皮肉な僕のヒーローアカデミア   作:ゆず1252

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お久しぶりです..|´-`)チラッ


濃く深かった1日

 

「と、言うわけで私の力を受け継いでみないかい?」

 

どういう原理なのかは分からないけど、オールマイトの個性は今まで色んな人から受け継がれたものらしい。

 

「僕は緑谷に継いで欲しい。」

 

「あっくん..でも君だって」

 

「うん。僕も緑谷と形は違えど個性関係で悩んでる。でも今の緑谷には多くの人を救える力はない。」

 

そう、今回はたまたま上手くいっただけ。次も同じように上手くいくかは分からないし、上手くいく確率もかなり低い..。でもそれは緑谷に個性が無いからって話だ。もし個性があれば..。

 

「自分の夢を叶えたいならさ..たまにはもっとワガママになっていいと思うよ?それに..」

 

「それに?」

 

「数少ない..いや、たった一人と言っても過言ではない、僕の友達が夢を叶える為の第1歩を進もうとしてる。それを邪魔するなんて僕には出来ない。」

 

「あっくん..。」

 

「いや、泣くほどでもないでしょ..。」

 

建前ってわけじゃないけど、僕もそろそろ向き合わなくちゃいけないんだ。この個性と..。

 

「どうやら決まったみたいだね。ただ緑谷少年、今の君は器としてダメなんだ。」

 

「えっ..。でもさっき..」

 

「あぁ!違うからね?ヒーローとしての器じゃなくて個性を受け継ぐための体ができてないってことだからね!?」

 

「あ、そういう..。」

 

確かに緑谷はヒョロヒョロとまではならないけど筋肉は少ないからなぁ..。

 

「だから受験までの残り時間みっちり君を鍛える。多少スパルタになるけど覚悟はできてるね?」

 

「..はい!他の皆はとっくにスタートしてますから、僕は他の人の何倍も何十倍も努力しなきゃ追いつけません!」

 

「..いい面構えになっじゃないか!」

 

僕も受験に向けて頑張らないとな..。

 

「じゃあ明日、海辺にあるあのゴミ溜まりに来てくれ!そして..出来れば緑谷少年のフォローを胞少年にお願いしたいのだが。」

 

「たまにならいいですよ。僕も特訓したいで..。ごめんね緑谷。」

 

「ううん!気持ちだけで充分だよ!」

 

「それじゃ、私はこれでお暇するよ。」

 

そう言ってオールマイトは帰っていった。

 

「僕も帰るよ。」

 

「うん。また今度学校で!」

 

じゃあ!っと言って緑谷と別れる。

 

「今日は色々とあったなぁ。」

 

オールマイトに会ったと思ったら、事件に巻き込まれ、そしたらヒーローになれると言われた。こんな濃い一日はなかなか味わえないと思う。

 

「疲れたから帰って早く寝よう。」

 

背筋を伸ばしながら帰路に着く。多分今、僕の顔はすごくニヤけてるんだろうなぁ。

 

「ヒーローになれる..か。」

 

トップヒーローにあんな事言われたら誰だってこうなると思うけどね。

 

 

 

「お前....ヒーローになるのか?」

 

「誰..ですか?」

 

年上?いや同い年くらいか..?フード被ってるからよく顔が見えないけど。雰囲気的にはそこまでは年は離れてるようには見えない。でもなんだろう。この人..ヤバい。

 

「チッ..。なんだよ。せっかくスカウトに来たってのに無駄足じゃないか。」

 

「スカウト?何の話ですか?」

 

「あー..こっちの話だ。それよりさっきの質問、お前はヒーローになるのか?」

 

「..そのつもりです。」

 

「だけどさぁ..聞いた話じゃ随分と酷い人生を送ってきたらしいじゃないか。大人達からも同年代からも白い目で見られてきたって言うのに、そんなヤツらを助けたいとか思っちゃってるの?」

 

「なんで..。いや、それよりそんな事は貴方には関係ない話です。」

 

僕の過去を知ってる?調べると言ってもそこまで僕は有名じゃない。確かに個性に関しては珍しい部類だけども、それだけでここまで分かるものなのか?

 

「関係あるんだよ。」

 

「理由はなんですか?」

 

「俺がお前に興味がある。だから仲間にしたい。」

 

「僕は貴方のことを知らないし、言ってしまえばヴィランになれってとことですよね?なら断固拒否します。」

 

男は少し黙り、何かを考える。

 

「あぁ..。そうか。まあいいや。」

 

諦めたのか?

 

「今回は帰るとするよ。どうせまた会うだろうし。」

 

「貴方は..一体何なんですか?何が目的なんですか?」

 

「俺の目的?決まってるだろ..。」

 

男は両腕を広げ高らかに語る。

 

「オールマイトを殺す!そしていかにこの世界が間違っているのかを証明することだよ!」

 

「オールマイトを..。そんなの..」

 

「できないって?誰が決めたんだよ、それ。」

 

誰って..。だってオールマイトは。

 

「平和の象徴だから?でも死なないわけじゃない。」

 

「..ここで僕に止められる、っていう可能性は考えなかったんですか?」

 

僕は身構える。

 

「止める?俺を?ふっ..ハハハハ!」

 

「何がおかしいんですか..。」

 

「はぁ..。俺さぁ、つまらない冗談とか嫌いなんだよね」

 

ゾクッ!!

 

ヤバい..。無理だ。変な汗出てきた。呼吸がしにくい。それほどまでにドロドロとした殺気..体が、動かない。

 

「おいおい..。ヒーローになろうってヤツがこれくらいでビビってどうすんだよ。」

 

気持ち悪い..。でも夢を目指す以上挫ける訳にはいかない!何か..何でもいい。後に残せるものを..。

 

「な、名前..」

 

「あ?」

 

「貴方の名前..聞いてませんでした。」

 

「あー..そうだな。よく覚えとけよ。」

 

 

 

 

 

「俺の名前は..死柄木弔。お前の過去を知る者。そして世界を壊す者だ。」

 

そう言って死柄木は闇に消えていった。

 

 

気が付けば陽は落ち、辺りは闇で満ちていた。まるで自分の過去を..写しているように。




書いてて思ったのが緑谷と主人公の口調似すぎて困る。どうしよう。
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