カラオケでの同窓会から数週間後
八幡の部屋
朝
八幡(ん?朝か。昨日はなにしてたんだっけ?)
ふにっ
八幡(何?この柔らかい感触は?)フニフニッ
???「ああん…」
八幡「え?」
八幡(誰?この金髪さんは?しかも裸…。俺も裸…)
八幡(とりあえず、一服して落ち着こう…)シュボッ
八幡(ふぅ~。順番に思いだそう)
八幡(仕事帰りに一人で飲んだ。帰りにたまたま三浦に会って、一緒にもう一軒で飲んだ。三浦が飲み足りないって騒いだから、俺ん家で更に飲んだ…。ここまでは、何もない…。OK俺超クール)
八幡(そして、三浦が葉山に相手にされないと愚痴りだし、あーしには魅力がないと泣き出した。そんなことないとなだめる。ここまでもOK)
八幡(じゃあ、ヒキオはあーしのと抱けるのかと言われ、勿論、三浦みたいな美人なら大歓迎だと言って…、言って…、キスをして、そのまま…)
八幡(あれれ~、おかしいぞ)
優美子「ん?あれ?ヒキオ?おはよう…///」
八幡(なに顔を赤くしてこっち見てるんですか)
八幡「お、おはよう…」
優美子「き、昨日は、その…良かったよ…///」
八幡(なにその可愛い感じ。お持ち帰りしちゃうよ。あ、俺ん家だ)
八幡「あ、あぁ。俺、初めてだったから、上手く出来たなら、良かったよ…///」
優美子「あ、あーしも初めてだったけど、気持ち良くなっちゃったし…///」
八幡「体、大丈夫か?」
優美子「ちょっと違和感あるけど平気。シャワー借りていい?」
八幡「おう」
………
……
…
八幡(やっちまったか、俺)
優美子「あぁ~!」
八幡「どうした、三浦…って、隠してくれ」
優美子「打ち合わせ、忘れてた!」
八幡「時間大丈夫か?」
優美子「急げばギリギリで」
………
……
…
優美子「あーし、行くし!」
八幡「気をつけてな」
優美子「じゃあ、またね。八幡…///」
八幡「っ!!」
タタタタッ
八幡(行っちまった…。なんだ、あの名前呼び。俺の名前で知ってたんだ…)
八幡(三浦にしたら、ただの一晩の遊びだろうな)
八幡(さて、今日は日曜日だし二度寝しますか)
八幡(あぁ、枕からいい匂いが…)
………
……
…
八幡「Zzz…」
prrrrr
八幡(ん?電話…。誰だ?…由比ヶ浜か)
八幡「なんだ?」
由比ヶ浜『ヒッキー、優美子になにしたの!!』
八幡「デカイ声を出すなよ」
由比ヶ浜『ごめん…。てか、優美子と何があったの?』
八幡「昨日の夜、たまたま一緒になって飲んだだけだが」
由比ヶ浜『嘘だ!優美子がヒッキーの連絡先を聞いてきたし、それに…』
八幡「それに?」
由比ヶ浜『ヒキオはあーしが貰うって…』
八幡「え?」
由比ヶ浜『どういうこと?』
八幡「待て。俺も状況がつかめん。三浦に番号とアドレス教えたんだよな?」
由比ヶ浜『うん』
八幡「わかった。三浦に真意を聞いてみる」
由比ヶ浜『わかったよ。ヒッキー?』
八幡「なんだ?」
由比ヶ浜『優美子、ああ見えて純情だからね。泣かしたらダメだよ』
八幡「肝に命じておきます」
p
八幡(どういうことだ?)
………
……
…
prrrrr
八幡(知らない番号…三浦か?)
八幡「もしもし?」
優美子「八幡?あーし!」
八幡「三浦か?」
優美子「そう。アンタ、家に居る?」
八幡「あぁ、居るぞ」
優美子「今から行くから」
八幡「お、おう」
p
八幡(これで、三浦と話が出来る)
………
……
…
ピンポーン
ガチャ
八幡「おう」
優美子「朝ぶりだね…///」
八幡「とりあえず、上がれよ」
優美子「お邪魔します。台所借りていい?」
八幡「あぁ、いいけど。なにするんだ?」
優美子「夕御飯作るから、一緒に食べるし」
八幡「へ?」
優美子「なにか予定あった?」
八幡「いや、ないけど…」
優美子「じゃあ、支度するし。待っててね」
八幡「お、おう」
八幡(あーしさん、鼻歌歌いながら、ご飯作ってる…。なにそれ、可愛い)
………
……
…
八幡「いただきます」
優美子「いただきます」
優美子「どうかな?」
八幡「旨いな。三浦って料理出来たんだな」
優美子「当たり前だし。それと、三浦じゃなくて優美子って呼べし」
八幡「…あーしさん」
優美子「あ!」ギロッ
八幡「ゆ、優美子…///」
優美子「なに、八幡…///」
八幡「えっと、俺達は付き合ってるのかな?」
優美子「え?違うの…」
八幡「えっ」
優美子「昨日、あんなことしたのに?」
八幡「えっ」
優美子「昨日、いっぱい名前呼んでくれたのに…」グズッ
八幡「えっ」
優美子「遊びだったの…」グズッ
八幡「い、いや違わない。俺と優美子は付き合ってる。ただ確認したかっただけだ」
優美子「良かった。あーしは八幡が彼氏で嬉しいし…///」
八幡「そ、そうか。俺も優美子みたいな美人な彼女が出来て嬉しいぞ」
優美子「美人なんて…///」
八幡(由比ヶ浜の言う通り純情乙女だな、あーしさん)
優美子「ねぇ、明日はオフだから泊まってもいい?」
八幡「俺は明日は仕事だから、早寝するぞ」
優美子「一緒に居たいだけだし…///」
八幡(こんなのあーしさんじゃない!)
~~~~~~~~~~
翌朝
八幡(結局、昨日もいたしてしまった…)
八幡(涙目で、あーし魅力ないのとか言われたら…)
優美子「おはよう、八幡♪もうすぐ朝ごはん出来るからね」
八幡「ありがと」
八幡(あーしさんは、今朝もご機嫌でご飯を作ってくれてる…。俺のどこがいいんだか…)
八幡「じゃあ、行ってきます」
優美子「いってらっしゃい」
八幡「そうだ。なし崩し的に付き合い始めたけど、ちゃんと話しような」
優美子「…うん、わかった」
~~~~~~~~~~
夜
八幡「ただいま」
優美子「おかえり~♪」
八幡「こんな時間まで居て、明日の仕事は大丈夫か?」
優美子「撮影は午後からだから、大丈夫だし」
八幡「そっか」
優美子「ご飯食べる?」
八幡「その前に、ちゃんと話しよう」
優美子「わかった」
八幡「優美子は俺のこと、好きなのか?」
優美子「うん」
八幡「俺のどこがいいんだ?こんなひねくれたボッチだぞ?優美子なら、もっといい男いるだろ?」
優美子「最初は、結衣が好きなヤツってどんなんだろうって思ってた。」
優美子「ちょっと気になるかなぁって感じで高校卒業して、大学出て、この前の同窓会で会ったら、凄く格好よくなってて…」
優美子「思いきって、この前…///」
八幡「なるほどね」
優美子「お願いがあるんだけど…」
八幡「なんだ?」
優美子「勢いであんなことしちゃって、付き合ってるなんて言わせちゃったけど、あーしと付き合うのは、イヤ?」
八幡「イヤではないんだか…」
優美子「お試し期間っていうのはどうかな?」
八幡「なにそれ?」
優美子「あーしのことがイヤだったら、フッてくれてかまわない。八幡がそのまま付き合ってもいいなら、付き合ってほしい」
八幡「なんかそれ、俺に都合良すぎないか?」
優美子「そうかもしれない…。でも、八幡にあーしのこと知ってほしいし…」
八幡「それに、三浦に…」
優美子「優美子!」
八幡「優美子に、名前で呼ばれるのに馴れなくて…」
優美子「そのうちに、なれるよ。ね、八幡」ギュ
八幡「急にくっつくなよ…///」
優美子「イヤだった?」
八幡「その、あれだ!ドキドキする!」
八幡「可愛いし、柔らかいモノがあたってるし、いい匂いする」
優美子「可愛い…///」
八幡「あ、声に出ちゃった…///」
優美子「柔らかいって、おっぱい?」 フニフニッ
八幡「ダメだ!優美子の柔らかいのが当たると、俺のが硬くなってしまう!!」
優美子「これ?」ギュ
八幡「あうっ!」
優美子「ご飯食べたら…ね…///」
八幡「お、おう…///」
~~~~~~~~~~
翌朝
八幡(また、いたしてしまった…///)
優美子「おはよう」
八幡「おはよう」
八幡「優美子って、今は東京に住んでるんだろ?」
優美子「そうだけど」
八幡「千葉と往復、大変じゃない?」
優美子「大変…かな」
八幡「だろ」
優美子「でも、八幡が可愛いがってくれるのがうれしいし…///」
八幡「お、おう…///」
優美子「ねぇ」
八幡「ん」
優美子「あーし、重いかな…」
八幡「気にするな」
優美子「…ありがとう」
~~~~~~~~~~~~
数日後
奉仕部部室
八幡(平和だねぇ…。マッ缶最高)ズズズッ
一色「…」ペラッ
八幡「で、一色は何をしてるんだ?」
一色「ファッション誌見てますけど…」ペラッ
八幡「あっそ…」
一色「はぁ~」
八幡「なんだよ、そのため息は。なにか不服か?」
一色「いやぁ、三浦先輩はキレイだなぁと思いまして」
八幡「ゲホッゲホッ!」
一色「先輩、汚いです!あと三浦先輩に反応するとかキモイです」
八幡「あれだ、いきなり同級生の名前が出たから、驚いたんだよ」
一色「ほら、見てくださいよ」
八幡「確かに、美人だよな…」
八幡(この三浦が俺の前だと…///)
一色「なに凝視してるんですか?ホントにキモイですよ。あと、キモイです」
八幡「キモイ連呼すんなし!」
一色「三浦先輩のマネですか?」
八幡「あ、あぁ」
八幡(口調が感染ったか…)
~~~~~~~~~~~
数日後
夕方
職員室
八幡(今日の仕事もあと少し…)
教員A「比企谷先生に、お客さんが来てますよ」
八幡「あ、はい」
教員A「駐車場で待ってるとのことで、三浦さんとおっしゃいました」
八幡「え?」
一色「え?」
城廻「え?」
一色「先輩!なんで、三浦先輩が先輩を訪ねて来るんですか?」
八幡「し、しらん!取り敢えず行ってくる」
~~~~~~~~~~~
駐車場
八幡(わぁ、女子に囲まれてる。そりゃ、モデルやってればなぁ。すげぇな赤いスポーツカーって…)
三浦「ヒキオ、遅いし!」
八幡「急に来るなよ」
女子生徒A「先生!モデルの三浦優美子さんと知り合いなんですか?」
八幡「あぁ、同級生だ。ここの卒業生だぞ」
女子生徒B「そうなんですか!」
八幡「そうだ。お前ら離れろ。俺が話出来ん」
女子生徒C「今度、色々教えてください」
キャッキャッ
八幡「まったく…。で、どうしたんだ?」
優美子「一緒に帰るし」
八幡「え?」
優美子「終わるまで待ってるから」
八幡「はぁ、わかったよ。片付けてくる」
~~~~~~~~~~~
職員室
一色「なんだったんですか?」
八幡「なんか用事があるんだとよ」
一色「三浦先輩が、先輩なんかに何の用事なんですかね?」
八幡「それこそ、しらん。お先に失礼します」
城廻「お疲れ様~」
~~~~~~~~
駐車場
八幡「悪い、待たせたな」
優美子「大丈夫だし。ヒキオ、アンタ免許は持ってるの?」
八幡「あぁ、持ってるぞ」
優美子「運転しろし」
八幡「は?」
優美子「いいから、運転しろし!」
八幡「わかったよ」
~~~~~~~~~~
車中
八幡「で、どこに行けばいい?」
優美子「八幡ん家」
八幡「俺ん家、好きだな」
優美子「だって、外だと邪魔されちゃうし…」
八幡「まぁ、優美子は有名人だしな」
prrrrr
八幡「ん、電話…。げ!」
優美子「誰から?」
八幡「…由比ヶ浜」
優美子「あーしが出る、貸して」
八幡「あっ」
優美子「もしもし?」
由比ヶ浜『え?だれ?』
優美子「あーし」
由比ヶ浜『優美子!』
優美子「ヒキオは運転中」
由比ヶ浜『あれ?ヒッキー、車持ってたっけ?』
優美子「あーしの車」
由比ヶ浜『ちょうど良かった。この前の話を聞いてもいいかな?』
優美子「いいけど、どこで会う?」
由比ヶ浜『ファミレスとかでいい?』
優美子「駅前のサイゼね」
由比ヶ浜『じゃあ、後でね』
優美子「駅前のサイゼに行って」
八幡「俺に拒否権は?」
優美子「あるわけないし」
八幡「ですよね…」
優美子「…」ジー
八幡「なんだよ、こっち見て」
優美子「…横顔も格好いい…///」
八幡「あーしさん、本当にどうしたの?悪いモノでも食べた?」
優美子「優美子!二人の時は名前で呼んでほしいし…///」モジモジ
八幡(なんだろうね、このギャップ…)
~~~~~~~~~~
サイゼ
八幡「三浦さん、もうちょっと離れてもらえませんかね?」
優美子「ダメだし」
八幡「馴れてないんだよ」
優美子「結衣、早く来ないかなぁ」
八幡「さっきから、すげぇ見られてるんですけど…。特に女の子」
優美子「うちの雑誌見てる娘じゃないの」
八幡「平気なの?」
優美子「大丈夫っしょ。あ、結衣が来た。結衣~!」
由比ヶ浜「お待たせ」
八幡「おう」
由比ヶ浜「優美子、ヒッキーと近くない?」
優美子「結衣、ヤキモチ?」
由比ヶ浜「や、やいてないし!」
優美子「じゃあ、大丈夫だし」
由比ヶ浜「むぅ」プクー
八幡「なに、むくれてるんだよ」
由比ヶ浜「むくれてないし!ヒッキー、マジキモイ」
優美子「ヒトの彼氏にキモイとか言うなし!」
八幡「お、おい」
由比ヶ浜「か、かかかか彼氏!!!」
優美子「ねぇ」
八幡「お試しだがな」
優美子「むっ!」ツネッ
八幡「イテテテッ!つねるなよ」
優美子「ふんっ」
由比ヶ浜「お試し?」
八幡「なんていうの?俺と三浦が合うか合わないか?みたいな?」
優美子「まぁ、そんな感じ…かな?それと、ちゃんと優美子って呼べし!」
由比ヶ浜「でも、優美子。隼人君はいいの?」
優美子「隼人は雪ノ下さん一本に絞ったみたいだから。ヒキオはフリーだし」
由比ヶ浜「た、確かに…。でも、隼人君、フラれると思うよ。ゆきのん、毛嫌いしてたし…」
優美子「でもさ、待つのも疲れたし…」
由比ヶ浜「そうなんだ」
優美子「そんなわけで、ヒキオとお試し期間を始めたわけ」
由比ヶ浜「ヒッキーはそれでいいの?」
八幡「三浦みたいな美人とお試しとはいえ付き合えるなんて、そうそうないからな。いい経験をさせてもらってるよ」
優美子「あ!」ギロッ
八幡「…優美子」
優美子「よし」
由比ヶ浜(ヒッキーと優美子じゃ性格合わないから大丈夫かなぁ?一応、ゆきのんにも報告しよう)
~~~~~~~~~~~~~
八幡の部屋
八幡「ただいま」
優美子「ただいま」
八幡「コーヒー飲むか?」
優美子「ありがとう」
八幡「由比ヶ浜、イマイチ納得してなかったな」
優美子「仕方ないよ」
八幡「仲が悪くなったりしないか?」
優美子「わからない…。でも、自分の気持ちに嘘つきたくないし…」
八幡「すげぇな、優美子は」
優美子「そんなことないよ」
八幡「俺はそんなに素直になれないからな」
優美子「素直になればいいのに」
八幡「ま、ちゃんと理由はあるんだかな。そのうち話すよ」
優美子「ねぇ、八幡…」
八幡「ん?」
優美子「今夜も…ね…///」
八幡「なぁ、優美子」
優美子「なに?イヤなの?」
八幡「イヤじゃないんだかな」
優美子「じゃあ、なに?」
八幡「俺が優美子のカラダを目当てに付き合ってるみたいで…。心ぐるしいんだが…」
優美子「あーしはそれでもいいし…」
八幡「え?」
優美子「それだけの繋がりでも、八幡と一緒にいたい…」
八幡「優美子…。こっちにおいで」
優美子「うん…」
八幡「ちゃんと考えてるからな」ギュ
優美子「うん」
八幡「だから、そんなこと言うな」チュ
優美子「ん…」
八幡「なあ」
優美子「なに?」
八幡「格好つけ過ぎかな?」
優美子「そうだね」
八幡「それとさ…」
優美子「なに?」
八幡「本当に三浦優美子?」
優美子「あ!」ギロッ
八幡「怖い怖い、あと恐い。間違いなく本物だわ」
~~~~~~~~~~~
数日後
八幡の部屋
優美子「これ買って来た」
八幡「ネックレス?」
優美子「うん、お揃い…///」
八幡「え?」
優美子「あーしは東京で、八幡は千葉で離れてるから、何かお揃いのモノが欲しかったんだ」
八幡「いくらしたんだよ。払うぞ」
優美子「これは、あーしがしたかったからいいの」
八幡「なんか悪いな」
優美子「悪いと思うなら、ちゃんとつけること」
八幡「はい」
優美子「それと、今度テレビに出るんだ」
八幡「すげぇ」
優美子「深夜番組でヒナ壇に座るだけなんだけどね」
八幡「絶対見るよ。録画する」
優美子「途中でネックレス触るから、見ててね」
八幡「なんでだ?」
優美子「八幡にだけの合図だし…///」
八幡「大丈夫か?そんなことして」
優美子「バレなければ、余裕だし」
~~~~~~~~~~~
数日後
由比ヶ浜「ヒッキー始まるよ」
一色「先輩、早く」
海老名「ヒキタニ君、このマンガ貸して」
雪ノ下「早くしなさい」
八幡「おい、一人マンガ読もうとしてたのが居るぞ」
八幡(なんで、俺ん家なのかな)
八幡「ほら、適当に飲んでくれ」
一色「始まりましたね」
由比ヶ浜「ほら、ヒッキー!優美子だよ」バンバン
八幡「わかってるから叩くな」
雪ノ下「さすが、モデルをやってるだけあるわね」
海老名「この芸人さんとあっちの芸人さんで…愚腐腐」
八幡「違う目的でテレビ見てるヤツが混じってるぞ」
由比ヶ浜「姫菜、ちゃんと見ないと」
優美子『あーしですか?あーしは外見より性格だし』
由比ヶ浜「しゃべり方そのままだね」
八幡(ネックレス触った…///)
由比ヶ浜「ヒッキー、顔が赤いよ」
八幡「なんでもねぇよ」
八幡(こんなことで伝わるとは思えないが、俺も…)
雪ノ下「比企谷君、どうかしたの?」
八幡「いや。三浦、綺麗だな」
雪ノ下「…そうね」
~~~~~~~~~~~~
翌日
八幡の部屋
優美子『見てくれた?』
八幡「もちろん。由比ヶ浜から連絡いってないか?」
優美子『テレビ自体じゃなくて、合図だし』
八幡「見たよ」
優美子『伝わった?』
八幡「あぁ、俺もネックレス触ってたよ」
優美子『伝わったんだね』
八幡「あぁ」
優美子『あ~、八幡に会いたい』
八幡「俺もだよ」
優美子『え?』
八幡「なんでもない。次はいつこっちに、来るんだ?」
優美子『明後日ぐらいかな』
八幡「鍵はポストに入れておく」
優美子『いいの?』
八幡「イヤなら、おいていかないけど」
優美子『イヤなんて言ってないし』
八幡「はいはい。じゃあ、明後日な」
優美子『またね』
p
八幡(俺はやっぱり…)
~~~~~~~~~~~
2日後
八幡の部屋
八幡「ただいま」
優美子「おかえり」
八幡「ホントに来てたんだ…」
優美子「来るし!」
八幡「冗談だ」
優美子「ちょっと遅かったけど、残業?」
八幡「いや、寄り道してた。ほれ」
優美子「これって…」
八幡「合鍵だ。その、なんだ。これが『お試し期間』の回答だと思ってくれ…///」
優美子「うん、嬉しい…///」
八幡「悪いな、ネックレスのお返しがこれくらいしか出来なくて」
優美子「そんなことないし!…これが一番嬉しいお返しだし…///」
八幡「そうか…///」
優美子「そうだ!またテレビ出るんだ!」
八幡「すげぇな!芸能人だな」
優美子「只のモデルだし」
~~~~~~~~~~
後日
奉仕部 部室
八幡「…ここは、こうなるわけだ」
女子生徒「なるほど。わかりました。ありがとうございます」
八幡「入試の傾向として、この辺は出題されてるから、ちゃんと復習しろよ」
女子生徒「は~い。ところで先生」
八幡「なんだ?」
女子生徒「モデルの三浦優美子と、どういう関係なんですか?」
八幡「ただの同級生だよ」
女子生徒「それは嘘ですよ。車で迎えに来たじゃないですか」
八幡「俺はからかわれてるだけだ。あの後、運転手やらされて、ほかの同級生と合流したからな」
女子生徒「なんだ、つまんない」
八幡「スキャンダルの真相なんて、大抵つまらないオチなんだよ」
女子生徒「じゃあ先生、失礼します」
八幡「おう」
ガラカラ ピシャ
一色「相変わらず、モテモテですね」
八幡「ちげーよ」
一色「実際、三浦先輩とはどうなんですか?」
八幡「ちょっと親しいぐらいだよ」
一色「ふ~ん、そうですか」
八幡「信用してねぇな」
一色「まぁ、いいですけど」
八幡「俺は職員室戻るぞ」
一色「私も行きます」
カタン
八幡「ほら、ペンが落ちたぞ」
チャリ
八幡(おっと、ネックレスが…)
一色「先輩、ネックレスなんてしてるんですね。キモイです」
八幡「うるせぇ」
一色「でも、先輩ってファッションに無頓着なのに…」
八幡「ほら、行くぞ」
一色「待ってくださいよ~」
~~~~~~~~~~
夜
八幡の部屋
八幡(優美子がテレビに出ている…)
八幡(あ、ネックレスを…)
八幡(なんとなく、俺も触ってしまう…。なんなのこれ…)
ガチャ
優美子「ただいま」
八幡「おかえりって、お前ん家じゃねぇよ」
優美子「あ、もう始まってる時間だったんだね」
八幡「あぁ」
優美子「そう!お土産があるだ!」
八幡「お土産?」
優美子「井上○里奈のサイン!」
八幡「どうしたんだ、それ?」
優美子「番組で一緒になったから、もらった」
八幡「おぉ!俺は○空派だから、嬉しいな」
優美子「よくわかんないけど…」
八幡「はが○いの三○月夜空ってキャラクターだよ」
優美子「ふ~ん」ポチポチ
優美子「八幡は黒髪の方がいいんだ…。見た目、雪ノ下さんぽいし…」ギロッ
八幡「違う!誤解だ!ほら、I○のラ○ラとかも…。なんとなくなんだが、優美子って、井上○里奈と声似てないか?」
優美子「わかんないし」フンッ
八幡「ところで、飯は食べたか?」
優美子「食べてない」
八幡「俺が作ったチャーハンの残りで良ければ、フライパンにあるぞ」
優美子「いいの?」
八幡「かまわねぇよ」
優美子「それとさ…」
八幡「なんだ?」
優美子「明日、あーしは休みだからさ…///」
八幡「たまには、一緒に風呂入るか…///」
優美子「うん…///」
~~~~~~~~~~~
後日 金曜日
八幡(これを片付ければ、終わりだな)
チャリ
八幡(おっと、ネックレスが…)
一色(あのネックレスのトップ…どこかで…)
一色(あっ!!!)
ボチポチ
ピロン
一色「先輩!」
八幡「なんだ?」
一色「今夜、暇ですか?暇ですよね?どうせ暇なんでしょ?」
八幡「なにそれ…」
一色「今夜、付き合ってもらいます!」
八幡「なに、このLINE…」
一色【先輩がネックレスをしている件でお話があります】
雪ノ下【それは、興味深いわね。誰から脅し取ったのかしら】
由比ヶ浜【ヒッキー、キモイ!理由を聞かないとね】
一色【では、いつものところ集合で。先輩は責任もって連行します】
八幡「俺の意見や都合はないのね…」
~~~~~~~~~~~
居酒屋
八幡「だから、なんとなくしてみたかっただけって言ってるだろ!」
由比ヶ浜「ヒッキー、ネックレスする趣味なかったし!」
雪ノ下「…」
一色「そこまで、しらを切るんですね…」
ボチポチ
一色「この画面見てください」
由比ヶ浜「優美子、綺麗…」
一色「ここを拡大すると…」
由比ヶ浜「あっ!優美子とお揃いだ!どういうこと!」
八幡「たまたまだろ!」
由比ヶ浜「もう!ゆきのんも何か言ってよ」
雪ノ下「比企谷君、そろそろ観念したら」
prrrrr
雪ノ下「電話よ。出なくていいの?」
p
八幡「…もしもし」
優美子『せっかく来たのに居ないし!』
八幡「お、おう。悪いな」
優美子『何時ぐらいに帰ってくるの?』
八幡「何時になるかなぁ…あはは…」
優美子『はっきりしないし…。まさか、浮気!』
八幡「それは断じてない!」
優美子『じゃあ、なに?』
八幡「質問と言うか尋問と言うか詰問と言うか…」
優美子『なにそれ?わかんないし!』
八幡「雪ノ下と由比ヶ浜と一色に取り調べられてるんだよ…」
優美子『なにを?』
八幡「えぇっとだな…」
優美子『まだ言ってないんでしょ?』
八幡「まぁな」
優美子『今から行くし』
八幡「え?」
優美子『今から、あーしが行って言うし!』
八幡「お、おい、待て…」
八幡「切られた…」
雪ノ下「三浦さん、今から来るのかしら」
八幡「…はい」
雪ノ下「そう…」
一色「三浦先輩が来るって、やっぱり…」
由比ヶ浜「優美子…」
………
……
…
優美子「八幡!」
八幡「悪いな」
由比ヶ浜「優美子、ヒッキーのこと名前で呼ぶんだね…」
一色「先輩…」
雪ノ下「やっぱり、そういうことでいいのかしら」
優美子「あーしと八幡は付き合ってるし!」
八幡「お、お前…」
優美子「八幡!なんではっきり言わなかったの!」
八幡「それはだな…」
雪ノ下「比企谷君のことだから、テレビに出る人を彼女なんて言うのは、憚られたんでしょう」
八幡「…」
優美子「そうなの?」
八幡「雪ノ下は察してくれてたんだな…」
雪ノ下「なんとなく…ね」
一色「そうだったんですね…」
優美子「結衣、あーしはあの時言ったよね」
由比ヶ浜「そういう意味だったんだね…あはは」
雪ノ下「三浦さんは、由比ヶ浜さんに何か言ったのかしら?」
優美子「その時は、ヒキオはあーしがもらう…かな」
雪ノ下「ヒントはもらっていてのね」
一色「雪ノ下先輩は納得出来るんですか!」
雪ノ下「そうね。私達が踏み出せなかったのに、彼女は一歩踏み出した。そういうことよ」
由比ヶ浜「…気持ちの整理に少し時間かかるかも」
優美子「結衣…」
八幡「由比ヶ浜、俺は…」
雪ノ下「比企谷君、ここは一色さんと私に任せて」
八幡「…頼む。優美子、帰るぞ」
優美子「…わかった」
~~~~~~~~~~~
八幡の部屋
優美子「結衣に悪いことしちゃった…」
八幡「俺がはっきり言わなかったのがいけないんだよ」
優美子「でも、八幡はあーしのことを考えて言わないでいてくれたし…」
八幡「優美子、由比ヶ浜は友達なんだろ?」
優美子「当たり前だし!」
八幡「俺もそう思ってる…。雪ノ下たちが上手くやってくれるさ…」
優美子「雪ノ下さんのこと、ずいぶん信用しているんだね」ジー
八幡「まあな。雪ノ下みたいになりたいと思ってた時期もあったし、恋心がなかっと言えば嘘になる。でも、雪ノ下とは悪態を言い合えるぐらいが丁度いい」
優美子「ねぇ…」
八幡「ん?」
優美子「今夜は激しくしてほしい…」
八幡「…わかった。不安なのか?」
優美子「うん」
八幡「ほら、こっちにこい」グイッ
優美子「きゃっ」
八幡「大丈夫だ」ナデナデ
優美子「うん」
~~~~~~~~~~~
数日後
奉仕部 部室
一色「先輩が三浦先輩と付き合ってるとは…」
八幡「よそで言うなよ」
一色「わかってますよ」
八幡「ならいいが…」
一色「でも、三浦先輩って忙しそうですよね」
八幡「だろうな」
一色「そういえば、先輩は三浦先輩のどこが好きなんですか?」
八幡「あぁ見えて真っ直ぐなんだよ」
一色「なるほど。先輩は歪んでますしね」
八幡「ほっとけ」
一色「お揃いのネックレスとか、ビックリですよ」
八幡「あれは優美子が買ってきたんだよ」
一色「先輩は、三浦先輩の東京の家とか行かないんですか?」
八幡「行かない。俺ん家最高」
一色「はぁ~。先輩に聞いた私が馬鹿でした」
八幡「冗談だ。俺は日曜・祝日しか動けないから、タイミングが合わないんだよ」
一色「たまには、行ってあげたらどうですか?」
八幡「タイミングが合えばな」
~~~~~~~~~~~~
後日
八幡の部屋
優美子「仕事が忙しくて、来れなくてごめんね」
八幡「本当は俺からも行ければいいんだがな」
優美子「その気持ちだけで、嬉しい…///」
八幡「優美子、仕事楽しいか?」
優美子「すごく楽しいよ」
八幡「そうか、応援してるぞ」
優美子「ありがとう」
~~~~~~~~~~~~
数週間後
総武高 奉仕部 部室
一色「先輩、三浦先輩とちゃんと会えてるんですか?」
八幡「向こうは忙しいからな」
一色「テレビに出る回数も増えてますしね」
八幡「人気商売だからな」
一色「先輩、寂しくないんですか?」
八幡「寂しくないと言ったら嘘になるが、テレビに出てる姿が見れれば…」
一色「それじゃあ、ただのファンじゃないですか!」
八幡「大丈夫だ。繋がっているよ」サワッ
一色「だから、お揃いのネックレスなんですね」
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数ヶ月後
prrrrr
八幡「もしもし」
由比ヶ浜『ヒッキー!ワイドショー見た!』
八幡「見てないけど、連絡は来てる」
由比ヶ浜『優美子なら大丈夫だと思うけど…』
八幡「プロ野球選手と熱愛だっけ?本当に芸能人なんだな」
由比ヶ浜『ヒッキー、大丈夫なの?』
八幡「あぁ、大丈夫だよ」
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その夜
八幡「由比ヶ浜に心配されたよ」
優美子『ごめんね、なかなか行けなくて』
八幡「気にするな。優美子は仕事が楽しくて、がんばってるんだ」
優美子『八幡が、そう言ってくれるから、がんばれるし』
八幡「そうか。無理はするなよ」
優美子『ありがとう』
p
八幡(…会いてぇなあ)
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数ヶ月後
サイゼ
八幡「ドリアうまっ!」
由比ヶ浜「ヒッキー、ちゃんと食べてるの?」
八幡「食べてるぞ」
由比ヶ浜「どうせ、外食ばっかりなんでしょ?だから、サイゼで鉢合わせになるんだよ」
八幡「そんなことないぞ。コンビニ弁当とかも、なかなかうまいぞ」
由比ヶ浜「…優美子とは会ってるの?」
八幡「…ああ」
由比ヶ浜「嘘!いろはちゃん、ヒッキーが寂しそうにネックレスいじってるって言ってた!」
八幡「おのれ、一色…」
由比ヶ浜「寂しいなら、優美子に言いなよ」
八幡「アイツは仕事が楽しいんだ。それを邪魔したくない」
由比ヶ浜「でも、それじゃあヒッキーが…」
八幡「いいんだ。俺が応援してやるって言うと、すごく嬉しそうにするんだよ…。だから…」
由比ヶ浜「それじゃあ、私やゆきのんは!今のヒッキー見てたら、諦められないよ…」
八幡「すまん…」
由比ヶ浜(…そうだ!)
由比ヶ浜「私から優美子に、言っておくよ」ニヤリッ
八幡「由比ヶ浜さん、今物凄く悪い顔しましたよ…」
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週末
八幡の部屋
八幡「なんで、由比ヶ浜が俺の部屋に居るの?」
由比ヶ浜「いいから、いいから」
八幡「俺、彼女居るんだけど…」
由比ヶ浜「知ってるし。その彼女と、あまり会えないのも知ってる」
八幡「それに、電話に出るなって…」
由比ヶ浜「いいから、いいから」
ガチャ
優美子「八幡!!」
八幡「優美子…。仕事は…?」
由比ヶ浜「来たね」
優美子「結衣…」
由比ヶ浜「優美子、座って」
優美子「結衣、何を…」
由比ヶ浜「いいから、座って!ヒッキーも!」
優美子「はい」
八幡「俺は座っているんだが…」
………
……
…
由比ヶ浜「優美子、私は怒ってるからね」
優美子「え?」
由比ヶ浜「ヒッキーをほったらかしにして」
優美子「ほったらかしてないし!」
由比ヶ浜「電話とLINEだけでしょ!」
優美子「まぁ、そうだけど…」
由比ヶ浜「ヒッキーは、寂しかったんだよ!」
八幡「いや、俺は一言も…」
由比ヶ浜「ヒッキーは黙って!」
八幡「はい…」
由比ヶ浜「ヒッキーを見てて、すごく寂しそうで、見てられなかった」
優美子「それは、仕事が忙しくて…」
由比ヶ浜「ヒッキーもがんばれって言うだけで、何も言わなかったよね?」
優美子「うん」
由比ヶ浜「ヒッキーは、そういうこと言わないで、一人で抱えちゃうの」
優美子「そうかも…」
由比ヶ浜「それにヒッキー!」
八幡「ひゃい!」
由比ヶ浜「寂しいんだったら、ちゃんと優美子に言わなきゃダメだよ。付き合ってるんでしょ!」
八幡「はい…」
由比ヶ浜「二人ともわかった?」
優美子「はい」
八幡「はい」
由比ヶ浜「じゃあ、私は帰るね」
優美子「結衣、その為に…」
由比ヶ浜「そうだよ」
優美子「…ありがとう。あーし、いい友達をもったよ」
由比ヶ浜「でも…」
優美子「でも?」
由比ヶ浜「次に、こんなことがあったら、本気でヒッキーもらっちゃうからね。ゆきのんやいろはちゃんも、たぶん…」
優美子「絶対しないし!」
由比ヶ浜「うん。大丈夫そうだね」
八幡「由比ヶ浜!」
由比ヶ浜「なに?」
八幡「その…。ありがとうな」
由比ヶ浜「気にしないで。友達でしょ?」
八幡「あぁ」
由比ヶ浜「次はゆっくり、お話しようね。バイバイ」
八幡「あぁ、またな」
バタン
八幡「由比ヶ浜に何を言われたんだ?」
優美子「ヒッキーは私がもらうからって。嘘だと思うなら、今日八幡の家に来いって…」
八幡「まんまと嵌められたと」
優美子「ごめんね、八幡」
八幡「何がだ?」
優美子「あーし、仕事が楽しくて八幡のこと蔑ろにしてた」
八幡「俺も優美子の仕事邪魔したくなかったしな」
優美子「…ねぇ、八幡」
八幡「ん?」
優美子「次の休み、デートしよう」
八幡「お前、外出したら大変なことになるぞ」
優美子「大丈夫だし」
八幡「…わかったよ」
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日曜
八幡「今日はどうするんだ?お家デートか?」
優美子「あ!何言ってるの!出掛けるし!」
八幡「はい」
優美子「今日は八幡のコーディネートしたいし」
八幡「服ならあるだろ」
優美子「ダメ!あーしの彼氏なんだから、格好良くしたいし」
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ショッピングモール
優美子「これなんかどう?」
八幡「オタクに服のセンスと、お金をかけるとか期待してはいけない。某同人サークル代表が言っていたぞ」
優美子「じゃあ、あーしの見立てでいいかな?」
八幡「お任せします」
優美子「アンタ顔は悪くないんだから」
八幡「優美子のコーディネートで、モテモテになったら、どうするんだよ。まぁ、ならんとは思うが」
優美子「あーしが側にいて、寄せ付けないから大丈夫だし」
八幡「お、おう」
優美子「そ・れ・に!」
八幡「おう」
優美子「浮気したら、只じゃ済まさないし」ゴゴゴ
八幡(久しぶり炎獄の女王・三浦を見た…)
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八幡「そろそろ、昼飯にしないか」
優美子「そうだね」
八幡「優美子は何か食べたいモノあるか?」
優美子「普段、外食一人だと何を食べてんの?」
八幡「ラーメン」
優美子「たまには、二人でラーメン屋行く?」
八幡「天下の三浦優美子がラーメン屋かよ」
優美子「関係ないし。ほら、行こう」
八幡「はいはい」
………
……
…
優美子「美味しかった~」
八幡「お前、すげぇ注目されてたぞ」
優美子「気にしないし」
八幡「次はどこ行くんだ?ボーリング?カラオケ?」
優美子「八幡は、出掛ける時は、どこに行くの?」
八幡「基本は本屋かな。あとアニメ○ト」
優美子「さすがに、ア○メイトはムリたから、本屋行くし」
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本屋
八幡「これ面白そうだな」
優美子「なにそれ?」
八幡「ラノベってやつ」
優美子「面白いの?」
八幡「これは1巻だから、読んでみないとな」
優美子「あーしでも読めそうな本ある?」
八幡「家にあるから、読んでみるか?」
優美子「試してみる」
八幡「そうか」
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ゲーセン
優美子「観念するし!」
八幡「プリクラはハードル高いって」
優美子「あーしと撮るのイヤなんだ…」
八幡「わ、わかったよ」
優美子「早くするし♪」
八幡「へ~い」
………
……
…
八幡「ほっぺにキスとか、恥ずかしかった…///」
優美子「細かいこと気にしない」
八幡「夕方になったけど、どうする?」
優美子「ちょっと話したいことがあるから帰ろう…」
八幡「おう」
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八幡の部屋
八幡「で、話ってなんだ?」
優美子「…あーし、仕事やめる」
八幡「え?お前、何言ってるの!モデルとかテレビの仕事とか楽しそうだっただら」
優美子「楽しいよ。でも、八幡と別れたくない…」
八幡「別れるなんて言ってないだろ?」
優美子「このままだったら、たぶん別れちゃう…。結衣に気づかされた」
八幡「だからって、辞めることないだろ」
優美子「あーし、中途半端は嫌いだし」
八幡「はぁ~。優美子は、そういうタイプだったな。もう止めねぇよ」
優美子「いきなり辞めれないから、受けてる仕事をこなしてからになると思う」
八幡「それで、実家に戻るのか?」
優美子「何言ってるの?」
八幡「怖いから。こっちで一人暮らしか?」
優美子「あ!」
八幡「怖い怖い。あと恐い」
優美子「一緒に暮らすに決まってるしょ!」
八幡「マジで!」
優美子「イヤなの?」
八幡「いつかは同棲したいと思っていたが、このタイミングで言われるとは、思ってなかったからな」
優美子「考えてくれてたんだね」
八幡「まあな。ご両親に挨拶行かないとなぁ…」
優美子「えっ!結婚してくれるの!」
八幡「ちげぇよ!今の仕事を、たとえ間接的にとはいえ、辞める原因は俺にもあるわけだからな」
優美子「それは、私が決めたことだし」
八幡「それにだな…/// 結婚を前提にお付き合いしてるので、同棲させてくれって」
優美子「結婚を前提に…///」
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数週間後
三浦家前
八幡「うぇ…」
優美子「どうしたん?」
八幡「緊張で吐きそう…」
優美子「大丈夫?」
八幡「ここまで来て逃げれんだろう」
八幡「そういえば、俺のこと両親にはなんて説明したんだ?」
優美子「なにも。彼氏連れてくって言っただけ」
八幡「おいおい、大丈夫かよ…。一応、一張羅のスーツ着て来たけど…」
優美子「大丈夫!格好いいよ」
八幡「ありがとう。行くか!」
優美子「うん!」
ガチャ
優美子「ただいま!」
八幡「失礼します」
三浦母「おかえり。そちらが…」
優美子「彼氏」
八幡「初めまして。比企谷八幡です。こちら、つまらないものですが…」
三浦母「これは、ご丁寧に。さ、上がってください」
八幡「はい、失礼します」
………
……
…
リビング
優美子「パパ。ただいま!彼氏連れてきたし」
三浦父「…」ポカーン
八幡「初めまして。優美子さんとお付き合いしてます、比企谷八幡です」ペコッ
優美子「パパ?」
三浦父「おぉ!すまん。まぁかけてくれ」
八幡「失礼します」
三浦父「優美子の彼氏と聞いて、もっと軽いヤツが来ると思っていてな。そんなヤツ連れてきたら、追い返してやろうかと思っていたんだ」
優美子「パパ、ヒドイし!」
三浦父「いやぁ、すまん。で、比企谷君は、仕事はなにをやっているんだ?」
八幡「地方公務員です」
三浦父「また固い仕事だな。具体的には?」
八幡「教師をしています」
優美子「今は総武高なんだ」
三浦父「だが、千葉と東京では、会うことも大変だろう」
優美子「あーし、モデル辞めるから」
三浦父「なに?」
三浦母「え?」
優美子「千葉に帰る」
三浦父「そうか!じゃあ、ウチに…」
優美子「ううん」
三浦母「千葉で一人暮らしを?」
八幡「そ、それはですね…。ど、同棲をさせていただけないかと…」
三浦父「なにぃ?」
八幡「中途半端な気持ちではなく、ゆくゆくは結婚したいと考えてまして…」オドオド
優美子「…///」
三浦父「比企谷君」
八幡「はい…」
三浦父「君は飲めるのかね?」
八幡「はい?」
三浦父「酒だよ」
八幡「ほどほどに…」
三浦父「そうか!ママ、ビールを出してくれ。お祝いだ」
三浦母「は~い」
八幡「へ?」
三浦父「いやぁ、優美子にこんな良い人があらわれるとは…」
優美子「そうでしょ」
八幡「待ってください…。今すぐ結婚するわけでは…」
三浦父「いずれは、するんだろ?」
八幡「はい。そのつもりですが…」
三浦父「じゃあ、いいじゃないか!前祝いだ!」
優美子「パパったら…///」
三浦父「優美子の彼氏だから、金髪にピアスとかだったら、どうしようかと思ったら、真面目そうな好青年を連れてきて…。正直、ほっとしてるんだ」
八幡「はぁ」
三浦父「モデルの仕事も、最初は反対だったんだ。だが、本人が一生懸命やっているのも無下に出来んしな。優美子、仕事はどうするんだ?」
優美子「もう、セーブしてるし。あと友達に頼んで、こっちで仕事も探してる」
八幡「仕事探してるのは、知らなかったな」
優美子「結衣と姫菜が探してくれてる」
三浦母「比企谷君は、優美子のどこがいいのかしら?」
優美子「ママ、やめてよ…///」
八幡「僕は…、あることがきっかけで恋愛に踏み出せないでいたんです。好意が自分に向いているとわかっていても、それはまやかしだと自分に言い聞かせていました…。優美子さんは、そんな僕に真っ直ぐに向かって来てくれました。その好意に、自分自身に言い訳が出来ないくらいに、答えたいと思えたんです。僕は優美子さんの真っ直ぐなところが大好きです」
優美子「八幡…///」
八幡「な、なにを言ってるんですかね…///」
三浦父「いやいや。優美子は、見た目は派手だがな、そういうところがあって、時々、友達や先生とぶつかることがあったんだ。比企谷君は、優美子をよく見てくれている」
三浦母「優美子は比企谷君のどこがよかったの?」
八幡「それはいいじゃないですか…///」
優美子「優しいところ…かな…///」
八幡「そんなことはないぞ。俺は自分大好きだからな」
優美子「また、そんなこというし!」
優美子「八幡は、誰も見てなくても、誰にも評価されなくても…、自分が傷ついても、がんばっちゃうの」
八幡「おい…」
優美子「文化祭のことも知ってるし」
八幡「うっ…」
優美子「だから、あーしは八幡が傷つかないように一緒に居たいし、もし傷ついてもあーしが癒してあげる…///」
八幡「優美子…、その…、ありがとうな…///」
三浦母「ラブラブね」
三浦父「比企谷君、改めて娘を頼むよ」
八幡「はい!」
~~~~~~~~~~~
帰り道
八幡「結局、結婚まで話が言っちまったな」
優美子「イヤだったの?」
八幡「遅かれ早かれ、そのつもりだったからな」
優美子「じゃあ、問題ないし♪」
八幡「次の休みは、ウチの実家だな」
優美子「うっ!」
八幡「緊張してるのか?」
優美子「そ、そんなことないし!」
八幡「大丈夫だ。ウチは小町さえ味方にすれば」
優美子「千葉村に来てた娘?」
八幡「懐かしいな…。そうだな。可愛いぞ」
優美子「結衣から聞いてたけど、やっぱりシスコンなんだ…」
八幡「ちげぇし」
優美子「じゃあ、あーしと小町ちゃん、どっちが可愛い?」
八幡「両方…」
優美子「あっ!」ギロッ
八幡「恐い恐い、あと怖い」
優美子「まぁ、確かに妹ちゃん可愛かったから、仕方ないか」
八幡「小町、マジ天使」
優美子「そういう、キモイ発言しないの」
八幡「へいへい」
優美子「小町ちゃんが天使なら、あーしはなに?」
八幡「嫁(仮)」
優美子「よ、嫁…///」
八幡「いちいち反応が可愛いんだよ」
優美子「か、可愛い…///」
八幡「あと、指輪買いに行くか?」
優美子「うん…///」
八幡「もう逃げられないぞ」
優美子「あーしは逃げないし!八幡こそ、逃げられないからね」ウインク
八幡「あぁ。俺も逃げるのはやめたんだよ」
優美子「なにそれ?」
八幡「また今度、教えるよ」