やはり俺が魔道士になれたのは間違いなかった 作:カロマ
それからアナに連れられ学園内を無理矢理案内され、今はアナの部屋にいる……やばい女の子の部屋とか初めてなんだけど
アナスタシア「どうだった?」
八幡「どうだったって聞かれてもなあ…無理矢理連れられただけだから特になんとも」
アナスタシア「そ、そっか…そうだよね…ごめん」
やめて!そんな涙目にならないでっ!
八幡「とか思ったけどまあ良かった」
アナスタシア「ほんと!?…それは良かった」
いい笑顔、やっぱり笑顔が1番です
アナスタシア「そう言えばさ…君のテーマ、犠牲って聞いたことないんだけど」
八幡「俺もそこら辺はさっぱりだ、だからなにか知ってそうなハルアに聞こうと思ってるんだが忘れててな」
アナスタシア「あはは…忘れてたんだ…」
八幡「この際だ、一緒に聞くか?」
アナスタシア「い、いいの?君の研究テーマなんでしょ?独り占めとか思わないの?」
八幡「独り占めって言っても俺しかこのテーマ使ってるやついなさそうだしな、後はまだ会って短いがお袋の知り合いだからな、信用できる気がするだけだ…」
アナスタシア「…そうかな?…えへへ、ありがとっ」
思い返すと普段の俺からは言わなそうだし恥ずいな…まああんな顔されたらそう言うしかないか…
八幡「じゃあハルア、頼んでいいか?聞いてたんだろ?」
ハルア「……はい、聞いてました」
ハルアが人型になり、その表情はいつもより暗かった
ハルア「正直あまりいいものではありません…それでも聞きますか?」
八幡「ああ、俺に大切なことだろうからな…」
ハルア「では話しますね……まず、私は犠牲のテーマを選ぶ人としか契約ができません」
八幡「……それはどういう事だ?」
ハルア「…最初の頃八幡様が言いましたよね、なぜかこの本が気になって買ったと………それは犠牲のテーマをこれから選ぶ人を引き寄せるようなモノがこの私、魔道書にはあります…ですが犠牲のテーマに相応しい人は数百年と現れてきませんでした、それからしばらく彷徨っていたらやっと…やっと、居たんです」
八幡「それが俺なのか?」
ハルア「…はい、ちゃんと犠牲のテーマの始祖もいます、ですが何百年も前なのでそれが知らされていたわけではありません…」
アナスタシア「八幡君の始祖は誰なの?」
ハルア「……オルレアンの聖女、ジャンヌ・ダルク様です」
2人「!?」
八幡「ジャンヌってあのジャンヌなのか?」
ハルア「はい、私の産みの親…と言ってもいいですかもね」
八幡「…じゃああの殺され方は事実なのか?」
ハルア「はい、確かに事実です…ですがその時に決死の覚悟で自らを魔術で犠牲にし…犠牲のテーマの最終到達点、«傍観者»にギリギリでなられました」
アナスタシア「…傍観者って本当なのかい…!?」
ハルア「は、はい…」
八幡「傍観者ってのはまずなんだ?」
ハルア「傍観者……それは世界の守護者の様なものです、ただ…世界を乱すものが居たらその場所に転移をしてその人を殺すなどをし世界を安定させる役割を持つモノです」
八幡「…それで今はジャンヌは?」
ハルア「…世界に縛り付けられています、乱すものを殺すのを戸惑い、気絶だけさせて戻るを繰り返しているうちに役割を果たせてないというので傍観者と言う役割に心が侵食されつつあります…」
アナスタシア「………ハルアさんとしてはどうしたいの?」
ハルア「………い」
八幡「はっきり言え…今のお前の主は俺だ」
ハルア「…助けたいです…!!お母様が苦しめられているところなんて感じ取りたくありません…!!」
八幡「…助け方はあるのか?」
ハルア「…八幡様が強くなり…あと一つの私を見つけ、完成させて…私が描く魔道陣に八幡様が魔力を注ぎ込めば…私のしたい事は終わりです……ですが八幡様にも……危険が────」
八幡「そんぐらい主である俺にさせてくれよ、な?たまにはカッコつけさせてくれ…」
ハルアが泣いているので小町にしてたように、立ち上がり慰めるようにハルアの頭を撫でる
ハルア「あ…ありがとうございますっ…!本当に…ありがとうございます……!」
そう言いながらハルアが泣き顔を見られたくないのか胸に顔をうずめるように抱きついてきた
八幡「ああ、それぐらい背負わせてくれ…」
それから数分後
ハルア「み…みっともない姿をおみせしました……」
ハルアの顔が真っ赤だ
八幡「…まあ気にすんな、とりあえず落ち着くために魔道書に戻れよ」
ハルア「はい…」
魔道書に戻り、次は俺の番だと思いアナに聞く
八幡「…さてと、次はアナがなんか話してくれよ」
アナスタシア「ぼ、僕?……そうだね、こんなこと聞いちゃったんだ、僕の事も話すよ…僕はね────────だったんだ」
それからしばらくアナの事を聞いたり俺の事も話した
そうか、そうだったのか…
八幡「……俺の立場的にどうすればいいのか分からなくなってきた」
アナスタシア「…その時の判断は君に任せるよ、僕は君を恨んだりしないから……だけど…さ、もし…何かあったら…助けて欲しいな…なんて」
八幡「……わかった、約束する……だからその変わり……その、なんだ……こんなにお互い話して知ったんだ、俺と友達にならないか?アナとなら仲良くやれそうな気がしてな…」
アナスタシア「…う、うん!!僕でよければ…友達になりたいな」
八幡「…アナと友達になりたいんだ、上っ面の関係とか俺はあまり好きじゃないからな……」
アナスタシア「…そうなんだ、なんか嬉しいな」
これからは少しでも積極的になろうと思うよ…小町
こんないい奴らがいっぱい居るからな…
八幡「それじゃあ俺はもう行くわ」
立って部屋を出ようとしたら
アナスタシア「………」
アナが俺の腕を掴んでいた
比企谷八幡sideout
アナスタシア side
あ…あれ?
なんで今八幡君の腕を掴んじゃったんだろ…
と、とりあえず
アナスタシア「ご、ごめん!」
八幡「い、いや構わない」
八幡君顔赤いな、思った以上に純情?……いじりたくなっちゃうな
アナスタシア「それじゃあさ、僕も一緒に行くよ」
そのまま腕に抱きついてみる
これは思った以上に恥ずかしいな。
八幡「…わ、わかった…とりあえず離してくれ…」
やっぱ顔赤いな、可愛い♪
アナスタシア「じゃあ……手、繋ご?」
八幡「いや……なんで?普通に恥ずかしいし目立つから嫌なんだけど…」
アナスタシア「繋いでくれないと…ここで痴漢って叫ぶよ?」
これは流石にやり過ぎかな?
八幡「分かりました、繋ぐのでそれだけは辞めてください」
変わり身早い!華花とそういうところは似てるんだね。
八幡「と、とりあえず学園長室まで行くだけだから…それまでな。」
アナスタシア「うん!」
アーシャに何かはなしがあるのか?まあいいや
アナスタシア sideout
比企谷八幡 side
なに?なんなのこの子。
絶対俺をいじってるでしょ、楽しそうだし。
それから少しして学園長室前、扉をノックして
アカーシャ「入っていいわよ〜」
許可が出たので入る
ったあれ?今って……
アナスタシア「八幡君に着いてきたー!」
アカーシャ「ここは遊びに来るところじゃないの…って言ってもアナだけっぽいわね、それにしてもその手は?」
アーシャがニヤニヤしている、何その顔超ウザイ
アナスタシア「仲良くなったから手繋いでただけだから!!」
顔を真っ赤にしてアナが手を離す
手汗とか大丈夫だったかな?めっちゃ不安
アカーシャ「まあいいわ、それで?何か用?」
八幡「いや…今住むところも何も無いんですよ、それでどうしたらいいかなーって思ってですね…」
アカーシャ「そんなこと?しばらく行動一緒にするんだからそれぐらい用意してあるわよ、寮の部屋が空いてるからそこ使っていいわよ、確か……アナの隣の部屋だったわ」
八幡「まじか、そりゃ助かる…悪いな」
アカーシャ「いいのよそれぐらい、なんたって華花の子供だもの」
八幡「見た目に反して随分と男前だな」
おっと心の声が
アカーシャ「本当に華花と似てるわね……」
アナスタシア「確かに似てるね……」
八幡「…そんなに似てるのか?」
アカーシャ「ええ、思考が似てるの」
八幡「ほーん、まあいいや……とりあえず、しばらくここに居られるなら気楽に修行とかもできそうだから感謝する?」
アカーシャ「なぜ疑問形なのかは分からないけど、ええ、気楽にどうぞ」
八幡「とりあえず俺は魔道書と修行の仕方とか模索してるわ」
そう言い残して学園長室を出た
比企谷八幡 sideout
アナスタシア side
アナスタシア「ねえ、アーシャ」
アカーシャ「どうしたのアナ?そんな真剣な表情しちゃって」
アナスタシア「八幡君……きっと傍観者って言うのになるつもりだよ」
アカーシャ「まず傍観者ってなに?ちゃんと順を追って説明しないと分からないわよ」
アナスタシア「…ご、ごめん…すこし考えてたんだ…話すね…傍観者って言うのは────────」
八幡君の傍観者、テーマ、魔道書について全て話した
八幡君がどこかに行ってしまいそうで怖いから…友達がいなくなるなんて嫌だからね。
アカーシャ「……華花に話した方が良さそうね……でも、華花は今長期の任務に丁度行っちゃったのよ…どうしたらいいのかしら…」
アナスタシア「…そ、そうだ!僕はアレが始まるまでもう特に何もすることないし八幡君の事見てようか?」
アカーシャ「…そうね、そうしましょう」
アナスタシア「うん!じゃあ僕は行ってくるね」
そう言い僕は学園長室を出て八幡君の部屋に向かった
そして今八幡君の部屋の前にいる
アナスタシア「八幡くーん!」
返事がない……
アナスタシア「寝てるのー?」
大丈夫かな?
そう思いドアノブに手をかけて開けようとすると
ガチャッ
アナスタシア「え?開いちゃった……まったく無用心だなー…………」
と思ったら居なかった、あれー?どこに行ったんだ?
そう思い部屋を見回すと机に置き手紙があった
八幡『近くの森で修行、2週間ほど帰らない予定』
アナスタシア「………行動が速すぎる、華花より酷いよ…そうやって先に行っちゃうんだもん…でも近くの森だよね?それなら驚かせるために色々準備するから…三日後に行こう!」
それから三日後
アナスタシア「よしっ!行こう!」
それからしばらく歩いて森の中に入る
アナスタシア「僕この森嫌いなんだよなあ…虫とかいっぱいいるし…」
アナスタシア「はぁ…ここまで来たから頑張るしかないか…」
それからしばらく歩いていると……
アナスタシア「何これっ!?なんでここら辺の岩や植物綺麗に無くなってるの!?」
広い範囲が更地になっていた
アナスタシア「八幡君は一体何をしてるの……」
また少し進むと人がいた
アナスタシア「…あれは、八幡君?」
ズボンだけしか着ていない八幡君が居た
アナスタシア「…なにやってるのかな?」
まわりにある岩より大きめの岩に触れて魔術を発動してる、そして…
アナスタシア「岩が消えた…?どういう事なの?……」
そう思い思考してると
八幡君が血を吐いたり体に傷が何もしてないのにできたりしている
アナスタシア「ちょっと!なにしてるのっ!!」
急いで八幡君に駆け寄る
そしたら僕の目の前までの生えていた植物が消えた
すると八幡君の傷が治っていく
アナスタシア「…は、八幡…くん?なにしてるの…?」
驚きすぎて言葉がちゃんと出ない
八幡「ん?アナか、まあな、強制的に自分の体を強くさせてるっつったら良いのか…んー、説明すんのめんどいな…つかなんでここに居るんだ?」
アナスタシア「八幡君の様子を見に来ただけだよ?置き手紙、あったからね……それで?説明してくれない?納得できる説明しないと僕がずっと様子を見ています」
八幡「わ、わかった説明する」
即答した…
そんなに僕といるの嫌なのかな?」
八幡「…嫌とかじゃなくてだな、その…女子は風呂とか入らないとダメだろ?」
どうやら声にでてたみたいだ…
アナスタシア「あ、そうだね……ありがとう」
ちゃんと気をつかってくれるんだ…なんだか勘違いした自分が恥ずかしいな
八幡「とりあえず説明すればいいんだろ?」
アナスタシア「うん!」
八幡「…まずな、俺の魔術について説明するわ────俺の魔術は何かを犠牲するとそのモノと質量によって能力が変わるんだよ、見てたと思うが岩だと身体強化、身体強化が終わると身体に合わなかった分ダメージを食らうんだよ…だけど体が強くなったら多分だが筋肉痛だけになるんだよ」
アナスタシア「でもそれって岩の大きさ変わるわけだから身体が危なくない…?」
八幡「それは大丈夫だ、ハルアがいるからな、ちゃんと体がギリギリ耐えられるものを選んでもらってる」
アナスタシア「それはそれで結構危険だよ…」
本当に危なっかしいなあ…昔の華花みたい…
アナスタシア「それで?傷が治ってたのは?」
八幡「俺の周りの植物とか無くなっただろ?植物の類の効果は傷を治すんだよ、それで身体強化で無理矢理体を壊して治してって繰り返してた」
アナスタシア「…大丈夫なの?辛くない?」
八幡「まあ辛くないって言ったら嘘になるけど強くなるためにならな…それに今は守りたいものもできちゃったしな…」
アナスタシア「八幡君ってさ…強いよね」
八幡「俺なんかまだまだだ、もっと強くならんとな」
アナスタシア「そうかな…あっ…そういえばさ!ご飯作ってきたんだけど…食べてくれるかな?」
そう言い手に持っているバスケットを見せる
結構自信作なんだけど……
八幡「…ま、まじ?」
アナスタシア「うん、まじだよ」
八幡「アナ様天使様…」
ふえっ…?
アナスタシア「き、急にどうしたの?」
八幡「いやー、腹減っててな、すっごい助かるわ、ほんとマジで助かる」
アナスタシア「もう……はい、これ」
八幡「おう、悪いな」
アナスタシア「違うよ、そういう時はありがとうでいいの」
八幡「そ、そうか……あ、ありがとう…」
サンドイッチとかいっぱい作ってきたからね
……あれ?なんか恋人みたい………って違う違う!
僕は一体何を考えてるんだ……
八幡「どうしたんだ?急に手なんか振って」
アナスタシア「…ううん、なんでもない」
これじゃあ僕が八幡君を異性として見てるみたいじゃないか…
八幡君と僕は友達だからね、そう、友達だから…
決して三日前のあのハルアさんにやってた事がかっこいいとか思ってない思ってな───はあ…無理そうだね、どうやら僕は八幡君が気になってるみたいだ
これから話してく上でちゃんと考えてみよう…
恋とかちゃんとしたことないしね…
でもそしたら魔王候補くんえの気持ちは偽物なのかな…
あーもう!なんかやだ!考えるのやめよう!
八幡「ご馳走様」
アナスタシア「…え?もう食べ終わったの?」
八幡「もうって…どうしたんだ?10分は経ってるぞ多分」
はあ……1人でずっと何考えてんだか…
アナスタシア「ごめんね、少し考え事してて…」
八幡「大丈夫か?聞くぐらいならできるが…」
アナスタシア「ううん、本当に大丈夫」
君の事だから本人にそのまま言っちゃうとか急すぎだしまだ分かんないからね…
八幡「マジで?さっきから顔赤くなったり真剣な顔したりちょっと怖いぞ……」
……もうやだ
アナスタシア「ほ、本当に大丈夫だから!これ以上詮索したらダメだよ…?」
八幡「お、おう…まあ話したくなったら適当に言えよ…」
それからしばらくして夕方になって
アナスタシア「じゃあ僕は帰るね、また明日」
八幡「おう、またな」
そして帰って今はアーシャと一緒にいる
はあ…恋ってよく分からないな
アカーシャ「……ナ!アナ!」
アナスタシア「ん?どうしたのアーシャ」
アカーシャ「ん?じゃないわよ、今日ずっとぼーっとしてるけど大丈夫なの?」
アナスタシア「な、なんでもないから!!ちょっとね」
アカーシャ「もしかして、八幡と何かあったの?」
…アーシャ、ニヤニヤしてる、絶対楽しんでる
アナスタシア「………」
何も言葉が出てこなかった
アカーシャ「どうやら当たりみたいね、それで?何があったのか話してみなさいよ、親友でしょ?」
アナスタシア「……う、うん…わかった…えっとね────」
全て話した……よく分かんないからしょうがないよね
アカーシャ「へー、そんなことがあったの」
アナスタシア「聞いてきた割にはなんとも思ってなさそうだね…」
アカーシャ「そりゃそうじゃない、アナったら話してる途中ずっと夢中だったわよ?」
アナスタシア「…へ?」
どうしよう、否定できない…
アカーシャ「ほら、顔真っ赤じゃない、それが証拠よ」
アナスタシア「い、いや…これはなんと言いますか…」
アカーシャ「ま、ちゃんとそこは自分で決めなさいよ…じゃなきゃ後悔すると思うから」
アーシャがそのまま去っていった……
はあ…これからどう八幡君と接すればいいんだろ…
読んでいただきありがとうございます
アナスタシアsideが多かったと思いますがこれから原作に入るまでアナスタシアをいっぱい入れて行こうと思ってます