休日は朝寝てるのでこんな時間になってしまいました。Guilty Kissの公演は楽しかったですね。
さて、前回鞠莉がいなくなってしまいましたが、どこに行ってしまったんでしょう?
少し覗いてみましょうか…。
その頃、鞠莉は…。
「んふふ〜♪どう?私はここに付けてみたんだけどーー」
振り向いて梨子と花丸にストラップを見てもらおうとするが…
「あら?2人ともどこ行ったのかしら…。」
2人の姿がない。辺りを見回しても影すら見えない。
「むむ…隠れんぼかな〜?
もう!梨子ったら!『遊ぶのは明日!』って言っておきながらやっぱり自分も遊びたかったんじゃな〜い♪」
鞠莉の実家はホテルを経営していて、とにかく敷地も広かったため、隠れんぼには慣れている。
鞠莉は自分の腕に絶対の自信があった。こと隠れんぼに関しては。
「絶対見つけちゃうんだから!」
腕をブンブン回しながら、鞠莉は境内の中を歩き始める。
「いないね…鞠莉ちゃん…。」
「うん…そうね…。ーーーというか…。」
梨子と花丸の2人は神社の境内の中を歩き回って鞠莉を探していたが…。
「鞠莉さんどころか、他の人も…。」
神社の中は少なからず観光客もいて、参拝したりおみくじを引いたりしていたはずだが今は誰もいなかった。
辺りを探し尽くして疲れた2人は休憩用の椅子に座る。
「鞠莉ちゃん、どこ行っちゃったんだろう…。」
「うん…。それにここからもやっぱり出られないし…。」
梨子は大きなため息をつく。
鞠莉を探すついでにここから出られないかと境内の外をあちこち押してみたものの、全くの徒労に終わっていた。
「このままマルたち、ここから出られないのかな…。
こうしている内にもお腹は空くし、だんだん眠くもなってきたし…。
イヤだな…ルビィちゃん…会いたいなぁ…。」
「花丸ちゃん…。」
弱音を吐く花丸。
梨子はそんな花丸に声をかけてやるべきなのだろうが、なんと声をかけていいのか梨子には分からない。
(こういう時、鞠莉さんだったらーー。)
鞠莉だったらどうするか、梨子は考えてみる。
『はーい!花丸、そんなに落ち込んでちゃノンノン♪絶対出られるよ!さあ行こう?』
『ん〜…どうせ暇だし、何かして遊ばない?…いいでしょ梨子〜ちょっとだけ!ちょっとだけだから〜!』
(はぁ…ムリね…私にはそんなこと…)
梨子は精一杯、自分の言葉で花丸を励まそうとする。
「とりあえず少し休んだら、また頑張ってみよう?さっきと何か変わってるかもしれない。」
「そうだね…梨子ちゃん、ありがとう…。」
花丸はとても眠そうな様子でそう言った。
鞠莉を探すために神社の中をくまなく歩いたから疲れているのかもしれない。
(早くなんとかしなくちゃ…)
その時、不意に強い風が吹いた。
「!?」
梨子はその冷たさに驚く。
花丸も驚いた様子で自分の身体を見回している。
(またこの風…。)
「花丸ちゃん、大丈…夫…?」
梨子は花丸に声をかけるがーー
「…。」
花丸は遠くの一点を見つめるだけで、返事を返さない。
「どうしたの?花丸ちゃん。」
「…。」
梨子がいくら声をかけても返事をしないので、梨子も花丸の向いている方を見てみる。
そこにはーー
人が忽然と姿を消す…。
実際に起こると気味が悪いですが、そこに尋常ならざるものの気配を感じるある種の美しさは言にするのも畏れ多いですね。
ちなみに私は神社で鳥居をくぐったらそこは神域ということを強く意識しています。
そこで選ばれたものは招かれ、神との謁見を赦されます。
花丸と梨子はどうして2人だけになってしまったのか…。その答えはーー