僕の友人がヤンホモだった。   作:ぐ腐腐

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うわあああ!!色がついてる!?!?!?皆さまありがとうございますすす!!!!


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 数日後、僕はいつもと特に変わらない学校生活を送っていた。

 たまに怖くなる由比ヶ浜さんや人目のないところまで連れこまれ甘えて来る比企谷君や、何故かそんな僕らを微笑ましい目で見ている葉山君以外には特に変わらない。

 

 そして今、僕はついに始めて女の子のお家に入ることになった。

 ドキドキしながらチャイムを鳴らし待っていると、ラフなスタイルの服を着た由比ヶ浜さんがドアを開けた。

 

 

「あ!咲人君、やっはろー!」

 

 こんにちは由比ヶ浜さん。

 

 由比ヶ浜さんは僕のところまで来ていきなり腕を絡ませてくる。

 そしてそのまま家に連れ込まれていく。

 

 

「ささ、入って入って!」

 

 お、お邪魔します。

 

 

 由比ヶ浜さんのお家に入ると、直ぐに由比ヶ浜さんの部屋に案内された。

 その強引さに苦笑いをしながら、お茶を持ってくると部屋から出て行った由比ヶ浜さんの後ろ姿を見ていた。

 

 にしてもやっぱり緊張する。

 あまり見渡していいものではないと思うが、そこは男子の本能というか、周りに目が付いてしまう。

 

 

 ん………?

 

 

 綺麗に片付いているなーと思いながら失礼じゃない程度に部屋を見渡していると、由比ヶ浜さんの勉強机の上に見覚えのある顔写真があるのに気がついた。

 

 なんの特徴もなく、実際にいたら目立つことなく空気な存在になるような顔。

 ………僕じゃん。

 え、え?なんで僕の顔写真持ってるの?最近知り合ったばかりだよね?

 ………あ、病室で撮ったのか。でもなんで?

 

 

「お待たせ〜、って何してるの?」

 

 

 嫌な予感がした途端にお茶を取りに行っていた由比ヶ浜さんが戻ってきた。

 やっぱり僕の嫌な予感はよく当たるな…

 

 

 い、いや、綺麗な部屋だなーってさ。

 

「ふーん?咲人君は始めてきた女の子の部屋をまじまじと見る人なの〜?」

 

 え、あ、いやそういうことじゃ…

 

「でも実際私の机をじろじろ見てるよね?」

 

 

 いつもと雰囲気が違う由比ヶ浜さんに困惑しながら、何とか弁解しようと頭を働かせていると由比ヶ浜さんがいつの間にか目の前まで距離を詰めてきており、

 

 

「ねえ咲人君。咲人君って結構変態さん?」

 

 

 耳元でそんなことを囁かれた。

 その低い声色に身体がゾクゾクと震える。

 

 

「……ふふっ、可愛いなぁ咲人君は」

 

 ちょ、ちょっと由比ヶ浜さん?

 

「ダメ。動いちゃダメ」

 

 

 色っぽく笑う由比ヶ浜さんから、凄く甘い匂いがした。学校ではこんなに至近距離で話すこともなく、特に何も思っていなかったのだがこんなに近くで話されると嫌でも女の子の匂いが僕の鼻を擽った。

 

 

「……そんなに私の匂いがいいの?」

 

 そ、そんなことない!あ、いや、別に由比ヶ浜さんが臭いとかそういうことでもないよ…!?

 

「もう、そんなに嗅ぎたいなら……はい!」

 

 

 頭の中がまたパニックを起こし、何と答えようかあたふたしていると突然僕の身体が柔らかい何かに包まれた。

 

 というか、由比ヶ浜さんだった。

 

 

 〜〜っ!?

 

「そんな顔赤くして、可愛い♪」

 

 由比ヶ浜さん!?な、何してるの!?

 

「えー?だって咲人君が私の匂いをもっと嗅ぎたいのかなー?って思ったから抱きついちゃった♪えへへ」

 

 ご、誤解だから、違うから離して…

 

「うん?ダメだよー、これは私の部屋を勝手に見てたお仕置きでもあるんだから!はい、ぎゅー!」

 

 わ、わっ!

 

 

 もう何が何だかわからなくなる。

 由比ヶ浜さんのお家に遊びにきて、部屋を見渡してたらお仕置きと言う名のハグを喰らった。

 やばい、文章にしても意味がわからない。

 

 

「ねえねえ咲人君、これからサッキーって呼んでもいい?」

 

 

 由比ヶ浜さんは僕を抱きしめたまま、楽しそうに話し出す。

 

 

 サッキー?

 

「うん♪佐々木咲人でしょ?だからサッキー!」

 

 え、あー、別にいいよ。

 

「やった!えへへサッキー!」

 

 あの?由比ヶ浜さん、そろそろ離してもらえると…

 

「それはダメ!」

 

 ああ、はい…

 

 

 

 その後もしばらくの間由比ヶ浜さんは僕を抱きしめながら、頭を撫でられたり耳に息を吹きかけたりしてきた。

 勿論僕は成されるがまま。

 それと、僕を弄っている時の由比ヶ浜さんの表情が凄く妖艶で少しだけドキッとしてしまった。

 

 

 

 

「サッキー、今日はありがとね!楽しかった!」

 

 僕も楽しかったよ。

 

 

 色々と神経すり減らしたけど。

 まあ由比ヶ浜さんが嬉しそうならそれでいい。

 

 

「えへへ…よかった♪急に抱きついたりしたからサッキーに嫌われたと思ったよ……もし嫌われてたら………」

 

 ゆ、由比ヶ浜さん?

 

「え!?あ、ううんなんでもないよ!だいじょーぶ!」

 

 

 由比ヶ浜さんの表情が暗い。

 嫌われたら〜なんて言っていたが、僕がそんなことで嫌うはずがない。

 

 そんな意思表示をしようと、僕は伝家の宝刀と化してきた頭ぽんぽんを由比ヶ浜さんにしてみる。

 これで元気になると良いんだけど。

 

 

「サッキー…?」

 

 僕はそんなことで由比ヶ浜さんを嫌うことはないよ。だからそんな暗い顔しないの、由比ヶ浜さんは笑顔が一番似合ってるんだからさ。

 

「………うん!ありがとう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ***

 

 やっぱりサッキーは私の王子様だ。

 凄くかっこよくて、凄く可愛くて、凄く優しい。

 私のわがままも笑って許してくれた。

 私がつい出来心で揶揄った時も恥ずかしそうにしながらも、文句ひとつ言わなかった。

 

 サッキーを見てると好きが溢れてきて、胸が幸せ色に染まる。

 教室で女の子と仲良くしてるのはちょっと嫉妬しちゃうけど、サッキーはきっと私のことを見てくれる。

 

 だから、もし私を置いて他の子のところに行っちゃったら…………

 

 

 

 

 

 許さないからね。

 

 




ちょっとSな由比ヶ浜さん。いい思います。
話は変わりますが、お気に入りが100を超えておりとても驚いております。色んな人が見てくれてるのはモチベーションにも繋がるので、これからも見ていただければ嬉しい限りです!!
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