はい36話目なんですが、今回は夢見の狩人さんとコラボさせていただきました!
何気に初コラボ←
一応クロスって事で本編もちゃっかり進めます。
口調や性格など、少しおかしいとは思いますが、そこはご指摘いただければ出来る限り改善いたしますので、よろしくお願いします。
ではどうぞ!
36話 地獄へようこそ
ーー魔法の森、午後11時12分ーー
鬱蒼とした木々が生い茂る森の中、一見行き倒れにしか見えない、軍服姿の青年が目を覚ます。
「イテテ…またかよ…どうなってんだコンチクショウめ…」
後頭部をしこたま強打したのか、片手で後頭部を擦りながら辺りをキョロキョロと見渡す、だが先程まで自分が見ていた光景とは随分と違う。
そう、まるで「アノ」世界に初めてやって来た時に見たのと同じような光景だ。
「…デジャブってヤツだな」
俺は確か…紅魔館にいたハズだ…
なのにこの状況は何だ?
取り敢えず腰には「
チッ、なるべく目立たないように動きながら紅魔館を目指すか。
道中で「
「…あー、イヤな予感しかしねェけど…動くか」
青年、改め「元」ドイツ第三帝国移動虐殺部隊、上等兵。
カール・ヴァルターはゆっくりと森の中を歩き始めた。
ーー午後11時30分ーー
森の中を慎重に進む。
何で俺ばかりがこんな目に遇うのか、考えるだけで腹が立つ。
ソレに暗い、辺り一面真っ暗闇だ。
一応月明かりが出てるのは出てるが、ソレも背が高い木に阻まれちまってて目の前を照らしてくれる事はない。
それでも森を進み続けていると、背後から獣の唸り声が聞こえて来やがった。
「……イヤな予感…的中…ってな」
「グルルル…ガァ!!」
これもまたデジャブだ、まぁ今回はオオカミじゃねぇ…バカデカいクマだがな。
てか、コレって前よりヤバイ状況じゃねぇか?
「チッ、あんまり弾使いたくねェんだが…」
カールは腰のホルスターから、大口径のリボルバーを抜き、妖獣に向けて構える。
流れる様な一連の動きは、彼が手練れの軍人だと証明していた。
大口を開き、飛び掛かる妖怪の頭を狙って、カールは目を瞑ったまま引き金を引く。
すると撃鉄が雷管を激しく叩き、炎を噴きながらリボルバーが大きく吼えた。
大きな銃声と共に撃ち出された弾丸は、熊の様な妖怪の頭蓋を貫き、小さな脳をズタズタに破壊する。
ドサリと重々しい鈍音をさせながら、妖怪が倒れる。
その姿を見て、カールはようやくリボルバーをホルスターに押し込んだ。
「…さっさと移動した方が良さそうだな」
今ので他の妖怪が寄って来る可能性が高くなった。
一匹二匹程度なら余裕だが、イッペンに何匹も来られちゃ流石の俺にもキツい。
ーーガサッ…パキッ
「ッ!誰だ!」
茂みの向こうから、明らかに獣では無い足音が聴こえた。
落ちた枯れ葉と細い木を、踏み潰した音だ。
カールはその音に一速く反応し、リボルバーを構える。
「うわっ!?ちょ、そんな物騒な物向けないでくれ!」
「お前…何者だ?」
「えっと、ええー…俺の名は浅木!ただのしがない日本人だ!だからそんな物向けるなよ!」
コイツの反応からして…人間?
こんな真っ暗な森の中、懐中電灯一本だけ持った男が一人ってのもヘンだな…
銃は下ろさねェ方が良さそうだ。
「浅木、つったか、お前はナニモンだ?」
「初対面の相手に銃突き付けてお前呼ばわりって…グレンに似てるなこの人…」
「ア?なにブツクサ言ってやがんだお前」
「いや何でもないです、因みに俺は本当にただの人間だ、此処にいるのはさっき銃声が聴こえてな。気になったからちょっと偵察に来たらアンタがいたって訳だ」
「……って事はこの森に住んでんのか?」
なんか嘘クセェな…
まぁコイツが本当に森に住んでるなら森の外まで案内させられるか。
「信じてくれ、とは言わないけど一応そうなる…居候だけどな」
「…良し、その家に連れて行け」
「……マジかよ…そんな暇ない…ってかそれよりアンタ何者?」
カールはリボルバーを再びホルスターに押し込み、浅木に近付いて答えた。
「カール・ヴァルター、カールで良い…オラ、さっさと案内しやがれ」
「カールさんか、いやちょっと聞いてくれカールさん、俺にも事情が…」
「早く、しろ」ギロリ
「…分かったよ…ったく…ああ、そうだカールさん、幻想郷に……地獄にようこそ」
こうして、カール・ヴァルターと裁斑浅木は邂逅したのだった。
ーー同時刻、紅魔館付近ーー
「…此処は、紅魔館の外?イヤ何かが違う」
銃剣が取り付けられた「Kar98kライフル」を肩に下げた、こちらもまた軍服姿の若い青年が呟く。
青年の名はアベル・フォン・バッハマン、ドイツ第三帝国国防軍に所属していた「元」兵士だ。
最も、彼が兵士だと知る者はこの場にはいないが。
彼は先程まで、カールと同じく紅魔館の中にいたはずだ。
だが、現在は紅魔館の外観が見える所にいる、ソレに自身が知っている紅魔館と、今見ている紅魔館の雰囲気が何処となく違って見えるのだ。
アベルは察する、この紅魔館は自分がいた紅魔館じゃないと。
「…異世界?」
アベルは別段不思議には思わなかった。
何故なら彼自身が元々「別の幻想郷」から来た者だからだ。
「でも…どうしていきなり飛ばされたんだろう…」
アベルは思考を張り巡らせる、だが答えを導き出す事は出来なかった。
取り敢えず紅魔館へ向かおう、そう結論付けて歩き始めた瞬間…
「どうもお兄さん、月が綺麗ですねぇ」
いきなり声を掛けられ、体がビクリと震えた。
女の子、だよね?
こんな時間にこんな場所に女の子…ああそうか、この子は妖怪か。
「…そうですね、所でキミは?」
「ボクは碧生、お兄さんは?」
「僕?僕はアベル、それにしてもキミ、さっきの言葉の意味は知っているのかい?」
「ヤダなぁ……知るわけないじゃないですかぁ、アベルさんの意地悪」
頭がこんがらがってるのに、見たところ10代後半の女の子とおぼしき妖怪に絡まれるとは…
今日はツイてないのかな。
「兎に角、キミみたいに可愛いコがこんな時間に出歩いてると危ないよ?」
出来る限り優しい表情を作る、不自然にならないように心掛けながら笑いかけてあげると、彼女は不機嫌そうな表情に変わった。
あれ?僕なにかヘンな事言ったかな…
「…ハッ、もう慣れましたよ、慣れましたけどこればっかりは腹立つわ~、なんなのホント、ハハハハ」
「ええっと、大丈夫?」
「大丈夫ですよ~、あとボク男ですから」ニコッ
「……えぇっ!?」
確かにやらかしたみたいだね、うん今のは僕が悪い。
悪いと思ったら素直に謝る、それが一番だ。
「えっと、ごめんね?」
「イヤ良いですよ、良いですけど…」
彼女、改め碧生君が僕に近付いてくる。
一応警戒して、腰のナイフに手を伸ばしておく。
「…アベルさん、「この世界」の人じゃない…イヤ、先ず人でも無いですよね?」
「……確かに僕はこの世界の住人では無い、でも人間ですら無いって、少し意味が解らないな」
「ま、意味は後に判るさ」ニコッ
……不気味なヤツ。
「それよりさ、今はお客様のお・も・て・な・し、が先だよ」
碧生が森の方を見る、すると森の向こうから小さな鬼火がうっすらと浮かんでいた。
「アベルさん、少し手伝ってもらって良いかな?」
「…アレは妖怪?」
「そ、よーかい」
「この世界の妖怪は装備が貧弱だね…数は多いけど、まぁ楽っちゃ楽か。それより君一人で大丈夫なの?」
「まぁね、今回はアベルさんがいるしラクショーでしょ」
ハァ、本当にツイてない…
来て早々、戦闘に巻き込まれるなんて…
アベルは肩に下げた、ライフル銃を構えた。
如何でした?
今回は取り敢えず二人を出させていただきました。
多分口調や性格がおかしいと思いますので、またコメントでツッコンでください←
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お待ちしております!
ではまた次回!