44話目です!
いやぁ、最近ネタが纏まらなくて…w
本当にすみませんでした。
ではどうぞ!
44話 血の雨は降り続ける
ーー某所、午後23時22分ーー
電動ドライバーの無骨な駆動音が、閉め切られた室内に
それに釣られる様に響くのは、甲高い少女の悲鳴。絶叫。
東風谷早苗の肉体に穴が1つ、また1つと空く度にグレンは大声で笑った。
まるで最高の玩具を手に入れた幼児の様な屈託の無い笑顔で。
東風谷早苗は限界だった。
少女の身に襲い掛かる痛み、疲労、そして圧倒的な恐怖。
その全てを16~7の少女が一身で受け止められる筈も無く、早苗は最早意識を手放したいとすら思っていた。
だがグレンがそれを許さない。
絶妙な手際と様々な工具を使い、気を失わない程度の痛みを延々と与え続ける。
ハサミ、カッター、ノミ、ノコギリ、ハンマー、ヤスリ、釘、電動ドライバー、モンキーレンチ、バール、そして金切りバサミ。
「なァ…知ってるかい?このハサミはなァ…鉄板だろうがサクサク切れちまう魔法のハサミなんだぜェ。そう、例えば……お前のその細い指とか……サクッと…ン?あれあれェ?そんなに震えてどうしたァ?まさか怖いのかァ?まぁ確かに今までシてきた事を考えれば怖いだろうなァ?それなのに急に指切り落とされたりしたらどうなっちゃうのかなァ?オレ…スッゴク楽しみィ♪」
グレンは早苗の耳元で囁く。
あまりの恐怖に引きつる早苗の頬。そんな早苗の頬にグレンはキスをしながら、鮮血により紅く染まりつつある巫女服の上から早苗の身体を、まるで嬲る様に撫で回す。
「ほらほら早苗チャン、見て見てほら指がチョキンって切れちゃうよォ?ほらほら刃が指の付け根に当たってるでしょォ?冷たくて気持ち良いでしょォ♪」
グレンの右手に握られた、大きな金切り鋏の刃が、早苗の白くか細い人指し指に当てられる。
早苗はこれから訪れるであろう痛みに備えられる筈も無く、ただ震えてグレンの命令に従っていた。
「アハハ…大丈夫ゥ?歯ァガチガチガチガチウルセェくらいに鳴ってんよォ?大丈夫だよ、ほら痛いのは一瞬だからァ。注射みたいなモンだよォ?ねェ?だからちょォっとだけ…我慢してくれよ…なァ……」
まるで幼い子供に言い聞かせる様に、グレンは早苗の頭を優しく撫でながら呟く。
その表情は慈愛に満ちており、此処がが異常な惨状の現場だとは信じられない様な表情だった。
「ハイ息吸ってェ~……吐いてェ~…吸ってェ~……吐いてェ~…いくぞォ~」
ジョキンッ!
一際大きな音と共に、早苗の指は地面に転がり落ちる。刹那、狭い室内に反響する大絶叫。
顎が外れそうな程に口を大きく開いた早苗は、その口から少女の物とは思えない程の叫び声を上げたのだ。
「ンっはァ~ッ!!堪んねェなァオイ!!良い聲で鳴いてくれるじャねェかァ!早苗チャンよォ!!」
耳が割れる様な大絶叫の中、グレンは大笑いしながら早苗の頭をぐしゃぐしゃに撫でる。
髪を乱されるも、それすら気にせず、早苗は喉が潰れるのも気にせずに叫び続けた。
「じャ!次ィ逝こうかァ!!」
ニコニコとご機嫌そうに笑いながら、グレンは再び金切り鋏を握る。それを見た早苗は、大粒の涙をボロボロ流しながら大きく首を横に振った。
叫び声の次に早苗の口から溢れ出たのは謝罪の言葉とこれ以上の行為を止める様に懇願する言葉だった。
「ン~?ナニナニ?止めろってかァ?そいつァ無理な相談だなァ?…何故かって?そいつァテメェが一番良く解ってンじゃねェか?」
金切り鋏の刃が、中指へと当てられる。
早苗は更に激しく首を振る。だが、それでグレンを止められる訳も無くーー
「ハイ、チョキン…ってなァ♪」
ーー小さな中指が、地面に転がる。それと同時に夥しい量の血液が地面に紅いシミを作らせた。
再び響き渡る絶叫。グレンはそれに気を良くしたのか更に薬指にも刃を当てーー
「も1つオマケにチョキンチョキン♪」
ーーリズミカルに薬指を切断した。
ドクドクと脈打ち、地に滴る鮮血は、既に早苗を気絶させる域に達していた。早苗は痛みよりも、朦朧とし始めた意識に更なる恐怖感を覚え、痛みを感じなくなりつつあった。
「…反応ワリィぞォ?大丈夫ゥ?」
そう言ってグレンは左手を早苗の眼前で振る。
殆ど反応せず、出欠多量により蒼白になった顔色の早苗はガクリと項垂れてしまった。
「ン~……しゃあねェ……小指と親指も逝っちゃうかァ…」
意識を手放す寸前に早苗が見たのは、自らの小指と親指を切り落とされる瞬間だった。
「……落ちたかァ…ツマンネェな…」
グレンが残念そうに呟く。
今の早苗は背中や脚、腕など身体の至る所に穴が空き、顔や腹に鮮やかな色の痣が出来ており、右手の指は全て切り落とされ、左手は拳ごとハンマーで粉砕されており、右足は踵からヤスリで肉を削られ、オマケに露出した骨をノミで削られている。
左足に至ってはカッターナイフで腱を切られ、膝からノコギリで切断されており、一生二足で歩け無い状態だ。
そう、東風谷早苗は既に日常生活すらままならない身体にされていたのだった。
更に早苗は出血する多量の重症だ。恐らく後15分も放置すれば死を迎えるだろう。
そんな早苗の身体を見ながらグレンは何かを考える。
「ふむ、殺すのはもったいねェ……もうチョイ付き合って貰うか………しかし、メチャクチャエロくて可愛らしい姿になったなァ…早苗チャン…♪」
グレンはトドメを刺ささず、早苗を延命させる事に決め、応急処置に取り掛かった。
その顔に悪魔の様な満面の笑みを浮かべながら。
ーー無縁塚周辺、同時刻ーー
降り続ける雨の中、青々と茂る木々の間を青年が歩いていた。返り血と自分が流した血によって紅く染まった髪は、見る者全てに不快感や恐怖感を植え付けるであろう。
彼は呆然とした表情で、行く宛も無くただひたすら歩き続けていた。
「何か……何か手懸かりの1つでも…無いのか…ッ!」
苛立ちを抑え切れ無いのか、彼は大木に拳を打ち立てる。ズシンと地面が揺れる程のパンチだったが、樹齢数百年の大木をへし折るには至らなかった。
そんな大木に背を預け、青年はズルズルと座り込んでしまった。
「……はは…何か…今の状況…あの頃に似てるなぁ…」
彼は思い出していた。
この世界に迷い混んだ最初の日、今と同じ様に行く宛も無く森をさ迷い、死にかけた。そしてとある魔法使いの少女に出逢い……
「ハァ、畜生…魔理沙ぁ…何処にいるんだよ…」
限界。その言葉が彼の脳裏を過る。
実際、彼は限界だった。使いこなせない様な力を無理矢理使い、慣れない争いに身を投じ、自分と同じ人の形をした人の言葉を話す妖怪を幾人も殺め、宛も無い放浪を続けて精神的に限界を迎えていたのだ。
「嗚呼…クソッ……眠い…」
彼は目を瞑る。
それは自らが望んだのでは無く、肉体が無意識に睡眠を取る事を選んだのだ。
彼は大木の下、三角座りをしたまま意識を手放してしまった。
危険な無縁塚の近くで。
だが、そんな彼を意外な人物が発見する。
「…ッ……いたたた…私…何時間くらい気を失ってたのかしら~…?……あら…こんな所に人が…」
早苗の襲撃により大木から落下したセラス・リオノーラが、その大木に寄りかかり、眠る裁斑浅木を発見したのだった。
はい、久しぶりに投稿しました!
すみません、あまりお話を転がせませんでした…
しかし、私は思うのです!
エロスとグロテスクは紙一重だt(ry
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ではまた!