やはり俺が魔道士になれたのは間違いなかった 作:カロマ
あれから数週間、八幡君はずっと森にこもっていた
八幡君と話すのは楽しいし何より八幡君といるのは楽しいから…だから僕は毎日ご飯を届けた
これが恋なのかな
そして今彼が言うに今日で戻ってくるらしい
八幡「どうしたんだ?」
アナスタシア「なんでもないよ」
どうやらこの数瞬間で僕のことが分かってきたのか考え事とかしてる時によく聞いてくる
人間観察が得意とか言ってたからそれのせいかもね…あはは…
アナスタシア「そういえば八幡君ってずっと森にいて、お風呂とか入ってないのに臭くないよね?」
八幡「ああ、それはな…植物を犠牲にすると傷とか治せるっつったろ?それが他にもできて体の汚れとかとってくれるんだよ」
アナスタシア「なんか…変に便利っていうか…すごいね」
八幡「まあそうだな、あとは岩を犠牲にすると身体強化できるだろ?それが体のどこかだけを強化する事もできる、しかもその残った力は温存できるという特典付きでな」
アナスタシア「へ〜、なんか八幡君って本当に強くなってるって感じするから納得できる」
この前『なんで僕にこんなに自分の魔道の事話してくれるの?』って言ったら『アナは……信頼できる奴だって思ったから』と言われてその日はベッドで悶えてしまった…ではなくて、こんなに信頼されてて嬉しいな
八幡「まあ戻ってもまたすぐ行っちゃうけどな」
アナスタシア「写本の回収しなきゃいけないんだよね?ジャンヌさんを助けるために」
八幡「回収したらすぐ戻ってくるけどな」
アナスタシア「なんで?」
八幡「ジャンヌ・ダルクを呼ぶ儀式みたいなのはここら辺でやるつもりだから、近いから」
アナスタシア「それ絶対最後本音だよね」
八幡「と、とりあえず帰ろうぜ…早く戻って休みたい」
アナスタシア「うん、そうしようか」
八幡君も僕の事を分かっきているように僕も分かるようになってきてるんだよ
と言っても今のは誰でもわかるね
それからしばらくして夜になり学園について八幡君の部屋にいる
アナスタシア「今日休んで明日、行くんだよね」
八幡「まあそうなんだが……なぜそんな普通にしれっと俺の部屋に入ってきてんの?」
アナスタシア「暇だから!…ダメだった?」
八幡「…ぐっ……わ、わかった」
アナスタシア「ありがと」
それから他愛もない話をして僕は自分の部屋に戻った
アナスタシアsideout
比企谷八幡side
おはようございます、今日から僕、決死の覚悟で出かけてくるぞ!……やめよう、なんかキモい
さてと、準備してさっさと行きますかね
準備をして外に出る
すると外に……
アナスタシア「ねえ、なんで何も言わないで行こうとしたのかな?」
なんか怖いっス……おっとついつい風間みたいになったな
八幡「別に戻ってくるからいいかと…多分」
アナスタシア「ちゃんと戻ってくるんだよ?────あ、ちょっと待って」
八幡「なんだ?」
アナスタシア「八幡君に精霊の加護があらんことを」
目の前でなにか唱えてくれた
八幡「なんかしてくれたのか?」
アナスタシア「うん!危なくなったらその精霊に魔力を込めてね」
八幡「お、おう……とりあえず行ってくる」
アナスタシア「行ってらっしゃいっ」
本当に良い奴だな…
それから数日後、座標の更地に着きました
そしたらおっと………
八幡「な、なんだこれええぇぇー!!」
上から変なビームが降ってきて
八幡「わあお」
なんということでしょう、あそこがここに来れる起点だっそうです
楽出来て良かった
八幡「はあ……さっさと探すか」
ハルア「八幡様、侵入者用のトラップのようなものがいくつかありますが…どうしますか?」
と思ったらハルアが魔道書の状態で話しかけてきた
八幡「……まじか…それなら、«サクリファイス»」
ハルア「ご自身の存在を薄めたんですね」
八幡「おう、そうゆうことだ」
俺は修行中、術式の詠唱だけである程度発動出来るようになった
そしてしばらく歩いていると
八幡「なあ…あいつどう見ても怪しいよな?」
ハルア「は、はい……キョロキョロしてますね…」
八幡「喋りかけてみるか…」
存在感を戻し眼帯の子に話しかける
八幡「おい、こんなとこで何してんだ…?」
???「……何者っ!?」
八幡「いや、お前の方が何者!?だから……いや?俺はここにある意味盗みに来たから何者なのか?」
???「あっ…盗みに来たのですね、それなら当機と同じです」
八幡「まじで?」
???「はい、マジです」
八幡「じゃあ協力しないか?お互いのお目当て探すって言う」
???「そうですね、当機も無駄な魔力は使いたくないので了解しました」
八幡「おう、俺は比企谷八幡だ」
???「当機はかの光神ルーグです」
八幡「確かに嘘はついてなさそうだが……そのかの光神様が盗みって…」
ルーグ「当機はお宝が大好きなので」
八幡「なるほど、納得した…あんた嫉妬のアーカイブだろ…」
ルーグ「おお、お見事、貴方は……なんでもないです」
八幡「おい、そこは考えろよ…」
ルーグ「そんな事より早くお宝探しましょう」
こいつ……自由だな
そして少しして
八幡「よし、1度二手に別れよう」
ルーグ「確かに広いですね、そうしておきましょう」
そうして俺はルーグと別れた
比企谷八幡sideout
ルーグ side
なんなのでしょうあの人は…魔力は感じられなかったのですが、なんとなくですが戦っちゃダメな気がしますので当機は頑張って生き残ろうと思います
そして帰ったらマスター・リベルに報告ですね
ルーグsideout
比企谷八幡side
ルーグと別れて少しして
八幡「なあハルア、どこにあるか分かるのか?」
ハルア「はい、なんとなくは…だんだん探知が出来るようになってきてますので…」
八幡「うーん、適当に進むか」
そんなこんなで適当に進んでたら
八幡「本がいっぱいだな…」
やばいな、何冊か持ち帰るか
ハルア「八幡様!あそこにあります!」
ハルアが急に人の形になり、ある場所を指さした
八幡「どれどれ?」
写本があるところに行きその本を触り
八幡「やっぱこれすげえな…」
魔道書が融合するのは何度見ても凄いよな…
そんな事を思っていたら魔道書が光、人型になった
………めっちゃ綺麗なお姉さんになってるやん…胸は…まあ頑張れよ
ハルア「八幡様、多少は長い付き合いです、考えがわかることをお忘れならないように」
こっわ、ハルアこっわ!
八幡「そ、それで?なんで急に人型に?」
ハルア「そうですね……短期間で完成になった副作用みたいなものです」
八幡「な、なるほど……とりあえずルーグ探すか」
そう思い外に出る
てかなんか途中で旗みたいのあった
多分使えるかもと思い持って帰ることにした
外に出て前を何かが一瞬通り過ぎた
と思ったら戻ってきた
ルーグ「おや、どうやらそちらも終わったようですね、それでは当機はお宝を回収したのでさようなら」
はっや!
絶対あいつ逃げ足速いな…
俺もそろそろ行かないと…
ハルア「八幡様、アナスタシアさんから授かった精霊に魔力を込め見てください」
八幡「ん?おお」
魔力を込めてみると体が浮いた
ハルア「やはりそうですね、それでは背中失礼します」
おい、なぜおんぶせにゃならん……当たる当たるー…当たらない、なんかごめん
八幡「そ、それじゃぁ行くか」
それからしばらくして
ハルア「八幡様、速くできますがどうしますか?」
八幡「あー…速くするか、そうしてくれ」
ハルア「了解しました」
おー、丁度いい速さ
アカーシャ学園に戻ってきた
思いのほか簡単に終わってしまった……アナがやるところ見たいって言ってたし言いに行くか
八幡「アナ、帰ったぞー」
アナスタシア「八幡君!?」
勢いよく扉を開けてきた
抱きついてきた………は?
八幡「お、おいアナ?どうした?」
アナスタシア「心配したんだから!…本当に良かったあ…」
抱きつかれるのは抱きつかれるで色々とアレなんだが…
それより…
八幡「な、なあアナ…お前に露出する趣味とかあったりしたか?」
どうやら着替え途中で上半身は何も着てない模様…
抱きついてきてるから何も見えないけどね?残念とか思ってない思ってない
アナスタシア「っ!?ちょ…ちちちちちょっと待ってて!!」
アナが急いで扉を閉めて戻って行った
そして数分後
アナスタシア「ご、ごめんね、感極まっちゃって…つい…何も考えずに…」
八幡「まあ元はと言えば急に呼んだ俺も俺だしな、お互い悪いってことで」
アナスタシア「う、うん────コホン……えっと、もうしに行くの?」
八幡「ああ、はやく解放してやらんとな」
アナスタシア「そうだね、早く行こうか」
ハルア「はい、行きましょう」
アナスタシア「ハルアさん…さっきは急いでたから気づかなかったけどなんか凄い大人びてない…?」
ハルア「はい、完成した私はこうなります」
ピースしながら言ってる、なんか珍しいな
八幡「とりあえずさっさと行こうぜ」
アナスタシア「あ、ちょっと待って…アーシャも呼ぶね」
八幡「おう、じゃあ先行って待ってるわ」
アナスタシア「うん!」
しばらくして森の中…まあこの前更地にしたところで今はアナとアーシャを待ってる
アカーシャ「待たせたわねー!」
2人が来た、やっぱりアーシャは子供みたい、てか子供で良くね?
八幡「それじゃあ2人も来たし始めるか」
アカーシャ「危なくなったら手を出させてもらうから」
アナスタシア「頑張って!」
八幡「おーう」
ハルア「では始めましょう」
八幡「おう…────色欲のアーカイブに接続、テーマを実行する」
やっば、久しぶりになったけど体軽いな
ハルア「私と合わせてください…──«今ここに再来せよ»」
八幡「そして…───«我が血を犠牲に、そこに望むものの姿を現せ»」
……こりゃ終わったら貧血だ倒れるな
???「………私は傍観者、ジャンヌ・ダルクを呼んだのは何者、今すぐ答えなさい」
ハルア「お……お母様!」
ジャンヌ「も…もしかして…マリアなのですか?」
ハルア「…はいっ!!マリアです!」
ジャンヌ「…マリア!!」
ジャンヌとハルアは抱きしめ合う、本当の家族のように…
少しして
ジャンヌ「…す、すみません……お見苦しいところを…」
アカーシャ「いえ、大丈夫よ……にしても貴女があの有名な聖女ねー…」
おい、それ失礼だろ、ジャンヌさん困ってるぞ
ジャンヌ「…あ、あの…私を呼び出したのはどの方で?」
八幡とジャンヌ以外「あの人」
ジャンヌ「なぜ…呼び出したのでしょう?」
八幡「まああいつが助けってお願いしてきたからな、あいつの主だし当然っちゃ当然じゃないか?」
ジャンヌ「…なるほど────この場で傍観者になるおつもりですか?」
八幡「まあそうだな」
ジャンヌ「……やっと私は…」
アナスタシア「だけど…そのままだと消えちゃわないかな?」
アナが真剣な顔をして言う
たしかにそれも考えたが予想済み
八幡「これと融合してもらうってのはどうだ?」
拾ってきた旗を見せる
ジャンヌ「…これは…私が使っていたのにそっくりですね」
八幡「え?マジで?てかどうする?」
ジャンヌ「そうですね…正直実体が持てるならと思いますのでお願いします」
八幡「早速やるか……」
今にも貧血で倒れそう…早く終わらせないと…
ジャンヌ「では私がお教えしますね、まずは────」
それから傍観者になる説明を受けた
どうやらジャンヌが認めればできるそうだ
ジャンヌ「────さて、始めましょう」
八幡「おう、頼む」
ジャンヌ「────我が任は終わり、今ここに新たな者に託す────新なる者の名は比企谷八幡、後継者たる資格あり───今ここに!!我が任は解かれた!」
ゾワッ……凄い…これが…これが…
ハルア「八幡様!お母様を旗に!」
危ねぇ、倒れるところだった…
八幡「お……おう!────ジャンヌ・ダルク、汝の魂の行く先は今決められる───!!」
ジャンヌが旗の中に消えていく
やばい…フラフラする………
バタッ
八幡「知らない天井だ」
アナスタシア「起きたの!?」
八幡「ん?おう……何時間ぐらい寝てた?」
アナスタシア「馬鹿!何時間じゃないよっ!!5日寝てたんだから!」
目尻に涙を溜めた目でアナが見てくる
八幡「そ、そうか……その、ありがとな、見てくれてて」
アナスタシア「…え?なんで…わかったの?」
八幡「髪、ボサボサだろ」
あっ、アナの顔が真っ赤になった
アナスタシア「…うん、心配したんだからね」
八幡「…すまん」
アナスタシア「うん、僕は優しいから許してあげる!」
八幡「自分で優しいって…」
いや、確かに優しいんだけどね?
アナスタシア「だから、今度何かなんでも1つ言うこと聞いてね」
八幡「は?いやそれはちが────」
アナスタシア「…何か言った?」
その笑顔怖いからやめて!
八幡「いえなにも、了解しました」
俺よっわ!
八幡「にしても終わったから学園戻らないとな…」
アナスタシア「そっか…」
もしかしてこの子俺がいなくなって寂しいとか言ってくれるの?
アナスタシア「寂しくなるな……」
八幡「ま、まあまた会えるから平気だろ」
アナスタシア「そうだね、その時になったら会えるよ」
八幡「おう、じゃあ早速準備しないとな…」
アナスタシア「ダメ!あと一日はじっとしてないと体の安全とか分からないから…ね?」
八幡「…あ、ああ…分かったから手を離してくれ…」
こいつ無自覚でやってるから怖いんだよなあ…
男子を勘違いさせる行動はやめましょう
アナスタシア「…ご、ごめん」
顔を赤くしながら手を離す
やっぱり怒ってんのか?
トントン
お、ナイスタイミング
八幡「どうぞ」
ハルア&ジャンヌ「失礼します」
八幡「2人してどうした?」
ハルア「話さなければいけない事があります」
八幡「なんだ?」
ハルア「八幡様、武装との契約で嬉しい誤算がありました」
武装って言うのかアレ…どうみても旗だったろ…
八幡「嬉しい誤算?」
ジャンヌ「私から説明させてもらいます────八幡様は私が元々所持していたテーマのもう1つ、«本能»をどうやら自動的に受け継いだようです」
八幡「という事は…テーマが増えたってことだよな?」
ジャンヌ「はい、そうです……それと…役目から助けていただきありがとうございました…」
八幡「いや、別に気にしなくていいぞ……気になったことがあるんだが聞いてもいいか?ジャンヌ」
ジャンヌ「ええ、なんなりと」
八幡「俺にはその言っていた使命みたいなのが付けられてないみたいだがなにかおかしいのか?」
ジャンヌ「別におかしいわけではないですよ、私がなった時は不完全だったので規則で縛るしか残る方法はなかったので…」
八幡「俺の場合だと安全?な状態でやったから特に問題はなかったってことだな」
ハルア「はい、魔力の乱れは一切なかったので平気です」
八幡「そうか……それよりまず傍観者の能力はなんだ?」
ジャンヌ「人を助ける時の力の補正と異変が起きた時の察知です」
八幡「デメリットは?」
ジャンヌ「それはないですよ、あんなのは私の時だけでいいんです」
八幡「了解、把握できた」
ジャンヌ「そういえば……主様、なんとお呼びしたら…」
八幡「主様はやめてくれ……そうだな…適当に呼んでくれ」
ジャンヌ「では八幡と呼びますね」
八幡「お、おう…それじゃぁ俺は寝るから…」
アナスタシア「あ、うん…おやすみ」
アナが部屋を出ていった
八幡「あの…なんでお二人は出ていかないのでしょうか?」
ハルア「主の近くにいるのは魔道書として当然です」
ジャンヌ「そうです、武装として当然です」
うん、なんとなくそう返ってくるって八幡分かってた
八幡「分かった、なら魔道書と武装に戻りなさいマスター命令です」
美女2人に見られながら寝るなんてできない
お願いだから早く
ジャンヌ&ハルア「了解しました」
二人とも元に戻った
ちゃんと聞いてくれる子達で良かった…
八幡「おやすみ」
ジャンヌ&ハルア「おやすみなさい」
はあ……ビブリア学園の方から変な感じする、絶対傍観者の能力で分かったなこれ…
次回から原作介入します