皮肉な僕のヒーローアカデミア   作:ゆず1252

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ちゃんと投稿する意思はあるんです..。


ヒーローとは

 

あれから数ヶ月たった、ある日の放課後。

 

「ねぇ..緑谷大丈夫?」

 

「あ、うん。何とか..。」

 

でも死相が見えてる気がするんだけど..気の所為だよね。

 

「でも体つき良くなってきたね。」

 

「そ、そうかな?」

 

前までこんな腕の筋肉は無かったし、体育の時に胸筋も見たけどなかなかのものだった。勘違いしないで欲しいけど僕は筋肉フェチじゃない。

 

「ゴミはどのくらいで片付くの?」

 

「んー..どうだろ。わかんないや。」

 

なんだかんだ言って受験期間の折り返し地点まで来てしまった。そろそろ焦ってくる時期だからオーバーワークだけは気を付けないと。

 

「今度僕も一緒に特訓させてもらうよ。」

 

「ほんと!?待ってるよ!」

 

そ、そんなに喜ぶことかな..?

 

「じゃあ今度の休みにでも行くとするかな。」

 

「分かった!じゃあ僕はもう帰るね!」

 

「うん。またね。」

 

数ヶ月前..あの死柄木と名乗ったあの男。僕の過去を知っていると言っていた。ただ僕の過去と言っても個性のせいで煙たがられたくらいしかない。

 

「確かにヴィランになりえる要素ではあるけど..それだけで興味を持つものなのかな?」

 

他に何か..僕の知らない過去が存在したり?いやそんなことあるわけないか。ヴィランが考える事は分からないや。

 

「オイ白髪野郎。」

 

「..何?」

 

最近妙に大人しかったけど..嵐の前の静けさってやつだったのかな?

 

「テメェも雄英受けるってのはどういう風の吹き回しだ!?」

 

「僕がどこ受けようと勝手でしょ?」

 

「テメェもクソナードもモブの癖して俺の前をチョロチョロと..目障りなんだよ!」

 

「奇遇だね..僕もまったく同じ意見だ。すごく目障りだよ?」

 

「んだとコラァ!」

 

BOMB!!と小爆発を起こしながら近づいてくる。

 

「ヒーローを目指すならそういう所直した方がいいよ。」

 

実は今、僕は少し怒っている。ここ最近静かではあったけどそれは僕の見える範囲での話。緑谷に個人的な絡みがあったのを僕は知ってる。

 

「正直言ってさ..」

 

自分で言うのもあれだけど僕はあまり怒らないタイプだ。だから大抵の事は笑って見過ごす。でも怒らないわけじゃない。許せないことだってあるんだ。例えば..努力してる人を笑ったり。

 

「ウザイよ?」

 

「..っ!?」

 

今きっと僕は酷い目をしているんだろうな。でも仕方ないだろ?

 

「爆豪..君は天才なんだと思う。だから鼻が高くなって周りを見下してしまう気持ちもわかる。でもね..努力してる人を笑うのはダメだよ。」

 

「俺にとってはモブはモブだ..。それ以上でもそれ以下でもねぇんだよ。笑うなだと?無理な話だろ。個性もありもしねぇクソがどんな努力をしようとヒーローにはなれねぇ!これを笑わねぇって方が無理な話だ!それでもデクはヒーローになるだなんてぬかしやがる!夢見るのも大概にしろって思っちまうのが普通なんだよ!」

 

「確かに緑谷は個性に恵まれなかった。体格にも恵まれてないし、秀でた才能も無い。」

 

そう。緑谷には何も無かった。あるのは知識だけでそれを実行することは叶わなかった。僕だってなりたいと思うだけで何もせずただヒーローになりたいだなんて言ってるだけならここまで言わない。無個性だからと言って体も鍛えず、なにか努力をしてる訳でもないからね。でも今は違う。血反吐を吐くくらい努力してる。

 

「なら..」

 

「でも、そんな事誰が決めたの?」

 

「常識的に考えりゃそーなるだろうがよ。」

 

「常識?なら君は常識的に考えて助けられないって状況になったら助けないの?」

 

「んな事言ってねーだろうが!そりゃ時と場合の問題だ!」

 

「常識か..。僕は思うんだけどさ、ヒーローって仕事ほどアホな仕事ってないと思わない?」

 

「は..?何言ってんだテメェ。」

 

「だってそうだろ?自分の命を犠牲にしてまでも他人を助けるだなんてさ..。その助ける人は知人でも友人でも家族でもないんだよ?そういう場合もあるかもだけど、大体はただの他人。もしかしたら過去に罪を犯してるかもしれない..。何も知らない人に命を賭けるだなんて頭のネジが吹っ飛んでるとしか僕は思えない。」

 

「そこまで思ってんのにテメェはなんでヒーローに..。」

 

「自分で言うのもアレなんだけどさ。僕は頭のネジが吹っ飛んでるらしいんだ。多分緑谷も同じ。」

「だとしてもだ..それでなんの力もねぇ奴がしゃしゃり出てきたところでなんの意味もねぇだろうがよ!」

 

「そういう常識とかさ、意味を求めてる時点で爆豪はヒーローとして緑谷に負けてるよ。」

 

「んだと..。テメェ、もういっぺん言ってみろ!」

 

「ヒーローは何か意味があって人を助けるんじゃない。常識的に考えて助けなきゃいけないから助けるわけじゃない。ただただ、助けたいって意思が原動力になって動いてるって僕はそう思ってる。」

 

全部のヒーローがそういうわけじゃないとは思う。でもそういう人が凄いヒーローになるんだと思うんだ。

 

「だから君は負けてる。」

 

「俺だって..」

 

「まあ僕の意見だからみんながそう思ってるわけじゃない。でも多分..爆豪がこのままでいたらだけど、いつか緑谷に実力で負ける時が来るよ。」

 

「チッ..。有り得ねぇよ。」

 

「とりあえず、爆豪がなんて言おうと僕らは雄英を受ける。もしこれ以上突っかかってくるなら..容赦しない。」

 

「ハッ!言ってろザコが。」

 

そう言って爆豪は帰って行った。

 

 

 

「あぁ..、疲れた。」

 

僕も帰ってトレーニングするかな。

 

 




次回は一気に受験に行きたいとおもいます
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