラオケ後
姫菜「ヒキタニ君」
八幡「なんですか?」
姫菜「ヒキタニ君は、アニメとかは、まだ見てる?」
八幡「学生時代ほどは見てないですが、多少は」
姫菜「今度、話に付き合ってもらえるかな?今の職場に話出来る人がいなくて」
八幡「まぁ、俺で良ければ」
姫菜「じゃあ、連絡先交換しよう」
八幡「あぁ、いいぜ」
~~~~~~~~~
数日後
ファミレス
姫菜「悪いね、休日に」
八幡「大丈夫だ。俺も生徒にはこんな話は出来ないから」
姫菜「でさぁ、今期の作品は…」
………
……
…
姫菜「比企谷君はどう思う?」
八幡「あのキスシーンとか良かったな」
姫菜「あれは名シーンだよ」
八幡(海老名さん、楽しそうだな。生き生きしてる)
姫菜「今年は劇場作品も目白押しだから、楽しみだよ」
八幡「タイミングが合えば、一緒に行く?」
姫菜「いいの?」
八幡「観たい映画とタイミングが海老名さんと合えばね」
姫菜「ダン○ち?こ○すば?冴え○女?F○te?青○タ?どれがいいかな?」
八幡「そういえば、海老名さん、愚腐腐な話は出ないけど…」
姫菜「一応TPOにあわせて…」
八幡「聞くだけなら、聞くよ。同意を求められたり、俺が出てこなければ」
姫菜「じゃあ、少しだけ…」
………
……
…
姫菜「もう、そのカップリングが最高で」
八幡「うんうん」
………
……
…
姫菜「いやぁ、いっぱい話せた」
八幡「それはよかった」
姫菜「でも比企谷君、気持ち悪くなかった?」
八幡「その対象が俺でなければね。それに、気持ち悪さなら海老名さんには負けない」
姫菜「何それ」フフフッ
八幡「やっぱり海老名さんも可愛い女の子だね」
姫菜「え?」
八幡「すまん、妄言だ。忘れてくれ」
姫菜「そんなこと言われたら勘違いしちゃうよ…///」
八幡「勘違いも俺は負けん。海老名さんに告白してフラれるまである。あ、もうフラれてるか」
姫菜「もう!」フフフッ
八幡「ごめん、ごめん」
姫菜「でも比企谷君、奉仕部の二人や生徒会長とは特別な関係にはなってないの?」
八幡「あぁ、アイツらはなんていうか…。俺の中では戦友かな」
姫菜「そうなんだ…。じゃあ私にも…」ブツブツ
八幡「海老名さん?」
姫菜「なんでもないよ」
八幡「?」
姫菜「そろそろ解散しようか」
八幡「そうだな。楽しかったよ」
姫菜「また話聞いてね。それと映画も」
八幡「わかってるよ」
姫菜「じゃあ、またね」
八幡「おう、またな」
~~~~~~~~~~
週末
池袋
姫菜「来ましたわ~!乙女ロード!」
八幡「来てしまった…」
姫菜「ごめんね、比企谷君」
八幡「秋葉原にも行きたかったから、ついでですよ」
姫菜「ではでは、まずはアニ○イトへ」
八幡「愚腐腐なフロアの時は、別行動で…」
姫菜「了解」
~~~~~~~~
アニメ○ト店内
八幡(しばし海老名さんとは別行動)
八幡(いい声カレンダー…。CV悠○碧と竹○彩奈か。悠○碧verは買いだな。悠○碧と小松未○子の声はマジ天使。何故か親近感すらある…)
姫菜「比企谷君、お待たせ」
八幡「収穫は?」
姫菜「愚腐腐…」
八幡「あったんですね」
姫菜「次はねぇ…」
~~~~~~~~~~
秋葉原
八幡「来たぜ!東の聖地!」
姫菜「比企谷君もテンション上がってきたね」
八幡「この雑多な感じがなんとも」
姫菜「わかるなぁ」
八幡「悪いな、付き合ってもらって」
姫菜「私も楽しいから、大丈夫♪」
~~~~~~~~~~~
帰り道
八幡「中野ブロードウェイも行きたかったけどなぁ」
姫菜「また付き合うよ」
八幡「本当か!なかなか一緒に行ってくれるヤツが居ないからな(誰か忘れてる気がする…)」
姫菜「私もオタ活をしてくれる友達がいないから…」
八幡「そうなのか?」
姫菜「八幡君は気兼ねなく話が出来るから」
八幡「八幡君!?」
姫菜「友達だったら、名前呼びでもいいでしょ?」
八幡「まぁ、かまわねぇよ」
姫菜「私のことも姫菜って呼んでいいからね」
八幡「わかったよ、海老名さん」
姫菜「もう!」
八幡「女の子を名前で呼ぶなんて、小町ぐらいだから、慣れないんだよ」
姫菜「慣れたら、名前で呼んでね」
八幡「はいよ」
………
……
…
由比ヶ浜(あれ?ヒッキーと姫菜が一緒に歩いてる!どういうこと…。後で電話しよう…)
~~~~~~~~~~~
prrrrr
由比ヶ浜「あ、姫菜?やっはろ~」
姫菜『はろはろ~、結衣。どうしたの?』
由比ヶ浜「え~と、あのね…、え~と…」
姫菜『本当にどうしたの?』
由比ヶ浜「あ、あの、ヒッキーと歩いてたよね?そ、それって…」
姫菜『デートじゃないかと?』
由比ヶ浜「う、うん」
姫菜『今のところは違うかな』
由比ヶ浜「どういうこと?」
姫菜『今日はね八幡君とオタ活をしてたんだ』
由比ヶ浜「オタ活?って、八幡君!!」
姫菜『友達だからね』
由比ヶ浜「まぁ、…うん。オタ活ってなに?」
姫菜『オタクな活動だよ八幡君も私もラノベやアニメが好きだからね。お互いにオタク話が出来る相手もいないからね』
由比ヶ浜「そ、そうなんだ」
姫菜『それにBLの話も聞いてくれるしね』
由比ヶ浜「ヒッキー、そっちの趣味が…。彩ちゃんとか…」
姫菜『さい×はち…、愚腐腐…。でも違うよ。ただ聞いてくれるだけ。それだけでも、嬉しくてね』
由比ヶ浜「そうなんだ。私も姫菜やヒッキーとお話し出来るように、がんばる!」
姫菜『無理しなくていいよ。八幡君のことはLIKEだから』
由比ヶ浜「そうなんだ」ホッ
姫菜『今のところはね』
由比ヶ浜「え?」
姫菜『結衣も後悔しないようにね』
由比ヶ浜「わ、わかった」
姫菜『じゃあ、またね』
由比ヶ浜「ばいば~い」
p
姫菜(結衣に悪いことしたかな)
由比ヶ浜(ライバル出現かな?)
~~~~~~~~~
週末
映画館前
姫菜「う~ん、期待値上げすぎたかなぁ」
八幡「アニメの実写化としては、がんばった方じゃないかな」
姫菜「アニメの実写化は福○監督が一番かなぁ」
八幡「なんでだろうな」
姫菜「そこの喫茶店で、感想戦やろうよ」
八幡「将棋かよ。まあいいぜ」
~~~~~~~~~~~
喫茶店
八幡「比較的に実写化しやすい作品だったんだけどな」
姫菜「やっぱり、腑に落ちないよね」
八幡「帰ってアニメDVDで口直したな」
姫菜「えっ?もってるの?」
八幡「こんど貸そうか?」
姫菜「是非是非!」
雪ノ下「店内では静にした方がいいわよ、オタ谷君」
八幡「おぅっ!ビックリした。雪ノ下か」
姫菜「雪ノ下さん、はろはろ~」
雪ノ下「珍しい組み合わせね」
八幡「そうでもないぞ」
姫菜「そうそう。八幡君とはオタ友だから」
雪ノ下「八幡君…。随分と親しいみたいね」
八幡「見てる作品が似てるからな。こればっかりは、雪ノ下や由比ヶ浜とは出来ない話だからな」
姫菜「私も、そういう話が出来る友達がいなくて」
八幡「わかるよ、海老名さん」
雪ノ下「貴方には、ざ、材、材木…。中二病の友達がいるじゃない」
八幡「名前思い出すの諦めたよね?材木座は、友達ではない」
姫菜「雪ノ下さんも、そんなに目くじら立てないで」
雪ノ下「わ、私はそんな…」
八幡「まぁ、俺にもそういう友達が出来たってことだよ」
雪ノ下「友達が出来たのなら、喜ばしいことだわ」
姫菜「そうそう」
雪ノ下「では、私はこれで」
八幡「またな」
雪ノ下(海老名さん…。要注意ね)
………
……
…
八幡「で、今日は愚腐腐な話は?」
姫菜「じゃあ、少しだけ」
八幡「聞くよ」
姫菜「この前、池袋で買った作品なんだけどね…」
………
……
…
姫菜「今日はこんなもんかな」
八幡「もういいの?」
姫菜「なんか、捗らなくてね」
八幡「どうした?」
姫菜「わかんないけど、少女漫画脳になってるのかな?」
八幡「それなら仕方ないな」
姫菜(なんだろう…。八幡君に、BLの話したくないと思っちゃう…)
八幡「次の時は、DVD貸すからね」
姫菜「うん、よろしくね」
~~~~~~~~~
姫菜の部屋
姫菜(なんか漫画描いても捗らないなぁ…)
姫菜(BL読んでも、捗らないし…)
姫菜(久しぶりに、はや×はちを妄想してみよう…)
姫菜(ダメだ。想像出来ない…。ただのスランプかなぁ…)
~~~~~~~~~~
翌週末
ファミレス
八幡「よっ!海老名さん」
姫菜「はろはろ~」
八幡「これ、この前のDVD」
姫菜「ありがとう」
八幡「俺は、あのキスシーンが好きなんだよな」
姫菜「キ、キスッ…///」
八幡「海老名さん、どうした?」
姫菜「なんでもないよ」
姫菜(なんで、八幡君からキスって単語が出ただけなのにドキドキするの?)
八幡「海老名さんは、どう思う?」
姫菜「え、え~と、いいんじゃないかな」
八幡「大丈夫?顔、赤いけど熱でもあるの?」
姫菜「そ、そうなのかな…」
八幡「今日は、もう解散しようか」
姫菜「なんか、ごめんね」
八幡「体調万全の時に話そうか」
姫菜「そうだね」
~~~~~~~~~~~
姫菜の部屋
姫菜(どうしちゃったんだろう…)
姫菜(とりあえず、借りたらDVDを観よう)
姫菜(あっ、八幡君が言ってたキスシーンだ)
姫菜(キスって、どうなんだろうな…)
姫菜(八幡君とキスしたら…)
~~~~~~~
姫菜 妄想中
八幡「姫菜…」
姫菜「八幡…」
八幡「我慢できない。眼鏡、外すよ」
姫菜「は、恥ずかしいよ」
八幡「姫菜、可愛いよ」
チュウ
姫菜 妄想終わり
~~~~~~~~~
姫菜(!!!)
姫菜(想像したゃった…///)
姫菜(八幡君て、格好いいし、優しいし、趣味も合うし…)
姫菜(私、どうしちゃったんだろう…)
姫菜(今日はもう寝よう…)
姫菜(…ずっと前から好きでした)
姫菜(私、すごいこと言わせちゃったな)
姫菜(あの頃から、少し気になってたのかな…)
姫菜(…おやすみ、八幡君)
~~~~~~~~~
秋葉原
八幡「海老名さん、付き合ってもらって、悪いな」
姫菜「私も来たかったから、大丈夫だよ」
八幡「今日も街角に立つメイドさんたち、可愛いな」
姫菜「…」
八幡「海老名さん?」
姫菜「何?」キッ
八幡「な、なんか怒ってません?」
姫菜「別に…」
八幡「なら、いいんですが…」
姫菜(私、ヤキモチ妬いてる…)
~~~~~~~~~
ゲー○ーズ
姫菜「このブルーレイ、もう出てるんだ」
八幡「これも良かったよな。ハードディスクから消してないんだよ」
姫菜「いいなぁ。今度、観に行ってもいい?」
八幡「あぁ、いいぜ」
姫菜(あれ?八幡君家に行くことになった?)
八幡(あれ?海老名さん、家に来ることになった?)
~~~~~~~~~~
まん○らけ
八幡「まだあった!よかったぁ」
姫菜「それも良作だよね」
八幡「海老名さん、やってみて」
姫菜「不愉快です…」
八幡「ごちそうさまです」
姫菜「いえいえ」
八幡「ふふふ」
姫菜「ふふふ」
姫菜(八幡君といると楽しい…)
~~~~~~~~~~
帰り道
八幡「海老名さん、今日は付き合ってくれて、ありがとうな」
姫菜「私も楽しかったよ。それと、そろそろ名前で呼んで」
八幡「うぅ…。姫菜…さん」
姫菜「今日は許してあげる」
八幡「…はい。じゃあ、またな。姫菜さん」
姫菜「あ、あの、八幡君!」
八幡「ん?」
姫菜「また、誘ってね…///」
八幡「おう!次は中野ブロードウェイだ」
姫菜「うん。楽しみにしてるね…///」
姫菜(やっぱり、私は八幡君のこと…好きなんだな…)
~~~~~~~~~~~
数日後
居酒屋
???「乾杯!」
由比ヶ浜「このメンバーで集まるのって久しぶりだよね」
三浦「別々には会ってるんだけどね」
葉山「だな。大岡と大和は、本当に久しぶりだな」
大岡「そうだな」
大和「うん」
戸部「海老名さ~ん、久しぶり!」
姫菜「翔君、久しぶり。元気そうだね」
………
……
…
三浦「アンタたち、彼氏出来たの」
由比ヶ浜「私は…、どうかな?あはは。姫菜は?」
姫菜「え?私?私は…どうなんだろな」
戸部「え~!海老名さん、彼氏出来たの?」
姫菜「で、出来てないよ!」
由比ヶ浜「でも、最近はヒッキーと遊んでるんでしょ?」
姫菜「う、うん…///」
三浦「は?ヒキオと?」
姫菜「趣味が合うから…///」
戸部「ヒキタニ君と?ないわ~。あんなことしておいて」
葉山「戸部、やめろ」
戸部「だって、隼人く~ん」
姫菜(修学旅行の時に、私の依頼の為に嘘告白を…)
由比ヶ浜「あ、あはは…」
姫菜(そのせいで奉仕部の関係は…)
三浦「姫菜?どうした?」
姫菜(私、八幡君や結衣や雪ノ下さんに、ヒドイことして…)
由比ヶ浜「姫菜、大丈夫?顔色悪いよ」
姫菜(私、八幡君のこと好きなっちゃいけないんじゃないかな…)
戸部「あれ?海老名さん。なんかマズイこと言った?」
姫菜「ううん、翔君は悪くないよ」ツゥー
三浦「姫菜、泣いてるの?」
姫菜「あ、あれ?なんでだろう」グスッ
三浦「戸部、姫菜泣かすなし!」
戸部「海老名さん、ごめん。なんか気にさわった?」
姫菜「本当に翔君は悪くないの。いけないのは私なの…」グスッ
由比ヶ浜「姫菜?」
姫菜「ごめん、今日は帰るね」
由比ヶ浜「私、送るよ」
三浦「結衣、お願い」
~~~~~~~~~
姫菜「結衣、ごめんね」
由比ヶ浜「大丈夫だよ」
由比ヶ浜「姫菜」
姫菜「何?」
由比ヶ浜「姫菜はヒッキーのこと…、好き…なんだよね?」
姫菜「…うん」
由比ヶ浜「あんな言われ方したから?」
姫菜「違うの。私、八幡君のこと好きになる資格ないよ…」
由比ヶ浜「え?」
姫菜「だって、修学旅行の時に、あんなお願いして、奉仕部の雰囲気悪くして…。それで、今さら彼のこと好きになるなんで…」
由比ヶ浜「そんなことないよ!」
姫菜「結衣?」
由比ヶ浜「少なくとも、私やゆきのんは気にしてないよ。ライバルが増えるのはあれだけと…」
姫菜「八幡君は…」
由比ヶ浜「もし、そうだったら、あんなに楽しそうにしてないよ。姫菜と歩いてる時のヒッキーは、すごく楽しそうだったよ」
姫菜「結衣、ありがとう…」
由比ヶ浜「でも、負けないからね」
姫菜「私だって」
由比ヶ浜「ふふふ」
姫菜「ふふふ」
由比ヶ浜「姫菜はヒッキーのどこが好きなの?」
姫菜「えっ…///」
由比ヶ浜「い~じゃん、教えてよ」
姫菜「きっかけは、あの時の嘘告白なんだけどね、その時から不思議な魅力は感じてたんだ。奉仕部の二人やさきさきが好きになるのも頷けた。それに、いつもは物事を斜めから見て格好つけてるけど…実際に格好いいんだけどね…///。ラノベやアニメの話をしてるとね、子供みたいに無邪気に笑うの。それが可愛いの…///」
由比ヶ浜「ふぇぇ」
姫菜「結衣?」
由比ヶ浜「ヒッキーって、そんなに笑わないよ」
姫菜「そういえば、高校の頃って笑ってたイメージないね」
由比ヶ浜「なんか卑屈に笑うイメージしかないよ…」
姫菜「たしかに…」
由比ヶ浜「ヒッキーって、BLは受け入れてくれそう?」
姫菜「BLの話も聞いてくれたよ」
由比ヶ浜「…ヒッキーって、やっぱりそっちも…」
姫菜「違うの。聞いて相槌をうってくれるの。それだけで、嬉しかった。…でもね」
由比ヶ浜「でも?」
姫菜「私、BL妄想出来なくなてきちゃって…」
由比ヶ浜「ひ、姫菜が!」
姫菜「妄想しようとすると、八幡君ばっかり出てきてね…。アニメとかでキスシーンが出てくると、八幡君とキスする妄想とかしちゃうし…///」
由比ヶ浜「姫菜もすっかり恋する乙女だね」
姫菜「うぅ…///」
由比ヶ浜「でも、ヒッキーはトラウマがあるから…」
姫菜「トラウマ?」
由比ヶ浜「本人は黒歴史って言ってるけど、中学と時にヒドイ目にあっててね…。私やゆきのんの気持ちにも気がついてるとは思うんだけどね。でも、前に進めないんだよ」
姫菜「…」
由比ヶ浜「付き合いたいけど、傷つけたくない…。ちょっとジレンマなんだ…」
姫菜「私、八幡君の黒歴史をなんとかしたい。八幡君と付き合いたい!こんな気持ち初めてだから、上手く出来るかわからないけど…」
由比ヶ浜「姫菜はやる気なんだね」
姫菜「うん」
由比ヶ浜「私もがんばる!」
姫菜「恨みっこなしだよ」
由比ヶ浜「うん!」
~~~~~~~~~~~~
週末
駅前
八幡(海老名さん、今日はどこ行くか教えてくれなかったんだよなぁ)
八幡(ま、まさか、愚腐腐な世界へ…。いや、大丈夫…、だと思いたい…、大丈夫だよね?)
八幡(あそこの娘、さっきから、ナンパされてるけど、待ち合わせの相手が来ないのかな?)
八幡(あれだけ可愛いと仕方ないよな。俺の待ち合わせの相手とどっちが先に来るかな。まぁ、俺は待ち合わせの30分も前だけどね)
八幡(ん?あの娘、こっちに来るな。俺の向こうに相手が居るとか?)
八幡(誰もいないな。俺の友達?俺の交遊関係には居ないよな)
???「八幡君、目が合ったんだから、こっちに来てよ」
八幡「え?あの、どちら様ですか?」
???「え?本当にわからない?」
八幡「人違いでは?」
???「これなら、わかるかな」スチャ
???「デュワ」
八幡「何故にウル○ラセブン…。って、海老名さん!」
姫菜「ぶぶー!」
八幡「え?」
姫菜「正解は『姫菜』です」
八幡「海老名さん…」
姫菜「姫菜!」
八幡「姫菜さん…」
姫菜「…」
八幡「…姫菜」
姫菜「正解♪」
八幡「今日はコンタクトなんだ。髪型も違うし…」
姫菜「違うし?」
八幡「…すげぇ可愛い…///」
姫菜「あ、ありがとう…///」
八幡「きょ、今日はどこに行くの?」
姫菜「今日は…、で、デート…なんだ…///」
八幡「デート?誰と?」
姫菜「もう!私と八幡君で、デートするの!」
八幡「へっ?」
姫菜「だ、たから、がんばっておめかししてきたんだ…///」
八幡「で、デートってどうすればいいのか…」
姫菜「わ、私もわからないけど、一緒にショッピングしたりとか?」
八幡「とりあえず、ショッピングモールに行ってみようか」
姫菜「う、うん…。あと今日はオタク禁止ね」
八幡「何その、ヲ○恋みたいな縛り」
姫菜「罰金は取らないから、努力してみようよ」
八幡「善処します」
姫菜「あ、あと…///」
八幡「ん?」
姫菜「手、手を繋いでもいい?」
八幡「そんな可愛く上目遣いで言れたら、拒否出来る男はいねぇよ」ギュ
姫菜「あっ…///」
八幡「行くぞ、姫菜…///」
姫菜「行こう、八幡…///」
~~~~~~~~~~~
ショッピングモール
服屋
姫菜「ねぇ、こんな感じどうかな?」
八幡「俺のファッションセンスは壊滅的だぞ」
姫菜「八幡が好きか嫌いで言って」
八幡「…好きな感じです」
姫菜「こういうの好きなんだね」
八幡「服なんて、コスプレぐらいしかわからん」
姫菜「ダウト!」
八幡「うっ!」
姫菜「でも、八幡はコスプレ好きなんだね」
八幡「嫌いではない…」
姫菜「長門○希のコスプレとかしてあげようか?」
八幡「俺、眼鏡属性ないから」
姫菜「眼鏡属性?」
八幡「なんでもない妄言だ」
姫菜「ダウト!」
八幡「お互いにな」
姫菜「コスプレは追々ね♪」
???「何やってるの、アンタたち」
八幡「あ、川…川中?」
川崎「川崎なんだけど、殴るよ」
八幡「冗談です、殴らないで」
川崎「まったく…。海老名とデートなの?」
姫菜「まあね」
川崎「邪魔したね」
姫菜「またね、さきさき」
川崎「さきさき言うな」
………
……
…
八幡「後で、本屋も寄っていいか?」
姫菜「漫画・ラノベはダウトだよ」
八幡「一般小説と授業の資料ならセーフだろ?」
???「あー!先輩!」
???「待てよ、いろはす~」
八幡「一色に戸部」
一色「私の依頼を断って、なにしてるんですか?」
八幡「予定があるって言っただろが。しかも、荷物持ちさせるつもりだったんだろうが」
戸部「ヒキタニ君が断るから、俺が…。そちらは?」
一色「お友達ですか?てか、先輩友達居たんですか?」
姫菜「お二人とも、私の彼氏に失礼じゃないですか!ヒキタニとか友達居たのか?とか!」
八幡「お、おい」
姫菜「八幡は、私とデート中なんで、失礼します」ギュ
スタスタスタ
一色「え!えぇぇぇぇ!」
戸部「ヒキタニ君、パネェわ!てか、あの娘どっかで…」
………
……
…
八幡「え、海老名さん」
姫菜「クククッ」
八幡「え?」
姫菜「あはははっ!」
八幡「え?え?」
姫菜「あの二人。私だって、気がついてなかったよね」
八幡「そういえば…」
姫菜「そんなに違うかな?」
八幡「俺の待ち合わせの反応で分かるでしょ」
姫菜「そうだったね」
八幡「そろそろ、お昼にしようか?俺、ラーメン屋ぐらいしか知らないぞ」
姫菜「私、ニンニクラーメンチャーシュー抜き…」
八幡「ダウト!」
姫菜「テヘッ」
八幡「可愛いから許す」
姫菜「か、可愛いって…///」
八幡「す、すまん。なんか、今日は調子狂うなぁ…///」
姫菜「わ、私も…///」
八幡「モールの中で簡単に済まそうか」
姫菜「じゃあ、それで」
???「はちま~ん」
八幡「おぅ、天使…。違った、戸塚」
戸塚「久しぶり!…海老名さんだよね?」
姫菜「よくわかったね」
戸塚「海老名さん、すごく可愛いよ。八幡と海老名さんお似合いだね」
八幡「お、おう。ありがとよ…///」
姫菜「…///」
………
……
…
姫菜「アクセサリーかぁ。見てもいい?」
八幡「あぁ」
???「あ!ヒキオ!」
???「やぁ、比企谷」
八幡「三浦と葉山か」
三浦「ふぅ~ん、そういうこと」
八幡「なにがだ?」
三浦「隼人、邪魔しちゃ悪いからいこう」
葉山「あぁ、またな」
三浦「姫菜、泣かせたらしょうちしないし」ボソッ
八幡「あ?あぁ」
………
姫菜「優美子、なんだって?」
八幡「さあな。でも、流石三浦だな」
姫菜「優美子にはバレたか」
八幡「葉山はわかってなかったな」
姫菜「なんか、知り合いに良く会う日だね」
………
……
…
姫菜「ねぇ、プリクラ撮らない?」
八幡「撮らない」
姫菜「初デート記念に。ダメ?」
八幡「海老名さん、わざと上目遣いしてない?」
姫菜「?」
八幡「無自覚かよ…///」
???「はははは、八幡!」
八幡「あ?」
???「そ、そのオナゴは!」
八幡「うるさいそ、剣豪将軍」
材木座「そのような、美しいオナゴと…」
八幡「今日は初デートなんだとよ」
材木座「き、貴様!我との誓いは!」
八幡「誓った覚えはねぇ」
材木座「俺の13番目のアダ名を知っているか」
八幡「嵐を呼ぶ…。知らん!」
材木座「貴様!我の必殺技をくらえ!」
姫菜「必殺技?」
材木座「スクリューアッ…」
八幡「やめい!」
材木座「ならば、邪王炎…」
八幡「言わすか」
材木座「ならば、hell&…」
八幡「ディバインデイングド○イバーなしで撃つな」ゲシッ
材木座「はふん」
姫菜「八幡!ダウト!」
八幡「そんなこと言ったって、こいつかネタに走るから…。俺も魔剣グ○ムで…」
材木座「転売されたクセに…」
姫菜「材木座君、今日は八幡と初デートだから、これぐらいで勘弁して、ね」
材木座「え、あ、はい」
八幡「悪いな。今度、校閲してやるから」
材木座「お、おう…」
………
……
…
姫菜「邪魔されちゃったけど、プリクラ撮ろうよ」
八幡「上目遣いは、可愛いけど眼鏡の時の方がポイント高いかな」
姫菜「どうして?」
八幡「眼鏡のフレームの上側から見つめられたら…///」
姫菜「今度、やってあげる」
八幡「お、おう…///」
………
……
…
姫菜「どこに貼ろうかな」
八幡「俺はスマホカバーの裏かな」
姫菜「え~!表に貼ってよ」
八幡「生徒にバレたら厄介だからな」
姫菜「虫よけなんだから」
???「あら?比企谷君と…海老名さん?」
八幡「よう、雪ノ下」
姫菜「はろはろ~」
雪ノ下「ずいぶん、印象が変わるのね」
八幡「まったく、よく知り合いに会う日だ」
由比ヶ浜「ゆきのん、お待たせ!…ヒッキー!と…姫菜?」
姫菜「結衣、はろはろ~」
由比ヶ浜「姫菜、攻めてるね」
姫菜「うん。後には退けないからね」
八幡「?」
姫菜「じゃあ、行くね」
雪ノ下「待ちなさい!」
八幡「なんだ、雪ノ下」
雪ノ下「貴方たちは、その、つつつ付き合っているのかしら?」
姫菜「私はいつでも付き合えるよ」
八幡「え?」
姫菜「でも、今日は初デートってところかな」
由比ヶ浜「姫菜」
姫菜「なに?」
由比ヶ浜「負けないよ。私もゆきのんも」
姫菜「私だって…。この気持ちは本物だから」
八幡「…」
雪ノ下「比企谷君、彼女の言葉は意図したものではないわ」
八幡「…わかっている」
雪ノ下「でも、偽りない気持ちでもあるわ」
八幡「あぁ」
雪ノ下「ちゃんと考えてあげなさい」
八幡「わかっているさ」
雪ノ下「由比ヶ浜さん、行きましょうか」
由比ヶ浜「じぁね」
八幡「…」
姫菜「八幡?」
八幡「すまんな、考え事してた」
~~~~~~~~~~~
駅前
姫菜「今日は楽しかったよ」
八幡「俺もだ。海老名さんの違う一面が見れたし」
姫菜「姫菜!」
八幡「姫菜…///」
姫菜「よろしい。じゃあ、またね」
八幡「姫菜!」
姫菜「なに?」
八幡「家にアニメ観に来る話だけど…」
姫菜「うん」
八幡「次の休みとかどうかな?」
姫菜「…いいよ」
~~~~~~~~~~~
prrrrr
由比ヶ浜『姫菜、やっはろ~』
姫菜「はろはろ~」
由比ヶ浜『どうした?今日のデートの話?』
姫菜「それもあるんだけどね…」
由比ヶ浜『なに?』
姫菜「来週さ、八幡君の部屋にアニメを観に行くんだけどね」
由比ヶ浜『うん』
姫菜「告白しようと思う」
由比ヶ浜『え!早くない?』
姫菜「なんか、もう我慢出来なくて」
由比ヶ浜『後悔しない?』
姫菜「うん…。初めて、ちゃんと好きになれた人だから…」
由比ヶ浜『わかった。がんばってね』
姫菜「ごめんね、こんな話して」
由比ヶ浜『姫菜がちゃんと話してくれて嬉しい』
姫菜「もし上手くいっても、恨みっこなしだよ」
由比ヶ浜『もちろん!』
~~~~~~~~~~~
週末
八幡の部屋
姫菜「お邪魔します」
八幡「いらっしゃい。今日は眼鏡だね」
姫菜「今日はオタクモードだから」
八幡「なるほどね」
………
……
…
八幡「俺もクラスで認識されてなかったのは、思春期症候群だったのか…」
姫菜「違うと思うよ」
八幡「やっぱり」
姫菜「見てる人は見てたよ」
八幡「相模とか睨んでたしな」
姫菜「そういう意味ではないけど…」
八幡「バニーガールとか、生で見てみたいよな」
姫菜「スケベ」
八幡「いやいや、男のロマンだよ」
姫菜「…八幡君が見たいなら…、着てもいいよ…///」
八幡「ふぁ!」
姫菜「コスプレも少しなら…///」
八幡「…///」
姫菜「ねぇ、八幡君…」
八幡「なに?」
姫菜「他の人には見せないけど、八幡君になら、コスプレ姿見せてもいいよ…///」
八幡「それって…」
姫菜「八幡君は、私の特別だってこと…///」
姫菜「この前のデートは、私の女の子の部分を見て欲しかったんだ」
姫菜「八幡君とアニメの話をするようになってから、BLが捗らなくなって、頭の中が八幡君でいっぱいになって」
八幡「海老名さん…」
姫菜「この気持ちに気がついたら、もう止まれなくて…」
姫菜「八幡君、私…、八幡君のことが好き…」
八幡「お、俺も、この気持ちの正体がわからなかった…」
姫菜「うん」
八幡「先週のデートでわかったよ。俺も、姫菜さんのことが好き…だ」
姫菜「八幡君…」
八幡「一緒に池袋や秋葉原へ行ったり、アニメやラノベの話をして居心地が良くなってきて…、この前の姿を見せられたら…。オタ友より前に進みたくなったんだ」
八幡「もう一度言わせてくれ。俺は姫菜さんが好きだ…。俺と付き合ってくれないか?」
姫菜「はい」
八幡「ははは、言えた…」
姫菜「八幡君?」
八幡「俺は、好きな人に好きって、もう言えないのかと思ってた。フラれても、どうなってもいいから、伝えたいと思うようになれた…」
姫菜「私もね、八幡君のこと好きになっちゃいけないと思ったんだ…」
八幡「どうして?」
姫菜「ほら、修学旅行のことがあるじゃない?だから…」
八幡「あれは、ほら、俺が暴走しただけだから。姫菜さんが気にすることないよ」
姫菜「結衣も気にしてないって言ってくれた。今日、告白することも伝えた…」
八幡「由比ヶ浜はなんて…」
姫菜「恨みっこなしって、話をしたよ」
八幡「そっかぁ、姫菜さんはすげぇな」
姫菜「そうかなぁ」
八幡「姫菜さんも、由比ヶ浜も、雪ノ下も、一色も、みんなすげぇよ。俺は人を好きになるのが怖かった。でも、みんな俺に好意を寄せてくれた」
姫菜「うん」
八幡「その中でも、姫菜さんが俺の心を動かしたんだ」
姫菜「嬉しいな」
八幡「姫菜」
姫菜「八幡」
八幡「これから、よろしくな」
姫菜「こちらこそ、よろしくね」
~~~~~~~~~~~
翌週末
姫菜の部屋
八幡「お邪魔します」
姫菜「どうぞ」
八幡「なんか、本棚がすっきりしてるね」
姫菜「BL本を処分したからね」
八幡「ほ、ホントに!」
姫菜「本当だよ。もうBL考えられないんだよ」
八幡「そっかぁ。BLを考えられなくした彼氏は責任重大だな」
姫菜「そうだよ」
姫菜「今は、そっちの妄想しちゃって…///」
八幡「そっちって…///」
姫菜「…18禁本的な…///」
八幡「ま、まだキスもしてないのに…///」
姫菜「じゃあして…///」
八幡「眼鏡とるよ」
姫菜「あっ…///」
チュ
八幡「ドキドキする…///」
姫菜「わ、私も…///」
八幡「そ、そうだ。見せたいモノがあるって」
姫菜「そうだった!ちょっと向こうで待ってて。準備出来たら呼ぶから」
八幡「わかった」
八幡(なんだろうな?)
………
……
…
姫菜「いいよ」
八幡「おう」
姫菜「…似合うかな…///」
八幡「ば、バニーガール」
姫菜「八幡になら見せてもいいって言ったでしょ。だから…///」
八幡「すげぇ、可愛い…///」
姫菜「巫女さんとかメイドも考えたけど…」
八幡「バニーガールで正解!お持ち帰りしていい?」
姫菜「え?」
八幡「それぐらい可愛いってことだよ」
姫菜「八幡のアソコ、窮屈そうだよ」
八幡「こ、これは…///」
姫菜「ふふふ、いいよ」
八幡「じゃあ、ベッド行くか?」
姫菜「優しくしてね」
八幡「その姿の姫菜に優しく出来る自信はないな」
姫菜「いじわる」
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翌朝
八幡「ん?…知らない天井だ」
姫菜「おはよう。それ、言ってみたいよね」
八幡「おはよう。体は大丈夫?」
姫菜「うん」
八幡「起きる?」
姫菜「もう少し、こうしていたいかな」
八幡「じゃあ、もっとこっちに来て」ギュ
姫菜「あっ…///」
八幡「いやだった?」
姫菜「ううん。八幡、ドキドキしてるね」
八幡「そりゃあ、数時間前までDTでしたからね」
姫菜「それに、こっちも…///」
八幡「裸の姫菜を抱いてれば、そうなるよ」
姫菜「もう1回する?」
八幡「姫菜がよければ」
姫菜「じゃあ、…しよ…///」
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1年後
八幡の部屋
八幡「ただいま」
姫菜「おかえり。ご飯出来てるよ」
八幡「ありがたい」
姫菜「支度するから、待ってね」
八幡「なぁ、姫菜」
姫菜「何?」
八幡「飯の前に話したいことがあるんだが…」
姫菜「改まって、どうしたの?」
八幡「転勤になった」
姫菜「どこに?」
八幡「チーバ君の爪先の方…」
姫菜「遠いね」
八幡「通うのも大変だから、向こうで部屋を借りようと思ってる」
姫菜「…そうなんだ。…寂しいな」
八幡「それでなんだが…」
八幡「姫菜!俺と一緒に来てくれないか!」
姫菜「えっ?」
八幡「こ、これを受け取ってほしい」
姫菜「これって…」
八幡「俺と結婚してくれ」
姫菜「え?え!頭の中が追いつかないよ」
八幡「ダメか?」
姫菜「ダメじゃない…///」
姫菜「不束者ですが、末永くよろしくお願いします」
八幡「こちらこそ、よろしくお願いします」
姫菜「ねぇ、八幡」
八幡「なんだ」
姫菜「子供が出来たら、間違えなくオタクになっちゃうね」
八幡「だな」
終わり