はい24話です!
今回で碧生編が、この物語で言う「起」が終わります。
先はまだ長いですが、付き合って頂ければ幸せでございます!!
「」は日本語
『』は英語だと思ってください
今日で掲載から1ヶ月!
ではどうぞ!
ボクはヴィクトリアちゃんを連れ、紅魔館に戻ってきた。
理由は、手懸かりを得るための情報収集だ。
門番の美鈴ちゃんがボクを見て目を丸くして驚く。
「あ、碧生さん!戻ってきたんですか!?」
「…ちょっと、レミリアに用事がねぇ」
「そうなんですか…あれ?此方の方は?」
美鈴ちゃんは頷きながらヴィクトリアちゃんを見る、するとボクに疑いの眼差しを向けながら呟いた。
「私はヴィクトリア・ブレスウェートともうします、変態さんに襲われて危ないところを碧生さんに救われました」
ヴィクトリアちゃんはスカートの端を摘まんで、ピラリと捲りながらお辞儀をした。
中々様になってて可愛らしい。
「ヴィクトリアさんですか、私は紅美鈴と申します。
しかし、へー…ホントに碧生さんは人が良いですねー」
美鈴ちゃんがニヤニヤしながらボクの肩を肘でつつく。
茶化してくるのは前に電気を流してあげた事に対するちょっとした復讐なのかな…
「また痺れたい?」ニコリ
「すみませんでした」
綺麗な角度の謝罪だ、きっと慣れてるんだね、彼女もいろんな意味で大変みたいだ。
「で、レミリアは居る?」
「お嬢様ならいらっしゃいますよ、多分今ごろ紅茶でも飲んでるんじゃないですか?」
それを聞いて安心した。
でももう一つ美鈴ちゃんに用がある。
ボクは彼女に、紅魔館に入る許可を貰わなければならない。
「ねぇ、入ってもいい?」
「え、良いですよ、もちろん。
碧生さんは私達の家族も同然じゃないですか」
笑いながら門を開く美鈴ちゃん。
彼女を見てると、ボクの口許は自然に緩み、何時しか笑みを浮かべていた。
「ありがとう…」
「いえいえ、あ、でも流石にいきなり胸を揉みしだいたりは止めてくださいね?
許可を取ってからなら構いませんが、いくら家族だからといっていきなりは…」
「…咲夜さんだね?」
「はい、咲夜さんが笑いながら教えてくれました」ニコッ
「ごめんなさい、反省してるから許してください忘れてください」
迂闊だった…あのPADめ………
まぁボクが悪いんだけどねぇ、でも巨乳は見てると揉みたくなるモノだよねぇ、うん。
「碧生さん…サイテーです」
「ちょ、誤解だよ~、揉んだりしないよ…ハハ」
ヴィクトリアちゃんが自分の胸を腕で隠す、確かに彼女も巨乳だけど…あーもう、調子狂うなぁ………
「それより、あっちから煙が上がってますけど…彼処って確か彼女達の…何かあったんですかね?」
美鈴ちゃんが、騒霊屋敷の方を指差す。
ヴィクトリアちゃんが悲しそうな表情をして、ボクは黙り混んでしまった。
「……そうですか、彼女達……」
美鈴ちゃんはボクたちを見て察したらしい。
名残惜しいと言うような表情をしながら、ハァっと溜め息を吐いた。
「さて、さっさとお嬢様達に会ってきたらどうです?
きっと喜びますよ!お嬢様凄い悲しんでましたから!」
気持ちを入れ換えたのか露骨に元気になる美鈴ちゃん。
その元気はどこから来るのだろうか、自分自身死にかけて、こんな危ない世界になっても元気にいられるのは何故だろうか。
「そうだね、ありがとう…また後で、サボっちゃダメだよ?」
「すみません、ありがとうございます…お仕事頑張ってください!」
ボクとヴィクトリアちゃんが門を潜る。
後ろを振り返り礼を告げると、美鈴ちゃんが笑ってボクたちを見送ってくれた。
ーー紅魔館、レミリアの私室へ続く廊下
「碧生さん」
聞き覚えのある声に呼び止められる。
いきなり聴こえた声に、驚いて振り返るヴィクトリアちゃんとは対照的に、ボクはゆっくり振り返り、呼び掛けに応えた。
「咲夜さん、一日振りだねぇ」
「随分お早いお帰りですね、そんなに私のお菓子が食べたかったのですか?」
口許を右手の甲で押さえ、クスクスと笑みを浮かべる咲夜さん。
やっぱりお上品な人だ。
「うん、それもあるけど…」
「お嬢様、ですね?」
「うん、その通りだよ」
「お嬢様なら…私室でパチュリー様と紅茶を召し上がらてますわ。所で貴女は?」
「彼女はヴィクトリア、今は彼女のお兄さんを捜してるんだ」
「よ、よろしくお願いしますです!!」
おっとヴィクトリアちゃんが雰囲気に呑まれてし、少しヤバイぞ~…大丈夫かな?
「そう、私は十六夜咲夜よ、此方こそよろしくね」
「ひゃ、ひゃい!」
大丈夫じゃなかった、結構アガリやすい子だったのか。
「ではお二人の紅茶もご用意致しますので、どうぞお入りください」
咲夜さんが扉ををノックする、するとレミリアの声が聴こえた。
咲夜さんが扉を開くとボクとヴィクトリアちゃんが室中に入る。
「一日振りね、いきなりいなくなったと思ったら…一体どうしたのかしら」
偉そうな椅子に偉そうな態度で座るレミリア、その姿を見ると少なからず相変わらずだな、と思う気持ちが湧き出てくる。
「聞きたい事があってねぇ、良い?」
「…良いわ、話なさい」
「外来人が最初に来る場所、そして最も集まる場所…解る?」
ボクが質問をした瞬間、レミリアは意外な物を見る目で驚く。
レミリアは手にした小さなティーカップを皿に乗せ、机に置いた。
「…思いもしなかった質問ね、まぁいいわ………そうね、やっぱり無縁塚じゃないのかしら、外来人が集まるのは…人間の里かしら、貴女はどう思うのパチェ?」
本を読みながら紅茶を
パチュリーは本から目線を外さず、淡々と答えた。
「…私も無縁塚だと思うわ、でも気を付けなさい…彼処は危険よ」
「危険ねぇ、大丈夫だよ、なんとかするさ」
そう答えると、パチュリーは本を置いてボクの目を見据えて告げる。
「確かに貴方の力なら、無縁塚に辿り着くのも無縁塚から帰るのも安易な事よ。
でも彼女、見たところ人間の様だけど、彼女を連れたままで大丈夫?」
パチュリーがヴィクトリアちゃんを見る。
するとヴィクトリアちゃんは俯き気味にボクを見詰めた。
「大丈夫、君を危険な目にあわせたりしないから」
そう言ってあげるとヴィクトリアちゃんは表情を明るくさせ、可愛らしい顔になった。
「やっぱり貴方は優しいわね…そんな所が好きなのだけれど」
「なっ!?パチェ貴女!抜け駆けは許さないわ!」
「ハハハ、ありがとう、じゃあそろそろ行くよ。
ちなみ無縁塚がある場所はどこ?」
「一度しか言わないわよ…」
(少女説明中)
「ふむふむ、解った、じゃあ行くね」
「絶対また来るのよ?」
「約束しなさい」
二人に迫られたら…頷くしかないじゃないか。
ボクは首を縦に振っていた。
「じゃあ、またね」
「待ってるわよ」
「うん、本当にありがとう、また来るよ」
「ありがとうございました!!」
ボクたちは何度もお礼を言いながら、レミリアの部屋を出た。
部屋を出ると咲夜さんが立っていた、手には紅茶を持っている。
「あら、お帰りですか?」
「…あざといよ咲夜さん」
「ふふふ、碧生、また来てね…」
「…もちろん」
こうしてボクたちは紅魔館を後にした。
ーー魔法の森
道中、これといった妨げも障害もなく、ここまで来られた。
でもなんだろう、滅茶苦茶気持ち悪い雰囲気だなぁ…
「…大丈夫?」
「………なんとか」
やっぱり女の子、箱入り娘って子ともあるのか壊滅的に体力がない。
汗を浮かべながら肩で息をしてる。
「ちょっと休憩しようか、ほら座って」
「すみません………私、体力の無さなら自信があるので…」
「いやそれダメだよねぇ?」
「碧生さんは、よく疲れませんね…?」
「これくらいは…ねぇ、ハハ」
そんなに距離がある訳じゃないから、なんとも言えないなぁ…
そう考えていたらヴィクトリアちゃんが立ち上がった。
「ハァ!行きましょう!休んでられません!!」
「……良く解らないテンションだなぁ」
ボクたちは再び歩き始めた。
ーー再思の道
……何とも不可思議な光景が広がっている。
そこら辺に妖怪の死体が転がっているのだ。
特に気になったのは頭を銃らしき物で撃ち抜かれた死体。
そんな死体が四、五体固まって倒れていた。
『……兄様?兄様!!!』
「ヴィクトリアちゃん!!ダメだよ!」
英語でなにかを叫びながら、ヴィクトリアちゃんは走って行ってしまった。
ボクは道端に咲いている彼岸花にも目もくれず、ヴィクトリアちゃんを追い掛けた。
ーー無縁塚
ボクがヴィクトリアちゃんに追い付いた頃には、ヴィクトリアちゃんは大きな男と抱き合っていた。
多分あれがお兄さんなんだろう、でも似てない…
普通に怖いよあれ、マフィアだよあれ。
ボクは意を決して、お兄さんに話し掛けてみた。
「…ねぇ、お取り込み中悪いんだけどさ…」
するとお兄さんがボクの頭に銃を突きつけてきた。
あまりの出来事に漏らしそうになる。
「……なんだテメェ?」
お兄さんの鋭すぎる眼光がボクの眼を見詰める。
濁りきった穢い眼をしているなぁ、この人…
でも紅くて綺麗だ、抉り出したくなる。
「物騒だなぁ、それが妹さんを助けた恩人に対する態度なの?」
「……何?」
あ、銃下げた、よしお漏らしは回避だ。
「ボクの名前は…姫神碧生、ひ・め・が・み、あ・お・い、だよ、宜しくね~」
なんとか自己紹介出来た……
はい24話でした!
ここでキャラ説を、
三人目、碧生
名前は姫神碧生(ひめがみあおい)
出身地と年齢は不明、見た目は16~18歳くらい
身長170㎝の体重51㎏
碧色の髪色に同色の眼、服装はゴシック調で中性的。
顔も中性的で、初対面の人の大半は女の子だと思ってしまう。
パチュリー曰く、くびれがあるらしい。
能力は「天神を司る程度の能力」
その名の通り雷を自由自在に使役する事が出来、自分自身を電子化することで高速移動やハッキング、通常では通れない場所なんかにも侵入できる。
また、超高電圧を纏うことで銃弾の無効化、変質化も出来る。
唯一の弱点が絶縁体。
性格は正義感と使命感溢れる美少年。
という皮を被った変人、いや変神。
本性はまだまだ不明。
四人目、ヴィクトリア
名前はヴィクトリア・ブレスウェート
カナダのオンタリオ州生まれケベック育ち。
年齢は18歳で、身長155㎝の体重………なにこれ、字が汚くて読めないんだけど…
髪は輝く金髪、眼は透き通った紅。
色白でまるで人形みたいな美人、ちなみに巨乳。
能力は不明。
後々登場します。
グレンの妹なのだが、性格は正反対。
お嬢様学校にいたので頭もいいし口調も丁寧だがだいぶ抜けていて運動音痴。
グレンの事を心から愛しており、何時も気に掛けている。
以上です。
感想、批判、アドバイス、誤字脱字指摘
お待ちしております!
ではまた次回!