僕の友人がヤンホモだった。   作:ぐ腐腐

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今回はかなりえっちぃです。


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 ………暇だ。何もすることがない。まだ入院してから一日しか経っていないが、もう既に暇を持て余していた。

 いつも読んでいる本は右手が使えず読むことが出来ないし、退屈なニュースを見るくらいしかやることがない。

 

 今、比企谷君何してるかなぁ…ちゃんと友達作れてるといいんだけど。

 

 色々と考えながら窓から見える空を見つめていると、ふいにドアが開かれる音がした。僕はこんな昼時に来るお客さんに心当たりがなく、誰だろうと思いながらお客さんが入るのを待った。

 

 

「佐々木咲人君の病室でよろしかったでしょうか」

 

 

 入ってきたのは女性で、しかも何処か見覚えのある容姿をしていた。

 女性は僕のことを確認すると、綺麗な足取りで僕に近づき、そして頭を下げた。

 

 

 へっ?い、いきなりどうしたんですか?

 

「すいませんでした。私、雪ノ下陽乃というものです。貴方を轢いた車に乗っていた者の関係者です」

 

 あー、これはどうも。

 

 

 なるほど。だから僕を見るなり謝ってきたのか。でも、この人が謝るのはおかしくないか?大体悪いのはいきなり飛び出した僕なわけだし、この人とその関係者の人は何も悪くない。

 

 

「今回のことはどうかこれで終わらせてもらえないでしょうか」

 

 

 そう言って雪ノ下さんが取り出したのは一つの封筒だった。しかもかなり分厚い。……これはもしかして…

 

 

 お金、ですか…

 

「はい。これで全てを許してもらおうなんて思っていません。ですが、どうかこれで公にすることを辞めていただきたいのです」

 

 あー、その、悪いんですけどそれは受け取れません。

 

「それは、どうしてでしょうか」

 

 あの事故は飛び出した僕の方が悪いんで、お金なんて払ってもらう権利ありませんよ。それに公にもしません。

 

「ですが、それではこちらの気が収まらないのです。どうかこれだけでも受け取っていただけないでしょうか」

 

 それだと僕も同じ気持ちですよ。僕の自己満足に関係のない雪ノ下さんを巻き込んだこと、申し訳なく思ってるんです。だから両成敗ってことでお金は受け取りません。

 

「………分かりました」

 

 

 雪ノ下さんは渋々封筒を鞄の中に入れなおす。うん。これでいい。もし無理矢理にでも貰わせられても使う気なんて起こらないだろうし。

 

 

「それと佐々木さん。佐々木さんの両親にこのことを伝えたいのですが、連絡先を教えていただけますか?」

 

 あー…その、両親は二人とも海外に行ってるんで言っても意味ないと思いますよ。

 

「それでもです。私たちは佐々木さんのことをご両親に話す義務があります」

 

 

 僕は渋々としながらも、絶対に折れない雰囲気の雪ノ下さんに負けて両親の連絡先を教える。

 

 

「ありがとうございます。では、私はこの辺りで失礼いたします。この件は本当に申し訳ございませんでした」

 

 いえいえ、こちらこそご迷惑をおかけして申し訳ないです。

 

「では、また後ほど」

 

 

 雪ノ下さんはそう言い残すと病室を出ていった。

 なんだか凄い人だったな。雪ノ下さんからは人を惹きつけるカリスマみたいなのが滲み出ていた。あと、あの皮を被ったような人当たりの良さ。ほんとに色んな意味で凄い人だった。

 

 ………雪ノ下さんが出て行ったらまたすることがなくなったな。

 

 

 ………寝よう。

 

 

 

 

 ***

 

 

「咲人ー来たぞー」

「小町もいますよ〜」

 

 

 授業が終わった後、俺は小町と一緒に咲人の病室に来ていた。

 病室を開けると、そこには昨日と同じように眠っている咲人がいた。

 

 

「咲人さんほんと可愛いなぁ〜」

 

 

 寝顔を近くでみてトリップしている小町の額に軽くチョップをお見舞いし、ベッドの近くの椅子に腰を下ろす。

 まあ小町の言いたいことは分かる。

 いつもはのほほんとしている顔は眠っていると余計にのほほんとしているし、何より咲人の小ぶりな唇が近くで見ると思わずキスしてしまいそうになるほどの色気を孕んでいる。

 

 

「……ねえお兄ちゃん」

 

 あまりにも魅力的な咲人の唇に釘付けになっていると、横に座っていた小町から甘い声が聞こえてきた。

 

「……なんだ」

「小町ね、咲人さんの寝顔見てたら……もう我慢できそうにないや」

「は?何言ってるんだ?」

「……キスは起きてる時にしたいから……」

 

 だから。

 そう言って小町は立ち上がると眠っている咲人の服をはだけさせる。病衣しか上に着ていない咲人はいとも簡単に上半身をあらわにさせた。

 そして小町はそれをうっとりと見つめた後、咲人に顔を近づけていき、首筋に唇を落とした(・・・・・・・・・)

 

 

「なっ!小町、お前何やって…!」

 

 

 驚いて思わず声を荒げてしまう。

 

 

「んちゅ、あむ…れろ……あぁ、咲人さんの少し汗っぽい味おいしい…」

 

 

 だが、俺の声なんて聞く耳持たずで咲人の唇にキスマークを次々と刻み始める小町。

 ……俺だって…!

 

 小町になんて負けてられない。咲人を先に好きになったのは俺だ。だから、小町がキスしている首筋も、鎖骨も乳首も、全部俺のものだ。

 ふつふつと湧き上がる妹に抱いてはいけない感情(殺意)を何とか押さえ込んで、俺も咲人の乳首にキスをした。

 

 乳首に軽くキスをしてやると、咲人は呻き声を上げながらピクリと身体を震わせた。

 ……気持ちよくなっているみたいだ。

 

 そして軽いキスを繰り返した後、舌でチロチロと舐めていく。身体が先程よりも大きく跳ねた。

 俺の舌で感じてくれていることに嬉しくなり、そのまま甘噛みしたり、周りを執拗に舐めてみたりする。

 

 

 

 ………んぅ…?

 

 

 

「ーー!」

「…………」

 

 

 咲人が起きたと思い、俺と小町は動きを止めるが、その後直ぐにまた寝息を立て始めたところを見て安心する。

 危ないところだった。

 

 俺は同じく安堵の表情を浮かべた小町の目を見る。

 小町も同じような目だ。

 

 

 

「なあ小町……」

「うん」

 

 

「「感じてる咲人(さん)可愛かった…!」」

 

 

 俺たち兄妹はお前のせいでこんなに壊れてしまった。

 だから、これくらいは我慢してくれよ。

 

 

 




一応タグにR-17.9を追加しときます。多分これからもこういうこと続くと思うので。
それと結構リメイク前から見てくださっている方々がいて恐縮の極みでございます。ほんとにありがとうございます!
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