花楓の戦略級魔法について大幅に変更したのでお知らせです。
戦略級魔法【絶対零度(アブソリュート・ゼロ)】
文字通り、一瞬にして指定した範囲を凍りつかせる戦略級魔法。
それに伴って、名前の方も氷月真宵になりました。
今回も大して進展しません。ごめんなさい
新歓による多忙な1週間も大きな問題もなく過ごせたのは、一重に運が良かったからであろう。
とは言え、その一週間のうち殆どをお偉いさん達のせいで潰された私は他の風紀委員たちへの申し訳なさで心がいっぱいいっぱいであった。
「それでブランシュについての情報はある程度集まってるの?」
「ある程度なら。だが、まだ足りないな」
深雪が寝静まった真夜中に私と達也は、達也の家にて小会議を開いていた。
深雪や水波ちゃんに聞かせるには少々グレーな部分を含んでいるための配慮で、最悪深雪ならまだいいが水波ちゃんに関しては彼女には全く関係の無いことでもあることからの選択でもある。
「そーね。あのぐらいの組織なら、私と達也だけでも潰せるだろうけど……、あまり四葉が表立ってやるのは良くないね。少し悪いけど、あちらが動くのを待つのもありかな」
私は敢えて残酷な方の選択肢を達也に提示する。ここで私がもう1つの選択肢を選んだ場合、私に強く言えない達也はその方法を鵜呑みにするしかないから。逆に、この選択肢は達也が鵜呑みにするとは私は思わない。
結果私の予想通り、達也は少し俯いて考えてから私の目を見て話し始めた。
「……確かにそれが俺らにとっては最善だろう。だが、もし奴らが行動に移して身近な奴に被害が出た場合に花楓は耐えられるのか?」
予想通りの反対意見。
だが、私の心配をしての反対だとは予想しておらず私は少し驚いてしまった。
「………まさか達也からそんな言葉が聞けるとはね…。でもね…」
あちらが動く前に潰そうとすると、私たち単独で動くこととなる。その場合、警察と鉢合わせた場合に少々面倒なことになりかねない。だから私はブランシュが学校を襲撃することを待って十文字先輩の協力を仰ごうと考えていた。
「証拠なら全て消してしまえばいいだろう?そういうことなら、俺らの得意分野だろ?」
にやりと笑う達也の表情は悪代官のそれと同じだが、意味合いが全く違う。
こんなこと言われてしまえば、私の答えは自ずと決まる。
「……はいはい。わかったよ、それじゃあ私と達也………それと深雪の3人で行こう。水波ちゃんは自宅待機だからね?」
私が先程からドア越しに私と達也の会話を聞いていた2人にもそう告げると、2人はドアを開けて部屋へと入ってくる。
「………お姉様からは隠れられませんね」
「………私だけ除け者ですか?」
見つかったことが悔しいのか少し苦笑いの深雪とは正反対に少し怒り気味の表情を浮かべている水波ちゃんは少し渋りながら呟いた。
私は水波ちゃんに近寄り、少し膝を曲げて目線を合わせて水波ちゃんの頭を撫でた。
「……だ、騙されませんよ?」
不満そうに頬を膨らませる水波ちゃんは正直怖さの欠けらも無い。むしろ、可愛すぎてこのまま抱きしめてしまいたいぐらいである。
そんな邪念を振り切って私は1度真剣な表情に切り替えた。
「………水波ちゃんの実力を疑ってるわけじゃないの。でもね、まだ水波ちゃんにその手を汚して欲しくはないんだよ」
「……狡いです、花楓さんは…」
「狡くて結構。水波ちゃんにも時期が来たらお手伝いをお願いするから…………ね?」
水波ちゃんは納得したのか、私の背中に手を回して私に抱きついてきた。
顔を見せないということは、そういうことなのだろう。
「あ、狡いですよ!水波だけ!」
水波ちゃんが私に頭を撫でられていることに深雪が反論して、私に向かって頭を差し出してくる。
「…深雪はダメ。本当なら、貴女も置いていくつもりだったんだから、我慢しなさい」
深雪が差し出す頭を左手で制して、私はそのまま水波ちゃんの頭を撫で続けた。
「さて、これからの目処もたったことだし今日は解散するか」
「…そうだね。それじゃあ、達也情報収集の方響子さんによろしくね」
「……あぁ」
私は達也と深雪に別れの挨拶をして、水波ちゃんと共に家へと戻った。
その夜、水波ちゃんと一緒に寝ることになったのは言うまでもないだろう。
更新については、本当に不定期で申し訳ございません。
センター間近なのであまり更新出来ませんが、ご了承ください。
やはり俺の社畜物語は間違っている。を読んでくださっている方がいましたら活動報告の方にお知らせがあるので出来たらよろしくお願いします。