学戦都市アスタリスク ≪因果を曲げる者≫   作:まぐなす

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今は生焼け肉様の『学戦都市の"元"ボッチ』を拝読させて頂き、書きたくなりました。
皆さんの作品を読んでると、自分の茶番の少なさと下手さが少し恥ずかしくなってくる...。
一応笑って読めるようなものを目指してるんだけどなー...


0ー2.準決勝

≪王竜星武祭≫準決勝第二試合。

それに今日俺は出場する。

第一試合は午前中、第二試合は午後からだ。

 

「はぁー...」

 

昨日治療院で夜を明かし、ひとまず自分の寮に戻るところだ。

俺は昨日の試合で毒の瘴気を浴び星辰力も結構消費したため、今日の試合が午後からだったのは幸いだったのだが...、

 

「その幸いを足しても余りある程のコンディションの悪さよ...」

 

なんてテンションを落としながら学園に近づく。

すると校門付近で見知った顔に出会った。

 

「おっ、高原じゃねーか。昨日はおめでとさん」

 

「どーも......夜吹」

 

夜吹英四郎、一応クラスメイトだが俺はあまりこいつを信用していない。

 

「それでそれで?今日の意気込みだとか何かないか?」

 

そしてこいつは生粋のマスコミなのである。

 

「ノーコメントだ」

 

こいつには余計なことを言うとを足元を救われるからなにも言わない。

 

「何だ、高原か」

 

声の方を向くと赤髪異国系美人がいた。

 

「よう、リースフェルト」

 

ユリス・アレクシア・フォン・リースフェルト。

リーゼルタニア王国の正真正銘王女様だ。

 

「ふん...このペテン師め。実力を隠していたとはな」

 

結構いい性格をしている。

 

「だがまぁ、おめでとう、とは言っておこう」

 

...根はいい奴なのかもしれない。

 

「まぁでもそうだよなー、まさか序列外の奴がここまでやるとは誰も思っていねぇよなー」

 

「黙れパパラッチ、お前は人の回りをチョロチョロと走り回っていればいいのだ」

 

「そうそう、Gの様にな」

 

「ねぇひどくね!?新聞部何だと思ってるの!?」

 

「「マスゴミ」」

 

「うわぁぁぁぁぁ!」

 

こういう時たまに息が合うのもまた一興。

 

「だが高原とて万全ではあるまい」

 

「...気付くか」

 

流石は序列五位。

一応取り繕ってるつもりだったんだがな。

顔色と重心の変化がわかったんだろう。

 

「そうだ高原、≪星武祭≫が終わったらお前に話がある」

 

「ん?ああ」

 

話?何だ?宣戦布告か?

 

「それと、私とて同じ学校の生徒が勝ち進むのは悪くない気分だ。だから...その...なんだ、頑張れよ」

 

とだけ言ってくるりと回るとどこかへ行ってしまった。

 

「素直じゃないねぇ...」

 

言葉の殺虫剤をかけられたがこいつは直ぐに立ち直る。

ほんとにGのようだ。

 

「さて...俺も行くかね」

 

午後の準決勝に備えて体の調子を確認するため、俺は訓練室に向かうのであった。

 

 

 

 

 

▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲

 

 

 

 

 

『はてさてやって来ました≪王竜星武祭≫準決勝第二試合!先ほどまでやっていた第一試合では界龍第七学園序列三位≪万華鏡≫神月 舞華選手が既に決勝進出を決めています!』

 

『剣先の描く弧は万華鏡の如し、準決勝にも関わらず危なげなく勝ち抜いて来ましたね』

 

『さて!そんな強敵を相手にするのは果たしてどちらか!東ゲート!我らが歌姫!クインヴェール女学院序列一位≪戦律の魔女≫シルヴィア・リューネハイム!!』

 

『対する西ゲート!序列外にしてあの≪孤毒の魔女≫を倒したダークホース!星導館学園≪氷狼≫高原空!』

 

 

そんな実況解説を聞き流しながら軽く体を動かしていると、歌姫殿が歩いてきた。

 

「初めまして≪氷狼≫くん、今日はよろしくね」

 

そう言って手を差し出してくる。

 

「随分スポーツマンシップがあるんだな。いや、この場合はウーマンか?」

 

その手を取って握手する。

 

「あはは、余裕あるね」

 

「どうかな?余裕がないの裏返しかもしれないぞ?」

 

すると世界のアイドルは少し真剣な顔になる。

 

「一ついいかな?」

 

「ん?何だ?」

 

「私君に見覚えある気がするんだけど...会ったことあったっけ?」

 

すっごいナンパの常套句を聞いた気がした。

 

「初対面だと思うよ、あぁ、テレビとかはよく見させて貰ってるけどね」

 

「...そう、ありがと、お互い頑張ろうね」

 

その時の陰った顔をきっと俺は一生忘れないだろう。

 

「そうだな」

 

そして元の位置に戻る。

 

 

 

『そろそろ時間がやって参りました!果たして勝利はどちらの手に!バトル...』

 

 

 

 

 

『スタート!』

 

 

 

 

 

 

 

「♪ぼくらは壁を打ち崩す 限界の先に境界を越え 傷を厭わずに 走れ 走れ」

 

「≪氷晶霧石≫」

 

最初から≪戦律の魔女≫が歌いだす。

同時に俺も能力を使う。

 

するとステージ全体がキラキラと輝き出す。

 

 

『これはまた高原選手の仕業か!?昨日の雪に引き続き今日はダイヤモンドダストだー!』

 

 

照明を浴び反射するその様子は、まさにダイヤモンドのようだ。

 

だがそれを気にすることなく身体強化した≪戦律の魔女≫が接近し、銃剣一体型煌式武装を振りかぶる。

 

「≪白城壁≫」

 

俺の目の前に分厚い氷の壁が現れ、≪戦律の魔女≫の攻撃を防ぐ。

 

「≪氷雷針≫」

 

氷のエストックを生成し、放つ。

対する≪戦律の魔女≫は後退しながら余裕を持って回避する。

 

「≪銀群鳥≫」

 

更に俺は大量の氷の烏を生成する。

その烏共は生成次第≪戦律の魔女≫に襲いかかる。

それを見た歌姫は歌い出す。

 

「♪音よ走れ 音よまもーーーーーッ!」

 

突然その歌が止まる。

しかし、≪銀群鳥≫は全て煌式武装によって落とされた。

 

 

 

『おおっとどうしたことでしょうか?突然リューネハイム選手の歌が止まりました!』

 

『普通に考えれば高原選手の仕業と考えるのが妥当ですね』

 

 

 

「コホッコホッ...こ、これは...」

 

「悪いな、俺もお前の歌は好きなんだが、やっぱり勝ちたいんでね」

 

≪氷雷針≫を追加生成し追撃をさせる。

だがそれを≪戦律の魔女≫は難なく避ける。

 

 

 

『なるほど...。恐らくあのダイヤモンドダストですね。あれを吸って喉か肺が少し凍りついたのでしょう。戦闘は問題ないでしょうが、あれで歌うのは少し難しいかと思われます』

 

『氷にそんな使い方があったんですね!凝った能力に見合わぬその多彩さ!高原選手の≪魔術師≫としてのレベルの高さが伺えます!』

 

 

 

すると≪戦律の魔女≫が真っ直ぐ突っ込んでくる。

 

「≪白城へーーー≫ッ!ゴフッ!」

 

能力を発動しようとするが血を吐いて失敗してしまい、もろにパンチを受けてしまった。

 

 

 

『ここで高原選手にクリーンヒット!この試合初の大きいダメージだ!』

 

『最初の技で防ごうとしたみたいだけどできてなかったみたい。吐血もしてたし...多分、昨日の毒が残ってるんじゃないかな?』

 

 

 

(ここで...決める!)

 

再度≪戦律の魔女≫が突撃するーーーーーが、

 

 

パシッ

 

 

今一度突きだした拳は、だが≪氷狼≫に止められていた。

 

 

 

 

 

「アハハ!アハハハハハハハハ!!!」

 

 

 

 

 

≪戦律の魔女≫は≪氷狼≫に蹴り飛ばされた。

 

 

 

 

 

**********

 

 

 

 

 

(な、何が起こったの...?)

 

雰囲気の豹変した≪氷狼≫を見て困惑する歌姫。

だがそんなことしている暇ではなかった。

 

 

 

「アハハハハハハハハハハハハッッ!!!!!」

 

 

 

一瞬で距離を詰めた≪氷狼≫が右のストレートを見舞って来る。

どうにか左腕に星辰力を込めて防御するけど、骨が軋む音が聞こえる。

それを横目に見ながらこっちも負けじと校章目掛けて殴り掛かる。

だがそれは≪氷狼≫の左足に阻まれる。

 

(あの体勢から防御を間に合わせた...!?)

 

その秘密はすぐにわかった。

左足の下に氷の柱がある。

 

(足の裏に氷を生成して無理矢理足を押し上げたの!?)

 

≪氷狼≫はそのまま氷の上に乗ると回し蹴りをする。

上半身を反らしてギリギリ避ける。

だが≪氷狼≫はそのまま縦に一回転し、踵落としをする。

 

「く...ッ!」

 

両腕に星辰力をありったけ込めて足を受け止める。

≪氷狼≫はそのままその両腕を足台にして私を飛び越える。

着地後すぐ殴り掛かって来るがこれは読めていたため、しゃがんで避けて懐に潜り込む。

そのまま渾身のパンチを見舞うも、殴り飛ばす寸前≪氷狼≫の蹴りも私の左脇腹を抉った。

 

「くあっ.....!」

 

両者共に吹き飛び壁に打ち付けられる。

 

 

 

『すごーい!両者譲らぬ殴り合い!』

 

『高原選手は遠距離から能力による完全封殺型だと思っていたのですが、まさかここまで近接ができるとは...、恥ずかしながら私は目で追うことすらままなりません』

 

 

 

『『(....けど笑ってるのめっちゃ怖い)』』

 

 

 

 

「はぁ...はぁ...」

 

(ちょっとキツい一撃を貰っちゃったかな...いてて)

 

「アハハ!アハッ!アハハハハハハハハハハ!!」

 

笑いながら三度突撃してくる≪氷狼≫。

 

(受けきってやる...!)

 

シルヴィアのその覚悟は、だが必要なくなった。

 

 

 

カクン

 

 

 

シルヴィアの目の前まで来ていた≪氷狼≫の体が一瞬止まった。

 

「ーーー今!」

 

渾身の拳は寸分違わず校章に吸い込まれていった。

 

 

『高原空、校章破損!勝者、シルヴィア・リューネハイム!!!』

 

『いやー、たった数回で見切るとは流石序列一位ですね』

 

 

高原くんは糸が切れた人形のようにパタリと倒れてしまった。

 

 

 

 

▽△▽△▽△▽△▽△

 

 

 

 

 

「ん....んん?」

 

目を覚ましたそこは見覚えのある天井。

どうやら先日と同じく治療院にいたらしい。

 

「...そうか、負けたのか」

 

だが俺は特段()()()()わけではなかった。

ふと気になって部屋の壁の時計と電子カレンダーを見ると準決勝の翌日の夜だった。

つまりは、決勝の後。

ネットを開けば『≪万華鏡≫!≪王竜星武祭≫制覇!』と堂々表示している。

 

「何だ、負けちゃったのか」

 

俺と戦った歌姫は決勝に敗れたようだ。

 

 

コンコン

 

 

病院の扉がノックされる。

返事をする間もなく入ってきたのは我が校の生徒会長。

 

「あら?目が覚めていましたか」

 

「まぁ、な」

 

「まずはベスト4おめでとうございます」

 

「負けたけどな」

 

「十分素晴らしい結果だと思いますよ」

 

エンフィールドはコロコロ笑う。

 

「さて、今少しよろしいですか?」

 

「あー...構わんが...どうした?」

 

「あなたにお客様です」

 

客?

そう言われて病室にひょこっと顔を見せたのはーーー

 

「こんにちは...いや、こんばんは、かな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「≪戦律の魔女≫?」

 

 

 

 

 

 

昨日空が戦ったシルヴィア・リューネハイム当人だった。

 

 

 




空「またやってきましたこのコーナー....はぁ、今日のゲストはー?(棒)」

夜吹「皆の新聞記者、夜吹英四郎でっす!どもー!」

空「......チッ」

夜吹「え"、なんでそんな不機嫌なの?」

空「(鏡で顔を写してやる)」

夜吹「って俺!?そういうこと!?」

空「これ書くのに小説とアニメと少し見直したんだけど、そしたらユリスとクローディアが可愛くてですねー...、ヒロインに欲しいなーと思ってしまいまして」

夜吹「ほほぅ!それで『学戦都市でぼっちは動く』(斉天大聖様)の如くハーレムで、『学戦都市アスタリスク ~六花の星野七瀬~』(ムッティ様)のようにたぶらかしていくスタイルにすると!?」

ゴッ!(拳骨)

空「やかましいわ!てゆか語呂悪!」

夜吹「しょうがねぇだろ!許可取ってないならせめて『様』つけてちゃんと全部言わないといかんだろ!?」

空「それと人聞き悪いわ!確かにパクrーーーリスペクトすることはあるけど、ハーレムとかメンバーはちゃんと考えてるんだよ!」

夜吹「(今パクりって言おうとしたな...)で?その選考基準は?」

空「俺(作者)が『あ、欲しい』と思ったらだ」(キリッ)

夜吹「それ絶対上の方々の作品の影響も受けてるよね」

空「...また次回お会いしましょう」

夜吹「てあ!?まだ終わっ」

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