今年も早かったり遅かったり変速投稿で某怪獣アパートみたいなノリですがよろしくおねがいします。
…え?ミーム汚染散らすな??何のことですか。ねこはいます。
ということでクソトカゲのお話です。ねこもいます。
警告音と共に塩酸で満たされた水槽の蓋が開いた。
せっかくこの前のケーキとチョコレートと蟲で酷使した胃を休めようと昼寝してたのに…いつだって財団はオレの邪魔をする。
むしろ邪魔しかしない。
覗き込む人影を俺は水底からにらんだ。
オレがにらんでいることを見えていてなのかそれとも見えてないからか、
「出てきて!」
水面に映る人影はオレを急かしている。
俺は水中で舌打ちをして、塩酸の中を泳いで水面に出た。
サイト[編集済] 地表部分
水面から顔を出すとそこにはオレンジ色の髪にオレンジ色のパーカーを着た女が座り込んでいた。
Dクラスか?にしてはオレに対する反応が明らかに違う。
そしてこっちには何の覚えもないのに「久しぶりだね!元気してた?」と水槽に落ちるギリギリまで満面の笑顔で詰め寄ってきた。
「…アンタ誰?あと落ちるぞ?水槽の中強酸だからアンタ落ちたら溶けると思うけど…ああ、もしかしてオレに落としてほしいのか?」
尚も女はニコニコしている。一週回ってイライラしてきたから俺は女のパーカーを掴んで水槽に引きずりこんだ。
「きゃーっ!!」
女は声をあげたが、酸の中に入ったときプカプカ泡を吹いて笑った。
…何故だ?
女のパーカーやスカートは酸で溶けてしまったが、その下に着ていたスクール水着は溶けていない。
このスクール水着の影響で強酸でも笑っていられるのだろうか。
そしてパーカーが溶けて見えた左肩には"999"と入れ墨が入れられていた。
途端にオレは呼吸が苦しくなった。急いで水面に出た。
999だと?
アレが??
あの人間がオレに恥をかかせた忌まわしいオレンジスライム野郎だと言うのか?!
そんなはずない!!
オレはケーキの食べ過ぎで悪夢でも見ているのか?
「ぷはっ!あはは、水遊びはもう終わり?」
酸から出た999(っぽい奴)はキョトンとこっちを見たが、その目は遊びたがりの仔犬の目のそれだった。
「ひょっとしてアンタオレンジスライムか?」
「うん!覚えててくれてた?68…へっくちッ!!」
真冬で暖房が入っている訳のない部屋で水着一丁、しかも酸で濡れていたら風邪をひく。当たり前だ。
「あはは…今は水遊びは季節外れだったかな?」
「水遊びっつか酸遊びってとこだな。とりあえず上着貸すから着てろ。見苦しい」
SCPとは言えど10代中頃ぐらいの女がスクール水着でサイトをうろついてたらたまったもんじゃない。それくらいの倫理観は"クソトカゲ"の異称を誇る?オレにもある。誇っていいのか?この異称…。
「こんなとこでなにやってる…アンタはここより財団の奴等のメンタルケアしてる方がお似合いだぜ?こんな寒いだだっ広い独房にいるよりかよォ」
「会いたくなったから来た!」
動機がアホだコイツ。
「オレは会いたくねえから早く帰んな。水槽の蓋閉めるの忘れんなよ、後々めんどくせぇから」
「えーっ…へへ、そっか!
あの時と変わってないみたいでよかった!
じゃあ私はサイトに戻るよ!…また来るから!」
蓋を閉める前に999は付け足した。
蓋を閉めた水槽の上の地表部分からエナメルの靴で走っていく音が聞こえる。
人の姿になっても見境なく愛想振り撒いてやがんのな、アイツ。
サイト■■
「いたいた!どこ行って…あれ?999、その上着どうしたの?」
「あ、これ?682に借りてきた!」
「6…えっ?」
(…あ、999に上着のこと聞かれてもオレから借りたって言うなって言うの忘れてた。はぁ…めんどくせぇぞ明日……)
次の日、オレは職員から尋常じゃない質問攻めを喰らった。
SCP-040-jp"ねこですよろしくおねがいします"http://ja.scp-wiki.net/scp-040-jp
SCP-081-jp"永久ひんやり水着"http://ja.scp-wiki.net/scp-081-jp
(999のスク水の正体)