東方四面楚歌   作:ソーヤー麺

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はい25話です


次回からちゃんと物語を転がし始めます←
「」は日本語
『』は英語だと思いなさい←



ではどうぞ!




chapter1 地獄の入口
25話 三人、それぞれの生活


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四人の外来人と、二人の幻想郷民が出会ってから二時間。

必死の捜索も虚しく、博麗霊夢を見付けることは出来なかった。

 

辺りは既に暗く、あまり広くない無縁塚を何周もして捜したが見付からず、これ以上の捜索は無意味だと感じた各々は帰路についていた。

 

皆に別れを告げた後、浅木と魔理沙は空を飛んで帰って行った。

 

グレンは、碧生と口喧嘩をしながらバイクに乗り、ヴィクトリアと椛を乗せて三人乗りで帰って行った。

 

碧生は一人残され、涙目になりながら紅魔館に帰って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー魔法の森、魔理沙の家

 

何だか久しぶりの出番な気がする。

まぁそれは置いといて。

あの後、無縁塚からそんなに遠いことも無く、空を飛んで帰ったので、特に何もなかった。

 

魔理沙の家に到着すると、結構疲れてたのか俺はソファで寝てしまった。

何か寝てばっかりだな、俺。

 

「……浅木ー、こんなとこで寝たら風邪引くぜ?」

 

魔理沙に体を揺さぶられる、だが俺の体は動かない。

どうやら俺の体は睡眠をこの上なく欲しているらしい、魔理沙が強く揺さぶるが体が起き上がることはなかった。

 

「………強行手段に出るぜ?良いの?」

 

どうやら魔理沙が何かを企んでいるらしい。

だが俺は言葉を発することも出来ない、良くある状態だ。

脳はギリギリ起きてるけど、体が寝てる状態。

どうやら痺れを切らしたのか、魔理沙が動き始めた。

 

「…白雪姫は…」

 

魔理沙が何かを語り始める。

その瞬間、俺の頬に何かが当たる、これは…魔理沙の手か?

小さくて暖かい掌が俺の両頬に添えられた。

 

「………王子様の…キスで…」

 

俺の鼻先に生暖かい吐息が掛かる。

間違いない、魔理沙の顔が目の前にあるのだ。

今目を開ければ魔理沙の可愛い顔が、目の前で拝めるだろう、いやそれよりも駄目だ止めろ早まるな………あ…

今、唇に柔らかい物が…………おぅふ…

 

「…ん、眼が覚めるんだ…………ぜ?あれ?目が開いてる……?///」

 

「……魔理沙が俺の王子様だったのか…」

 

「…き、きゃああああ!!!??うわああああ!!////」

 

「ま、魔理沙ァ!!」

 

……イカン、魔理沙がテンパり過ぎて風呂場に隠ってしまった。

これはフォローしないと後々大変な事になる。

 

「あ、あの、魔理沙…悪かったよ、ごめんな…?」

 

「う、うるさい!今から風呂入るから向こう行ってろ!!//」

 

駄目だ、滅茶苦茶怒っていらっしゃる…

取り敢えずご飯でも作って待ってる事にしよう…

 

「魔理沙ー…俺ご飯作るから、ホントにごめんな?」

 

「……///」

 

魔理沙は何も言わない、沈黙って一番堪えるよ魔理沙…

俺はこれ以上何を言っても、状況が変わらないのを察して調理に取り掛かった。

 

 

 

 

 

ーー30分後

 

二つのオムライスを包む頃、頭から湯気を昇らせ、何時もより若干逆上(のぼ)せ気味の魔理沙が浴室から出てきた。

既にパジャマを着てる辺り飯を食べたらすぐに寝るのだろうか?

 

「…さっきは、悪かった…私が悪いのに酷い事言っちゃったぜ」

 

…これまた意外、何と魔理沙の口から謝罪が飛び出した。

俺が驚いた表情をしながら固まっていると魔理沙は再び言葉を紡ぐ。

 

「…実は、浅木には感謝してるんだぜ、命を救われた事とか、何時も飯を作ってくれるとかさ」

 

普段の魔理沙からは絶対に聞けない様な言葉だ。

あの、素直になれない魔女っ子魔理沙から感謝の言葉を聞けるなど最高の名誉じゃないのか?

 

「…俺の方こそ感謝してる、いきなり幻想郷に迷い込んできた余所者の俺を助けてくれて、居候までさせてくれて…ありがとな、魔理沙」

 

「……ほ、ほら!飯食おうぜ!な!///」

 

顔を真っ赤にする魔理沙、かなり照れてるみたいだな、可愛い。

俺は笑いながら椅子に座る。

 

「オムライスか、そう言えば浅木が初めて作ってくれた料理もオムライスだったな」

 

「…ほら、冷めない間にさっさと食おうぜ」

 

「だな、じゃあ」

 

「「いただきます!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー食後

 

飯を食った後、風呂を頂いた。

入浴後、姿見を見ると少しだけ傷が増えていて、筋肉も増えてる様に見えた。

元が細いからたかが知れてるけど、つかグレンの体はどうなってんだアレ、流石白人だな。

 

「…髪、切らないとな…あれ、昨日も言ってたよな…」

 

タオルで髪と体を拭き、服を着る。

もうこのジャージにも慣れたな、てか意外に動きやすいし。

 

ジャージを着て、リビングに戻る。

するとソファに座った魔理沙が浮かない顔をしながら考え事をしていた。

 

「魔理沙、どうした?」

 

「…浅木、いやな…これからどうしようかって考えてて」

 

俺は考えた、そして慧音さんの言っていた言葉を思い出す。

そうだ、二ヶ所怪しい場所があったんだった。

 

「…手懸かりならあるだろ?」  

 

「ん?何の事だ?」

 

俺は意を決して、魔理沙に告げる。

 

「明日、地霊殿に行こうと思う」 

 

言葉を聞いた途端、魔理沙は口を大きく開けて俺に向かって涙目になりながら言った。

 

「なっ!!正気じゃないぜ!!彼処がどれだけ危険か分かってるのか!?」

 

「…ああ、正気だ…」

 

「無縁塚何かとは比べ物にならないくらい危険なんだぞ!!死にに行くようなもんだ!!」

 

「……魔理沙、俺を信じろ」

 

「っ!」

 

「…俺は大丈夫だ、死にそうになったら逃げて帰ってくる、だから待っててくれ」

 

「……………………ハァ、分かったぜ…もう」

 

「魔理沙…」

 

「その代わり!絶対生きて帰ってきて…くれ」

 

魔理沙が俺の手を握り、しっかり目を見据えて言った。

俺は魔理沙の手を離すと、魔理沙の小さな体を強く抱き寄せていた。

 

「…浅木、体が熱いな」

 

「……湯上がりだからな」

 

「おい、ムードはどうした」

 

「悪い、俺童貞だからそんなん分からない…」

 

「……じゃあお互い初めて同士だな」 

 

「えっ」

 

ちょっ、魔理沙さん…いきなり顔を近づけ…うわ唇柔らか……っ、いきなり舌を入れるな!!

ちょ、ア、アアー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー妖怪の山の麓、グレンのトレーラーハウス

 

ガソリンタンクにたっぷり燃料が詰まってたおかげでそのままバイクで帰ってこれた。

我が家に帰ると同時にヴィナ(ヴィクトリアの愛称)に舌打ちをされた。

どうやら家を出てトレーラーに住んでるのにキレてるらしい、そんな怒んなよ……

 

「…なんだよ?」

 

椛とヴィナが俺の事をジッと見て来やがる。

鬱陶しくて仕方無い。

 

「兄様、またタトゥー増えたね」

 

「…悪いか?」

 

「私何時も言ってたよね?

自分の体は大切にしてって、どうせ毎晩薬してお酒飲んでこの子と…… え、えっちしまくってるんでしょ!!//」

 

「なっ!なに言ってるんですかヴィクトリアさん!?////」

 

「…まだ一回しかヤってねぇよ」

 

「グレンさんも何平然と答えてるんですか!?///」

 

「兄様やっぱりサイテー!///」

 

「………チッ」

 

メスが2匹揃うと騒がしくて仕方がねぇ…

これからはコレが続くのかよ、大変な事だって今初めて実感したわ。

 

「お前ら風呂入って来い、後がつかえんだろ」

 

「グレンさん…覗きませんか?」

 

「ヴィナも入んのに覗いたりしねぇよ」

 

「…って事は私が入らなければ…椛ちゃん一人なら覗くと?」

 

「……そりゃな」

 

「やっぱりサイテー!!兄様なんかほっといて入ろ!椛ちゃん!」

 

「え、あ、はい!!」

 

……やれやれ、ようやく行ったか。

俺はベッドの下から紙でまいた大麻タバコを取り出すとソレを咥え、火を付け吸い込む。

 

「ふー…やっと一息つけるぜ…」

 

半分程吸ったところで、徐々に視界が回り始めた。

俺は構わず吸い切り、二本目に火を付けと、目を瞑って感覚に酔う。

久しぶりに良い気分だ。

 

『まだ大麻なんて吸ってるの?』

 

『……ハッ?』

 

目を開けると、目の前にバスタオルを巻いたヴィナがいた。

笑ってるが…この表情はヤバイ、キレてやがる。

 

『…椛ちゃんから聞いたよ?

麻薬とお酒は出来る限り控えるって約束したーって』

 

『……ウルセェよ』

 

『え?なんて?』

 

『チッ、分かったよ……消しゃ良いんだろ消しゃあよ…』

 

大麻を叩き付けるように灰皿に押し付ける。

これ以上言い訳すればマジギレするな、ここは一旦引くのが賢い選択だ。

 

『うん、わかればよろしい♪』

 

『てか早く風呂入れよ、湯冷めすんぞ』

 

『はーい、もう吸っちゃダメだからねー』

 

ムシャクシャする気持ちを落ち着けるため、普通のタバコを取り出す、チクショウ…ウルセェのばっか増えやがる……

 

 

 

 

 

 

 

ーー1時間後

 

「ふぅ、さっぱりしたー」

 

「グレンさんすみません、先にお湯頂いちゃいました」

 

二人が風呂から上がる頃には、タバコの箱は空になっていた。

ある程度気持ちが落ち着いたのを感じて冷蔵庫からコーラを3本取り出す。

 

「うんうん、やっぱり椛ちゃん私の服ぴったりだね!

着替えとかいろいろ持って出て良かったよ」

 

「すみません、着替えまで借りちゃって………私洋服を着るのは初めてです」

 

洋服っつってもそれパジャマじゃねぇか。

とは口に出さない、ヴィナがまた口煩くおしゃれがどーのこーのウルセェからな。

 

「ほら、飲め」

 

「ありがとー兄様」

 

「…ありがとうございます、こーら…」

 

「次噴き出したら外に放おり出すからな」

 

瓶に入ったコーラを、グッと煽る。

口内に、甘味と僅かな酸味が広がり、強い炭酸が喉を刺激する。

ちなみに俺はドクペよりコーラ派だ。

 

「俺も風呂入る、覗くなよ」

 

「誰が兄様のシャワータイムなんか覗くの…」

 

「は、はい、覗きません!」

 

「え、椛ちゃんが覗くの?!」

 

やれやれ、これだから…もうなんも言わねぇけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーシャワー後

 

「あれ、早かったね」

 

「シャワーだけだからな」

 

「今、椛ちゃんとご飯作ってるからね」

 

「おう」

 

ソファに座り、新しいタバコの封を切る。

タバコに火を付けると同時にヴィナから待ったがかかった。

 

「ストップ、ご飯前にタバコは止めなさい」

 

「そうですよ、味が変わりますから」

 

「………チッ」

 

いっぱいになった灰皿にまだ新しいタバコを突っ込む、さっきから舌打ちばっかしてる気がするぞ。

 

「ほら、兄様ハンバーグ好きでしょ?」

 

「……なぁ、その兄様っつうの止めろ、前みたいに呼べば良いじゃねぇか」

 

「あ、ごめんついね…分かったよ、お兄ちゃん」

 

「さっき、ヴィクトリアさんからグレンさんの昔話聞きましたよ」

 

…また余計な事を

 

「…ハァ、あっそう」

 

「メンドクセェ、メンドクセェって口癖なんですね」

 

椛が笑いながら俺の口癖を連呼する。

やっぱりこのワンコは外で飼った方が良いのかも知れねぇな。

 

「…メンドクセェ」

 

「あー!また言いました!」

 

「ね!言ったでしょ?椛ちゃん!」

 

「テメェらホントにウルセェな!!」

 

チクショウ、とんだ災難だ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー紅魔館、門前

 

ボクはみんなと別れた後、一人きりで歩いていた。

そして気付いたら紅魔館に来ていた、どうやら一人っていうのが嫌らしい。

ボクにしては珍しい状態だ。

 

「うー、寒い…そろそろ花壇にお水あげてお風呂入ろうかな…」

 

門の前には番人、美鈴ちゃんが立っている。

濃緑色のダッフルコートを着て、マフラーをした美鈴ちゃんは灯りもなく、暗い道をジッと見ながら白い息を吐いていた。

 

「あれ…?碧生さん…お帰りなさい」

 

「ただいま、いやぁ、美鈴ちゃん…こんなに暗くて寒いのにご苦労様」

 

「ありがとうございます…何で泣いてるんですか?」

 

「だってなんかいろいろあったんだもん!メンタルぼろぼろだよボク!」

 

泣きながら美鈴ちゃんに抱き着く、美鈴ちゃんはびっくりしたらしくビクッと体を震わせた。

でも流石は美鈴ちゃん、優しくボクの頭を撫でる。

 

「……どさくさに紛れて胸を揉まないでください」

 

「アハ、バレた☆」

 

美鈴ちゃんの拳骨がボクの頭頂部に突き刺さる。

頭が割れそうなほど痛い。

 

「イタタタタ!!」

 

「反省しなさい!まったく、許可を取れば良いものを…」

 

「……イタタ…じゃあ胸を触らせてください」

 

「…どうぞ」

 

あらら、ホントに良いんだ…

でもボクは差し出されたものは受け取らない主義だからねぇ、遠慮しようかな。

 

「せっかく覚悟を決めたのに」

 

「揉んで良いと言われてから揉むほど賢い神様じゃないのさ☆」

 

再び頭頂部に拳骨が突き刺さる、更に威力が増していて吐きそうになった。

内臓とか脳みそを。

 

「ウグォォ………脳がッ」

 

「早く入ってください、私も入りたいので」

 

「…ごめんねぇ」

 

「ふんっ」

 

どうやら美鈴ちゃんの機嫌を損ねたらしい。

なんだよー、揉めば良かったの?

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー紅魔館、大食堂

 

「お帰り、碧生」

 

「お帰りなさい、碧生」

 

「お帰りなさいませ、碧生さん」

 

「お帰り!お兄様!」

 

「………おかえり、なさい…碧生様」

 

「さっきも言いましたけど、お帰りなさい碧生さん」

 

食堂に入ると、紅魔館メンバーが勢揃いしてた。

うん、お帰り…か、久しぶりに聞くなぁ。

 

「ただいま、ありがとう…みんな」

 

家族…か、良いかも知れない。

なんて考えてしまった、危ない危ない。

 

「じゃあディナーにしましょ、咲夜、碧生に料理を」

 

「畏まりました、本日はシナモンロールとバタークッキー、アップルパイでございます」

 

「うわぁ、甘そうだなぁ……」

 

ご馳走だね、すごい甘い匂いがする。

病気になりそうな匂いだねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー夕食後、浴室

 

大きな浴槽に浸かり、冷えた体を暖める。

お湯の温かさから来る安堵感と心地よさから体中の力が抜ける。

ボーッとしてると、いきなり浴室の扉が開かれた。

 

「お背中」

 

「流しに」

 

「来たよ!」  

 

…パチュリー、レミリア、フランちゃん、君達はついに狂ったのかい?

フランちゃんに至っては産まれたまんまの姿で来るなんてとても正気だとは思えない。

流石は狂気の子…おそろしや………

 

「な、なに!?いったいなに!!」

 

「お背中」

 

「流しに」

 

「来たの!」

 

何故見事にハモる!? 

え、ちょ、やめてやめて!!

浴槽から引きずり出さないで!

 

「早く」

 

「背中を」 

 

「向けてよー」

 

「解った!解ったから止めてって!

いろいろ当たってるから!」  

 

「何言ってるのかしら」

 

「もちろん」

 

「当ててんのよ!」

 

「君達フランちゃんになに教えてんの!?」

 

これ以上はダメだって!体が曲がる…イテテテテ!!背中いたい!皮が!!!

いやああああああああああ!!!!

 

 

 

 

 

 

ーー碧生の私室

 

……痛かった、背中のすべてを持って行かれそうになった。

彼女達、自分の力が凄く強いって忘れてるんじゃないか? 

 

「……痛い、けど暖かいな」

 

少なくとも、体も心も、少しだけ暖まった。

少しだけ荒んだ気がするボクの気持ちは、少しだけ充実した気持ちになっていた。

 

「……ありがとう、みんな」

 

形だけではない、心からのお礼を口にしたのは何時以来だろうか?

少なくとも数十年振りには違いない。

 

「あら、イヤに素直ね?」

 

「…………レミリア、なんで…いや何時からいたの?」

 

「痛い、けど暖かいな…からよ」  

 

「最初からかよ!!」

 

「そう言う事よ」

 

…侮れないなぁ

 

「さて、そろそろ寝るんでしょ?」

 

「うん、疲れたからね」

 

「ほら、ベッド詰めなさい」

 

「……なんでボクのベッド入るの?」

 

「今晩は冷えるから、一緒に寝ることにしたの。

安心なさい、咲夜から許可は得ているわ」

 

咲夜さん公認とか余計怖いよ…

でも、ここで拒否しても無理矢理寝させられるんだろうなぁ…

ハァ、なんてこった………

 

「…電気消すわよ?」

 

「……はぁい」

 

レミリアがスタンドの灯りを消す。 

部屋は暗闇に包まれ、次第に月明かりが室内を明るく照らし始める。

静寂が室内を支配してから三十分程経った時、不意に声を掛けられた。

 

「……碧生、寝た?」

 

「…爆睡中」

 

「子供みたいね」

 

「レミリアもね」

 

「首の骨折るわよ」

 

「冗談さ、立派なレディだよ」

 

「…………」

 

………なんで黙るのさ、え、キレた?

めちゃめちゃ怖い、地雷踏んだかも。

 

「…本当に、そう思うの?」

 

「…思うよ?」

 

「そう………ねぇ碧生、こっち向きなさい」

 

ボクはゆっくり、体の向きを変える。

これは殴られるな、なんて考えながら恐る恐るレミリアの顔を見ると、頬を朱に染めたレミリアがいた。

 

「あの、レミリア…」

 

「動かないで………碧生、動いたら殺すから……」

 

 

 

 

レミリアが顔を近づける、だがボクは動けない。

動いたら殺されてしまうから……ハァ、なんでこうなるの……………レミリア、甘い匂いがするなぁ。

 

 

 

 






はい25話でした!

終始甘い……オェ←



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ではまた次回!


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